婚約者が突然「悪役令嬢の私は身を引きますので、どうかヒロインと幸せになって下さい」なんて言い出したけれど、絶対に逃がさない

王国の第三王子の僕には、フェリシア・レーンバリという世界一可愛い婚約者がいる。

しかし、フェリシアは突然「私との婚約を破棄していただけませんか」「悪役令嬢の私は身を引きますので、どうかヒロインと幸せになって下さい」なんて言い出した。

彼女の話によると、ここは乙女ゲームの世界で、僕はこれから転校してくるクリスティーナという少女に恋をして、最後にはフェリシアに婚約破棄をつきつけるらしい。

全くわけがわからない。というか僕が好きなのも結婚したいのもフェリシアだけだ。


彼女がこんなことを言いだしたのは、僕が愛情をちゃんと伝えていなかったせいに違いない。反省した僕は彼女の心を取り戻すべく動き出した。


◇表紙画像はノーコピーライトガール様のフリーイラストからお借りしました

◆2021/3/23完結

◆小説家になろうにも掲載しております
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