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番外編2・The Very Merry X'mas

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 彼の言葉が、眼差しが、わたしの身体のこわばりを溶かしてゆく。

「ひより……一生大事にするよ」
「嬉しい……」
 
 わたしの言葉に微笑みを浮かべ、彼はゆっくりと唇を重ね合わせた。

 あの日。
 エレベーターで出逢ったときは、こんな日が来るなんて想像もしていなかった。
 あのころは、会話できただけで一日中幸せだった。

 そんなことが頭の片隅を通り過ぎていったけれど、その後は……
 
 徐々に激しさを増してゆく彼の愛撫に……
 心を満たしてゆく至福に……

 わたしは、ただ身を任せるだけで精一杯だった。

 

                        〈the end〉


*お読みいただきありがとうございました♡♡♡

 
 
 
 
 
 

 
 


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