空から来た少年

ジャム

文字の大きさ
4 / 57
本編

居場所が・・・ない・・・

しおりを挟む
「・・・」

猫?「・・・」

僕はマップを頼りに自宅に向かっている
のだが・・・

「・・・」

猫?「・・・」

なぜか化け猫が僕の後ろをついてくる

「・・・」

話しかけるのは・・・怖い・・・
でも・・・このまま家まで着いて来られたら家族に迷惑が掛かる
いや、迷惑どころじゃない
間違いなくニュース沙汰になる
こんな二足歩行の化け猫・・・
そもそもなんで服を着てるの?
何かの撮影・・・にしてはリアルすぎるし・・・
てか、周りは誰も気にしてないの?
僕は周りを見渡した

「・・・え・・・」

周りを見渡したら、化け物だらけだった
いや、化獣(ばけもの)だ・・・

「な・・・」

いつからここら辺はコスプレ区域になったの!?
どこもかしこも二足歩行をして服を着ている獣ばかりだ

「なにが・・・」

その時

ドンっ!

僕は誰かにぶつかってしまった

「す、すみま・・・っ!?」

ぶつかったのはとても怖い顔の熊の化獣だった
顔には傷があり、すごく怖い・・・

熊?「あぁ?ぶつかっておいてちゃんと謝ることもできねぇのか?」

「あ・・・あ、の・・・」

熊?「あぁ??」

熊の化獣は僕の肩に手を置いてきた
その手を

猫?「まぁまぁまぁまぁ!落ち着きましょうよ!ここは俺が謝りますので!」

熊?「てめぇはなんだ?」

猫?「俺はこいつの友達っす!すんません!こいつ、今、徹夜三日目で前を見てなかっただけなんすよ!だから、勘弁してください!」

と、化け猫は軽く頭を下げた

熊?「み、三日も徹夜してんのか!?・・・しっかり休むんだな。学生だからって無理しすぎるなよ」

そういうと熊の化獣は僕に飴をくれた

「え・・・」

熊?「それ食べて休め!」

笑顔でそういうと横断歩道を渡って行った

「あ・・・ありが・・・」

熊の化獣は僕がお礼を言う前に行ってしまった・・・

猫?「はぁ・・・お前な~・・・ちゃんと前を見ろよ・・・」

「・・・」

僕はひとまず急いで自宅に向かうことにした
こんなこと・・・おかしい・・・
そして自宅に到着・・・したのだが・・・

「え・・・」

目の前には売り出し中の土地しかなかった

「え・・・え・・・家・・・は・・・?」

猫?「どうした?ここら辺になにか用か?」

「ぼ、僕の家が・・・ない・・・」

猫?「家?ここに家なんてないだろう?」

「そんなはず・・・僕はここに・・・住んでるんだ・・・」

猫?「???ここは昔からずっと空き地だぞ?」

昔から?
昔って・・・いつ?

「い、いつから!?」

猫?「!?」

「ねぇ!!いつから!!」

猫?「お、俺が生まれた時からだよ・・・それより前は・・・知らない」

「そんな・・・」

そんなはず・・・そんなはずない・・・

「・・・!今何年!?」

猫?「はぁ?」

「今何年!?」

猫?「今は〇〇年だよ」

「・・・」

西暦は同じ・・・
じゃあ・・・何が・・・?

「・・・」

猫?「お前・・・どこから来たんだよ・・・」

「だから・・・ここから・・・」

猫?「でも、ここに家なんてないだろう?」

「・・・っ」

僕はお母さんに電話した
きっと僕は似たような土地にいるだけだ・・・
きっとそうだ!!

『プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ・・・はい?』

「お母さん!!」

『え・・・?どちら・・・様?』

「え・・・?」

向こうから聞こえる声は・・・お母さん・・・じゃない
知らない人の声だ

「え・・・え・・・?」

『あ、あの・・・どちら様ですか?』

「え・・・その・・・」

『ごめんなさい。もし間違いなら・・・』

「あ!ご、ごめんなさい!間違えました!」

僕は電話を切った

「・・・っ」

今度はお父さんに電話した

『プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ・・・へい』

「もしもし!お父さん!?」

『はぁ?お父さん?俺はまだ結婚してねぇよ!』

「え・・・?」

『ちっ!イタ電かよ・・・』

そういい電話を切られた
僕は番号を確認した

「・・・間違ってない・・・よね?」

番号に間違いはない
でも、相手が違った・・・

「何が・・・起きてるの・・・?」

もうわけがわからなかった
家もない・・・
両親とも連絡がつかない・・・
僕は・・・どうしたらいいの・・・?

「・・・」

猫?「お、おい?大丈夫か?」

「なにが・・・起きてるの・・・?」

僕は膝から崩れ落ちた
どうしたらいいのか・・・わからない・・・

「どうしたら・・・」

猫?「お前、迷子・・・って感じじゃないよな?」

「・・・」

猫?「記憶は・・・あるみたいだし・・・」

「・・・」

猫?「・・・」

化け猫は何かを考えている

猫?「ひとまず俺の家に来い」

「え?」

猫?「ここから近いし、俺の父さんは警察だ。相談してみよう」

「け、警察!!そうだよ!警察に相談すればいいんだ!」

猫?「お、おう。その方がいいだろう。ってことで俺の家に行こうぜ?」

「はい!」

僕は化け猫の後をついていった
そしてしばらく歩くと・・・

猫?「着いたぞ」

「すごい・・・」

そこにはすごく立派な家があった
ここら辺は僕の行動範囲だけど、こんな立派な家は・・・知らない・・・

猫?「ほら。入るぞ」

そういい化け猫は家の扉を開けた
僕は入ることを躊躇した

猫?「ん?どうした?」

「え・・・あの・・・」

これは・・・僕が食料として連れてこられた可能性があるのでは?
猫は一応肉食だし・・・それに・・・目の前にいるのは猫の形をした二足歩行の化獣だし・・・

「あ、あの・・・僕、駅の交番に向かいます」

猫?「え?なんで?」

「あ、その・・・ご迷惑・・・かけますので・・・」

そういい僕は背を向けて駅の方に歩いた

「・・・っ!?」

その時、腕を掴まれた

猫?「どこに行くんだよ・・・」

「え、駅に・・・」

猫?「そっちに駅はないよ・・・」

「え?」

僕の記憶ではこっちにいつも使ってる駅が・・・

猫?「大丈夫か?しっかりしろよ・・・」

「・・・」

猫?「やっぱり父さんに相談しよう。その方がいい」

そういい腕を引かれて家に入ってしまった

猫?「ただいま~」

猫1「お帰り」

猫2「おっかえり~」

猫?「ああ!ただいま!」

出迎えてくれたのは二人?二匹?の化け猫たちだ
毛の色は・・・違うけど・・・

猫1「ん?その人・・・誰?」

猫2「ハク兄ちゃんのお友達?」

猫?「あ、ああ。父さんはいるか?」

猫1「まだ帰ってきてない」

猫2「でも、もう少しで帰ってくるよ!」

猫?「そうか!母さんは?」

猫1「お母さんはご飯の支度してる」

猫2「今日はハンバーグだって!」

猫?「お!ラッキー!・・・じゃなくて・・・ちょっと母さんを呼んでくれるか?」

そういうと化け猫二匹・・・二人?は奥に行ってしまった
しばらくして・・・

人間「白夜?どうしたの?」

奥から人間が現れた

人間「ん?お友達?」

猫?「えっと・・・」

「ひ、人・・・だ・・・」

僕は自分と同じ人間に出会えて涙が出てきた

猫?「!?」

人間「!?だ、大丈夫?」

「うぅ・・・人間に会えた・・・」

人間「一体・・・何が・・・?」

猫?「俺もよくわからないんだ・・・父さんに相談したくて・・・」

人間「お父さんに?・・・まだ帰ってくるまで時間かかるからひとまず上がって?」

そういわれ僕は家に上がった

「うぅ・・・うっ・・・」

猫2「なんでお兄ちゃん泣いてるの?」

猫1「瞳。少しそっとしといてやれ」

猫2「え~なんで~?」

猫1「いいから」

「うぅ・・・」

猫?「・・・ほら」

白い化け猫が僕に飲み物をくれた

「あ、ありが、とう・・・」

白夜「・・・俺、『豹谷 白夜』。こっちが弟の『豹谷 光』。で、こっちが妹の『豹谷 瞳』」

光「・・・どうも」

瞳「えへへ~よろしく!」

「・・・よろしく・・・」

白夜「こいつは『萩野 悠斗』。その・・・なんて説明したらいいのか・・・」

人間「へ~ハルトって言うんだ!僕と一緒だね!」

「え?」

豹谷母「僕も『ハルト』って言うんだ!あ!漢字は?」

「えっと・・・」

僕は漢字を教えた

豹谷母「漢字は違ったねw」

「・・・」

豹谷母「で・・・何があったの?」

白夜「それが・・・」

白い化け猫・・・白夜さんは遥人さんに説明した

豹谷母「空から!?」

光「・・・嘘くさ・・・」

瞳「わ~!どうやって飛んだの?」

光くんは疑ってるみたいだし瞳ちゃんは興味津々・・・
遥人さんは驚いている

「・・・」

その時

猫「帰ったぞ!!」

豹谷母「あ!おかえりなさい!」

白夜「おかえり!」

光「・・・おかえり」

瞳「おっかえり~」

猫「おう!!・・・ん?君は・・・?」

「え、えっと・・・」

白夜「この人は俺の父さん!・・・帰ってきてそうそうで悪いんだけど・・・」

豹谷父「ん?」

白夜さんは猫に話をした

豹谷父「そんなこと・・・まるで・・・」

白夜「心当たりあるのか!?」

豹谷父「・・・確証はない・・・えっと・・・悠斗くん?」

「は、はい」

豹谷父「詳しく聞かせてもらっていいかな?」

「詳しく?」

豹谷父「ああ、もっと詳しく。空から降ってくる前は?」

僕は空から降ってくる前のことを話した
普段の生活
駅まで行ったこと

豹谷父「・・・なるほど・・・」

白夜「獣人が・・・いない?」

「獣人?」

豹谷父「・・・俺たちは獣人なんだ」

「えっと・・・」

豹谷父「・・・君はこっちにきて周りを見たんだろう?」

「はい・・・」

豹谷父「なら俺たち以外の獣にも会っただろう?」

「・・・はい」

豹谷父「それをすべてひっくるめて『獣人』というんだ。もちろん人間もいる。少ないがね」

「・・・」

豹谷父「で、俺たちは豹獣人。一応猫科の獣人だ」

「豹?猫・・・じゃなかったんですね・・・」

白夜「ね!?俺ずっと猫だと思われてたのか!?」

「は、はい・・・」

豹谷母「ハハハwまぁ見たことないならわからないかもねw」

白夜「なんか・・・悲しくなってきた・・・」

瞳「なんでハク兄ちゃんが悲しくなるの?」

光「・・・どうせ、変な妄想でもしてたんだろう」

白夜「違うよ!」

光「どうだか・・・」

豹谷父「・・・君のことを調べてみるよ」

「ほ、本当ですか!?」

豹谷父「ああ。きっと親御さんも心配してるだろう」

そういい豹谷さんは電話をした

白夜「えっと・・・悠斗・・・?」

「は、はい」

白夜「俺は「豹」だからな!?「猫」じゃないからな!?」

瞳「すごい焦ってる~w」

豹谷母「そんな必死に言わなくても・・・」

白夜「う、うるさい!」

「・・・フフっw」

みんなを見ていたら笑いが出てきた

白夜「!笑った・・・」

瞳「かわいい~」

光「・・・うん」

「そ、そんなこと・・・」

瞳「あ!照れてる!」

僕は恥ずかしくなった・・・

豹谷母「これ以上言わないの!お腹は?空いた?」

「は、はい・・・」

豹谷母「じゃあ、一緒に食べよう?」

「はい・・・」

そして僕は食卓に案内された・・・
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

世界を救ったあと、勇者は盗賊に逃げられました

芦田オグリ
BL
「ずっと、ずっと好きだった」 魔王討伐の祝宴の夜。 英雄の一人である《盗賊》ヒューは、一人静かに酒を飲んでいた。そこに現れた《勇者》アレックスに秘めた想いを告げられ、抱き締められてしまう。 酔いと熱に流され、彼と一夜を共にしてしまうが、盗賊の自分は勇者に相応しくないと、ヒューはその腕からそっと抜け出し、逃亡を決意した。 その体は魔族の地で浴び続けた《魔瘴》により、静かに蝕まれていた。 一方アレックスは、世界を救った栄誉を捨て、たった一人の大切な人を追い始める。 これは十年の想いを秘めた勇者パーティーの《勇者》と、病を抱えた《盗賊》の、世界を救ったあとの話。

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

ざこてん〜初期雑魚モンスターに転生した俺は、勇者にテイムしてもらう〜

キノア9g
BL
「俺の血を啜るとは……それほど俺を愛しているのか?」 (いえ、ただの生存戦略です!!) 【元社畜の雑魚モンスター(うさぎ)】×【勘違い独占欲勇者】 生き残るために媚びを売ったら、最強の勇者に溺愛されました。 ブラック企業で過労死した俺が転生したのは、RPGの最弱モンスター『ダーク・ラビット(黒うさぎ)』だった。 のんびり草を食んでいたある日、目の前に現れたのはゲーム最強の勇者・アレクセイ。 「経験値」として狩られる!と焦った俺は、生き残るために咄嗟の機転で彼と『従魔契約』を結ぶことに成功する。 「殺さないでくれ!」という一心で、傷口を舐めて契約しただけなのに……。 「魔物の分際で、俺にこれほど情熱的な求愛をするとは」 なぜか勇者様、俺のことを「自分に惚れ込んでいる健気な相棒」だと盛大に勘違い!? 勘違いされたまま、勇者の膝の上で可愛がられる日々。 捨てられないために必死で「有能なペット」を演じていたら、勇者の魔力を受けすぎて、なんと人間の姿に進化してしまい――!? 「もう使い魔の枠には収まらない。俺のすべてはお前のものだ」 ま、待ってください勇者様、愛が重すぎます! 元社畜の生存本能が生んだ、すれ違いと溺愛の異世界BLファンタジー!

起きたらオメガバースの世界になっていました

さくら優
BL
眞野新はテレビのニュースを見て驚愕する。当たり前のように報道される同性同士の芸能人の結婚。飛び交うα、Ωといった言葉。どうして、なんで急にオメガバースの世界になってしまったのか。 しかもその夜、誘われていた合コンに行くと、そこにいたのは女の子ではなくイケメンαのグループで――。

結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした

BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。 実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。 オメガバースでオメガの立場が低い世界 こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです 強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です 主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です 倫理観もちょっと薄いです というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります ※この主人公は受けです

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

完結・オメガバース・虐げられオメガ側妃が敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン王から溺愛されました

美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!

処理中です...