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第8章 因縁と因果 現れし外道
第二百七十二話 違和感の正体
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~リザードマンの解体中~
アリアン「そう言えばエイト」
エイト「ん?」
リザードマンの解体をしている中、アリアンがエイトに質問する
アリアン「結局依頼書の内容の違和感って何だったんだ?」
シルフィ「そう言えば、聞きそびれましたね。」
その理由を聞こうとしたらリザードマンの群れが現れて、話は終わってしまったのだ
ミュウ「結局何だったの?」
エイト「時の如く…なんだけどな?」
それでも理解出来ないのは、主語だけだからだ、内容を言わなければ理解は出来ない
アリアン「長い、分からないから聞いてるんだから早く言え。」
アリアンの言葉には一理ある、エイトは「そうだな」と言って説明する
エイト「リザードマンの討伐は確かにあるかもしれない、けど、こんな所に普通いるか?」
シルフィ「言われてみれば…」
日本のゲームだと森林などに生息するリザードマンもいるが、この世界だと洞窟に住むのが主流だ、つまり、いるのは可笑しいのだ
ミュウ「でも、依頼書に書いてあるって事は、ここにも生息してるって事だよね?」
アリアン「もしくは、何者かが意図的に放ったか」
そしてそれで得しそうな者達は…エイト達の中では一つしかない
エイト「DD…か?」
こんな事をするのはDDの者達しかいない、しかしDDは魔物や人間等の魔力を奪って暗黒神エルガウルを蘇らせる事、リザードマンは格好の獲物の筈
ミュウ「理由がわからないね。」
シルフィ「エイトさんの気のせいと言えば、それだけですけど。」
アリアン「でも、確かに書物でもリザードマンの生息地は洞窟だ、こんな所にいるなんて不思議だな。」
言われてみれば、と言う感じなのだろう、これがドラゴンとかなら皆、理解してくれるだろうが、今回はそうもいかなかった
エイト「だから思うんだ、何か良からぬ事が起きるんじゃあないか?」
ミュウ「良からぬ事?」
靴紐の紐が切れる、黒猫が通る(ただし猫好きは除くbyエイトとミュウ)等の不吉な予兆の様に、何かしらの事を予言しているのではないか?
そう思ってしまうのだ
シルフィ「取り敢えず、解体が終わったら一度街へ戻りましょう、話はそれからです。」
アリアン「だな、何か起きてからじゃないと、今のあたい達は何も対処できないからな。」
警察の様に、事前に防げる犯罪を出世や自身の利益の為にわざと無視して人々を悲しませてから動く様な無能とは違い、
今回は事前に防ぐ為の事前情報も何もないし、そもそも起きるかどうか怪しい事なので、エイト達には何も出来ないのだ
エイト「そうだな、一旦帰ろう。」
ミュウ「うん、でも、何か他にわかったらすぐに言ってよ?」
エイト「ああ、わかった」
そう言うとエイト達はリザードマンの解体を終わらして、街へと向かう
——————————————————————
~一方その頃~
「どうだ?」
「ああ、奴らは僕達には気づいていないみたいだ。」
頭から目元までが帽子の様な物で隠されてよく見えず、服装も黒服で、まるで敵組織の下っ端の様な格好をした者達が望遠鏡らしきものでエイト達を見ている
「索敵魔術もここまで来れば見つからずに済むだろう。」
案の定アリアンの索敵魔術では彼ら…DDの者達を見つける事は出来なかった
ここにいるのは下っ端達だけで約20人がここにいる
「それで、今回はこれだけで良いのか?」
「ああ、あのお方の命令通り、私達はここで敵の動きを見ていれば良い。」
「俺たちじゃ奴らには勝てないからか?」
「ぼく達はあくまでも実験の手伝いだけだからね、余計な事をして戦力を消耗したくないんだよ。」
「面倒な仕事を引き受けてしまったわね、わたし達。」
そんな愚痴を溢しつつ、下っ端達はアリアンの索敵範囲外を保ちながら、随時、仲間に連絡をする
——————————————————————
新しい、パーティの為に
アリアン「そう言えばエイト」
エイト「ん?」
リザードマンの解体をしている中、アリアンがエイトに質問する
アリアン「結局依頼書の内容の違和感って何だったんだ?」
シルフィ「そう言えば、聞きそびれましたね。」
その理由を聞こうとしたらリザードマンの群れが現れて、話は終わってしまったのだ
ミュウ「結局何だったの?」
エイト「時の如く…なんだけどな?」
それでも理解出来ないのは、主語だけだからだ、内容を言わなければ理解は出来ない
アリアン「長い、分からないから聞いてるんだから早く言え。」
アリアンの言葉には一理ある、エイトは「そうだな」と言って説明する
エイト「リザードマンの討伐は確かにあるかもしれない、けど、こんな所に普通いるか?」
シルフィ「言われてみれば…」
日本のゲームだと森林などに生息するリザードマンもいるが、この世界だと洞窟に住むのが主流だ、つまり、いるのは可笑しいのだ
ミュウ「でも、依頼書に書いてあるって事は、ここにも生息してるって事だよね?」
アリアン「もしくは、何者かが意図的に放ったか」
そしてそれで得しそうな者達は…エイト達の中では一つしかない
エイト「DD…か?」
こんな事をするのはDDの者達しかいない、しかしDDは魔物や人間等の魔力を奪って暗黒神エルガウルを蘇らせる事、リザードマンは格好の獲物の筈
ミュウ「理由がわからないね。」
シルフィ「エイトさんの気のせいと言えば、それだけですけど。」
アリアン「でも、確かに書物でもリザードマンの生息地は洞窟だ、こんな所にいるなんて不思議だな。」
言われてみれば、と言う感じなのだろう、これがドラゴンとかなら皆、理解してくれるだろうが、今回はそうもいかなかった
エイト「だから思うんだ、何か良からぬ事が起きるんじゃあないか?」
ミュウ「良からぬ事?」
靴紐の紐が切れる、黒猫が通る(ただし猫好きは除くbyエイトとミュウ)等の不吉な予兆の様に、何かしらの事を予言しているのではないか?
そう思ってしまうのだ
シルフィ「取り敢えず、解体が終わったら一度街へ戻りましょう、話はそれからです。」
アリアン「だな、何か起きてからじゃないと、今のあたい達は何も対処できないからな。」
警察の様に、事前に防げる犯罪を出世や自身の利益の為にわざと無視して人々を悲しませてから動く様な無能とは違い、
今回は事前に防ぐ為の事前情報も何もないし、そもそも起きるかどうか怪しい事なので、エイト達には何も出来ないのだ
エイト「そうだな、一旦帰ろう。」
ミュウ「うん、でも、何か他にわかったらすぐに言ってよ?」
エイト「ああ、わかった」
そう言うとエイト達はリザードマンの解体を終わらして、街へと向かう
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~一方その頃~
「どうだ?」
「ああ、奴らは僕達には気づいていないみたいだ。」
頭から目元までが帽子の様な物で隠されてよく見えず、服装も黒服で、まるで敵組織の下っ端の様な格好をした者達が望遠鏡らしきものでエイト達を見ている
「索敵魔術もここまで来れば見つからずに済むだろう。」
案の定アリアンの索敵魔術では彼ら…DDの者達を見つける事は出来なかった
ここにいるのは下っ端達だけで約20人がここにいる
「それで、今回はこれだけで良いのか?」
「ああ、あのお方の命令通り、私達はここで敵の動きを見ていれば良い。」
「俺たちじゃ奴らには勝てないからか?」
「ぼく達はあくまでも実験の手伝いだけだからね、余計な事をして戦力を消耗したくないんだよ。」
「面倒な仕事を引き受けてしまったわね、わたし達。」
そんな愚痴を溢しつつ、下っ端達はアリアンの索敵範囲外を保ちながら、随時、仲間に連絡をする
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新しい、パーティの為に
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