空から来た少年

ジャム

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本編

ハワイ旅行・一日目 時差

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白夜「青い海!」

瞳「白い砂浜!」

豹谷父「常夏の香り!」

白夜・瞳・豹谷父「ハワイに到着だ!!」

光「あっち~・・・」

豹谷母「暑いね~・・・」

「死にそう・・・」

白夜たち三人はテンション高く、僕たち三人は暑さに負けている・・・

豹谷父「折角ハワイに来たんだ!この暑さも醍醐味だろう!」

豹谷母「まぁねw」

光「俺はインドア派なんだけど・・・」

瞳「ヒカ兄ちゃん、おじいちゃんみたいw」

光「うるさいな・・・」

「フフフw」

ひとしきり騒いだ後ホテルに向かった
ホテルは有名なところらしく、観光客が多かった

豹谷母「なんか・・・外国に来た気がしないね」

光「外国の人より日本人が多い・・・」

観光シーズンだからなのか、日本人が多い
やっぱり外国の人も獣人なんだ・・・

豹谷父「まぁ仕方ない!チェックインするぞ!」

そういいチェックインを済ませるためホテルのフロントに来た

ホテル従業員「いらっしゃいませ」

白夜「日本語がうまいな・・・」

ホテル従業員「ありがとうございます」

豹谷父「豹谷で予約しています」

ホテル従業員「少々お待ちください・・・。はい!豹谷隼人様ですね!お待ちしておりました!早速お部屋へご案内いたします!」

そういい僕たちは部屋へ案内された

ホテル従業員「こちらとこちらのお部屋になります!」

豹谷母「ん?二部屋?」

豹谷父「ああ!白夜と悠斗くんがそっちで、俺たちがこっち!」

白夜「え?いいの?」

豹谷父「ああwゆっくり過ごせw」

瞳「ハク兄ちゃんだけずるい!」

光「俺も納得いかない」

豹谷父「瞳はまだ小学生だからダメ!光もまだ中学生だろう?」

瞳「む~~~~」

光「俺は大人だよ」

豹谷父「三分の一ぐらいはな!」

そういい二人は部屋に連れていかれた

ホテル従業員「お元気なご家族ですね!」

白夜「アハハwお恥ずかしい・・・」

そして・・・

「うわ~~!!」

部屋に入るととても広く大きな窓からは海が見えた
バルコニーもあり飲み物を飲みながら夜景を楽しむことができそうだ

白夜「ダブルベッドだ!」

そういい白夜はベッドにダイブした

白夜「フカフカ・・・気持ちいい~」

「本当だ!フカフカだ~」

僕はベッドに腰掛けた
その時、腕を引っ張られた

「うわっ!」

白夜「捕まえた~」

僕は白夜の腕の中にいた
白夜の腕は力強く僕を抱きしめる

「どうしたの?」

白夜「抱きしめたくなった!」

そういい更に力が強くなっていく

「は、白夜?苦しい・・・」

白夜「もう少し・・・」

そういい僕の首の匂いを嗅ぎ舐めてきた

「な、舐めないでよ・・・」

白夜「うまそうだからさw」

「食べるのも勘弁してよ!?」

白夜「ハハハw食べないよw・・・いや、夜においしくいただく予定だけどな!w」

チュッ!

僕はキスをされた

白夜「続きは今夜な!」

「う、うんw」

しばらくすると

コンコン!

白夜「は~い!」

『・・・』

白夜「ん?」

ドンドンドンドンドン!

扉がすごい勢いで叩かれる

「な、なに!?」

白夜「きっと瞳だろう・・・」

白夜は扉を開けた

瞳「お邪魔しま~す!うわ~!こっちも広い!」

と、両手を広げ踊っている

白夜「返事したんだから入って来いよ・・・」

瞳「ママが『扉を開けてくれるまで待つこと!』って言ってたんだもん!」

白夜「母さんが?」

瞳「うん!邪魔しちゃいけないからって!」

白夜「邪魔しちゃいけないなら来るなよ・・・」

瞳ちゃんは白夜の文句を気にせずベッドの上でジャンプしていた

瞳「ベッドは同じなんだね!」

白夜「そうなのか?」

瞳「うん!一人用が二つと二人用が一つだよ!それにこのお部屋より広い!」

まぁ、四人が一緒に寝るなら広くないとね
ここはたぶん二人用の部屋だろうし

瞳「あ!パパから伝言!えっと・・・なんだっけ?」

白夜「おいおい・・・」

瞳「聞いてくる!」

そういい部屋を飛び出して行った

「相変わらず元気だね!」

白夜「そうだなw」

そして

コンコン

白夜「はいは~い!」

白夜が扉を開ける
そこには豹谷さんがいた

豹谷父「よう!どうだ?」

白夜「いい部屋だよ!」

豹谷父「そうか!それは良かった!で、この後食事に行くから準備しろよ?」

そういい豹谷さんは出て行った

白夜「食事か!そういえば腹減ったな!」

「時差ぼけに気を付けないとね」

白夜「今向こうは・・・夜か?」

「多分ね」

白夜「じゃあ、夕飯か!」

そして僕たちは食事をするためホテルの食堂に向かった
ここのホテルの食事はバイキング形式らしく、好きなものを好きなだけ食べていいとのことだ

瞳「これと・・・これと・・・これ!」

光「食べれる分だけにしろよ?」

瞳「食べれるもん!」

白夜「よく言うよな~w」

僕も好きなのを取って席に座った

白夜「外国でも白米があるんだな!」

「ね!ビックリだね!」

豹谷母「日本人の観光客が多いからね。食もそれに合わせた物が多いみたいだよ?」

豹谷父「さすが母さん!事前に調べてあるんだな!」

そして・・・

瞳「もう・・・無理・・・」

光「だから言ったのに・・・」

白夜「まだこんなにあるじゃないか・・・」

瞳ちゃんが持ってきた食べ物はまだたくさんあった

豹谷父「瞳・・・今後は食べきれる量だけ持ってくるんだぞ?」

豹谷母「毎回それ言ってるよね・・・」

白夜「とにかくこれを何とかしないと・・・」

そして・・・僕たちはなんとかすべてを食べきった・・・
部屋に戻り・・・

白夜「げ・・・限界・・・」

「ぼ、僕も・・・」

お腹が限界で観光に行ける状態じゃない・・・
一日目だし長旅で疲れてるだろうということで各自部屋で休みことになったけど、それは名目
本当の理由はお腹が苦しいからだ

白夜「腹がいっぱいになって眠くなってきた・・・」

「日本では夜だからね・・・」

白夜「でも、こっちは明るいな・・・」

「そういえば、日本とハワイって約19時間の時差があるんだってよ?」

白夜「そうなのか?」

「うん!それで日本が19時間進んでるから、僕たちは今過去にいるんだよ?」

白夜「マジか!」

そんな話をしていたら僕たちは寝てしまった・・・


・・・豹谷視点・・・
「寝ちまったなw」

遥人「そうだねw」

光と瞳は眠ってしまった

遥人「まぁ、時差の関係で寝ちゃうよねw」

「まぁ、ゆっくりしよう!明日はゆっくり観光したいしな!」

遥人「そうだね!」

そういい俺たちも寝ることにした・・・
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