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第4話 ダンジョン
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翌日。
朝起きて朝食を食べる。
食事の準備は、屋敷の使用人がしてくれた。
屋敷の使用人たちはよく働いてくれるが、ほかの村人同様、誠司と仲良くする気はなさそうだった。
仕事だからやっているという感じだ。
食事に毒を盛られてはいないし、味も美味しい。
不満はないのだが、居心地は良くなかった。
(ほかの生産魔法を使ってみるか)
そう思った誠司は、早速昨日使ったクラフト以外の魔法を使ってみることにした。
「ダウジング!」
レアな素材を探知する魔法だ。
発動した瞬間、誠司の頭の中にピ、ピ、ピという小さな音が響き渡った。
(お、音だ……小さいけど確かに聞こえる。近くに何かあるってことか? 行ってみよう)
素材を回収するため、リュックを背負って誠司は屋敷を出た。
少し音が小さくなった。
そのまま村を歩くと、音が完全に聞こえなくなった。
屋敷に戻ってみると、再び聞こえる。
(……もしかして、素材がある場所に近づくと、音が大きくなっていくのか?)
ゲームにあるダウジングマシンみたいな魔法のようだ。
先ほどとは逆方向に歩く。
今度は音は消えなかった。
むしろ強くなっていく。
音が強くなっていく方に誠司は移動する。
歩き方が変なので、周囲の人間からはさらに変な目で見られていた。
これ以上は評価は下がりようがないだろうと思い、誠司は気にせず移動する。
しばらく移動すると、廃墟に到着した。
真っ白い石で作られた建造物だ。
周囲に建物はない。
ぽつんと集落のはずれにある。
屋根が半分崩れ落ちている。
壁にはひびが入ってる。
入口のドアがあったようだが、完全に取れていて、中が見えている。
自然と壊れたのか、誰かが壊したのかは分からない。
危なそうな場所だったが、音は建物がある方向に行くと大きくなる。
ここで帰りたくないと思った誠司は、足を踏み入れた。
ダウジングの音も徐々に強くなる。
歩いていくと、一際白い石があった。
大きさは人の頭くらい。
その石に近づくにつれ、音が大きくなる。
(あの石がレアな素材か? 確かに真っ白で綺麗な石だな)
すぐ近くまで接近すると、音が消えた。
(音が消えた……めちゃくちゃ近くにあるものは、感知しないんだな。まあ、間近くにある素材まで感知していたら、入手した後、感知の邪魔になってしまうしな)
誠司は納得して、石を持とうとする。
「軽っ」
物凄く軽い石だった。
本当に石なのか、持った後でも疑うくらいだ。
「なんなんだこの石は……えーと、アプレイザル!」
素材やアイテムの情報を入手する魔法を使った。
『フェザーストーン レア度A。主に武器に使われる鉱石。軽いがそれなりに丈夫で切れ味の鋭い武器ができる』
頭の中にそんな声が鳴り響いた。
(声で教えてくれるのか……武器が作れるのか……)
今のところ武器は必要じゃないが、軽くて切れ味が良いなら、いつか役には立つかもしれない。
試しに作ってみよう、と誠司は思った。
「クラフト!」
フェザーストーンを持って、魔法を使用した。
剣を作るよう想像していたが、出来上がったのはナイフだった。
この量で作るのは、ナイフが限界だったようだ。
刃渡りは20cmほどで、十分武器としては使える。
誠司はリュックにナイフを入れた。
ほかに素材はない。
誠司は帰ろうとする。
「ん?」
隅の方に扉を発見した。
別の部屋があるのかと思い、近づいた。
古びた建物だが、この扉だけ新しく見えた。
開けてみようとするが、固くて開かない。
「鍵閉まってんのか……? でも鍵穴はないよな」
扉を調べる。
やはり鍵穴はない。
視線を床に下ろす。
扉の前の床に、『封印の扉』と日本語で書かれていた。
(え? 何で日本語なんだ? この世界では文字は知らない文字使ってるはずなんだけど……)
書かれている言語に違和感を覚える。
(封印の扉って……開けたらどうなるんだ?)
開けると危険な目に遭うかもと、危機感を覚えたが、好奇心の方が上回った。
周囲を調べて、扉を開ける手がかりがないかを探す。
近くに文字の書かれた石板があった。
それを調べてみる。
「これも日本語だ……田舎では文字も日本語なのか?」
この世界全体では、別の文字を使っているが、タールトンだけは文字も日本語を使っているのか? と誠司は予測する。
石板に書いてある文字を読んでみる。
「この文字を読めるものは金輪際現れないかもしれないが、封印を解く方法を記す……」
最初にそう書かれていた。
(封印を解く方法が書かれてんのか…でも、文字を読める者が金輪際現れない……? ってことはこの村だけで使われているってわけではないっぽいな。もしかすると、以前に日本から転生か転移してきてこの世界に来た人がいて、その人が何かをここで封印したのかも)
自分も転移して異世界にいるのだ。
他の誰かが過去に来ていても不思議ではない。
誠司はそう思った。
(わざわざ日本語で書くってことは、俺みたいなやつに封印を解いて欲しいってことだろ? 何か、今後役に立つアイテムとかが、扉の先にあるかもしれない!)
希望を持って誠司は続きを読む。
(扉を開くには合言葉を言う必要がある。その合言葉は、ひらけごま! 何だそんな簡単なことで良いのか)
誠司は書いてある通り、
「ひらけごま!」
と言った。
しかし、何も起こらない。
扉を押したり引いたりしてみるが、開くことはなかった。
(あれ? 読み間違えた?)
再び石板を読む。
続きがまだ書いてあることに気付く。
(ひらけごま! だと単純過ぎて誰かが偶然開けてしまうかもしれないので、別のワードにしよう……って何だこの無意味なフェイント!!)
読んだあと、心の中で誠司はツッコミを入れた。
気を取り直して続きを読む。
(戦国三英傑と呼ばれた人物の名前を、早く亡くなった順に言うこと)
クイズ形式で合言葉が書いてあった。
異世界の住人には絶対に分からないが、日本で生まれて教育を受けた者なら、誰でも知っている問題だった。
「えーと、早くなくなった順……織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……だよな?」
全部言うと、扉がブルブルと震え出し、勝手に開いた。
「え?」
開いた直後、誠司の体がいきなり強い力に引っ張られる。
扉の中に引きずり込まれそうになる。
「はぁ!?」
反射的に足に力を込めて、踏ん張ろうとするが無駄。
「う、うわあああああああああ!!」
扉の中に引きずり込まれてしまった。
誠司が中に入ると、扉がバタンと閉じた。
それと同時に、引っ張られるような感覚がなくなる。
「な、何だ……」
周囲を見回す。
ジャングルような植物が生い茂っている場所にいた。
古びた建物が近くにいくつかあった。
壁は苔だらけ。
何十年前から放置されているような建物だった。
(えーと……何処だここ?)
さっきまでとは全く別の場所にいて、誠司は混乱する。
さっきの場所に戻ろうと思い振り返る。
扉はそこにはなかった。
「は?」
あまりの事に理解が追いつかない。
上を見てみる。
青空は広がっておらず、天井があった。
30mくらいの高さはある。
眩い光を放つ、大きな花が天井に咲いている。
あれが光源となっているようだ。
(なんだここ? 建物の中? 洞窟?)
混乱する頭で自分がどうなったのか考える誠司。
(……まさか、ダンジョンに飛ばされた……とか?)
ここが異世界だと言うのなら、その可能性も低くなさそうだと誠司は思った。
(もし、ダンジョンなら魔物とかいるのか? そ、そんなことになったら、すぐ死ぬぞ!? 現代人日本人に戦闘とか無理だろ! 習得した魔法も戦闘用じゃない!
あ、あんな封印解くんじゃなかった! 同郷の人だと思って油断した! 完全に罠じゃねーか!)
誠司は頭を抱えた。
(まあ、ダンジョンと決まったわけではないが……い、いずれにせよ、ここが安全な場所だと期待するのは、楽観的すぎる! 何とか脱出する手段を見つけないと……! こんな年齢で死ぬなんて冗談じゃないぞ!)
誠司はそう思い、脱出するため探索をスタートした。
朝起きて朝食を食べる。
食事の準備は、屋敷の使用人がしてくれた。
屋敷の使用人たちはよく働いてくれるが、ほかの村人同様、誠司と仲良くする気はなさそうだった。
仕事だからやっているという感じだ。
食事に毒を盛られてはいないし、味も美味しい。
不満はないのだが、居心地は良くなかった。
(ほかの生産魔法を使ってみるか)
そう思った誠司は、早速昨日使ったクラフト以外の魔法を使ってみることにした。
「ダウジング!」
レアな素材を探知する魔法だ。
発動した瞬間、誠司の頭の中にピ、ピ、ピという小さな音が響き渡った。
(お、音だ……小さいけど確かに聞こえる。近くに何かあるってことか? 行ってみよう)
素材を回収するため、リュックを背負って誠司は屋敷を出た。
少し音が小さくなった。
そのまま村を歩くと、音が完全に聞こえなくなった。
屋敷に戻ってみると、再び聞こえる。
(……もしかして、素材がある場所に近づくと、音が大きくなっていくのか?)
ゲームにあるダウジングマシンみたいな魔法のようだ。
先ほどとは逆方向に歩く。
今度は音は消えなかった。
むしろ強くなっていく。
音が強くなっていく方に誠司は移動する。
歩き方が変なので、周囲の人間からはさらに変な目で見られていた。
これ以上は評価は下がりようがないだろうと思い、誠司は気にせず移動する。
しばらく移動すると、廃墟に到着した。
真っ白い石で作られた建造物だ。
周囲に建物はない。
ぽつんと集落のはずれにある。
屋根が半分崩れ落ちている。
壁にはひびが入ってる。
入口のドアがあったようだが、完全に取れていて、中が見えている。
自然と壊れたのか、誰かが壊したのかは分からない。
危なそうな場所だったが、音は建物がある方向に行くと大きくなる。
ここで帰りたくないと思った誠司は、足を踏み入れた。
ダウジングの音も徐々に強くなる。
歩いていくと、一際白い石があった。
大きさは人の頭くらい。
その石に近づくにつれ、音が大きくなる。
(あの石がレアな素材か? 確かに真っ白で綺麗な石だな)
すぐ近くまで接近すると、音が消えた。
(音が消えた……めちゃくちゃ近くにあるものは、感知しないんだな。まあ、間近くにある素材まで感知していたら、入手した後、感知の邪魔になってしまうしな)
誠司は納得して、石を持とうとする。
「軽っ」
物凄く軽い石だった。
本当に石なのか、持った後でも疑うくらいだ。
「なんなんだこの石は……えーと、アプレイザル!」
素材やアイテムの情報を入手する魔法を使った。
『フェザーストーン レア度A。主に武器に使われる鉱石。軽いがそれなりに丈夫で切れ味の鋭い武器ができる』
頭の中にそんな声が鳴り響いた。
(声で教えてくれるのか……武器が作れるのか……)
今のところ武器は必要じゃないが、軽くて切れ味が良いなら、いつか役には立つかもしれない。
試しに作ってみよう、と誠司は思った。
「クラフト!」
フェザーストーンを持って、魔法を使用した。
剣を作るよう想像していたが、出来上がったのはナイフだった。
この量で作るのは、ナイフが限界だったようだ。
刃渡りは20cmほどで、十分武器としては使える。
誠司はリュックにナイフを入れた。
ほかに素材はない。
誠司は帰ろうとする。
「ん?」
隅の方に扉を発見した。
別の部屋があるのかと思い、近づいた。
古びた建物だが、この扉だけ新しく見えた。
開けてみようとするが、固くて開かない。
「鍵閉まってんのか……? でも鍵穴はないよな」
扉を調べる。
やはり鍵穴はない。
視線を床に下ろす。
扉の前の床に、『封印の扉』と日本語で書かれていた。
(え? 何で日本語なんだ? この世界では文字は知らない文字使ってるはずなんだけど……)
書かれている言語に違和感を覚える。
(封印の扉って……開けたらどうなるんだ?)
開けると危険な目に遭うかもと、危機感を覚えたが、好奇心の方が上回った。
周囲を調べて、扉を開ける手がかりがないかを探す。
近くに文字の書かれた石板があった。
それを調べてみる。
「これも日本語だ……田舎では文字も日本語なのか?」
この世界全体では、別の文字を使っているが、タールトンだけは文字も日本語を使っているのか? と誠司は予測する。
石板に書いてある文字を読んでみる。
「この文字を読めるものは金輪際現れないかもしれないが、封印を解く方法を記す……」
最初にそう書かれていた。
(封印を解く方法が書かれてんのか…でも、文字を読める者が金輪際現れない……? ってことはこの村だけで使われているってわけではないっぽいな。もしかすると、以前に日本から転生か転移してきてこの世界に来た人がいて、その人が何かをここで封印したのかも)
自分も転移して異世界にいるのだ。
他の誰かが過去に来ていても不思議ではない。
誠司はそう思った。
(わざわざ日本語で書くってことは、俺みたいなやつに封印を解いて欲しいってことだろ? 何か、今後役に立つアイテムとかが、扉の先にあるかもしれない!)
希望を持って誠司は続きを読む。
(扉を開くには合言葉を言う必要がある。その合言葉は、ひらけごま! 何だそんな簡単なことで良いのか)
誠司は書いてある通り、
「ひらけごま!」
と言った。
しかし、何も起こらない。
扉を押したり引いたりしてみるが、開くことはなかった。
(あれ? 読み間違えた?)
再び石板を読む。
続きがまだ書いてあることに気付く。
(ひらけごま! だと単純過ぎて誰かが偶然開けてしまうかもしれないので、別のワードにしよう……って何だこの無意味なフェイント!!)
読んだあと、心の中で誠司はツッコミを入れた。
気を取り直して続きを読む。
(戦国三英傑と呼ばれた人物の名前を、早く亡くなった順に言うこと)
クイズ形式で合言葉が書いてあった。
異世界の住人には絶対に分からないが、日本で生まれて教育を受けた者なら、誰でも知っている問題だった。
「えーと、早くなくなった順……織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……だよな?」
全部言うと、扉がブルブルと震え出し、勝手に開いた。
「え?」
開いた直後、誠司の体がいきなり強い力に引っ張られる。
扉の中に引きずり込まれそうになる。
「はぁ!?」
反射的に足に力を込めて、踏ん張ろうとするが無駄。
「う、うわあああああああああ!!」
扉の中に引きずり込まれてしまった。
誠司が中に入ると、扉がバタンと閉じた。
それと同時に、引っ張られるような感覚がなくなる。
「な、何だ……」
周囲を見回す。
ジャングルような植物が生い茂っている場所にいた。
古びた建物が近くにいくつかあった。
壁は苔だらけ。
何十年前から放置されているような建物だった。
(えーと……何処だここ?)
さっきまでとは全く別の場所にいて、誠司は混乱する。
さっきの場所に戻ろうと思い振り返る。
扉はそこにはなかった。
「は?」
あまりの事に理解が追いつかない。
上を見てみる。
青空は広がっておらず、天井があった。
30mくらいの高さはある。
眩い光を放つ、大きな花が天井に咲いている。
あれが光源となっているようだ。
(なんだここ? 建物の中? 洞窟?)
混乱する頭で自分がどうなったのか考える誠司。
(……まさか、ダンジョンに飛ばされた……とか?)
ここが異世界だと言うのなら、その可能性も低くなさそうだと誠司は思った。
(もし、ダンジョンなら魔物とかいるのか? そ、そんなことになったら、すぐ死ぬぞ!? 現代人日本人に戦闘とか無理だろ! 習得した魔法も戦闘用じゃない!
あ、あんな封印解くんじゃなかった! 同郷の人だと思って油断した! 完全に罠じゃねーか!)
誠司は頭を抱えた。
(まあ、ダンジョンと決まったわけではないが……い、いずれにせよ、ここが安全な場所だと期待するのは、楽観的すぎる! 何とか脱出する手段を見つけないと……! こんな年齢で死ぬなんて冗談じゃないぞ!)
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