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終わりの日
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最初はただのクラスメイトだった。
特に接点はなく、属するグループも違った。だからこそ、彼女は気兼ねなく話せたのかもしれない。
薄緑のワンピースの裾をはためかせながら、彼女は半身で振り返り、
「それじゃあ、さよなら」
と笑う。悔いがないとでもいうような、晴れやかな笑顔だった。
赤いハチマキをはためかせる姿が見えた気がしたが、今の彼女はそれを付けていない。付けていたのはほんの数日前だ。
体育祭の応援団として味方を鼓舞していた甘瀬夏呼は、この夏から、長い長い眠りについてしまう。
それが彼女に課せられた運命なのだと、彼女は残念そうに、だが微笑みながら言った。
それが最初は腹立たしかったが、今ではもう、そんなふうには思えなかった。
返事を待つ彼女に、おれは──……。
特に接点はなく、属するグループも違った。だからこそ、彼女は気兼ねなく話せたのかもしれない。
薄緑のワンピースの裾をはためかせながら、彼女は半身で振り返り、
「それじゃあ、さよなら」
と笑う。悔いがないとでもいうような、晴れやかな笑顔だった。
赤いハチマキをはためかせる姿が見えた気がしたが、今の彼女はそれを付けていない。付けていたのはほんの数日前だ。
体育祭の応援団として味方を鼓舞していた甘瀬夏呼は、この夏から、長い長い眠りについてしまう。
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