635 / 680
最終章 ~彼らの終着点~
第六百十三話 大罪人 女神アミスside
しおりを挟む
「それで、姉はどうしたんですか?」
「女神アマスは負けたよ、不意打ち+実力の差でな」
当然の結果だ、あの力は世界の理を操作する力、例え緊急時であろうとも本当に危険な事にならない限りは使ってはならないのだ
「そして女神アマスは堕天し、女神アダマスはオラクルの女神となり、佐藤海斗を無許可で自分の世界に転生させたよ」
「…アダマスといい、初代といい、余計な事しかしませんね」
そのせいで自分はその尻拭いをしなければならなくなったのだ、不愉快しかない
姉ももう少しまともに働いてくれたらこんな事にはならなかったのだ
「それで?私はどうすれば良いんですか?」
「うむ、実はなお前の姉も相当な事をしてしまったのだ」
「え?」
何をすれば良いのか聞けば、まだやらかした事があり、なんと自分の姉であるアマスも問題を起こしてしまったようだ
「私の姉が何かやらかしたんですか?」
「ああ、数十年前、世界がResetされた事は知っているな?」
「え?…ええ、時間軸における時空の歪みを観測しましたが…まさか」
それを私の姉がやったのか?そう言う風な感じで問うと創造神は頷く
「そうだ、お前の姉女神アマスがその世界で暮らす人間達を殺す為に、そして自分の失態を隠す為に禁忌の力を使ったのだ」
「…何やってんだよ姉さんは…」
「それにより時空の歪みが発生して別世界と融合し、更に他の世界の者達も行き来出来るようになってしまったのだ」
「…なんなんですかそのカオスな状況」
もうツッコミを入れる気力すら抜けていく、初代女神から続く数百年に渡る問題を、その尻拭いを任された、と言う事だ
ため息が止まらないが、それを治める為にも動かないといけないのも事実だ、嫌だけど行くしかない
「そうだな、だが私達が何もしていなかったと言うのはなくてだな、勿論色々とサポートをした」
「サポート?」
「ああ、あの世界に偶々転生していた男とその元恋人、そのメイド、そして女神アマスとアダマスの不祥事で産まれてしまった厄災と暗黒神の片割れ達の記憶を職業を得た時に戻し、その世界を一度救った初代勇者を呼び起こし力を授け、全てが解決したら元の世界に戻しておいた」
「それ全部やってません?」
じゃあなんの尻拭いをしなければならないのだ?まさか不祥事を起こした女神達か?
「いや、お前には当代の勇者、女神アダマスによって連れてこられた佐藤海斗を捌いて欲しい」
「佐藤海斗?」
「そう、その者は時空の歪みによって生じた存在と手を組み本当に危険な状況に陥らせようとした者だ」
「…その人間もクソだったのか…それで他の女神達はどうするんですか?」
自分の役目が佐藤海斗の制裁だと言うのはわかった、なら他の者達はどうするのだ?
「そこは安心してくれ、女神アマスと女神アダマスは女神の座を剥奪、そして閻魔大王に頼んで人間と同じ地獄に堕とした」
「鬼神の夢も同様に感情を封印し、ただの魔族として地獄に堕とした」
「それって佐藤海斗以外皆んな地獄に落として閻魔大王に丸投げですよね?なんで佐藤海斗だけ私に任せるんですか?」
「お前には4代目女神としてオラクルを統治して貰いたい、その為の仕事として、そして建前上の尻拭いをさせるのだ」
長く説明を聞いたが、要するに閻魔大王に全て任せるのも良いが新しく統治をする女神が何もしないのもおかしい為、罪を犯した大罪人を1人自分の考えたやり方で裁け
と言う事だろう
「わかりました、その役目お受けいたします」
「うむ、頼んだぞ?」
そう言った経緯もあって女神アミスは勇者カイトを地獄に連行せずに自分の考えた地獄を作りカイトにそこで自身の罪を償わせる事にしたのだ
——————————————————————
簡単な説明
創造神
今回の出来事を全て知っていた
そしてそれの対処に追われていた
(人間に対して関与してはいけないのだが事が事なので少しだけ助力した)
女神アミス
尻拭いをと言うよりは他の神々から文句を言われないように新たに統治と不祥事の原因の1人を裁かせる
オラクル
初代、2代目、3代目の不祥事で散々な目に遭う
女神達
初代は村八分
アマス、アダマスは死んだ為力を奪い地獄行き
エイト達
記憶を取り戻したり、職業がそこそこ有能だったり、オルゼクスから力を貰えたのは、創造神の助力
(Reset前の力+初代勇者の力にしたかった)
ルクス達
時空の歪みによって来てしまったが、全てが解決してから創造神がそれとなく元に戻した
何回も言うがエイト達は創造神も含めてオラクルに意図的に転生させてない
カイトだけが意図的に転生しただけ
「女神アマスは負けたよ、不意打ち+実力の差でな」
当然の結果だ、あの力は世界の理を操作する力、例え緊急時であろうとも本当に危険な事にならない限りは使ってはならないのだ
「そして女神アマスは堕天し、女神アダマスはオラクルの女神となり、佐藤海斗を無許可で自分の世界に転生させたよ」
「…アダマスといい、初代といい、余計な事しかしませんね」
そのせいで自分はその尻拭いをしなければならなくなったのだ、不愉快しかない
姉ももう少しまともに働いてくれたらこんな事にはならなかったのだ
「それで?私はどうすれば良いんですか?」
「うむ、実はなお前の姉も相当な事をしてしまったのだ」
「え?」
何をすれば良いのか聞けば、まだやらかした事があり、なんと自分の姉であるアマスも問題を起こしてしまったようだ
「私の姉が何かやらかしたんですか?」
「ああ、数十年前、世界がResetされた事は知っているな?」
「え?…ええ、時間軸における時空の歪みを観測しましたが…まさか」
それを私の姉がやったのか?そう言う風な感じで問うと創造神は頷く
「そうだ、お前の姉女神アマスがその世界で暮らす人間達を殺す為に、そして自分の失態を隠す為に禁忌の力を使ったのだ」
「…何やってんだよ姉さんは…」
「それにより時空の歪みが発生して別世界と融合し、更に他の世界の者達も行き来出来るようになってしまったのだ」
「…なんなんですかそのカオスな状況」
もうツッコミを入れる気力すら抜けていく、初代女神から続く数百年に渡る問題を、その尻拭いを任された、と言う事だ
ため息が止まらないが、それを治める為にも動かないといけないのも事実だ、嫌だけど行くしかない
「そうだな、だが私達が何もしていなかったと言うのはなくてだな、勿論色々とサポートをした」
「サポート?」
「ああ、あの世界に偶々転生していた男とその元恋人、そのメイド、そして女神アマスとアダマスの不祥事で産まれてしまった厄災と暗黒神の片割れ達の記憶を職業を得た時に戻し、その世界を一度救った初代勇者を呼び起こし力を授け、全てが解決したら元の世界に戻しておいた」
「それ全部やってません?」
じゃあなんの尻拭いをしなければならないのだ?まさか不祥事を起こした女神達か?
「いや、お前には当代の勇者、女神アダマスによって連れてこられた佐藤海斗を捌いて欲しい」
「佐藤海斗?」
「そう、その者は時空の歪みによって生じた存在と手を組み本当に危険な状況に陥らせようとした者だ」
「…その人間もクソだったのか…それで他の女神達はどうするんですか?」
自分の役目が佐藤海斗の制裁だと言うのはわかった、なら他の者達はどうするのだ?
「そこは安心してくれ、女神アマスと女神アダマスは女神の座を剥奪、そして閻魔大王に頼んで人間と同じ地獄に堕とした」
「鬼神の夢も同様に感情を封印し、ただの魔族として地獄に堕とした」
「それって佐藤海斗以外皆んな地獄に落として閻魔大王に丸投げですよね?なんで佐藤海斗だけ私に任せるんですか?」
「お前には4代目女神としてオラクルを統治して貰いたい、その為の仕事として、そして建前上の尻拭いをさせるのだ」
長く説明を聞いたが、要するに閻魔大王に全て任せるのも良いが新しく統治をする女神が何もしないのもおかしい為、罪を犯した大罪人を1人自分の考えたやり方で裁け
と言う事だろう
「わかりました、その役目お受けいたします」
「うむ、頼んだぞ?」
そう言った経緯もあって女神アミスは勇者カイトを地獄に連行せずに自分の考えた地獄を作りカイトにそこで自身の罪を償わせる事にしたのだ
——————————————————————
簡単な説明
創造神
今回の出来事を全て知っていた
そしてそれの対処に追われていた
(人間に対して関与してはいけないのだが事が事なので少しだけ助力した)
女神アミス
尻拭いをと言うよりは他の神々から文句を言われないように新たに統治と不祥事の原因の1人を裁かせる
オラクル
初代、2代目、3代目の不祥事で散々な目に遭う
女神達
初代は村八分
アマス、アダマスは死んだ為力を奪い地獄行き
エイト達
記憶を取り戻したり、職業がそこそこ有能だったり、オルゼクスから力を貰えたのは、創造神の助力
(Reset前の力+初代勇者の力にしたかった)
ルクス達
時空の歪みによって来てしまったが、全てが解決してから創造神がそれとなく元に戻した
何回も言うがエイト達は創造神も含めてオラクルに意図的に転生させてない
カイトだけが意図的に転生しただけ
0
お気に入りに追加
886
あなたにおすすめの小説
高校デビューを果たした幼馴染みが俺を裏切り、親友に全てを奪われるまで
みっちゃん
恋愛
小さい頃、僕は虐められていた幼馴染みの女の子、サユが好きだった
勇気を持って助けるとサユは僕に懐くようになり、次第に仲が良くなっていった
中学生になったある日、
サユから俺は告白される、俺は勿論OKした、その日から俺達は恋人同士になったんだ
しかし高校生になり彼女が所謂高校生デビューをはたしてから、俺の大切な人は変わっていき
そして
俺は彼女が陽キャグループのリーダーとホテルに向かうの見てしまった、しかも俺といるよりも随分と嬉しそうに…
そんな絶望の中、元いじめっ子のチサトが俺に話しかけてくる
そして俺はチサトと共にサユを忘れ立ち直る為に前を向く
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
冤罪で自殺未遂にまで追いやられた俺が、潔白だと皆が気付くまで
一本橋
恋愛
ある日、密かに想いを寄せていた相手が痴漢にあった。
その犯人は俺だったらしい。
見覚えのない疑惑をかけられ、必死に否定するが周りからの反応は冷たいものだった。
罵倒する者、蔑む者、中には憎悪をたぎらせる者さえいた。
噂はすぐに広まり、あろうことかネットにまで晒されてしまった。
その矛先は家族にまで向き、次第にメチャクチャになっていく。
慕ってくれていた妹すらからも拒絶され、人生に絶望した俺は、自ずと歩道橋へ引き寄せられるのだった──
ダブル魔眼の最強術師 ~前世は散々でしたが、せっかく転生したので今度は最高の人生を目指します!~
雪華慧太
ファンタジー
理不尽なイジメが原因で引きこもっていた俺は、よりにもよって自分の誕生日にあっけなく人生を終えた。魂になった俺は、そこで助けた少女の力で不思議な瞳と前世の記憶を持って異世界に転生する。聖女で超絶美人の母親とエルフの魔法教師! アニメ顔負けの世界の中で今度こそ気楽な学園ライフを送れるかと思いきや、傲慢貴族の息子と戦うことになって……。
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
外れスキル『レベル分配』が覚醒したら無限にレベルが上がるようになったんだが。〜俺を追放してからレベルが上がらなくなったって?知らん〜
純真
ファンタジー
「普通にレベル上げした方が早いじゃない。なんの意味があるのよ」
E級冒険者ヒスイのスキルは、パーティ間でレベルを移動させる『レベル分配』だ。
毎日必死に最弱モンスター【スライム】を倒し続け、自分のレベルをパーティメンバーに分け与えていた。
そんなある日、ヒスイはパーティメンバーに「役立たず」「足でまとい」と罵られ、パーティを追放されてしまう。
しかし、その晩にスキルが覚醒。新たに手に入れたそのスキルは、『元パーティメンバーのレベルが一生上がらなくなる』かわりに『ヒスイは息をするだけでレベルが上がり続ける』というものだった。
そのレベルを新しいパーティメンバーに分け与え、最強のパーティを作ることにしたヒスイ。
『剣聖』や『白夜』と呼ばれるS級冒険者と共に、ヒスイの名は世界中に轟いていく――。
「戯言を。貴様らがいくら成長したところで、私に! ましてや! 魔王様に届くはずがない! 生まれながらの劣等種! それが貴様ら人間だ!」
「――本当にそうか、確かめてやるよ。この俺出来たてホヤホヤの成長をもってな」
これは、『弱き者』が『強き者』になる――ついでに、可愛い女の子と旅をする物語。
※この作品は『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも掲載しております。
家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる