106 / 292
・・・『始動』・・・
・・アーネット芸能プロダクション・・3・・
しおりを挟む
・・ウィル・アーネットは食堂奥の厨房で、サポートシェフ達と一緒に腕を振るっている・・私は屋上に出て、一服点けた・・風は無く晴れているので、体感温度はそれほど低く感じない・・シエナ・ミュラー、ハンナ・ウェアー、パティ・シャノン、カリーナ・ソリンスキー、エドナ・ラティス、ミーナン・ヘザーも一緒に屋上に出ていた・・。
「・・君達はどうして屋上にまで出て来ているんだ・・?・・寒いから中に入りなさい・・風邪を引くといけないから・・」
「・・アドルさん・・善い話をして下さって、ありがとうございました・・ウィルにアドルさんを引き会わせれば、彼が成長する切っ掛けになると思っていましたが・・これ程のお話をして頂けるとは思っていませんでした・・改めて、本当にありがとうございました・・これで彼も新しいアーネットの社長として、立ってくれるようになるでしょう・・」
・・そう言って、シエナが頭を下げる・・。
「・・大した話はしてないよ・・人を褒めて煽てて動かそうってのは、得意とする操作術だけどね・・もしかしてさっきの話、部屋の外にも聴こえていた・・?・・」
「・・ええ・・」・・と、ハンナが応える・・。
「・・やっぱりな・・それが判っていたら、もっと違う話し方をしたんだが・・」
「・・私達は、皆・・アドルさんに、惚れ直しました・・」
「・・ああ・・開幕したら、じっくりと俺の正体を見定めれば好いよ・・」
・・そう言うと、喫っていた煙草を携帯灰皿の中で揉み消して、コートのポケットに入れてから皆を振り向く・・。
「・・さあ、入ろう・!・寒い寒い・!・風邪ひいちまう・・」
・・そう言って皆を促して1階の食堂まで降りる・・。
「・・あー・寒かった寒かった!・・暖かいねえ、部屋の中は・・!・・ああ、そうだ、シエナ・・明日はエレインの誕生日なんだよ・・!?・・」
「・・エレイン・・?・・ああ、エレイン・ヌーン・!・機関部要員ですね・・?・・」
「・・そう・・だから、彼女も明日の面談昼食会に参加するように、リーアを通じて連絡を執ってくれ・・それと、VIPラウンジの厨房の人に、バースデーケーキを注文してくれ・・どんなケーキかは、君に任せるから・・それと、君とハンナとハルとで、全クルーの誕生日は記憶してくれ・?!・好いかな・・?・・」
「・・はい、分かりました・・」 「・・了解しました・・」
「・・誕生日プレゼントは、ちょっともう、何が好いか判らないから、発表会見が終わった後で彼女を連れて買い物に行こう・・それと、パティ・・3月1日は開幕して2日目なんだけど・・ミアの誕生日なんだよ・・?・・」
「・・ミア・?・ミア・カスバートですね・?・分析スタッフの・・?・・」
「・・そうだ・・そこで、初出航記念艦内親睦パーティーの実行員会に対して要請したい・・企画の一つとして、ミア・カスバートの誕生会を入れてくれ・・そして、バースデーケーキと誕生日プレゼントの用意もね・・頼めるかな・・?・・」
「・・はい、分かりました、お任せ下さい・・でも、アドルさん・・私が実行委員長って、よく判りましたね・・?・・」
「・・ああ、これも勘だ・・当てずっぽうだ・・詳しくは訊くな・・俺も明快には答えられない・・」
「・・アドルさん・・貴方はどうしてそんなに・・凄いと言うか、素晴らしいんですか・・?・・私達のリーダーとしても、異性としても・・最高の人です・・」
「・・ああ、分かったよ、ハンナ・・そんなに褒めても何も出ないからさ・・それより、3月8日はモアナの誕生日なんだけど、任せても好いな・・?・・」
「・・はい、分かりました・・お任せ下さい・・モアナ・セレン・・右舷のミサイルオペレーターですね・・分かりました・・しっかり準備します・・」
「・・頼んだよ・・」
・・そこまで言った時に、ウィリアム・アーネットシェフがワゴンを押して厨房から出て来た・・。
「・・お待たせ致しました、アドルさん・・今出来ましたので、どうぞお座り下さい・・どうぞ、ごゆっくりとご賞味ください・・」
「・・ああ、ありがとう、ウィル・・君の心が込められたもてなしだから、私も誠実に食べて味合わせて貰うよ・・だけど、皆は何を食べるんだい・・?・・私だけこんなに豪華な料理を振る舞われると、何だか気が引けるよ・・」
「・・アドルさん、ご心配には及びません・・弊社の厨房は、メイン・サブ・サイドメニューに至るまで充実しております・・そしてこの充実したメニューを支えるのが、父と私とで選び抜いた、全幅の信頼を寄せ得る調理陣なのです・・『食事が旨くないと仕事も上手くいかない』と言うのが、父の座右の銘でした・・そのお陰様も以ちまして、弊社所属の俳優・タレント・アーティストからの評価は、常時、高い水準で貰っております・・」
「・・へえ・・すごいな・・そうなのかい・・?・・」
「・・そうですよ・・はっきり言ってウチの食堂のメニューは、どれを取っても自慢です・・誰に対してもね・・」
・・そう言って、シエナやハンナも胸を張る・・私は微笑まし気に感嘆した・・。
「・・ほう~・・それじゃ今度ここにお邪魔させて貰った時には、皆のお奨めメニューを食べさせて貰う事にするよ・・でも、今はこれを頂きますね・・」
「・・ありがとうございます・・どちらからお召し上がり頂いても結構ですので、ご存分にご賞味ください・・」
・・そう言って、ウィルは退がった・・アクアコッタから頂く・・とても温まるスープ料理だ・・うん・・少し薄めたスープストックがベースだな・・使われている野菜や根菜やその他の具材もよく炒められているし、煮込まれてもいる・・味付けも程好いレベルだし、パンも充分に柔らかくなっている・・卵が入っている物を以前に食べた事があるが、これは使われていない・・パルミジャーラは、メランゼーネ・アッラ・パルミジャーラで・・食べるのはこれが2度目だ・・薄切りした茄子を揚げて、その上にも下にも中にもトマトソースとチーズを層状に乗せて、オーブンで焼いたものだ・・この料理は茄子の新鮮さが決め手だ・・新鮮でなければ旨味が出ない・・焼き加減も申し分ないし、当然ながら旨い・・そしてヴォンゴレ・・これはヴォンゴレ・ビアンコだ・・アサリとハマグリがふんだんに用いられている・・とても新鮮なものだ・・そしてパスタは、申し分のないアルデンテ・・アリソンのパスタの茹で加減とほぼ同じだ・・ウチの場合はアリシアが難色を示すので、オリーブオイルと塩の使用量は控え目にしているのだが、これは充分に使われているので茹で上がり時のパスタの締まり加減も、光沢のある艶に於いても充分なものだ・・あまり声は洩らさずに感嘆しながら食べていると、彼女達もメニューから選んで注文し、受け取って食べ始めている・・と・・ウィルが着換えて傍に来た・・。
「・・如何でしょうか?・アドルさん・?・久し振りの厨房でしたが、渾身に仕上げました・・」
「・・まあ座って、ウィル・・とても旨いよ・・それ以外の言葉も無いぐらいだよ・・どれを取ってもね・・これ程の腕なら、君はシェフとしても充分にマスターを張れる・・私が励ますまでもない・・余計なアドバイスだったな・・(笑)?・・」
「・・とんでもありませんよ、アドルさん・・アドルさんの言葉でやっと吹っ切れました・・本当にありがとうございました・・これからもご指導・ご鞭撻、宜しくお願いします・・」
「・・いや、俺はそんなに偉い者じゃないよ・・でも時々は寄らせて貰おうかな・?・ここのメインメニューに興味があるんでね・・ああそうだ・・家族3人で来ても良いかい・・?・・」
「・・勿論!・何時でも大歓迎ですよ、アドルさん・・予約して頂ければ、また渾身に腕を振るわさせて頂きますので・・どうぞ、ご期待ください・・」
「・・ありがとう・・家族とも相談して、予定を調整するよ・・」
「・・宜しくお願いします・・」
・・その時、1人の壮年の男性が2人の青年と1人の少年を連れて、食堂に入って来た・・。
「・・君達はどうして屋上にまで出て来ているんだ・・?・・寒いから中に入りなさい・・風邪を引くといけないから・・」
「・・アドルさん・・善い話をして下さって、ありがとうございました・・ウィルにアドルさんを引き会わせれば、彼が成長する切っ掛けになると思っていましたが・・これ程のお話をして頂けるとは思っていませんでした・・改めて、本当にありがとうございました・・これで彼も新しいアーネットの社長として、立ってくれるようになるでしょう・・」
・・そう言って、シエナが頭を下げる・・。
「・・大した話はしてないよ・・人を褒めて煽てて動かそうってのは、得意とする操作術だけどね・・もしかしてさっきの話、部屋の外にも聴こえていた・・?・・」
「・・ええ・・」・・と、ハンナが応える・・。
「・・やっぱりな・・それが判っていたら、もっと違う話し方をしたんだが・・」
「・・私達は、皆・・アドルさんに、惚れ直しました・・」
「・・ああ・・開幕したら、じっくりと俺の正体を見定めれば好いよ・・」
・・そう言うと、喫っていた煙草を携帯灰皿の中で揉み消して、コートのポケットに入れてから皆を振り向く・・。
「・・さあ、入ろう・!・寒い寒い・!・風邪ひいちまう・・」
・・そう言って皆を促して1階の食堂まで降りる・・。
「・・あー・寒かった寒かった!・・暖かいねえ、部屋の中は・・!・・ああ、そうだ、シエナ・・明日はエレインの誕生日なんだよ・・!?・・」
「・・エレイン・・?・・ああ、エレイン・ヌーン・!・機関部要員ですね・・?・・」
「・・そう・・だから、彼女も明日の面談昼食会に参加するように、リーアを通じて連絡を執ってくれ・・それと、VIPラウンジの厨房の人に、バースデーケーキを注文してくれ・・どんなケーキかは、君に任せるから・・それと、君とハンナとハルとで、全クルーの誕生日は記憶してくれ・?!・好いかな・・?・・」
「・・はい、分かりました・・」 「・・了解しました・・」
「・・誕生日プレゼントは、ちょっともう、何が好いか判らないから、発表会見が終わった後で彼女を連れて買い物に行こう・・それと、パティ・・3月1日は開幕して2日目なんだけど・・ミアの誕生日なんだよ・・?・・」
「・・ミア・?・ミア・カスバートですね・?・分析スタッフの・・?・・」
「・・そうだ・・そこで、初出航記念艦内親睦パーティーの実行員会に対して要請したい・・企画の一つとして、ミア・カスバートの誕生会を入れてくれ・・そして、バースデーケーキと誕生日プレゼントの用意もね・・頼めるかな・・?・・」
「・・はい、分かりました、お任せ下さい・・でも、アドルさん・・私が実行委員長って、よく判りましたね・・?・・」
「・・ああ、これも勘だ・・当てずっぽうだ・・詳しくは訊くな・・俺も明快には答えられない・・」
「・・アドルさん・・貴方はどうしてそんなに・・凄いと言うか、素晴らしいんですか・・?・・私達のリーダーとしても、異性としても・・最高の人です・・」
「・・ああ、分かったよ、ハンナ・・そんなに褒めても何も出ないからさ・・それより、3月8日はモアナの誕生日なんだけど、任せても好いな・・?・・」
「・・はい、分かりました・・お任せ下さい・・モアナ・セレン・・右舷のミサイルオペレーターですね・・分かりました・・しっかり準備します・・」
「・・頼んだよ・・」
・・そこまで言った時に、ウィリアム・アーネットシェフがワゴンを押して厨房から出て来た・・。
「・・お待たせ致しました、アドルさん・・今出来ましたので、どうぞお座り下さい・・どうぞ、ごゆっくりとご賞味ください・・」
「・・ああ、ありがとう、ウィル・・君の心が込められたもてなしだから、私も誠実に食べて味合わせて貰うよ・・だけど、皆は何を食べるんだい・・?・・私だけこんなに豪華な料理を振る舞われると、何だか気が引けるよ・・」
「・・アドルさん、ご心配には及びません・・弊社の厨房は、メイン・サブ・サイドメニューに至るまで充実しております・・そしてこの充実したメニューを支えるのが、父と私とで選び抜いた、全幅の信頼を寄せ得る調理陣なのです・・『食事が旨くないと仕事も上手くいかない』と言うのが、父の座右の銘でした・・そのお陰様も以ちまして、弊社所属の俳優・タレント・アーティストからの評価は、常時、高い水準で貰っております・・」
「・・へえ・・すごいな・・そうなのかい・・?・・」
「・・そうですよ・・はっきり言ってウチの食堂のメニューは、どれを取っても自慢です・・誰に対してもね・・」
・・そう言って、シエナやハンナも胸を張る・・私は微笑まし気に感嘆した・・。
「・・ほう~・・それじゃ今度ここにお邪魔させて貰った時には、皆のお奨めメニューを食べさせて貰う事にするよ・・でも、今はこれを頂きますね・・」
「・・ありがとうございます・・どちらからお召し上がり頂いても結構ですので、ご存分にご賞味ください・・」
・・そう言って、ウィルは退がった・・アクアコッタから頂く・・とても温まるスープ料理だ・・うん・・少し薄めたスープストックがベースだな・・使われている野菜や根菜やその他の具材もよく炒められているし、煮込まれてもいる・・味付けも程好いレベルだし、パンも充分に柔らかくなっている・・卵が入っている物を以前に食べた事があるが、これは使われていない・・パルミジャーラは、メランゼーネ・アッラ・パルミジャーラで・・食べるのはこれが2度目だ・・薄切りした茄子を揚げて、その上にも下にも中にもトマトソースとチーズを層状に乗せて、オーブンで焼いたものだ・・この料理は茄子の新鮮さが決め手だ・・新鮮でなければ旨味が出ない・・焼き加減も申し分ないし、当然ながら旨い・・そしてヴォンゴレ・・これはヴォンゴレ・ビアンコだ・・アサリとハマグリがふんだんに用いられている・・とても新鮮なものだ・・そしてパスタは、申し分のないアルデンテ・・アリソンのパスタの茹で加減とほぼ同じだ・・ウチの場合はアリシアが難色を示すので、オリーブオイルと塩の使用量は控え目にしているのだが、これは充分に使われているので茹で上がり時のパスタの締まり加減も、光沢のある艶に於いても充分なものだ・・あまり声は洩らさずに感嘆しながら食べていると、彼女達もメニューから選んで注文し、受け取って食べ始めている・・と・・ウィルが着換えて傍に来た・・。
「・・如何でしょうか?・アドルさん・?・久し振りの厨房でしたが、渾身に仕上げました・・」
「・・まあ座って、ウィル・・とても旨いよ・・それ以外の言葉も無いぐらいだよ・・どれを取ってもね・・これ程の腕なら、君はシェフとしても充分にマスターを張れる・・私が励ますまでもない・・余計なアドバイスだったな・・(笑)?・・」
「・・とんでもありませんよ、アドルさん・・アドルさんの言葉でやっと吹っ切れました・・本当にありがとうございました・・これからもご指導・ご鞭撻、宜しくお願いします・・」
「・・いや、俺はそんなに偉い者じゃないよ・・でも時々は寄らせて貰おうかな・?・ここのメインメニューに興味があるんでね・・ああそうだ・・家族3人で来ても良いかい・・?・・」
「・・勿論!・何時でも大歓迎ですよ、アドルさん・・予約して頂ければ、また渾身に腕を振るわさせて頂きますので・・どうぞ、ご期待ください・・」
「・・ありがとう・・家族とも相談して、予定を調整するよ・・」
「・・宜しくお願いします・・」
・・その時、1人の壮年の男性が2人の青年と1人の少年を連れて、食堂に入って来た・・。
0
お気に入りに追加
84
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【『星屑の狭間で』『パラレル2』(アドル・エルク独身編)】
トーマス・ライカー
SF
舞台は、数多ある地球圏パラレルワールドのひとつ。
超大規模、超高密度、超高速度、超圧縮高度複合複層処理でのハイパー・ヴァーチャル・エクステンデッド・ミクシッド・リアリティ(超拡張複合仮想現実)の技術が、一般にも普及して定着し、ハイパーレベル・データストリーム・ネットワークが一般化した未来社会。
主人公、アドル・エルクは36才で今だに独身。
インターナショナル・クライトン・エンタープライズ(クライトン国際総合商社)本社第2棟・営業3課・セカンドセクション・フォースフロアで勤務する係長だ。
政・財・官・民・公・軍がある目的の為に、共同で構築した『運営推進委員会』
そこが企画した、超大規模ヴァーチャル体感サバイバル仮想空間艦対戦ゲーム大会。
『サバイバル・スペース・バトルシップ』
この『運営推進委員会』にて一席を占める、データストリーム・ネットワーク・メディア。
『トゥーウェイ・データ・ネット・ストリーム・ステーション』社が企画した
『サバイバル・スペースバトルシップ・キャプテン・アンド・クルー』と言う連続配信リアル・ライヴ・ヴァラエティショウが、民間から男性艦長演者10名と女性艦長演者10名を募集し、アドル・エルクはそれに応募して当選を果たしたのだ。
彼がこのゲーム大会に応募したのは、これがウォー・ゲームではなく、バトル・ゲームと言う触れ込みだったからだ。
ウォー・ゲームであれば、参加者が所属する国・団体・勢力のようなものが設定に組み込まれる。
その所属先の中での振る舞いが面倒臭いと感じていたので、それが設定に組み込まれていない、このゲームが彼は気に入った。
だがこの配信会社は、艦長役演者に当選した20名を開幕前に発表しなかった。
連続配信リアル・ライヴ・ヴァラエティショウが配信されて初めて、誰が選ばれたのかが判る仕掛けにしたのだ。
艦長役演者に選ばれたのが、今から90日前。以来彼は土日・祝日と終業後の時間を使って準備を進めてきた。
配信会社から送られた、女性芸能人クルー候補者名簿から自分の好みに合い、能力の高い人材を副長以下のクルーとして選抜し、面談し、撮影セットを見学し、マニュアルファイルを頭に叩き込み、彼女達と様々な打ち合わせや協議を重ねて段取りや準備を積み上げて構築してきた。
彼の目的はこのゲーム大会を出来る限りの長期間に亘って楽しむ事。
会社からの給与とボーナス・艦長報酬と配信会社からのギャラ・戦果に応じた分配賞金で大金持ちになる事と、自分が艦長として率いる『ディファイアント』に経験値を付与し続けて、最強の艦とする事。
スタッフ・クルー達との関係構築も楽しみたい。
運営推進委員会の真意・本当の目的は気になる処だが、先ずは『ディファイアント』として、戦い抜く姿を観せる事だな。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
【VRMMO】イースターエッグ・オンライン【RPG】
一樹
SF
ちょっと色々あって、オンラインゲームを始めることとなった主人公。
しかし、オンラインゲームのことなんてほとんど知らない主人公は、スレ立てをしてオススメのオンラインゲームを、スレ民に聞くのだった。
ゲーム初心者の活字中毒高校生が、オンラインゲームをする話です。
以前投稿した短編
【緩募】ゲーム初心者にもオススメのオンラインゲーム教えて
の連載版です。
連載するにあたり、短編は削除しました。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる