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番外編2・The Very Merry X'mas
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彼はにやっと笑うと「あのときより、ちょっと重くなった?」なんて、のたまう。
わたしはちょっと彼に恨めしそうな目を向けた。
「ジュリオさんがいけないんです。食べるところを見るのが好きとかいうから、ついつい食べ過ぎちゃって」
「ほら、また言った。ジュリオだって」
「ちょっとずつ、努力しま……するから」
うーん、やっぱりしっくりこない。
「さて、一緒に風呂に入るか」
「えっ?」
「それとも、このままベッドに直行? 俺はそれでも構わないけど」
「そのふたつの選択肢しかないんで……ないの?」
「そう。二者択一」
「……じゃ、じゃあお風呂のほうで……」
わたしは消え入りそうな声で答える。
彼は満足そうに頷くと
「よし、そうこなくっちゃ。俺が隅々まで綺麗に洗ってあげるから」
「……」
もう、お風呂に入る前からのぼせそうなんですけど。
***
宣言通り、頭のてっぺんからつま先まで泡だらけにされ、ふわふわのタオルに包まれて、またまた抱き上げられて、そのままベッドへ。
上からわたしを見下ろしながら、彼はぞくっとするほど色気を含んだ声で囁いた。
「今度は隅から隅まで愛してあげるよ」
そう言って、指の背でわたしの頬を撫で上げる。
そうされただけで、わたしはびくっと身を震わせてしまう。
そんなわたしを、彼は愛おしげに見つめる。
「こんなに愛せる人に出逢えるなんて、思っていなかった」
わたしはちょっと彼に恨めしそうな目を向けた。
「ジュリオさんがいけないんです。食べるところを見るのが好きとかいうから、ついつい食べ過ぎちゃって」
「ほら、また言った。ジュリオだって」
「ちょっとずつ、努力しま……するから」
うーん、やっぱりしっくりこない。
「さて、一緒に風呂に入るか」
「えっ?」
「それとも、このままベッドに直行? 俺はそれでも構わないけど」
「そのふたつの選択肢しかないんで……ないの?」
「そう。二者択一」
「……じゃ、じゃあお風呂のほうで……」
わたしは消え入りそうな声で答える。
彼は満足そうに頷くと
「よし、そうこなくっちゃ。俺が隅々まで綺麗に洗ってあげるから」
「……」
もう、お風呂に入る前からのぼせそうなんですけど。
***
宣言通り、頭のてっぺんからつま先まで泡だらけにされ、ふわふわのタオルに包まれて、またまた抱き上げられて、そのままベッドへ。
上からわたしを見下ろしながら、彼はぞくっとするほど色気を含んだ声で囁いた。
「今度は隅から隅まで愛してあげるよ」
そう言って、指の背でわたしの頬を撫で上げる。
そうされただけで、わたしはびくっと身を震わせてしまう。
そんなわたしを、彼は愛おしげに見つめる。
「こんなに愛せる人に出逢えるなんて、思っていなかった」
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