1 / 11
風が涼しい日
しおりを挟む
「涼しいな~快晴快晴♪」
僕は今会社に向かっていた
いつも通る並木道を歩いている
今は春、桜も舞っている
「今日はいいことがありそう♪」
そんなことを想いながら歩いていた
その時
「うわっ!」
強い風が吹いた
僕は目を瞑った
そして
「あ!」
僕のハンカチが飛ばされてしまった
僕はハンカチを追いかけた
そして
「あ・・・」
熊獣人がハンカチを拾ってくれた
熊「どうぞ・・・!?」
「あ、ありがとうございます!」
僕は熊獣人が握っているハンカチを手に取ったが放してくれなかった
「あ、あの・・・」
熊「あ、いえ、すみません」
そういいハンカチを放してくれた
僕は頭を下げてもう一度お礼を言ってその場を離れようとした
熊「あの!」
その声に驚き振り向き
「は、はい?」
熊「あの・・・その・・・今日は天気がいいですね!」
「そ、そうですね!なにかいいことがありそうですね!では、会社がありますので!」
そういい僕は会社に向かって歩き出した
ちょっと不思議に思ったが気にせず会社に向かった
・・・熊沢視点・・・
「いいことがありそう・・・か・・・確かにいいことあったな」
俺は心臓が撃ち抜かれたぐらいの衝撃を受けた
「これが・・・運命の出会い・・・か」
先輩の言っていた通りだ
先輩『出会ったら心臓を撃ち抜かれるぐらいの衝撃があるぞ!』
「その通りだったな」
俺はたまたまこの公園に散歩に来ていた
そして綺麗な並木通りがあったから歩いていた
そしたら・・・
「・・・人間って案外多いんだな・・・」
俺の高校の友達にも人間の友達がいる
今は先輩と結婚して子供も二人いる
その人間はオメガだ
だから色々なことがあった・・・
「まさか、俺の相手も人間とはな・・・」
嫌な気はしない
でも、まさか男が相手だとは思わなかった
今までロクに恋愛して来なかったことを少し後悔した
どうアプローチしていいかわからなかった
だから咄嗟に天気の話をしてしまった
「あの笑顔・・・可愛かったな・・・」
先輩もあいつにいつもこんなことを想っているんだろうな・・・
正直羨ましいと思っていた
恋人ができて、すぐ結婚して・・・
でも、俺はきっとそう言うのとは無縁だと思ってた
でも、違った。
この時が来るまでは。
俺は空を見ながら
「さて・・・どうアプローチしようかな・・・」
またここにくれば会えるだろうか?
会社が・・・って言ってたからまた通るはずだ
その時また話しかけよう
僕は今会社に向かっていた
いつも通る並木道を歩いている
今は春、桜も舞っている
「今日はいいことがありそう♪」
そんなことを想いながら歩いていた
その時
「うわっ!」
強い風が吹いた
僕は目を瞑った
そして
「あ!」
僕のハンカチが飛ばされてしまった
僕はハンカチを追いかけた
そして
「あ・・・」
熊獣人がハンカチを拾ってくれた
熊「どうぞ・・・!?」
「あ、ありがとうございます!」
僕は熊獣人が握っているハンカチを手に取ったが放してくれなかった
「あ、あの・・・」
熊「あ、いえ、すみません」
そういいハンカチを放してくれた
僕は頭を下げてもう一度お礼を言ってその場を離れようとした
熊「あの!」
その声に驚き振り向き
「は、はい?」
熊「あの・・・その・・・今日は天気がいいですね!」
「そ、そうですね!なにかいいことがありそうですね!では、会社がありますので!」
そういい僕は会社に向かって歩き出した
ちょっと不思議に思ったが気にせず会社に向かった
・・・熊沢視点・・・
「いいことがありそう・・・か・・・確かにいいことあったな」
俺は心臓が撃ち抜かれたぐらいの衝撃を受けた
「これが・・・運命の出会い・・・か」
先輩の言っていた通りだ
先輩『出会ったら心臓を撃ち抜かれるぐらいの衝撃があるぞ!』
「その通りだったな」
俺はたまたまこの公園に散歩に来ていた
そして綺麗な並木通りがあったから歩いていた
そしたら・・・
「・・・人間って案外多いんだな・・・」
俺の高校の友達にも人間の友達がいる
今は先輩と結婚して子供も二人いる
その人間はオメガだ
だから色々なことがあった・・・
「まさか、俺の相手も人間とはな・・・」
嫌な気はしない
でも、まさか男が相手だとは思わなかった
今までロクに恋愛して来なかったことを少し後悔した
どうアプローチしていいかわからなかった
だから咄嗟に天気の話をしてしまった
「あの笑顔・・・可愛かったな・・・」
先輩もあいつにいつもこんなことを想っているんだろうな・・・
正直羨ましいと思っていた
恋人ができて、すぐ結婚して・・・
でも、俺はきっとそう言うのとは無縁だと思ってた
でも、違った。
この時が来るまでは。
俺は空を見ながら
「さて・・・どうアプローチしようかな・・・」
またここにくれば会えるだろうか?
会社が・・・って言ってたからまた通るはずだ
その時また話しかけよう
0
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
好きなあいつの嫉妬がすごい
カムカム
BL
新しいクラスで新しい友達ができることを楽しみにしていたが、特に気になる存在がいた。それは幼馴染のランだった。
ランはいつもクールで落ち着いていて、どこか遠くを見ているような眼差しが印象的だった。レンとは対照的に、内向的で多くの人と打ち解けることが少なかった。しかし、レンだけは違った。ランはレンに対してだけ心を開き、笑顔を見せることが多かった。
教室に入ると、運命的にレンとランは隣同士の席になった。レンは心の中でガッツポーズをしながら、ランに話しかけた。
「ラン、おはよう!今年も一緒のクラスだね。」
ランは少し驚いた表情を見せたが、すぐに微笑み返した。「おはよう、レン。そうだね、今年もよろしく。」
初恋はおしまい
佐治尚実
BL
高校生の朝好にとって卒業までの二年間は奇跡に満ちていた。クラスで目立たず、一人の時間を大事にする日々。そんな朝好に、クラスの頂点に君臨する修司の視線が絡んでくるのが不思議でならなかった。人気者の彼の一方的で執拗な気配に朝好の気持ちは高ぶり、ついには卒業式の日に修司を呼び止める所までいく。それも修司に無神経な言葉をぶつけられてショックを受ける。彼への思いを知った朝好は成人式で修司との再会を望んだ。
高校時代の初恋をこじらせた二人が、成人式で再会する話です。珍しく攻めがツンツンしています。
※以前投稿した『初恋はおしまい』を大幅に加筆修正して再投稿しました。現在非公開の『初恋はおしまい』にお気に入りや♡をくださりありがとうございました!こちらを読んでいただけると幸いです。
今作は個人サイト、各投稿サイトにて掲載しています。
消えない思い
樹木緑
BL
オメガバース:僕には忘れられない夏がある。彼が好きだった。ただ、ただ、彼が好きだった。
高校3年生 矢野浩二 α
高校3年生 佐々木裕也 α
高校1年生 赤城要 Ω
赤城要は運命の番である両親に憧れ、両親が出会った高校に入学します。
自分も両親の様に運命の番が欲しいと思っています。
そして高校の入学式で出会った矢野浩二に、淡い感情を抱き始めるようになります。
でもあるきっかけを基に、佐々木裕也と出会います。
彼こそが要の探し続けた運命の番だったのです。
そして3人の運命が絡み合って、それぞれが、それぞれの選択をしていくと言うお話です。
僕のために、忘れていて
ことわ子
BL
男子高校生のリュージは事故に遭い、最近の記憶を無くしてしまった。しかし、無くしたのは最近の記憶で家族や友人のことは覚えており、別段困ることは無いと思っていた。ある一点、全く記憶にない人物、黒咲アキが自分の恋人だと訪ねてくるまでは────
告白ゲームの攻略対象にされたので面倒くさい奴になって嫌われることにした
雨宮里玖
BL
《あらすじ》
昼休みに乃木は、イケメン三人の話に聞き耳を立てていた。そこで「それぞれが最初にぶつかった奴を口説いて告白する。それで一番早く告白オッケーもらえた奴が勝ち」という告白ゲームをする話を聞いた。
その直後、乃木は三人のうちで一番のモテ男・早坂とぶつかってしまった。
その日の放課後から早坂は乃木にぐいぐい近づいてきて——。
早坂(18)モッテモテのイケメン帰国子女。勉強運動なんでもできる。物静か。
乃木(18)普通の高校三年生。
波田野(17)早坂の友人。
蓑島(17)早坂の友人。
石井(18)乃木の友人。
オメガな王子は孕みたい。
紫藤なゆ
BL
産む性オメガであるクリス王子は王家の一員として期待されず、離宮で明るく愉快に暮らしている。
ほとんど同居の獣人ヴィーは護衛と言いつついい仲で、今日も寝起きから一緒である。
王子らしからぬ彼の仕事は町の案内。今回も満足して帰ってもらえるよう全力を尽くすクリス王子だが、急なヒートを妻帯者のアルファに気づかれてしまった。まあそれはそれでしょうがないので抑制剤を飲み、ヴィーには気づかれないよう仕事を続けるクリス王子である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる