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33 ソーサリー・厨房で!
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33 ソーサリー・厨房で!
俺は黒い下着姿の女を追いかけた、床に血が垂れている、やはり攻撃はどこかしらに当たってダメージは与てはいる様だ。
血をたどり、女を追い詰めた所は地下の厨房だった、女は壁を背に胸を両手で隠しながら俺を睨んでいた。足元を見たが特に傷を追っている形跡は目視で確認できない? 女が身に付けている下着は全て黒尽くめで足は黒いスットキングに覆われハイヒールも黒を履いていた……腰には黒いガーターベルト、黒いショーツ、ブラジャーは先刻の俺の攻撃で裂けていた事もあり、何処かに落とした様だ、もう一回、注意深く足元を目視したが足のどこにダメージを与えたのかはわからなかった……
とりあえず、さっきと同じ様に足を撃つしかないと思い、射撃体勢にを取ったその時、
《ガッタン》
床が抜けた……
俺は真っ逆さまに落ちていった……
「ほほほ」
上で女の高笑いが聞こえた。
これが狙いだったか!
穴内部の表面は脂ぎって滑り、手足をつっかえに棒の様にしてもブレーキは、ほぼかからずに……
ヒューーーーーーーボヨン!と一回柔らかい物に背がブツカリ跳ね上がり、二日目はドッボン!
落ちたところ緑の水世界だった、周りに髑髏や肋骨、背骨、色々な骨の部位が俺の周りを漂い回っていた、匂いは花の香りで悪くはなかったが、そのうち息が苦しくなってきて、モガいたらブヨブヨした壁の様な感触を手の平が捉えた、俺は柄を絞りドラゴンの鱗を削った時の様にリザートスレイヤーに備わっているノコ刃を起動させ、そのブヨブヨした壁に刃を押し付けた《ブリブリッブッチン!》と何か弾けた音がし、俺は周りの緑色の液体と一緒に何処かに押し流された感じがした、自分の身に何がおきているのかがわからなかった……
……俺は苦しさの余り、目を覚ました、周りを見渡したら、そこは灰色のブロック壁の高さ五メートルくらいの半円トンネルで足元は足首が浸かるくらいのドブ川だった、俺はどうやらそのドブ川に顔を漬ける体勢で気絶していた様だ、近くに女の気配は感じない、先の方に丸い光が見える、俺はその光に取り敢えずは、向う事にした……
その丸い光に近ずくにつれて天井も、だんだん低くなってきた、そして……
その光の正体を知った事で今、自分のいる所が何処なのかを知る事ができた……
どうやら俺の落ちた所は城の地下に造られた排水施設で、目の前の丸い出口の先は宙で、俺が目指した穴は人口的に断崖絶壁に開けた排水口だった、勿論そこから先に足を踏み出したら、海に真っ逆さまで命はまず無いと思われる。
横を見たら絶壁に沿って、サビで崩れ落ちたと思われ階段がこちらに向かって途中迄伸びていた、昔はその階段がここまで伸びており、その階段を使い、外と行き来できた様に思われる。
現在は距離的にも飛び移るのは不可能だ……
ここ以外に出入り口がなければ閉じ込められたに等しい、ヤバい……
俺は溜め息を付いた、もうすぐ日も落ちる……
どうするよ……[34へ続く]
俺は黒い下着姿の女を追いかけた、床に血が垂れている、やはり攻撃はどこかしらに当たってダメージは与てはいる様だ。
血をたどり、女を追い詰めた所は地下の厨房だった、女は壁を背に胸を両手で隠しながら俺を睨んでいた。足元を見たが特に傷を追っている形跡は目視で確認できない? 女が身に付けている下着は全て黒尽くめで足は黒いスットキングに覆われハイヒールも黒を履いていた……腰には黒いガーターベルト、黒いショーツ、ブラジャーは先刻の俺の攻撃で裂けていた事もあり、何処かに落とした様だ、もう一回、注意深く足元を目視したが足のどこにダメージを与えたのかはわからなかった……
とりあえず、さっきと同じ様に足を撃つしかないと思い、射撃体勢にを取ったその時、
《ガッタン》
床が抜けた……
俺は真っ逆さまに落ちていった……
「ほほほ」
上で女の高笑いが聞こえた。
これが狙いだったか!
穴内部の表面は脂ぎって滑り、手足をつっかえに棒の様にしてもブレーキは、ほぼかからずに……
ヒューーーーーーーボヨン!と一回柔らかい物に背がブツカリ跳ね上がり、二日目はドッボン!
落ちたところ緑の水世界だった、周りに髑髏や肋骨、背骨、色々な骨の部位が俺の周りを漂い回っていた、匂いは花の香りで悪くはなかったが、そのうち息が苦しくなってきて、モガいたらブヨブヨした壁の様な感触を手の平が捉えた、俺は柄を絞りドラゴンの鱗を削った時の様にリザートスレイヤーに備わっているノコ刃を起動させ、そのブヨブヨした壁に刃を押し付けた《ブリブリッブッチン!》と何か弾けた音がし、俺は周りの緑色の液体と一緒に何処かに押し流された感じがした、自分の身に何がおきているのかがわからなかった……
……俺は苦しさの余り、目を覚ました、周りを見渡したら、そこは灰色のブロック壁の高さ五メートルくらいの半円トンネルで足元は足首が浸かるくらいのドブ川だった、俺はどうやらそのドブ川に顔を漬ける体勢で気絶していた様だ、近くに女の気配は感じない、先の方に丸い光が見える、俺はその光に取り敢えずは、向う事にした……
その丸い光に近ずくにつれて天井も、だんだん低くなってきた、そして……
その光の正体を知った事で今、自分のいる所が何処なのかを知る事ができた……
どうやら俺の落ちた所は城の地下に造られた排水施設で、目の前の丸い出口の先は宙で、俺が目指した穴は人口的に断崖絶壁に開けた排水口だった、勿論そこから先に足を踏み出したら、海に真っ逆さまで命はまず無いと思われる。
横を見たら絶壁に沿って、サビで崩れ落ちたと思われ階段がこちらに向かって途中迄伸びていた、昔はその階段がここまで伸びており、その階段を使い、外と行き来できた様に思われる。
現在は距離的にも飛び移るのは不可能だ……
ここ以外に出入り口がなければ閉じ込められたに等しい、ヤバい……
俺は溜め息を付いた、もうすぐ日も落ちる……
どうするよ……[34へ続く]
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