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渚編 バッドエンド
バッドエンド?4(第18話分岐) 画面の向こう
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安全なはずの観光ホテルのベッドの上で、渚とルカは目玉の化け物に見られながら体を重ねていた。
その様子はその目玉を通して全世界へと配信されており、今や視聴者数も一万人を超えている。
美女ふたりが裸で絡み合うその姿は、扇情的でありながらどこか芸術的なものを感じさせていた。
その雰囲気に気おされてかコメントは止まり、時折短い感想が書かれるだけとなっている。
なんか綺麗
エロいけど、ちょっと気が引けてきた
これは抜けないわ
画面の中は完全にふたりの世界になっていて、それを画面越しに見るしかない視聴者たちはただただ見守っていた。
「渚さん……もっと抱きしめてください♡」
「こう?」
渚は向かい合って座った姿勢のまま、ルカの細い体をぎゅっと抱きしめる。
相変わらずの細さに少しの不安を覚えるが、嬉しそうに頬ずりするルカの姿にこちらまで嬉しくなってしまう。
天井から見下ろす目玉に見せつけるようにして、ルカは笑顔でブイっと2本指を立てた。
本当に仲良いんだなふたりとも
男の入る余地が無い
変なコメントしたやつ通報するからな
いつの間にか、視聴者の中にはふたりを見守る保護者のような者が現れていた。
直接的すぎるコメントを自発的にブロックし、ふたりの目に入らないようにする。
そうして邪魔が入らないようにし、ただふたりの様子を見守っていた。
好きだからこそ、ただエロい目で見るだけではなく、何かふたりの役に立ちたい。
出来ることが少ないがゆえの、精一杯の愛の形だった。
また別の形として、この配信に対する応援金額はすでに10万円を超えていた。
これも視聴者たちの自発的な行動であり、少ない愛の形である。
そんな様々な視聴者が見守る中で渚とルカはお互いの唇をついばみ、胸を弄りあっている。
静かな室内にちゅぱちゅぱという水音と小さな喘ぎ声が響く。
それを視聴者たちは息を呑んで見守り、自らの情欲を慰めていた。
ある者はそそり立つ陰茎を手でしごき、ある者は濡れた秘部を指でなぞった。
ふたりの快感が高まるにつれ、画面の向こうの視聴者たちも息を荒らげていく。
その頃にはほとんどコメントも止まり、全員が全員、渚とルカの動向に注目していた。
「このまま……ぷぁ……キスでイきたいです♡」
「いいよ、一緒にイこ……」
ふたりは言葉通り、お互いの舌を絡ませ合いながら、秘部を擦り合わせた状態で絶頂を迎えた。
「あぁぁぁ……♡」
「……っあ♡」
長い、ゾクゾクとするような絶頂感がふたりを包む。
お互いが愛しくて堪らなく、幸せで仕方ない。
その、まるで幸福の象徴のような性行為は、見ていた視聴者たちをも幸せな絶頂へと導いていた。
本来なら徒労感や虚無感を感じるような自慰行為が、こんなに幸せに感じるなんて。
視聴者たちの多くは、なぜかもわからない涙を浮かべていた。
ふたりが絶頂から戻ってくると、不気味な目玉はその数を増やしていた。
部屋の天井角だけでなく、ベッドを水平に映しているものや、ルカの目の前まで降りてきているものもある。
その目玉に向かって、ルカはべっと舌を出した。
舌エッロ
舌ピ可愛い
こんな舌でキスしてたんだ
コメントは途端にルカの舌の事でいっぱいになる。
その様子に嫉妬したのか、渚はルカの頭を掴むと自らの前に抱き寄せて、そのまま上から下へと覆いかぶさるようにしてその口を貪った。
「んっ♡ っ……はぁ……すごっ……いぃ♡」
「みんなに見せつけたルカが悪いんだよ?」
とろとろに溶けたルカの表情と、涼しい顔をして口を拭う渚の姿がアップで映る。
その光景に、視聴者たちは男も女も自然と情欲をかきたてられていた。
渚さんに抱かれたい
いいなぁルカちゃん
本当に気持ちよさそう
渚が近くの目玉を掴み、ぐいっと自分の顔へと近づけた。
「私が興味あるのはルカだけだから」
冷たい顔でそう言い放つ渚に、視聴者の何人かはそれだけで思わず体を震わせた。
凛々しい顔をした渚が男前なセリフを言うだけで、ゾクゾクとしたものが背中を駆け抜ける。
それはルカも同じであり、視聴者を代表するかのように軽い絶頂を迎えていた。
その後もふたりの行為は続いたがとても上品で、お互いを労りあうかのように気持ちのいい所を触りあい、イく時はお互いの顔を見ながら決まって一緒にイっていた。
あそこを舐めたり広げたりせず、お互いの手や足で隠してその快感を味わった。
長く続けているうちに頭も体も溶けきってしまい、ふたりは甘い息を漏らしながら互いの腕の中で休む。
視聴者たちからすればその光景はとても微笑ましく、羨ましく見えた。
その時、突然画面が切り替わる。
そこに映し出されたのは、お互いを求めてひくつく、重なりあった秘部の様子や、抱き合いながら擦り合わせている硬く尖った乳首の様子、耳を舐めあっている舌の様子など、性的な部位がそれぞれズームになった映像だった。
どう撮っているのかはわからないが、その映像は昂ぶった視聴者たちの神経を刺激し、落ち着いていたコメントを過激な方へと導いてしまった。
エロすぎ
もう我慢できないわ
もっと見せて
温かな雰囲気から一変し、コメントは卑猥な、下卑た物で埋め尽くされていく。
それに伴って、目玉の化け物もその力を強めていった。
「あっ……♡ なんで、急に体が……♡」
ルカは体の異変に気がついた。
直接触られている訳でもないのに、あの目玉に見られている部分がじんじんと熱を持っている。
秘部の奥が、乳首が、体の芯から甘い熱が湧き起こり、もどかしさとなって襲いかかる。
体中がむず痒いような、全身へと視線が突き刺さる感覚。
そこへ羞恥心も混ざり、くすぶるような快感はさらにその存在感を高めていく。
背筋にゾクゾクとするような感覚が走り、ルカから正常な思考を奪っていく。
もっと、見られたい。
そう自覚した時、ルカの手は自然と自分の秘部へと伸びていた。
「見たいんですか……? いいですよ……♡」
目玉に向けてその入口を押し広げ、とろとろに蕩けた蜜壺を見せつける。
そこに入る何かを求めて震えるその様子が、画面にははっきりと映し出されていた。
エロっ
綺麗なピンク色だな
女同士なら処女みたいなもんか
ぶちこみたい
コメントが過激になる度、目玉から与えられる視線による刺激が強くなる。
蜜壺へと集中的に与えられるその刺激がルカを絶頂へと導いた。
「あ……あぁぁぁぁぁ♡」
びくびくと体を震わせ、ルカは喘いだ。
空いた片手で自らの乳首をつねりあげ、絶頂をさらに押し上げる。
その蕩けきった表情と淫靡な手付きに、視聴者たちは自ずと絶頂を迎えていた。
絶頂の感覚までもが視線から伝わり、ルカは一身にその刺激を受ける。
その何千人分ともなる絶頂の感覚は、ルカを今まで感じたことの無い大きな絶頂へと導いていた。
そして全く同じタイミングで、渚も絶頂を迎えていた。
渚は体をのけ反らせ、乳首を指で転がしながら自らの蜜壺の奥深くへと指を挿入していた。
その行為が激しければ激しいほど視線から伝わる刺激も強くなり、混ざり合うようにして快感を高めていく。
本来ならルカの体に隠されて見えないはずの部分も、目玉の力によって透視され全てが画面に映されていた。
かき乱される蜜壺の詳細な様子も、桜色の乳首が指に合わせて踊る様子も、徐々に蕩けながら快感に堕ちるその表情も、目玉は全てを凝視している。
渚とルカはお互い抱き合っているような距離にありながら、自らの手と目からの視線によって絶頂を迎え続けた。
「どう……? エロい?」
エロい
エロすぎ
もうヌキすぎて何も出ないよ
散々絶頂を迎えたにも関わらず、渚は自らの蜜壺から指を引き抜いて、糸を引く様子を目玉へと見せつけていた。
挑発的な視線を送り、画面の向こうの視聴者の情欲を刺激する。
「こっちも見て下さい♡」
ルカは片手を頬に添えるように優しく目玉へと添えると、そのまま引き寄せてその表面を舐めた。
ルカの口内と長い舌が画面いっぱいに広がる。
舐められたい
こんな風に舐められたらこっちも蕩けちゃいそう
口ってこんなエロかったのか
口の中いっぱいに快感が広がり、ルカはそれだけで軽い絶頂を迎える。
口中を舐められているような感覚にも似た、頭が真っ白になるような気持ちよさが体を満たす。
ルカはさらなる刺激を求めて、自らの指をしゃぶりだした。
ちゅぱ、ちゅぽっと、卑猥な水音が響き渡る。
その指に男たちは自らの男根を重ね、その行為を想像しながらしごく手を加速させる。
もっと上目遣いで
じっと見てくれると助かる
もっと奥の方まで
ルカはそれに応えるように上目遣いでじっと目玉の方を見ながら、前後する頭を加速させた。
もうイく
あの口で受け止められたら射精止まらないわ
精液でべとべとに汚したい
隠す気もない欲望まみれのコメントがルカの体に突き刺さり、そのコメント通りの感覚となってルカの体を襲う。
ルカは今、架空の男根を喉奥へと押し込まれ、どくどくと熱い精液を注ぎ込まれ、顔中に浴びていた。
「あっは……♡ いっぱい出ましたね♡ でも、君たちに出来るのは想像だけですよ?」
ルカはわざと挑発的な視線を送り、にやりと笑う。
体を襲う感覚も、実体がなければ所詮ただの感覚だ。
ルカちゃん最高
わからせたい
よがらせたい
「それはムリですね、私に触れるのは渚さんだけなので♡」
脳内から聞こえてくるコメントに答え、ルカは渚の方を向く。
するとそれを待っていたかのように、渚の腕がルカの体を抱いた。
目玉たちの目の前で、渚とルカはお互いを高めあった。
熱いキスを交わし、お互いの気持ちいい所を刺激しあい、秘部を重ねて愛しあった。
愛に満ちた、蕩けきった表情が画面いっぱいに映し出される。
本当に気持ちよさそう
羨ましい
俺も気持ちよくなりたい
拷問か?
見ているだけでは決して味わえない、その幸せに満ちた快楽がふたりの表情から伝わってくる。
心の底から愛し合っているからこそ得られるその感覚の片鱗が目玉を通して伝わってきたがために、視聴者たちは虚しさや嫉妬を感じてしまっていた。
その負の感情は性欲へとぶつけられ、視聴者たちが自らを慰めるその手は勢いをさらに増していく。
「ルカ……ルカ……♡」
「渚さん……渚さんっ……♡」
お互いの名前を呼びながらカラダをびくっと震わせて、ふたりは同時に絶頂を迎えた。
それと同時に視聴者たちも絶頂を迎え、精を吐き出していた。
その感覚がふたりにも伝わり、ふたりの体は何千という精液、愛液に濡れていく。
存在しないそれらがふたりの体を汚し、火照らせる。
目を閉じれば確かに感じられる穢れの中で、ふたりはうっとりと目を閉じ手を握った。
「はい、今日はルカがお送りしますー。 今回は渚さんの番なので、どうしたいかコメントしてね」
待ってました
これで明日も生きられる
ルカちゃんこんばんわ!
すっかり定番となった配信に何万人もの視聴者たちが押し寄せる。
今でこそ温かなこのコメントが、あと数分もすれば情欲の嵐となってふたりを襲うだろう。
「じゃあ、コメントの多かった寸止めやっていこっか。 渚さん、覚悟してくださいね♡」
「ルカ、目がマジすぎて怖いんだけど」
「マジですよ? ちゃんとおねだり出来るまでイかせてあげませんから」
もう脱いだ
ティッシュ足りるかな?
ルカちゃんほんと目がマジすぎ
攻めだといきいきしてるよね
徐々にエスカレートするコメントがふたりの体を襲い、火照らせる。
その突き刺さるような視線の群れと情欲が、ふたりの欲求を満たしていた。
その様子はその目玉を通して全世界へと配信されており、今や視聴者数も一万人を超えている。
美女ふたりが裸で絡み合うその姿は、扇情的でありながらどこか芸術的なものを感じさせていた。
その雰囲気に気おされてかコメントは止まり、時折短い感想が書かれるだけとなっている。
なんか綺麗
エロいけど、ちょっと気が引けてきた
これは抜けないわ
画面の中は完全にふたりの世界になっていて、それを画面越しに見るしかない視聴者たちはただただ見守っていた。
「渚さん……もっと抱きしめてください♡」
「こう?」
渚は向かい合って座った姿勢のまま、ルカの細い体をぎゅっと抱きしめる。
相変わらずの細さに少しの不安を覚えるが、嬉しそうに頬ずりするルカの姿にこちらまで嬉しくなってしまう。
天井から見下ろす目玉に見せつけるようにして、ルカは笑顔でブイっと2本指を立てた。
本当に仲良いんだなふたりとも
男の入る余地が無い
変なコメントしたやつ通報するからな
いつの間にか、視聴者の中にはふたりを見守る保護者のような者が現れていた。
直接的すぎるコメントを自発的にブロックし、ふたりの目に入らないようにする。
そうして邪魔が入らないようにし、ただふたりの様子を見守っていた。
好きだからこそ、ただエロい目で見るだけではなく、何かふたりの役に立ちたい。
出来ることが少ないがゆえの、精一杯の愛の形だった。
また別の形として、この配信に対する応援金額はすでに10万円を超えていた。
これも視聴者たちの自発的な行動であり、少ない愛の形である。
そんな様々な視聴者が見守る中で渚とルカはお互いの唇をついばみ、胸を弄りあっている。
静かな室内にちゅぱちゅぱという水音と小さな喘ぎ声が響く。
それを視聴者たちは息を呑んで見守り、自らの情欲を慰めていた。
ある者はそそり立つ陰茎を手でしごき、ある者は濡れた秘部を指でなぞった。
ふたりの快感が高まるにつれ、画面の向こうの視聴者たちも息を荒らげていく。
その頃にはほとんどコメントも止まり、全員が全員、渚とルカの動向に注目していた。
「このまま……ぷぁ……キスでイきたいです♡」
「いいよ、一緒にイこ……」
ふたりは言葉通り、お互いの舌を絡ませ合いながら、秘部を擦り合わせた状態で絶頂を迎えた。
「あぁぁぁ……♡」
「……っあ♡」
長い、ゾクゾクとするような絶頂感がふたりを包む。
お互いが愛しくて堪らなく、幸せで仕方ない。
その、まるで幸福の象徴のような性行為は、見ていた視聴者たちをも幸せな絶頂へと導いていた。
本来なら徒労感や虚無感を感じるような自慰行為が、こんなに幸せに感じるなんて。
視聴者たちの多くは、なぜかもわからない涙を浮かべていた。
ふたりが絶頂から戻ってくると、不気味な目玉はその数を増やしていた。
部屋の天井角だけでなく、ベッドを水平に映しているものや、ルカの目の前まで降りてきているものもある。
その目玉に向かって、ルカはべっと舌を出した。
舌エッロ
舌ピ可愛い
こんな舌でキスしてたんだ
コメントは途端にルカの舌の事でいっぱいになる。
その様子に嫉妬したのか、渚はルカの頭を掴むと自らの前に抱き寄せて、そのまま上から下へと覆いかぶさるようにしてその口を貪った。
「んっ♡ っ……はぁ……すごっ……いぃ♡」
「みんなに見せつけたルカが悪いんだよ?」
とろとろに溶けたルカの表情と、涼しい顔をして口を拭う渚の姿がアップで映る。
その光景に、視聴者たちは男も女も自然と情欲をかきたてられていた。
渚さんに抱かれたい
いいなぁルカちゃん
本当に気持ちよさそう
渚が近くの目玉を掴み、ぐいっと自分の顔へと近づけた。
「私が興味あるのはルカだけだから」
冷たい顔でそう言い放つ渚に、視聴者の何人かはそれだけで思わず体を震わせた。
凛々しい顔をした渚が男前なセリフを言うだけで、ゾクゾクとしたものが背中を駆け抜ける。
それはルカも同じであり、視聴者を代表するかのように軽い絶頂を迎えていた。
その後もふたりの行為は続いたがとても上品で、お互いを労りあうかのように気持ちのいい所を触りあい、イく時はお互いの顔を見ながら決まって一緒にイっていた。
あそこを舐めたり広げたりせず、お互いの手や足で隠してその快感を味わった。
長く続けているうちに頭も体も溶けきってしまい、ふたりは甘い息を漏らしながら互いの腕の中で休む。
視聴者たちからすればその光景はとても微笑ましく、羨ましく見えた。
その時、突然画面が切り替わる。
そこに映し出されたのは、お互いを求めてひくつく、重なりあった秘部の様子や、抱き合いながら擦り合わせている硬く尖った乳首の様子、耳を舐めあっている舌の様子など、性的な部位がそれぞれズームになった映像だった。
どう撮っているのかはわからないが、その映像は昂ぶった視聴者たちの神経を刺激し、落ち着いていたコメントを過激な方へと導いてしまった。
エロすぎ
もう我慢できないわ
もっと見せて
温かな雰囲気から一変し、コメントは卑猥な、下卑た物で埋め尽くされていく。
それに伴って、目玉の化け物もその力を強めていった。
「あっ……♡ なんで、急に体が……♡」
ルカは体の異変に気がついた。
直接触られている訳でもないのに、あの目玉に見られている部分がじんじんと熱を持っている。
秘部の奥が、乳首が、体の芯から甘い熱が湧き起こり、もどかしさとなって襲いかかる。
体中がむず痒いような、全身へと視線が突き刺さる感覚。
そこへ羞恥心も混ざり、くすぶるような快感はさらにその存在感を高めていく。
背筋にゾクゾクとするような感覚が走り、ルカから正常な思考を奪っていく。
もっと、見られたい。
そう自覚した時、ルカの手は自然と自分の秘部へと伸びていた。
「見たいんですか……? いいですよ……♡」
目玉に向けてその入口を押し広げ、とろとろに蕩けた蜜壺を見せつける。
そこに入る何かを求めて震えるその様子が、画面にははっきりと映し出されていた。
エロっ
綺麗なピンク色だな
女同士なら処女みたいなもんか
ぶちこみたい
コメントが過激になる度、目玉から与えられる視線による刺激が強くなる。
蜜壺へと集中的に与えられるその刺激がルカを絶頂へと導いた。
「あ……あぁぁぁぁぁ♡」
びくびくと体を震わせ、ルカは喘いだ。
空いた片手で自らの乳首をつねりあげ、絶頂をさらに押し上げる。
その蕩けきった表情と淫靡な手付きに、視聴者たちは自ずと絶頂を迎えていた。
絶頂の感覚までもが視線から伝わり、ルカは一身にその刺激を受ける。
その何千人分ともなる絶頂の感覚は、ルカを今まで感じたことの無い大きな絶頂へと導いていた。
そして全く同じタイミングで、渚も絶頂を迎えていた。
渚は体をのけ反らせ、乳首を指で転がしながら自らの蜜壺の奥深くへと指を挿入していた。
その行為が激しければ激しいほど視線から伝わる刺激も強くなり、混ざり合うようにして快感を高めていく。
本来ならルカの体に隠されて見えないはずの部分も、目玉の力によって透視され全てが画面に映されていた。
かき乱される蜜壺の詳細な様子も、桜色の乳首が指に合わせて踊る様子も、徐々に蕩けながら快感に堕ちるその表情も、目玉は全てを凝視している。
渚とルカはお互い抱き合っているような距離にありながら、自らの手と目からの視線によって絶頂を迎え続けた。
「どう……? エロい?」
エロい
エロすぎ
もうヌキすぎて何も出ないよ
散々絶頂を迎えたにも関わらず、渚は自らの蜜壺から指を引き抜いて、糸を引く様子を目玉へと見せつけていた。
挑発的な視線を送り、画面の向こうの視聴者の情欲を刺激する。
「こっちも見て下さい♡」
ルカは片手を頬に添えるように優しく目玉へと添えると、そのまま引き寄せてその表面を舐めた。
ルカの口内と長い舌が画面いっぱいに広がる。
舐められたい
こんな風に舐められたらこっちも蕩けちゃいそう
口ってこんなエロかったのか
口の中いっぱいに快感が広がり、ルカはそれだけで軽い絶頂を迎える。
口中を舐められているような感覚にも似た、頭が真っ白になるような気持ちよさが体を満たす。
ルカはさらなる刺激を求めて、自らの指をしゃぶりだした。
ちゅぱ、ちゅぽっと、卑猥な水音が響き渡る。
その指に男たちは自らの男根を重ね、その行為を想像しながらしごく手を加速させる。
もっと上目遣いで
じっと見てくれると助かる
もっと奥の方まで
ルカはそれに応えるように上目遣いでじっと目玉の方を見ながら、前後する頭を加速させた。
もうイく
あの口で受け止められたら射精止まらないわ
精液でべとべとに汚したい
隠す気もない欲望まみれのコメントがルカの体に突き刺さり、そのコメント通りの感覚となってルカの体を襲う。
ルカは今、架空の男根を喉奥へと押し込まれ、どくどくと熱い精液を注ぎ込まれ、顔中に浴びていた。
「あっは……♡ いっぱい出ましたね♡ でも、君たちに出来るのは想像だけですよ?」
ルカはわざと挑発的な視線を送り、にやりと笑う。
体を襲う感覚も、実体がなければ所詮ただの感覚だ。
ルカちゃん最高
わからせたい
よがらせたい
「それはムリですね、私に触れるのは渚さんだけなので♡」
脳内から聞こえてくるコメントに答え、ルカは渚の方を向く。
するとそれを待っていたかのように、渚の腕がルカの体を抱いた。
目玉たちの目の前で、渚とルカはお互いを高めあった。
熱いキスを交わし、お互いの気持ちいい所を刺激しあい、秘部を重ねて愛しあった。
愛に満ちた、蕩けきった表情が画面いっぱいに映し出される。
本当に気持ちよさそう
羨ましい
俺も気持ちよくなりたい
拷問か?
見ているだけでは決して味わえない、その幸せに満ちた快楽がふたりの表情から伝わってくる。
心の底から愛し合っているからこそ得られるその感覚の片鱗が目玉を通して伝わってきたがために、視聴者たちは虚しさや嫉妬を感じてしまっていた。
その負の感情は性欲へとぶつけられ、視聴者たちが自らを慰めるその手は勢いをさらに増していく。
「ルカ……ルカ……♡」
「渚さん……渚さんっ……♡」
お互いの名前を呼びながらカラダをびくっと震わせて、ふたりは同時に絶頂を迎えた。
それと同時に視聴者たちも絶頂を迎え、精を吐き出していた。
その感覚がふたりにも伝わり、ふたりの体は何千という精液、愛液に濡れていく。
存在しないそれらがふたりの体を汚し、火照らせる。
目を閉じれば確かに感じられる穢れの中で、ふたりはうっとりと目を閉じ手を握った。
「はい、今日はルカがお送りしますー。 今回は渚さんの番なので、どうしたいかコメントしてね」
待ってました
これで明日も生きられる
ルカちゃんこんばんわ!
すっかり定番となった配信に何万人もの視聴者たちが押し寄せる。
今でこそ温かなこのコメントが、あと数分もすれば情欲の嵐となってふたりを襲うだろう。
「じゃあ、コメントの多かった寸止めやっていこっか。 渚さん、覚悟してくださいね♡」
「ルカ、目がマジすぎて怖いんだけど」
「マジですよ? ちゃんとおねだり出来るまでイかせてあげませんから」
もう脱いだ
ティッシュ足りるかな?
ルカちゃんほんと目がマジすぎ
攻めだといきいきしてるよね
徐々にエスカレートするコメントがふたりの体を襲い、火照らせる。
その突き刺さるような視線の群れと情欲が、ふたりの欲求を満たしていた。
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