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少女よ大志を抱け…綿草(わたくさ)ものがたり・8

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マルハの建前「ふふふ、これは内密も内密の話ですよ…」

まるはの本音(君ら、競牛けいぎゅう全島戦決勝出場者、既に千人卒にして行っとるんは絶対にさとられるなよ…普段はチンポしまっとくんやぞ…ええな…)

「ははぁっ…」

マルハの建前「何分にもマドゥラの女たちは今ひとつ慈母寺じぼじが何をするかようわかってはおらぬ模様、そなたら元・戦士にして競牛騎手の助けが是非に必要なのですよ…」

まるはの本音(ええか…君んちの近隣の女連中、近場の慈母寺を訪ねてへん奴がまだまだ多いんや…そいつら犯してもバレんようにしたるさかい、上手いことそのチンポで片端から犯して回るんやぞ…そのためにアシがつかんような専用の服を与えとるんや…)

で、私こと球根詐欺国の王女にして南洋王国暫定二代目女王、しかして痴女皇国・南洋広域行政局暫定二代目局長たるこのマルハレータ、競牛騎手の元・お兄ちゃん改めお姉ちゃんに一体全体何をささやいておるのか。

この競牛騎手、先ほど短齢はやじに型千人卒痴女種化しました。

そして私がいたずらすることで、チンポのムラムラが収まらないように仕込んでいるのです。

理由は、今申し上げました通り、慈母寺へ足を運ばん女どもを、無理からに参詣に来させるため。

で、来させるための策ですが、実はこの地には夜這よばいの風習がありました。

特に優秀な戦士の夜這いは、這って来られた女たちにも栄誉だったようです。

しかも、おあつらえ向きに男尊女卑だんそんじょひの傾向がひっじょーに強いマドゥラの文化。

従来、マドゥラの女たちというのは本当に「おめこのあいて」だったそうです。

そして、ちんぽつっこまれるということはとうぜんこどもできるであり、更に生まれた子の母親役を求められるということ。

いやこれ、欧州の出身のわしとて、こればかりは南洋王国管内の連中を土人とか言ってあざけるのもはばかられる話。

何せ、南欧支部長でスペイン女王のイザベル陛下がまさにその部類、ハプスブルグの血筋でフランス王家からスペインに嫁いだ身です。

女といえば子供を産む道具なのは、イタリア出身で子供ぼんぼん作ったルクレツィア・ボルジア痴女皇国外務局長様…つまりベラ子陛下の実の母親のあの人もそうなのですよねぇ。

(るっきーは死産含めて公式8名非公式11名、ベラちゃん入れたら9名だから…)

(あと1名で公式2桁の大台ですね!)

(求む、るっきーに種付けする男か痴女種)

(あたくしにこれ以上なんか負荷かけるの、やめてくださいませ…ただでもデステ叔母様には相変わらず睨まれまくっておるのに!)

まぁ、イタリアやスペインやフランスのはっちゃけた事情はともかく、私の祖国の球根詐欺国でも事情は似たようなもん。

比較的おぜぜを掛けて育てられる良家の子女ですらこの有様、平民庶民だとどんなもんだったか…。

ええ、カーティカの話では、戦士や牛飼い、そして塩田の持ち主や田畑を複数有する地主の家なんぞ何人家族とか、貧乏人でも子沢山という暑い地方あるあるな状況がここでも…という具合だったそうです。

(なるほど、その意味でも出稼ぎに出す必要が…比丘尼国でも農家とかえらいことになるとは聞いたな…)

(比丘尼国でも事情は類似だ、レーヌじょおう・マルハ…)

あらま。

当地の事情に詳しくなってしまったコープシェフ・ジョスリンから心話が。

(コープシェフが元々おられた時代のフランスはどうだったのですか)

(今でもそうなのが悲しいが、田舎の娯楽というのは少ないのだ…特にあの国はパリに全てが集中するからな…)

(あー、言うてはりましたね、社会主義国家なので特定の王がおらん独裁政治になるて)

(で、本物の王が存在した時代から、文化文明はまずパリありき。そして、女はある意味ではメス扱いとなることが社交の基礎であったのは球根詐欺国と同じだろ?)

(ですねぇ。夜会に舞踏、淑女の嗜みや教養これ全て良家に嫁ぐためでしたから。はっきり言うたらたっかい値札付けて売れるメスになるための訓練ですわあれ、自分もやらされてましたし身も蓋もない話ですけどな。ほほほ)

(まぁ、フランス革命後にその反動が来たり諸々あって女の権利とやらを主張し始め出したのはまだ良いだろう。ちなみに言っとくが、ドーバーの向こうの方へんたいしんしのくにが女の権利を主張する運動は激しかったはずなんだぞ…あっちは嫁売りの制度なんてのもあったろ?)

(ええ。あの無茶苦茶な。まぁ、女の都合で別れるとか言い出せん世の中ですからなぁ、今のこっち痴女皇国世界は)

(で、話を議会制民主主義などの王権王政以降の近代社会に戻すとだ、権利に義務が付随することを忘れ権利だけを主張するとか、挙げ句の果てには世の道理を理解しない者が多数現れてな…連邦世界のパリにあるヴァンセンヌ娯楽館は、正にそうした社会の障壁となった女たちを痴女皇国世界に連行するための基地だと習ったろ?)

ですよねぇ…スマラン港経由でボロブドゥールの地下に送り込まれてる連中の中に、そういうのも、いてましたから。

(まぁ良い。ところで君の子供だが…南洋王家のあれこれが未確定な状況では私の子として育成しろという話が来ている。この子については連邦世界の人物として、オランダ系フランス人という触れ込みで育てたいがいいかな?)

否定する理由はありませんね…。

いわば、ティアラの助命とコープシェフの立場のために産んでもらったような子供ですし、私は単に子種を提供したようなものですから…。

(名前はCuraçea…キュラシアとしようか。君の国の有名なキュラソーから取らせて頂いた)

これも異存、ありません。

とまぁ、出産のために里帰りしているらしいコープシェフしれいかん・ジョスリーヌ黒薔薇騎士団長との内密のお話でしたが、これとて一種の政略結婚めいた子作りの一例です。

実はコープシェフが父親役ですけど、アンヌマリーという子が既にこの世に存在するのですよねぇ。

こちらはロレーヌ公家のマリアンヌ様…つまりマリー先生が母親ということもあって、痴女皇国のエリトエリートかつ白薔薇三銃士の一員として現在は茸島の行政と神学部運営に関わっています。

そして今度生まれてくるの、本当ならわしの子供ですからオラニエ王家の子…即ち球根詐欺国王家の子として育てたいのは山々なれど、これをすると南洋行政局どころか球根詐欺支部や連邦世界のオランダ王家にも関わってくるややこしい話が待ち構えているらしくですね。

で、仕方なしに父親はわかってるけど不詳という状況で、連邦世界のフランスで産まれた子として扱う方が諸々後々有利らしいので、コープシェフに育成を預けることになりました…。

まぁ、わしの私的事情はともかく、目下わたくしめがオモチャにしとるこの元・少年戦士。

なかなかにエエ身体しとんのうというのはともかく、黒薔薇騎士団用制服のオンステメンデチューン仕様とやらを与えております。

(ちなみに今更ですが、わしマルハレータは球根詐欺オランダ王家の人間ですので当たり前ですけど球根詐欺語が第一言語です。コープシェフふらんすじんベラ子陛下いたりあんとかイザベル陛下ふらんすおうじょ第三使用言語すぺいんごのように男性名詞とか女性名詞は存在しまへん。ただ、英語より格段に綴りと実際の発音がちゃいますから注意が必要ですね)

(まためんどくさい言葉の人が増えた…)

(イタリア語と大して変わりまへんがな!)

でまぁ、マドゥラ少年の青唐辛子を味わっておるさいきんはしょたにらしいどはまりのようすの皇帝陛下べらこへいかはともかく、今回の競牛決勝戦に望む上位3名全て同じ処置とされておりまして、各々の実家の近郷近在の女で慈母寺に来てやがらんやつ、片端から名簿にして渡しております。

そして、そいつらの家の最寄りの慈母寺と地域の地頭からは「昨今、管内の女の家に夜這いを仕掛けて犯す不審者がいるので注意をすべし。犯された女で孕まされて困るような場合は最寄りの慈母寺に相談すべし」などと回覧通知を流してもらっております。

で、これの本音。

(マドゥラの連中が元々助平なんは調べがついとる。そこへきて若い女になってもうたわけやし、更には配給してる食料はうちら南洋王国で慈母寺が作ってる飯の食材ばかり、股間の充実を求めてしまうのは間違いない。そこでほんまは慈母寺のチンポ持ち尼僧か偽女種姦官を頼れと言いたいけど、頑固者のマドゥラ族は素直に慈母寺に行かんやろ。そこで競牛の出場選手のうち、成績のええ奴にこっそりチンポ生やしたるから頑張って犯してこい)

で、元々は元気のいい若い男の戦士だったわけですから、股間も元気がいいわけです。

それがいきなり女にされるわでどよんどよんと気持ちが沈んだところに「競牛に出て成績上げたらチンポ生やしてくれるらしいで」とか密かに噂を流されてみればどうなるか。

そして、元々が性欲旺盛で股間元気だった子達です。

ましてや、戦士出身で夜這い経験や夜這いオッケィの知識があったらどうなるか。

ええ、問答無用で女のところに押しかけますね、夜陰に乗じて。

そう…この競牛から得られるものは色々とあるのですが、その恩恵の一つが、これ。

そして人気の競牛騎手ですし、実家の近辺には何人も女がおります。

1回や2回の夜這いで身体が満足するわけもなく、というやつですよ。

で、こいつら競牛騎手には女を犯した後で、これを…とばかりに切手、即ちマドゥラ貨幣への交換券を犯した女相手に渡させています。

(実はおなごになった者、それまでの男の装いが出来ぬであろうと憂えた人がおってな…この切手を慈母寺に持っていけば衣裳代としていくばくかの銭に替えて下さるらしいのじゃ…この辺ならパメカサンの町の服屋、あそこならば町中の大きな慈母寺に行って換金してくれた足で立ち寄れるであろう…)

そう、現金を直接に掴ませていないのです。

この切手、聖母記念銀行窓口機能のある慈母寺に行けば、そこの通貨に換金してくれます。

パメカサンの分院なんて、これ見越して、聖母記念銀行の専用窓口を作らせてますから。

もっともマドゥラでは女体化の際に聖環普及を進めたせいで、怒涛の勢いで社会が到来しつつありますから聖環入金となります。

そして「あー、他にもこの切手持って来る人が多くて現金切らしてんのよ。いい機会だからこれ、付けない?」とやってその場で聖環を装着してしまうわけです。

で、そうなりゃこっちのもん。

元々、うずく1人卒痴女種互換身体にされてしまったマドゥラ人ですから、聖環制御で一気に発情状態となって苦しみ始め、おやおやどうしたことかと尼僧の介抱を受けることになるのです。

で、尼僧か偽女種小僧のちんぽの餌食に。

しかし、これで文句が出ないのか。

少なくとも、最初に女たちを犯した黒装束の痴女種は絶対に文句を言われないでしょう。

なぜならば、こいつらの黒薔薇仕様の限定機能制御版制服は犯す相手に合わせてチンポのサイズまで適切な状態に変化させるわけです。

そして、戦士の家の子や競牛騎手が戯れに夜這いをする風習がついこの間まであった地域。

更には夜這いで女を犯す不届者がおるでという話の真相をですね、マドゥラの民衆の中に忍ばせておる草にですね「実はあれ競牛騎手らしいで。せやけど、わしら前からそういう習わしがあったのに今更夜這いがええとかあかんとか、一体全体何を言うとんねん」と、他所の常識はマドゥラの非常識という話に持って行かせているわけですよ。

そう…チンポ生やした奴や男に戻った奴が夜這い風習を復活させているかの如き噂、行政側の犯罪注意に合わせて流させとるのです。

そうなると、チンポ日照りな女、慈母寺に行かない場合でも夜這いを心待ちにすることになってしまうでしょう。

そして、夜這いをしに行く競牛騎手と同じ服を着た偽女種や痴女種がいざ夜這いしてきても、その目的は達成出来てしまう事になりますよね。

ふふふふふ、わしがこの競牛騎手を犯しとるのも、単に騎手の膣を突いて激励しているわけではなく、腰の重いマドゥラ女を慈母寺に足繁く向かわせるための策動の一環なのですわ…。

いわば欧州で痴女皇国がやっている強姦作戦のマドゥラ版なのですよ…。

でね、重ねて申しますけどね、騎手が夜這いで夜毎に女を犯して回ってる話が広まると、偽女種行かしても尼僧を行かしても匿名覆面装備で夜這い不問の不文律がある社会の需要、ある程度満たした上で慈母寺行きを促進できますよね。

つまりぃ…この騎手を煽って頑張って女を犯して来いよと送り出した後、わし単独で女を犯しに行っても、犯された女は競牛騎手と勘違いしてくれるわけですよ…ええ、黒薔薇の変装機能を使えば、この騎手くんそっくりの外観に化けられますし。

そして、わしはケツの重い女の中でも地頭や代官などの役人や地元有力者や家族を狙ってますねんわ。

なんせ、今、マドゥラの女と来たひには、元がょぅι゛ょだろうが老婆だろうが、全員統一年齢で17歳前後相当の若い女状態。

これも混乱を引き起こしてる原因ではありますが、要は世帯持ちの家に行けば犯す対象は絶対におります。

特にこの元・戦士くんのお家のようなでかい名家なら絶対確実に。

そうですねん。

元・戦士くんときたひにはですね、聖環の名簿を一目見るなり。

(あいつとあいつとあいつはすぐ近くです。早速行って来てよろしいですか)

(うむ…くれぐれも騒がれんようにな…同じ女を何度も犯すんやなしに、1人につき一発で、君のコカンを心待ちにするように仕向けるのや…頼むぞ)

(どこのどなたかは存じませんが、この股間のコカンに賭けても大任を果たして参ります…)と、内心ではチンポふるいまくり突っ込みまくりの展開にウッキウキしながらも礼節正しくわしにお礼を言いよると、そそくさと闇夜に消えて行きよります。

あ、コカンKokangというのはこいつらの言葉で、球根詐欺語でいうPik、つまりチンポですよ。

むろん、向かう先の家では元・戦士くんのチンポが勃起状態なのに反応して、そこの女が穿いた淫蟲下着が自動愛撫を始めます。

このマドゥラで配ってる淫蟲下着、改良版でして、聖環未装着の奴が穿いてても、近くの聖環持ち…それも上位の聖環に優先して反応しますからね。

…んで、がんばれよーと元・戦士くんの勇姿を見送ったこのわし、マルハちゃんはですね。

(よしよし、配った下着、この界隈の女は全員なんだかんだで常用しとるな…これ穿いてくれさえしてたらあとは元・戦士くんも楽にオメコにありつけるやろ…今のわしみたいにな…ぐふふ)

(ひぃっひいっ騎手様のコカンが巨大過ぎて裂ける裂けまするぅっ!)

ええそうです。元・戦士くんがウキウキと女を犯しに向かったお留守の間に、今度はわしが彼の家の女全員を犯しておくという筋書きですわ…こらこら悪党とか言わないように、あんたはティアラか。

(おい)

(やかましい、わしはこいつらに黙ってチンポ握らしたら咥えられるわ寝床に引っ張り込まれるとか納屋とか家の外とかに誘われて股開かれたりケツ向けられたから、慈母宗の僧正精神に則って慈悲と慈愛を施しとるだけやぞ…それを悪党とはなんたる人聞きの悪い…ついでに聖母教会の尼僧でもチンポ求められた際の基本処理は同じやろが…)

(ぐぬぬぬぬぬ)

そうです。

この辺の女、元から女の場合はょぅι゛ょでなければ、オメコしても人様に怒られないならば確実にチンポ見せただけで欲しがりさんになるのです。

いえ…ょぅι゛ょでも基礎知識を刷り込んでますから、サクッとちんぽをいじり回すわ咥えるわ。

おぼこ娘なので手つきはつたないものの、基礎知識を知ってますからね…。

(ふふふ…良いか、わしのコカンは一本きりじゃ…界隈のおなご全てを可愛がる事は出来ぬが、このチンポ…コカンが恋しいならば慈母寺を訪ねて尼僧に悩みを打ち明けるがよい…必ずそちの股ぐらのうずきを治す手立て、授けられようぞ…)

(ああっお言いつけに従いまするっ従いますので何卒もっと激しくっあひぃっ)

(ふふふふふふ…夜這いの習わしではそなたが誰かわしが誰かは絶対に明かせぬが掟…しかるにマドゥラの者が軒並みおなごと成り果てては、元来なれば残されたコカンの数など足らぬが道理よ…)

で、これら一連の作業の行き着く先。

子供が混血児でも構わんからチンポくれと言わすためです。

更には、チンポ求めての海外就職に応募させるため。

なもんで、今後のマドゥラでは絶対必ず人余り女余りになるよう考えて、この夜這い作戦を実施させております。

はっきり申し上げますと、今やってる夜這いの結果…片端から孕みますし孕ませます。

これは黒薔薇服の制御機能だからこそできる話。

元来は女官に備わっている妊娠拒否機能の上位機能となるそうです。

一説によれば欧州の強姦作戦、この機能を使いまくった黒薔薇関係者がいて大問題になる前に転勤したと…。

(げほっげほっ!)

(コープシェフの事とは一言も言ってません!)

まぁ、マドゥラ女を孕ませた場合ですが、困ったどうしようとなった場合は慈母寺で預かればよいのです。

妊娠しなかった事にしてやると持ちかけて、ボロブドゥールの例の装置を使って子供たちをそっくり頂けば良い話なのですから。

そして生まれた子供は牛飼いなり羊飼いなりに、あるいは綿花栽培業に。

いずれにせよ、マドゥラの女は一部の戦士候補以外…いえ、戦士候補であろうと、片端から孕み袋にする予定ですしね…。

あともう一つ、直接には南洋に関係ありませんが、祖国の絡みで関係がある話を。

暗黒大陸の奴隷海岸と言われた辺り、ありますよね。

通路国が植民地を持っていた辺。

あそこらあたりに、ボロブドゥール同様の再生産プラントを置くそうです…しかも日計一万人以上の処理能力を有するものを…。

で、元来ならば暗黒大陸地区本部と協力関係にある南欧支部が運用支援に従事するはずでしたが、過日のポルトガルの一件が尾を引いており、何と球根詐欺支部を介して我が南洋行政局に運用支援依頼が来ております…。

ですので、今、ボロブドゥールではあちらの界隈の支部所属の、肌が浅黒い方々もお越しになっております。

そしてこの装置、管轄的には女官増員が基本運用となりますから厚労局所轄。

青い服の方々もボロブドゥールにお越しになって泊まり込みで研修中なのです…ですから、装置自体はフル稼働させても大丈夫、むしろ研修のためにも処理件数は多めで構わないとも…。

で、元来は偽女種化して最終処分する罪人ですが、灸場きゅうばのグァンタナモ同様に生かして処分やということで、まさに流刑地大陸や暗黒大陸に開拓する綿花農場送りが確定しています。

そして、そう遠くない未来には天竺インドの綿花農場にも…。

天竺てんじくは多分、最終的には独自の再生産処理施設を保有する事になるでしょう…)

(あそこもええ加減広いですからねぇ)

などとやりつつも、界隈の女は片端からずこばこして行きます。

んで翌朝。

「せやからいきなりアポなしでこんな無茶苦茶やってる島にお越しになられたら臣下が困りますねんって…」

「まさかここまで無茶苦茶とは…」

「陛下、わし一応報告書も計画書も上げて内務局長に送ってますねんで…」

(これは押しかけたベラちゃんが悪いってはっきりわかんだね…)

ええ。

反省のために、このパメカサンでもやっとる朝礼、強制参加。

しかも突っ込まれる方で。

(マルハ…あんた、怖いもん、ないの…?)

(やかましいわティアラ…マドゥラの石頭連中を痴女皇国向けに使いやすいようにするためにとわしは必死やねんぞ…、いや、わしだけやないんや…族長やら代官やら地頭やら、まだ話が通じる連中や先が見通せるもんはわしの案に賛同してくれてるんや…わしの肩にはジャワ人茸島人須磨虎人球根詐欺人だけやない、今やマドゥラ族全員の未来も載っとるんやぞ…)

いやティアラ、お前かて灸場やカリブにうかつな口出されたら怒るやろが。

それと一緒やぞ…。

しかもわしの場合、他地域の労働力の生産の話も来てるから他支部のためにも尽力せなあかんのや…今のわしに私人の顔をする時間など、あって無きが如し…自らの性欲すら仕事のために振り向けとるのはわかるやろが…。

それがあるから各支部の資金や人員の支援やら何やらをお預かりしておれるんや…。

(ティアラちゃん…マルハちゃんは本当に真剣にマドゥラ族の活用に全力を注入しています…それは間違いないのです…)

(しかも灸場の方にも影響ある話なのでマルハに逆らうとか歯向かうとか反対するの、今それやろうもんなら他の支部に袋叩きにされますよね…)

(暗黒大陸地区本部が水竜騎士団全員総出で灸場を攻める話になりかねません。やめとく方が無難です…)

(それ以前にあの人らも、仮にわしのやり口が間違っとったら文句言うわい…暗黒大陸の人らも割とアタマ固い部類やからな…お前が接触した時は注意しとけよ…)

そうなのです。

あのなティアラ、わしは了承を取ってやっとるからな…無断で暴走したり、うっかりをやってない点にも着目してくれよ…?

(うううううう)

(ところでベラ子陛下…わしは国土局に対して連邦世界の流刑地大陸における鉄鉱石輸送鉄道の沿線他を視察したいと希望しとります。これには現地の牧場やら綿花栽培地視察希望も含んでおりますが、この中にはわしらが開発を進めた場合の流刑地の未来の一例を見てみたいという要望も含めておりますねや…これは恐らく、わしを乗せたで、あのくそだだっ広い流刑地の上空を飛んで回る話になると思いますねん…)

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2023.8.10追記

まるは「で、この続きですが未成年の方でもお読み頂けるよう、「こんにちわ、マリア」枠に戻るそうです…」
https://ncode.syosetu.com/n6615gx/153/

りええ「私がえらいめにあいます」

てぃあら「わたしもえらいめにあいます」

じーな「えらい目に合わしとうて合わす訳やないんや…」

べらこ「戦闘機に乗るだけでえらい目にあうのです…素人の方々は…」

まるは「そしてオーストラリアとやらにはびこる害獣の話になるそうです」

りええ「ちなみにあそこ、毒のある何かはいっぱいいますけど、恐ろしい猛獣は絶滅したはず…」

他全員「ではとりあえず、あっちでよろしくお願いいたします…」
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