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訃報の知らせ2
しおりを挟む「侯爵と君の心の負担は大きいだろう。
だが、今は時を待つんだ。準備を整えてから王都へ帰らないと君と侯爵の身も危ないんだ。」
王都は王派の貴族が多い。
幾ら、本来の王が戻ってきたとはいっても貴族たちがそれまで一介の辺境伯に過ぎなかったアルバルトに大人しく従うとは思えない。
「……そうですね。どのくらいで準備は整うのでしょうか?」
「そうだね、早くて一週間かな。」
「分かりましたわ。
、いつまでも沈んでばかりはいられませんね!皆さんのために私は料理でも手伝ってきますね。」
それが強がりだと分かっていたが、オリヴィアは自分一人が安全なところにいることに罪悪感を感じ、それを払拭しようと立ち上がった。
「じゃあ僕も仕事をしに行こうかな。夕飯を楽しみにしてるね。」
「はい、今日はシチューを作るみたいですよ。」
「お肉がいっぱいあると嬉しいな。」
アルバルトも立ち上がると、オリヴィアの頬に軽く口付けを落とした。
慰めのキスだった。
オリヴィアはありがとうと感謝を伝え、二人はお互いをしばらく抱きしめ合いそれぞれの場所へと向かった。
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