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第3章 光と「クリチュート教会」

第3章までの登場人物など(ジョセフ監修)

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[人物紹介]

箱崎玄人はこざきくろと(クロード・ハーザキー)】(スマホの色・黒)
 主人公。いろいろと鈍い性格。ウール村が拠点。異世界転移後、ヒカリから魔石を貰い、体内に取り込み同化したことでヒカリの配下となる。配下ではあるが、自由意思で行動ができ、その関係性は同等に近い。魔石と同化しているため種類で言うと人ではなく、魔物になる。
 目の中にカメラ機能がついており、ヒカリ(パソコン)と情報を共有できる。
 喉と耳の組織を改造され、異世界の言葉が翻訳でき、話せるようになった。
ヒカリ、ルージュ、アマリージョの4人でチーム「株式会社エンハンブレ」に所属。
好きな色は黒。
借金総額850万ギリル(通貨価値は円と同等)。
〈能力〉
 ・身体強化(魔石同化の効果によるもの)。腕力はゴリラ以上。脚力は馬以上。
 ・魔素感知(100メートル程度)
 ・言語通訳(喉と耳の魔石同化の効果)
 ・目にカメラ機能(見た映像をヒカリと共有できる)
 ・投影(空中にマップや情報を表示出来るほか、自分の身体に様々なものを投映出来る)
 ・魔法陣を体に投影することで魔法の行使が可能(現在は土魔法、魔素隠蔽魔法)
 ・行使出来る魔法は、「クイックサンド」(大量の砂が出る)、「ストーンスピア」(石の槍を打ち出す)、「ストーンバレット」(砂を固めて石の強度で弾丸を飛ばす)、「フェイスファイヤー」(顔から火が出る)、「アーススピア」(地面から土で出来た槍が飛び出す。発動範囲は約50メートルだが魔素を大量に消費にするため使い所が難しい)。
 〈装備〉
・ヒカリ作成の銃(次元大介モデル)
・ミスリル&ワイバーンの鱗のベスト。

【パソコン(ヒカリ)】
 名前の由来は、希望の光。元々は愛用のノートパソコンで、ブルードラゴンの幼体(ゴキブリと間違える)を殺したことで魔石と同化、魔物となった。魔素を電力に、電力を魔素に変換が可能。魔物としては上位種であり、魔石を作り出せる能力がある(最初の魔石は玄人くろとに使用)。
玄人くろとにだけ、ブラックジョークがきつい。趣味はデータ集めと人間の感情の研究。玄人くろと、ルージュ、アマリージョの4人で作ったチーム「株式会社エンハンブレ」の社長(チームリーダー)を努める。
新しい身体(義体)を製作。遠隔操作をすることで、玄人クロードたちと行動を共にすることが可能になった。義体の身長は140センチ。格好は忍者。詳しい能力は不明。
〈能力〉
 ・身体強化(動けないが、衝撃には強くなった)
 ・魔素感知(半径5~10キロ程度を監視できる、天候や周囲の状況で変化する)
 ・言語通訳(自分で話すことも出来る)
 ・カメラ(玄人くろとの目と共有)  
 ・携帯電話(スマホ)とリンクして同時会話のほか、収納道具としてリュック一個分くらいの荷物を小さくして収納出来る。また、地図表示などデータ共有も出来る。 
・魔法陣の研究をしており、魔法陣を描くことが出来る(実際の行使は玄人くろとに依存) 
配下には、玄人くろと、電力供給のための「ソーラー君」、職人気質のソフビヒーロー9兄弟、土から出来た「ゴーレム君」のほか、あちこちの植物や動物を配下に加えているらしい。
〈義体の装備〉
・ミスリルの刀×2
・ミスリル糸とワイバーンの鱗で作った忍者装束。

【ルージュ・ロズトレッフル】(スマホの色・赤)
 ウール村出身。アマリージョの姉。両親とは幼い頃に死別。父親は既に滅んでしまったロズワルド王国の元国王レナード・ロズトレッフル。母親はハーフエルフ。髪はポニーテールで活発な女の子。意志が強く、笑うと出来るえくぼがチャームポイント。本能に忠実。ちょっとアホだが、憎めない性格。
 「やれば出来る子で、何かが凄い」(アマリージョ談)
現在は、アマリージョと共に玄人くろとの家に居候中。
玄人くろとたちと出会ってから、更に強くなった(原因は玄人くろととヒカリの魔素に常日頃から晒された為だが誰も気づいてはいない)。
ヒカリ、玄人くろと、アマリージョの4人でチーム「株式会社エンハンブレ」に所属。変わった物集めるのが趣味。最近のお気に入りは馬のかぶり物。本人は無意識だがゲフー鳥の鳴き真似において右に出るものはいない。
憧れの女性ランキング1位(ジョセフ調べ)
実は玄人くろとが好き。
好きな色は赤。
〈能力〉
・火魔法が得意だが、剣の腕前がそれを遥かに上回るため使う機会が少ない。
〈装備〉
・流動ミスリルのソード。
・ミスリル&ワイバーンの鱗のベスト。

【アマリージョ・ロズトレッフル】(スマホの色・黄)
 ウール村出身。ルージュの妹で、しっかり者。両親とは幼い頃に死別。父親は既に滅んでしまったロズワルド王国の元国王レナード・ロズトレッフル。母親はハーフエルフ。髪は基本的にツインテール。手足が長い、正統派の美少女。
 なんでもよく出来る優等生。自分では器用貧乏ではないかと気にしている。
 姉のルージュと玄人くろとが好き。
 食べ物大好き。食いしん坊だが、大食いではない。
 「私がいないと何も出来ない」(ルージュ談)
玄人くろとたちと出会ってから、更に強くなった(原因は玄人くろととヒカリの魔素に常日頃から晒された為だが誰も気づいてはいない)。 
 ヒカリ、玄人くろと、ルージュの4人でチーム「株式会社エンハンブレ」に所属。
憧れの女性ランキング2位(ジョセフ調べ)
〈能力〉
・風魔法が得意。
「ウインドアーマー」=体の周囲に薄い風の層を作り、ダメージを軽減するほか、弓などの飛び道具を体から逸らす。
「フォローウインド」=風で物や体を浮かせることで移動の手助けをする。
「ウインドストーム」=風の嵐を巻き起こす。
〈装備〉
・流動ミスリルレイピア
・ミスリル&ワイバーンの鱗のベスト
・ヒカリ作成の魔力増強ペンダント

【ヴェール・アルビコッカ】(スマホの色・緑)
クリチェート教会のシスター。ルージュと同年齢。
身長148センチ。髪は黒髪でストレートロング。丸顔で童顔。趣味は絵画。
世界で3人しか使えないと言われる厄災を封印する神聖魔法を使えるため、聖女と呼ばれている。そのほか、回復魔法など数種類の魔法が使えるが、効果範囲と威力が大きい物しか使えず、すぐに魔素切れになってしまう。本人は燃費が悪いことを気にしているが、それでも多くの人を救いたいと、常に無理をしている。同じ教会の助祭のマリクとは幼なじみ。バーナード司祭は恩人。
ヒカリから貰ったスマホで魔力供給が可能になったため、魔法を使っても魔素が切れる事がなくなった。
〈能力〉
・神聖魔法と回復魔法が得意。
・回復魔法「エリアヒール」=半径5メートル内の生き物を同時に回復させる事出来る。威力も大きく、失った腕も生えると言われているが、実際は拳くらいの細胞を再生するのが精一杯。なお、傷口が完全にふさがってしまった傷は癒やせない。

【ケナ婆】
 ウール村、村長サンノの祖母。自称120歳。いろいろ詳しい。
 玄人クロードを村に住まわせてくれた恩人。

【サンノ村長】
 ウール村村長。とてもいい人。妻のフェリスと長男のジョセフ(5歳)の3人暮らし。ゲフー鳥が大好物。息子・ジョセフの趣味は、独自の視点に基づき色々なものにランキングをつける事。

【ブルーノ】
ウーム村に出入りする商人。村のほか、王都やハンク市などにも店を持つ。
玄人くろとが渡り人だと知り、玄人くろとたちに先行投資をする。現在は玄人くろと達の代理人を務める。
胡散臭い商人ランキング7位(ジョセフ調べ)

【宰相・ゲルド】
・ルージュたち姉妹の父親を暗殺したロズワルド王国・元宰相。国を乗っ取り、インペーラ帝国を建国し帝王となる。現在の生死は不明。帝国は奴隷や魔物を使役して軍隊を作り、近隣諸国と争いばかりする、悪い噂が絶えない国となった。

玄人くろとの家】
村長から貰った家。ルージュとアマリージョと三人で暮らしている。ヒカリの配下のヒーロー9兄弟によって大規模リフォームが行われた。1階には水道、風呂、トイレが新たに設置され、2階には玄人くろとの部屋(改造なし)、ゲスト部屋5部屋(うち2部屋はルージュとアマリージョが使用)、戦闘トレーニングルーム、ヒーロー兄弟の工房、ヒカリのバックアップ用コンピューター室、株式会社エンハンブレの作戦室兼娯楽部屋が設置された。

【クリチュート教会】
世界各国に支部や教会を置く、世界最大の宗教団体。
600年前の邪神復活の際に活躍した神聖魔法使いのクリチュート氏が設立した。
本部は騎士の国・カヴァリエールの首都カヴァリエールにある。
現在でも世界中から神聖魔法使いを集めて来るべき日に備えているが、組織が大きくなりすぎてしまったため、現在では内部の権力争いが絶えない。
序列は、教皇、枢機卿、大司教、司教、司祭、助祭、修道士(シスター)。

【クリチュート騎士団】
クリチュート教会直属の騎士団。基本的に貴族出身者が重装備の騎士。平民出身者は軽装備の従士になる。主な仕事は、教会の重要人物の護衛と教会の守備など。実質的な命令は枢機卿から出されることになっている。団長はジェラルド、副団長はテスター。

【テスター・ピッコラ】
クリチュート騎士団の副団長。ヴェールの婚約者(正式発表はまだ)。
嫌味な性格で、自分が一番でないと気が済まない。
女遊びが激しく、大人しい性格で人助けをするヴェールの事が嫌い。

【ドリット・ピッコラ】
テスターの父親で、クリチュート教会枢機卿。
ヴェールの才能を見抜き、息子の嫁にしようとしている。

【バーナード司祭】
両親がいなかったヴェールを教会の孤児院で引き取り育てたヴェールの恩人。
ヴェールの事は実の娘のように可愛がっており、テスターと結婚することはあまり良く思っていない。クリチュート教会の司祭でありながら、裏で犯罪組織との繋がりもある。

【ジェラルド団長】
クリチュート騎士団の団長。イケメンで性格も良く女性人気も高い反面、人を信じやすく、押しつけ過ぎる正義が時々残念。

【ゲフー鳥】
鳴き声は「ゲフー ゲフー ゲーフフフフフ」。
世界中で高級食材として扱われる鳥で、想像を超えるほど美味しい。
ジョセフの評価は☆5つ。

【馬車】
収納の魔法陣により、見た目よりも多くの荷物が積める。馬も強くて速い。また、渡り人によってサスペンションの技術などが持ち込まれており、高い馬車ほど振動も少なく、乗り心地は良い。タイヤは魔物の革で作った特別製。

【結界】
魔物が住む世界では必須の魔法陣。村には高台の上に設置されている。魔物から見つかりづらくなるほか、弱い魔物は結界内に進入出来なくなる。また、応用として魔法を通さない結界、音を遮断する結界となどが作れる。ウール村の結界はヒカリによって強化されている。

[用語まとめ]
【魔素〈まそ〉】
 大気中にある魔法物質。世界には濃い場所・薄い場所が存在し、濃い場所からは魔石が生成される。
人の体内にも存在し、その量が強さの目安となる。個人個人微妙な違いがあり、専門の道具で読み取ると諮問のように個人を特定することも出来る。

【魔石〈ませき〉】
 魔素が集まって固まった石。魔素が濃い状態が続くと自然に出来るほか、中級・上級の魔物が体内の魔素・周辺の魔素を操作して生成することが出来る。

【魔物(魔石喰)】
 落ちている魔石を食べることで、体内に取り入れると魔石と身体が同化して魔物となる。
 この場合は純粋な魔石と同化するため、元々の特徴が残った魔物になる。
扱いとしては強化された動物というイメージ。例・ウサギが臆病のまま強くなる。

【魔物(怨念融合)】
 魔石が、その周辺にある怨念などの負の感情と結びつき、魔石自体が魔物となる。
魔素の濃い場所ほど生まれやすく、非常に好戦的。例・ネズミの魔物。

【魔物(魔物が生成した魔石と同化)】
 中級・上級の魔物が生成した魔石と同化して作られた魔物。
 魔石を作った魔物の特徴の影響を受けやすい。
 通常の魔物と違い、作り出した魔物の配下となり、命令に忠実に従う。

【眷属】
魔物の上位種。魔石を作り出すことが出来るため、自分の配下を作り出すことが出来る。
厄災と呼ばれる最高位に進化することがある。

【厄災】
魔物最上位種。「貪食たんしょく」「色欲」「強欲」「悲嘆」「憤怒」「虚栄」「睡眠」の7種が存在する。ウール村に現われた魔物は「強欲」の眷属。

【邪神】
眷属が進化するとなると言われている伝説級の魔物。生まれると世界が滅ぶと言われており、600年前に生まれた時は、世界の人口が3分の1以下まで減ったと言われている。
その邪神は神聖魔法使いのクリチュートによって討伐されている。
邪神になるためには、7種の厄災が力の奪い合いをし、他の6種を殺すことで進化出来る。
クリチュートが倒した邪神は、正確には4体吸収の厄災で、邪神の一歩手前の存在だった。

【魔毒素】
 穢れた魔物が持つ毒の一種。
 聖水や魔法で回復出来る。
 玄人くろとの湧き水でも浄化出来た。

【ウール村】
 玄人くろと、ルージュ、アマリージョの拠点の村。
 村長はサンノ。以前は井戸が枯れ気味で、生活が苦しかったが、ヒカリの治水工事のおかげで立ち直った。現在は各家庭に下水道が通り、風呂も毎日入れるようになった。畑の水やりなども自動で管理され、小麦の品種改良を進む異常なまでに発展を遂げた村になっている。また畑仕事がヒカリの配下によって行われ始めたため、食糧事情も改善され、家畜も殖え続けている。住みたい村ランキング1位(ジョセフ調べ)

【湧き水】
 ツヤツヤの木から出る湧き水。浄化効果などがある不思議な水で、とても美味しい。ヒカリが水道工事で、村に水道管を施設したため、村の各家庭で飲まれるようになった。
美味しい名水ランキング1位(ジョセフ調べ)。村長「最近、作物がよく育つ上に、なんとなく老人が元気になってきたような・・・」。

【ツヤツヤの木】
 とてもツヤツヤしている、生命力に溢れた元気な木。玄人クロードに切られても、まだまだ元気。切り株部分は水を吸い続けており、ほぼ浄水器と化す。切った木の上部は、ひそかにルージュが保管している。

【銃】
コレクションアイテムとして高値で取引される。
武器としては剣や魔法の方が上というのが、この世界での考え方。
ヒカリが玄人クロードのために、魔法が打てる銃を製作した。

【うまヅラー】
馬の被り物。パーティーグッズ。被ると馬のように速く走れる。
日本各地の驚安の殿堂で購入できる。

【ブルクハント王国】
玄人くろとの住むウール村がある国で王が治めている。
王都はブルクハント。大きい都市に城塞都市・ハンクがある。
国の形は逆L字型で、インペーラ帝国の南側、東側に位置する。
大まかな位置としては、ウール村はL字の上、ハンク市はL字の曲がり角、王都はハンク市の西、L字下側の中央辺りに位置する。

【インペーラ帝国】
王都ブルクハントより北側、ウール村より西側にある。
広大な土地を活かした農業が盛んだったが、今は見る影も無い。
最近は近隣諸国と争ってばかりで、悪い噂が絶えない。

【獣人の国・ティグリス】
刀の生産地として有名らしい。
場所はインペーラ帝国の西側で山地が多い。

【騎士の国・カヴァリエール】
ブルクハント王国・ウール村より遥か北東に位置する島国。
クリチュート教会の本部がある。
バーナード司祭が非公式にクリチュート教会本部へ旅だった。

【通貨】
1ギリル(鉄貨)、10ギリル(銅貨)、100ギリル(大銅貨)、1000ギリル(銀貨)、1万ギリル(大銀貨)、10万ギリル(金貨・各国共通通貨)、1000万ギリル(白金貨・国家間の規模での取引で使用される共通通貨)。
他国に通貨を持ち込む際は、金貨に換金した上で両国の両替所に申告して持ち込む。最近では商人専門ギルドや、冒険者ギルドが預金から両替の代行をしてくれるため、細かい通貨でも不便無く使いやすくなった。

【冒険者ギルド】
世界の各地にある冒険者のための組織で、各国の制約は受けず中立を保つが、それぞれの国の法律は遵守している。元々は商人たちが作った組織で、自分たちを護衛させる目的で冒険者を募ったのが始まり。運営資金は商人達で作る商人ギルドが出しているため、冒険者ギルドは、商人ギルドと併設される事が多い。
また、冒険者になるためにギルドに登録をすると、一人一人に首からぶら下げるタグが支給され、それが冒険者として身分証となる。
なお、タグには冒険者ランクや個人の情報、主な功績のほか、商人ギルドで使える預金情報なども記録されるが、本人の魔素と反応して初めて使用出来るので、他人のものを盗んでも使用出来ない仕組みになっている。
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