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仲良くなるために
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次の日
「う~ん!今日も天気いいな~♪」
僕は会社への道を歩いていた
毎日会社に向かうためにこの並木通りを通る
それが僕の日課だ
お気に入りの場所だし
静かで、人通りもそこまで多くないし、近くに公園があるし
「・・・いつか・・・家族を持ったらこの公園に来たいな・・・」
いつになるのかわからないけどね・・・w
???「お、おはようございます!」
「!?」
僕は声に驚いて振り向いた
そこには昨日ハンカチを拾ってくれた熊獣人がいた
「あ、おはようございます!」
今日は警察の恰好をしている
「コスプレ・・・ですか?」
熊「え・・・いえ!警察官なんです!」
「あwそうなんですねwすごいですね!かっこいいです!」
コスプレかと思ったw
熊「そ、そうですか?」
なんか嬉しそうな顔をしている
熊沢「俺、『熊沢 翔』(くまざわ かける)と申します!よろしくお願いします!」
「え、あ!僕は『七基 遥斗』(ななき はると)と申します!」
熊沢「!?」
熊沢さんは驚いた顔をした
「な、なにか?」
熊沢「いえ、友達に同じ名前のやつが居まして・・・」
「へ~。偶然ですね!」
熊沢「そいつも人間で俺の職場の先輩と結婚してんですよ!」
「それはおめでたいですね!」
熊沢「はい!子供も二人いますよ!」
「いいですね!羨ましいですね!」
熊沢「そうですね!・・・えっと、遥斗さんは・・・その・・・」
「はい?」
熊沢「・・・運命って信じますか?」
「う、運命ですか?」
熊沢「はい。運命のつがいです」
「どうだろう・・・そういう人がいたらいいなとは思いますが・・・実際に会ってみないとw」
熊沢「・・・そうですよね」
「あ、昔、本で読んだことがあるんですが『人間は運命を感じ難い、オメガなら少し自覚があるが、オメガでない場合は感じることがない』ってw僕はオメガではないので、感じないで終わるかもしれないですねw」
熊沢「では、相手が運命の相手だって言ってきたらどう思いますか?」
「そうですね・・・やっぱり最初は警戒しちゃいますねwいきなり言われても困りますしwあ、でも、言われて嫌な気にはならないかもしれないですねwその言葉が本当ならw」
熊沢「・・・実は、俺・・・」
「あ、やばい!会社に遅れる!じゃあ、僕はこの辺で失礼します!!」
そういうと僕は急いで会社に向かった
遅刻したら確実に怒られる・・・
・・・熊沢視点・・・
「・・・はぁ・・・」
言えなかった・・・
まぁ、いきなり言われても困るよな
そんなことを考えていたら
獅子瓦「おい!熊沢!なにサボってるんだ!」
「せ、先輩!」
獅子瓦「あの人は?」
「・・・運命のつがいです」
獅子瓦「!?告白してたのか!?すまない!」
「ち、違いますよ!ただ話をしてただけです・・・」
獅子瓦「なんだw・・・で?」
「で?って?」
獅子瓦「向こうの反応は?」
「・・・なにも感じないみたいな感じです」
獅子瓦「人間はな~・・・獣人と違って感じ難いらしいからな・・・」
「オメガだったら・・・よかったんですが・・・」
獅子瓦「まぁ、オメガなら少しは身体に変化が起きて気づくらしいしな」
「・・・」
獅子瓦「いきなり告白は無理だろうから、少しずつ仲良くなっていけばいいだろう。そして告白すればいいんだよ!焦らずとも、お前が感じたならいつかは付き合うことになる!」
そういい俺の背中を叩く先輩
「・・・先輩は随分と積極的でしたもんね」
獅子瓦「おう!オメガだってわかってたからな!頭で気づかせるより身体で気づかせた方が早いと思ったからな!」
「・・・恋愛ってどうアプローチしたらいいんですか?」
獅子瓦「そうだな・・・まずは相手に自分を覚えてもらって意識してもらうのがいいんじゃないか?」
「・・・」
獅子瓦「ひとまずは、覚えてはもらえただろう!次は意識させることだなw」
「そうですね・・・」
獅子瓦「ほらほら!仕事の途中だろう!」
そう言われ俺は仕事に向かった・・・
「う~ん!今日も天気いいな~♪」
僕は会社への道を歩いていた
毎日会社に向かうためにこの並木通りを通る
それが僕の日課だ
お気に入りの場所だし
静かで、人通りもそこまで多くないし、近くに公園があるし
「・・・いつか・・・家族を持ったらこの公園に来たいな・・・」
いつになるのかわからないけどね・・・w
???「お、おはようございます!」
「!?」
僕は声に驚いて振り向いた
そこには昨日ハンカチを拾ってくれた熊獣人がいた
「あ、おはようございます!」
今日は警察の恰好をしている
「コスプレ・・・ですか?」
熊「え・・・いえ!警察官なんです!」
「あwそうなんですねwすごいですね!かっこいいです!」
コスプレかと思ったw
熊「そ、そうですか?」
なんか嬉しそうな顔をしている
熊沢「俺、『熊沢 翔』(くまざわ かける)と申します!よろしくお願いします!」
「え、あ!僕は『七基 遥斗』(ななき はると)と申します!」
熊沢「!?」
熊沢さんは驚いた顔をした
「な、なにか?」
熊沢「いえ、友達に同じ名前のやつが居まして・・・」
「へ~。偶然ですね!」
熊沢「そいつも人間で俺の職場の先輩と結婚してんですよ!」
「それはおめでたいですね!」
熊沢「はい!子供も二人いますよ!」
「いいですね!羨ましいですね!」
熊沢「そうですね!・・・えっと、遥斗さんは・・・その・・・」
「はい?」
熊沢「・・・運命って信じますか?」
「う、運命ですか?」
熊沢「はい。運命のつがいです」
「どうだろう・・・そういう人がいたらいいなとは思いますが・・・実際に会ってみないとw」
熊沢「・・・そうですよね」
「あ、昔、本で読んだことがあるんですが『人間は運命を感じ難い、オメガなら少し自覚があるが、オメガでない場合は感じることがない』ってw僕はオメガではないので、感じないで終わるかもしれないですねw」
熊沢「では、相手が運命の相手だって言ってきたらどう思いますか?」
「そうですね・・・やっぱり最初は警戒しちゃいますねwいきなり言われても困りますしwあ、でも、言われて嫌な気にはならないかもしれないですねwその言葉が本当ならw」
熊沢「・・・実は、俺・・・」
「あ、やばい!会社に遅れる!じゃあ、僕はこの辺で失礼します!!」
そういうと僕は急いで会社に向かった
遅刻したら確実に怒られる・・・
・・・熊沢視点・・・
「・・・はぁ・・・」
言えなかった・・・
まぁ、いきなり言われても困るよな
そんなことを考えていたら
獅子瓦「おい!熊沢!なにサボってるんだ!」
「せ、先輩!」
獅子瓦「あの人は?」
「・・・運命のつがいです」
獅子瓦「!?告白してたのか!?すまない!」
「ち、違いますよ!ただ話をしてただけです・・・」
獅子瓦「なんだw・・・で?」
「で?って?」
獅子瓦「向こうの反応は?」
「・・・なにも感じないみたいな感じです」
獅子瓦「人間はな~・・・獣人と違って感じ難いらしいからな・・・」
「オメガだったら・・・よかったんですが・・・」
獅子瓦「まぁ、オメガなら少しは身体に変化が起きて気づくらしいしな」
「・・・」
獅子瓦「いきなり告白は無理だろうから、少しずつ仲良くなっていけばいいだろう。そして告白すればいいんだよ!焦らずとも、お前が感じたならいつかは付き合うことになる!」
そういい俺の背中を叩く先輩
「・・・先輩は随分と積極的でしたもんね」
獅子瓦「おう!オメガだってわかってたからな!頭で気づかせるより身体で気づかせた方が早いと思ったからな!」
「・・・恋愛ってどうアプローチしたらいいんですか?」
獅子瓦「そうだな・・・まずは相手に自分を覚えてもらって意識してもらうのがいいんじゃないか?」
「・・・」
獅子瓦「ひとまずは、覚えてはもらえただろう!次は意識させることだなw」
「そうですね・・・」
獅子瓦「ほらほら!仕事の途中だろう!」
そう言われ俺は仕事に向かった・・・
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