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第七部 これからの日常、異世界の日常
異世界の章・その16 民放初がいっぱい
しおりを挟む「皆さんこんばんは。高橋冬華です。私が今、どこにいるのかわかりますかぁ~」
CM明けの挨拶。
カメラは大通公園上空を撮影している。やがてカメラが冬華を映し出した時、テレビの前の人々は絶句した。
空飛ぶ絨毯の上で看板アナウンサーの高橋冬華が中継をしていたのである。
「今、世間を騒がしている異世界からのお客様、カナン魔道連邦の異世界ギルドからギルドマスターであるマチュアさんと、異世界最強の剣聖ストームさんがインタビューに答えてくれました」
横でのんびりとしているマチュアが映し出される。
今まではちらっとしか写っておらず、国会での中継以外は一切報道の前に出なかった異世界人が、まさか空飛ぶ絨毯の上でインタビューを受けているとほ思わなかったたであろう。
「ようこそ北海道へ。私もまさか魔法の道具に乗れるとは思いませんでした。今日は札幌にどの様なご用件でやって来たのですか?」
マイクが向けられてマチュアは少し考える。
「観光ですね。今日は私たちの世界の剣聖と呼ばれているストーム卿とやってきました」
カメラがこんどはストームを映す。
「いくつか質問よろしいですか?boyaitterで質問を受け付けているので」
あ~。
ツイッターの事か。
ボヤイターって、製作者は日本人かと疑ってしまう。
「ああ、構わないが」
「では。マチュアさんに質問ですが、魔法を見せて欲しいと言うことですが」
――ボウッ
掌に焔を生み出すマチュア。
「魔法って詠唱とか触媒とか必要ないのですか?」
「必要よ。私のは無詠唱っていう上位発動。秘薬は腰のバックに入っているわよ」
腰に下げておいたバックから秘薬をいくつか取り出してみせる。
「ほうほう。いろんな種類があるのですね。と、こっちはストームさんの質問というかお願いですね。武器を抜いて構えて欲しいと?」
その頼みにストームはゆっくりとたちあがると、腰のミスリルソードを引き抜く。
闘気を流し込んでミスリルソードを輝かせると、ガチャッと身構えた。
「これでいいか?」
「は、はい、ありがとうございます。次の質問もストームさんですね。異世界で冒険者になることはできますか?」
「おいマチュア、これはどうなんだ?」
そうマチュアに話を振ると。
「そうですねぇ。すでに査察団の方の何名かは住民登録である|魂の護符(プレート》も発行していますし、冒険者登録も終えていますよ?」
両手に|魂の護符(プレート》と冒険者ギルドカードを生み出してみせるマチュア。
「異世界には誰でも行けるのですか?という質問もありますが」
「今はまだ外交使節団とギルド職員、異世界政策局員しか自由に出入りできません。私たちの受け入れ準備はまもなく完了しますので、あとはこちらの法整備が整えばと言うことですね」
一つ一つの答えにウンウンと頷いている十六夜。
先程三笠部長から、あまり内情に触れなければ良いと連絡を受けたので、それの見極めをしているところであった。
「えーっと、この質問というかお願いは大丈夫でしょうか?視聴者にプレゼントとして異世界に行ける権利が欲しいと‥‥」
その問い合わせには、ちらっと十六夜を見る。
彼女もスマホでダイレクトに三笠の指示を受けているようだが。
指でオーケーサインを出したので。
「では。5名の方を招待しますわ。公平を期すために、応募方法などはお任せしますが抽選は私が行います。それで宜しいですか?」
画面の向こうから絶叫が聞こえてきそうである。
「ま、まさかここですぐに返事を貰えるとは思いませんでした。私も応募しますので」
おいアナウンサー。
仕事しろ。
「ストームさんとお手合わせをしたいという申し込みもありますが、これについては?」
「この世界の剣術はわからないが、俺でよかったら相手はする。そういう場所があるのか?」
「そうですねぇ。剣道場は市内にもありますが」
「では、その中から適当な場所にそのうち伺うとしようか」
だんだんとストームもノリノリになってきた。
その後は他愛のない質問が続き、最後のお願いがやってきた。
「また取材を受け付けてくれますか?」
敢えてストームに問いかけるアナウンサー。
どうやらストームはこの世界に来たことがないのを理解したらしい。
「そうだなぁ。この場では返事できないが、この放送局は気に入ったぞ。直接局に行っても良いとおもうぞ」
十六夜が頭を縦に振っている。
三笠からの話に頭を下げているだけなのだが、取材オッケーと勘違いしたらしい。
「では後日改めてということで。本日は有難うございました。それではスタジオに返します」
フッとカメラの放送ランプが消える。
「あ、ありがとうございました」
思いっきり頭を下げる冬華。
「別に構わないわよ。あの場で勇気を振り絞って手を挙げた貴方にご褒美よ。えーっと藤村さんでしたか?」
となりの絨毯でスタッフに指示をしている藤村ディレクターに声をかける。
「はい、何かありましたか?」
「この子、異世界担当にしてくださるかしら? ならHTNとはお付き合いも考えますわ」
「二つ返事でオッケーです」
このノリは、マチュアのいた地球の藤村ディレクターと一緒だと、しみじみ思った。
「では本日はありがとうございました。後日改めて、企画書なども用意しますので」
「企画書?あ、そうね。そういうのも必要なのね」
藤村ディレクターの言う企画書は『水曜どうだろう?』。
マチュアが思ったのは『夕方トクオシ』の企画書。
この意識の違いが、後日とんでもないことになるのである。
やがて絨毯はゆっくりと地上に降りる。
すでに警官たちが集まってバリケードを作っていた。
その中でHTNのスタッフは絨毯から降りると、もう一度挨拶をしてその場から立ち去って行った。
「さて、ストームさんや、どうするね?」
「十六夜さん、俺はススキノとやらで飯が食べたいのだが」
いい加減に空腹状態マックス。
「そうですねぇ。まずススキノまで向かいますか」
近くの警官に話をする十六夜。
そして許可を取ると、マチュアは絨毯から飛び降りた。
「十六夜さんはストームのに乗って。私はこれで向かうわ」
これ見よがしに空間から魔法の箒を取り出すと、そこに外交団ナンバーを固定する。
それに横坐りすると、マチュアもストームの横にフワッと飛ぶ。
――ウワァァァァァ
「魔女便だあ‼︎」
「空飛ぶ箒だ、本当の魔法使いだ」
「空飛んでるぞ、本当だ」
「ロリッ子じゃないのが残念だ!」
さまざまな声が届く。
「ムッ‥‥ストーム、とっとと行くよ」
「ハイエルフのロリッコはないだろうなぁ‥‥はいはい。方角はどっちで?」
「ここから南へ真っ直ぐです。警察の誘導は」
「いらない。ここの連中は全部撒くから」
その言葉でマチュアもストームも上昇する。
そして一気にススキノを越えて向こうの大きい公園へと飛んで行った。
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
少し前。
赤レンガ庁舎二階では、次々と電話が殺到していた。
全てがマチュア達に対しての取材申し込みの電話である。
「あ、赤城さん、突然何があったのでしょう?」
「わかりませんよぉ~。はい異世界政策局です。ええ、現在取材の申し込みは受け付けていません‥‥え、テレビですか?」
赤城が頭を捻ると、待合ロビーに置いてあるテレビにマチュアとストームが映った。
赤城の後ろの席では三笠が電話で十六夜に指示を飛ばしているため対応不可能。
「あんのアホどもがあ。何をしているんですか」
そう叫びながら、ツヴァイが頭を抱えた。
――ガチャッ
「はい異世界政策局です。現在取材は全てお断りしています。HTNの取材許可のことですか?さあ?私は知りませんねぇ」
「いえ、民放テレビ局にも全てお断りしています。HTNですか?あれはテストケースですね。今後どうなるかは検討中ですので」
「北海新聞社?取材はお断りしたはずですが。はぁ、無理ですね」
職員がそんな対応していると。
赤城とツヴァイの元に書面が流れてきた。
新しい対応マニュアルらしい。
「はい、取材でしたら、後日カナン大使館を通じてお願いします。今後は全てそちらが対応しますので。連絡先は後日各報道にFAXにて送付させて頂きます。それまでは取材の申請はすべてお断りしていますので」
この対応の直後、勤務時間が終了した。
急ぎ新しい対応コールを設定すると、緊急回線以外は全て留守電コールに切り替わった。
「はいお疲れ様。まさかこんな事になるとはねぇ」
三笠も笑いながら手を叩いている。
「散歩先で取材に応じているとは思いませんよ。申し訳ない」
ツヴァイが三笠に頭を下げるが。
「いやぁ。魔法の絨毯って、本当にあったんだなぁと思いまして」
「そっちですか?」
「報道に捕まる事ぐらいは予測済みですよ。その指示も十六夜さんに出してあります。此処からは取材対応はさっきの指示書で。何度もしつこく言ってくるところは『取材禁止するから教えてください』とマチュアさんからも連絡が来ています」
そう説明すると、全員が帰宅の準備に入る。
「最後に。HTNだけは普通に取り次いで欲しいとの事ですので」
「うわぁ。一社限定ですか。凄いことしますね」
「KHKでなくHTNというところは流石ですねぇ~」
そんな会話をしていると。
「ツヴァイさんはもう帰るのですか?少し遊びに行きませんか?」
「どうせあっちが目立っていますから。ツヴァイさんなら普通に溶け込んでいますからね」
確かに。
異世界ギルド出向員にも制服は貸与されている。
もっとも、ツヴァイは一瞬で換装してしまうので着替えなど必要ないのだが、外に出ることもあるからとこっちの世界の私服も用意したらしい。
――シュンッ
「ではこれで。少しぐらいは羽を伸ばしてもいいですよね?」
「ええ。これ、経費として使ってください。この前の皆さんの装備を整えるのに、かなりお金かかったのでしょう?」
三笠が札束の入っている封筒をツヴァイに手渡す。
「そうですねぇ。マチュア様の話ですと、金貨一枚が大体こっちの一万円ぐらいと聞いてますから」
――ブッ
あちこちから吹き出す声が聞こえる。
「あ、あの、ツヴァイさん、これって?」
「この装備って、ひょっとして」
あちこちで冒険者装備に換装する職員達。
政策局職員が装備に換装するたび、別の課の職員が驚いている。
まあ、それも無理はないか。
「ええ。初期装備で大体五十万円。私たちの世界の冒険者としては中級ランク装備ですよ。さて、せっかくですので制服も腕輪に登録しましょうか。洗濯にも出せますから安心して登録しましょう?」
そう説明して更衣室に向かおうとした時。
ロビーが騒ついた。
別の課の職員が『夕方トクオシ』のプレゼントの内容に驚いているのである。
「はぁ?何かあったのですか?」
赤城がそっちに問いかけると。
「異世界招待プレゼントだってさ。申し込まないとね」
「抽選で五名に異世界旅行をプレゼントですって。申し込まないと」
そうあちこちで呟く声がする。
「へぇ。私も申し込もうかな?」
「そうよね。申し込まないと損よね」
――ペシペシ
画面を見て呟く赤城と高畑の後頭部をツッコミハリセンで軽く叩くツヴァイ。
「痛たた。痛くない」
「ツヴァイさん、いきなりなんですか?」
「はぁ~。貴方達はいつでも勝手に行けるでしょう?なんのために異世界渡航旅券があるので‥‥」
ツヴァイの失言。
まだその件は一般公開されていない。
職員が出向で行くことは観光課や史料課の職員も知っている。
だが、自由に行けること、なによりも『異世界渡航旅券』の事など誰も知らない。
「あ、あの~、ツヴァイさん、今のはどういう事でしょうか‥‥」
隣の課の職員がツヴァイの元にやってくる。
「はぁ。先に着替えて来ます。それから説明しますよ」
赤城達も一緒に更衣室に向かうと、今着ている制服をブレスレットに登録する方法を説明する。
そして私服に換装すると、赤城と高畑、吉成の三名もロビーに戻ってきた。
そこで30分間、ツヴァイは延々と他課職員に説明することになったという。
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
さて。
ススキノの向こうにある中島公園。
そこの人気のない場所に着地するマチュア達。
「まあ、人目はあるがさっきよりはましだな」
「そうだねぇ。じゃあ飲みに行きますか」
――シュンッ
マチュアもストームも普段着のチュニックとズボンに換装する。
「その、一瞬で衣服がかわるのは羨ましいですねぇ」
二人の換装を眺めている十六夜。
だが、マチュアが右手首をトントンと叩くと、十六夜もぽんと手を叩いた。
「そういうことですか」
「そうだ。十六夜さんだったかな?君のは装備で一つスロットを使っているが、あと四つに衣服を設定できるからな。使い方はマチュアに聞いてくれ」
「という事で、明日にでもツヴァイに聞いて」
たらい回しとはこれいかに。
「さてと。それじゃあ案内してください」
「ああ。新鮮な魚介類が食べたいな。日本酒とやらもな」
絨毯と箒を空間に放り込みながら、マチュアとストームが十六夜をせっつく。
「はいはい。それじゃあ行きましょうか。まずはこっちへ」
そのまま駅前通りを歩き始める一行。
途中で横道に紛れたりビルの中を通ったりして大通りからやってくる人達をけむにまくと、古いビルの一階にある居酒屋にやってきた。
看板には『焼き鳥・銀富士』と書いてある。
大衆居酒屋の雰囲気がビンビンに伝わってくる。
「ここは穴場なんですよ。どうぞどうぞ」
ガラッと扉を開くと、本当に常連しかいない雰囲気の店に入っていった。
「おや、要ちゃんかい、三人?」
「ええ。外国のお客さんも一緒なのよ。大丈夫?」
「なら奥の小上がりにどうぞ」
気さくな店主に勧められて、マチュア達は奥の席に入る。
ふと気がつくと、周囲の常連もマチュア達をチラチラと見ている。
「なあストーム、ひょっとしてバレたか?」
「まあ、お前の耳を見たらバレるよな」
大きく長いエルフの耳。
それをピクピクと動かすマチュア。
「お、おおう。忘れてた」
――プッ
マチュアの台詞に思わず笑う十六夜。
「マチュアさんって意外と天然なところもあるのですね」
「意外とではない。こいつはかなり天然入っている」
「煩いわ。さあ、早く食べましょうよ」
そう呟くと、マチュアとストームは次々とメニューを注文する。
焼き鳥、ホッケの開き、巨大なだし巻き卵。
刺身のメニューも豊富で、しかも日本酒が美味い。
黙々と酒を楽しむストームと、チマチマと食べ物を食べるマチュア。
その光景を見ながら、十六夜ものんびりと酒を楽しんでいる。
「マチュアさんもストームさんも冒険者ですよね?ランクはどれくらいですか?」
「んんん‥‥ああ。ほらよ」
「わらひわこれぇ‥‥」
久しぶりの地球の酒。
アルコール度数が高いのを忘れて飲みまくった結果が、このへべれけ異世界人である。
テーブルには二人のギルドカード。
どちらもSSSの世界最強。
「はぁ、ストームさんは先導者‥‥剣聖として世界最強ですか。マチュアさんは?これトリックスターってなんですか?」
「なんでもできるよぉ~。近接も遠距離も、回復魔法も攻撃魔法も。なんでもできるけど半端なのがトリックスターよぉ」
すでにグダグダ。
近くの常連もマチュア達の席に集まって話を聞いている。
何名かはギルドカードを見て、テーブルに戻している。
「見てもいいけど撮影はダメね。こちらは要ちゃんのお客なんだからね」
空いた枡を下げに来た店主が常連に告げる。
「はいはい。わかっていますよ。それぐらいはマナーですからねぇ」
「しかし、外の客が煩いよなぁ」
なんだかんだと後をつけてきた野次馬がビルの外に集まっているらしい。
「それに結構な時間だよ」
その話で十六夜も時計を見る。
まもなく日付が変わる。
明日は土曜日なので窓口は休み。
シフト出勤であるが、十六夜の勤務日ではない。
「さて、マチュアさんストームさん。そろそろ行きましょう?」
「ふぁ。まだまだ遊ぶぞ俺は」
「私も。チャレンジワンに行くのです」
この酔っ払いどもが。
「でも、もう限界じゃないですか。外にも人がいっぱいいるんですよ?」
「あ~『範囲固定・解毒』ぅぅ」
――シュゥゥゥッ
そうマチュアが呟くと、一瞬でマチュアの体内のアルコールが中和された。
「ふぅ。これで酔いも覚めると‥‥ストーム、解毒するよ」
「おうさ。抜いてくれ‥‥」
すかさずストームからもアルコールを抜く。
「よしよし。すまないが水をくれ」
「私もお願いします」
あっさりとへべれけが解放された二人。
まだ体内はアルコールの影響で麻痺しているが、それも時間の問題である。
「‥‥あの、魔法ってなんでもありですか?」
十六夜が恐る恐る問いかけるが。
「そうよ。不便でしょ?」
そう答えるマチュア。
「不便?こんなに便利なのにですか?」
「ええ。学んでいけばいくほどわかるわよ。お会計お願いします」
パッパッとお会計をすませると、マチュアとストームは席から立つ。
「問題は外の雑踏ね。どうしようかな」
腕を組んで考えるマチュア。
転移でも行けるのだが、それだと行ける範囲が限られる。
すると、ストームが足元を指差した。
「マチュア、これだ」
――ポン
手を叩くマチュア。
すると店主にお願いする。
「ちょっとだけ協力してくれますか?」
‥‥‥
‥‥
‥
――ガラッ
銀富士の扉が開く。店主がゴミの入った大きなポリバケツを手に店から出てくる。
「あ、あの、席ありますか?」
「異世界の方いますか?」
「ストームさまはまだいますか?」
次々と問いかける客達だが。
「ああ、お会計したら転移とかいうので帰りましたよ。店の中を見ても構いませんよ」
信じられない客が店内をみわたすが、本当にどこにもいない。
それが伝わると、やがてその場には誰もいなくなった。
「さてさて。魔法っていうのは凄いんだなぁ」
店主の足元の影からマチュアの手が飛び出すと、バイバイと手を振ってまた消えた。
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
ススキノの雑踏。
その細い路地で、マチュアとストーム、十六夜の三人は影の中から姿を現した。
「こ、これも魔法?」
「これは忍術だあね。さて、耳を隠す帽子も被ってと‥‥」
耳まで隠れる帽子をかぶり、マチュア達は路地から外に出る。
「さて、酒も抜けたし今度は体を使うぞ」
「そうだねぇ。それじゃあ行きましょうか」
ストームの言葉に頷きながら、十六夜達は真っ直ぐにアミューズメントパーク『チャレンジワン』に向かった。
幸いなことに、すでにマチュア達を探している人たちは居なくなったらしい。
外国人が遊びにきている程度の認識しかないのだろう。
やがてチャレンジワンに辿り着くが、十六夜はこの場所に二人を連れてきたことを後で後悔することになる。
応援ありがとうございます!
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