体育教師の躾と訓練

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補習授業~和彦

青年教師

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若い和彦の心は、まだ完全に自身の置かれた事態を受け入れきっていない。

理解すら出来ていない。

日々、混乱の中にある。

生徒によってペットのように可愛がられ、家畜のように虐げられ、さらには、正反対に教師として敬われる。

一つ確かなのは、辱しめられ、可愛がられ、いきなり教師として敬われ、その生徒への感情が揺さぶられる度に、その生徒の顔色が気になり、無視されると落ち込み、相手にされると嬉しくなり、どんどんとその年下の生徒の虜になっていく。

そんな自身の心情が解らない。

が、期末試験の最終日、生徒・竜之介の帰りを待ち、プライドがズタズタになるのを感じながらってくれと年下の生徒に懇願し、裸になり、四つん這いで生徒のもとに向かった時に感じた言い知れぬ満足感、何かが終り、そして新たな幕が開いた実感は和彦の中に強く刻まれている。

そして、運動一筋で性に関してはまっさらだった身体に生徒から施された教育で知った身悶えする激しい喜び。

もはや、和彦は竜之介から離れることなど考えることも出来なかった。

その夏休みの補習に参加するよう竜之介から言われた時は、素直に嬉しかった。

そして、補習自体も充実していた。

生徒のために尽くすことは喜びだったし、補習の間、竜之介は、和彦をあくまで教師として敬ってくれた。

そして、補習の最終日、寮の別室で生徒達と食事を共にしたあと、同僚の教師・榎木と生徒会長の藤崎と共に最終の補講の準備のため、校舎に戻った。

目指しているのは理科室だ。

「杉山先生、最後の補習で手伝ってもらいたいことがあるんですがお願いできますか?」

榎木が気さくな口調で和彦に言う。

もちろん和彦に異論はない。

「僕に出来ることならお手伝いをさせてもらいますよ」

快活に答える。

「奴らも喜ぶよ。2人ともカズ先生のこと大好きだから」

そう言われて、和彦は照れ笑いをする。

その和彦の手を竜之介が握る。

和彦はビクッとする。

そして、その手を握り返す。

すると、竜之介はさらに強く握り返してくる。

二人は手を繋ぎ歩く。

和彦の鼓動が高まる。

竜之介の掌の熱さが掌を伝い和彦の身体に広がる。

和彦の健康な股間がうずき始める。

この時が続いて欲しいと願うが、理科室の扉はすぐ前にあった。

そして、理科室の教員用の準備室に入り、驚く。

そこには、学園長と学年主任の白川が居た。

椅子に腰掛けた学園長は優しく笑い三人を迎える。

傍らにいる白川は無表情に直立している。

全裸だ。

いや、両乳首とサオを繋ぐ金の鎖だけはいつも通りに装着されている。

「最後に特別補講を行なうと言うんでね、見学に来たよ」

落ち着いたゆったりした喋り方。

「榎木先生、杉山先生、この度は有り難う。お二人が熱心に取り組んでくれたことは生徒会長から聞いていますよ」

優しい目で二人を見る。

「それに、杉山先生は、今夜、生徒達のために一肌脱いでくださるそうですよね。その心意気に感服です」

え?

一肌脱ぐ?

俺が?

和彦は戸惑う。

特別なことをするとは聞いていない。

榎木と竜之介の顔を見る。

「言ってなかったでしたっけ?」

榎木が白々しく言う。

「今日は、人体についての講義を予定していて、先生の肉体を使って実地に彼らに学んでもらいます」

えぇ?

肉体を使って?

意味が解らない。

「カズ先生は別に特別なことはしないよ。脱いで立ってればいいんだよ」

脱いで立っていれば?

和彦の血の気が引き始める。

「カズ先生、身体は立派だから用意することはないだろ。あ、せっかく下級生達にイカす身体を見せるんだから、オイルでも塗っておいて、さ、奴らが来るまでに準備しなきゃ」

「え?あ、あの子達に裸を見せるんですか?パンツは履いていていいんでしょ」

和彦が絞り出すように言う。

すでに、竜之介達には素っ裸は嫌と言うほど見られている。

奸計にはまり、全裸で校庭を失踪させられたこともある。

風呂にも生徒と入った。

が、校内で、授業の席で素っ裸になるなど考えたくもなかった。

「カズ先生、何言ってんの?全裸じゃなきゃダメに決まってんじゃん。さっさと用意を始めなよ」

「そうですよ。今回の補講は通常のカリキュラムでは学べないことをやると知っているでしょう。人体の仕組みの勉強。まずは、通常時には項垂れている陰茎が、刺激と共に海綿体に血液によって勃起するところを、生徒達に実地に見てもらいます」

生徒達に勃起する様を見せる?

嫌だ、、、そんなことは出来ないっ!

講義しようと口を開けかけた和彦を竜之介が厳しい目で見る。

「カズ先生、生徒のためならなんでもやるんでしょ?まさか口先だけの嘘をついたの?カズ先生は、そんな最低の教育者なの?」

厳しい口調に、和彦は何も言えなくなる。

「カズ先生っ!さっさと脱ぎなっ!」

竜之介の厳しい命令に和彦はビクッと全身を強ばらせる。

そして、手は首もとのシャツのボタンに向かう。

ガンッ

竜之介が太い瓶を和彦の真横の机の上に叩きつけるように置く。

「せっかくカズ先生のイカす身体を生徒に見せるんだから、オイル、ちゃんと塗っといて。白川先生、手伝ってやってください」

口調こそ丁寧だったが、学年主任にも命令する。

そして、竜之介、榎木、学園長は準備室から理科室へと姿を消した。

りゅ、、、竜之介くん、、、

脱げって命令しておいて、そのまま俺を放って行ってしまうのか、、、?

和彦は取り残された気分を感じている。

「杉山先生、さっさと脱ぎなさい」

自身も全裸の白川が尊大に言う。

姿を消した三人から奴隷扱いされている白川にとって、和彦はこの場で唯一、強気に出られる存在だ。

そして、竜之介に、そして、敬愛する学園長に可愛がられている憎らしい存在でもある。

「言いつけを守らないと、捨てられますよ、、、」

耳元で意地悪く言う。

“用のない玩具は捨てるだけ、、、”

“カズ先生も白川先生みたく、邪魔者扱いされたいの?”

竜之介の言葉が脳裏をよぎる。

嫌だ、、、

嫌だ、、、

いらない玩具になりたくない、、、

なんで、オイルを塗ってくれないんだ、、、

なんで、いつものように、裸になるのを恥ずかしがる俺を言葉で苛めてくれないんだ、、、

和彦は泣きそうになりながら服を脱いで全裸になる。

白川がオイルを手に取り、背中に塗り始める。

和彦も身体の前面に掌を這わせ、オイルを刷り込む。

途中で三人が戻ってきたが、オイルを塗る2人には目もくれず雑談している。

和彦の中で、なぜ構ってくれないんだと、悲しい気持ちが増していく。

「じゃ、おれ、二人を迎えに行ってきますよ」

そう言って、竜之介は和彦には目もくれず準備室を出た。

和彦がオイルを塗り終えたことを確認した榎木がガウンを手渡してくる。

「杉山先生、よろしくお願いします」

和彦はガウンを纏う。

「さ、理科室で生徒を待ちましょう」

え?

和彦は驚く。

白川は準備室で待機するものだと思っていたら彼も全裸のままついてくる。 

理科室では前列真ん中の広い実験用が周りに立てられた蝋燭の灯りで照らし出されている。

学園長と全裸の白川は端のテーブルの向こう側に行く。

白川が屈みこみ、テーブルで姿が見えなくなる。

そして、そこに学園長が腰掛ける。

全裸の人間椅子、、、

和彦は榎木と共に教壇の前に立つ。

複数の足音が近づき、理科室の扉が開けられる。

竜之介に続いて、下級生の日髙と後藤が顔を出す。

まだ、少年のあどけない表情だ。

ガウン姿の和彦を驚いたように見ている。

これから、彼らの前で素っ裸を晒すんだ、、、

ズキンと和彦の胸が鳴る。

無垢な下級生の目、、、

その視線が、生徒との快楽に溺れる俺の穢れた身体を見る、、、

ゾクッとした感覚が和彦を襲う。

え?

なんで、、、

なんで、、、?

和彦は自身の股間が、意志に反して頭を持ち上げ始めるのを感じる。

ダメだッ、、、

勃起しちゃダメだッ、、、

なんで、こんな時に俺は勃起し始めるんだ。

授業では、まず、項垂れた陰茎を見せると言っていた。

そこで、勃起していたら、なんと責められるか、、、

そして、目の前の無垢な2人の生徒が、いきなり教師の勃起姿を見たとしたら、、、

あぁ、、、

ダメだ。

勃起しちゃダメだ。

抑えなきゃ、、、

和彦は気付かれぬよう手を動かし、半勃起状態の逸物を、両太腿に挟み込む。

しかし、すでに、和彦の意志の制御を離れた逸物は膨らんでいく。 

和彦は内股に力を入れ、逸物を抑え込む。

カシャッ

プロジェクターを見ながら、今日の補習の内容が説明されていく。

おさまれッ、、、、

おさまってくれぇぇぇっ!

和彦は必死になる。

「さ、お願いします」

声がかけられる。

だめだ。

この状態でガウンを脱げない。

和彦は首を振る。

「どうしたんですか?早く、、、」

ど、どうしよう、、、

「杉山先生、まさか、今さら教材になるのを拒むんですか?男らしくないですよ」

竜之介の言葉が、和彦の身体の芯に倒錯した刺激を走らせる。

「ち、違う、、、拒むんじゃない。少し、時間をくれ、、、ください、、、」

「早くしましょうよ。下級生達を遅い時間まで拘束することは出来ないんですから」

竜之介の言葉。

そして、榎木がガウンに手を掛ける。

和彦は観念して、内股に力を入れ、ガウンを脱ぐ。

鍛えられた筋肉に覆われた身体が現れる。

サオを挟んだ内股がきつく閉じられている。

だから、和彦の臍の下から三角形に美しく広がる漆黒の陰毛の下方で折れ曲がった肉棒の根元だけが見える。

和彦が軽く腰をくねらせる。

オイルにテカる身体が艶かしく動く。

見られてる、、、

おさまらない、、、

ど、どうしよう、、、

羞恥が全身を貫き、快楽に変わる。

その瞬間、悦びに身体を震わした和彦のぶっとい逸物が内腿の拘束を逃れる。

跳ね上がり逸物は天を向く。

生徒達が目を丸くしている。

あぁぁぁぁ、、、

和彦は泣き出したかった。






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