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あなたに毒林檎の続編。そして林檎の秘密が明らかに?!その後の鞠絵の物語
「秘密の毒林檎」作:C.B
秘密毒1
|今日も旦那さまは帰りが遅い…はぁ~…|
あれから私とあの時の彼は結婚した。
彼は本当のご主人様になり、
愛しい旦那さまにもなった。
新婚旅行でフランスを巡り本場のワインなどを堪能し、
とある古城の地下牢で本物の
”鋼鉄の処女 アイアンメイデン”に触った…。
中に入れらることは死を意味する
忌まわしい棺おけに…ゾクゾクしたり、
日本では見ることのできない風景を満喫し、
これから本当に深まっていくだろう
愛の生活にを心を踊らせ。
そして、皆から祝福された幸せの絶頂もつかの間…
帰国してからというもの…
旦那さま…
幹広さまは…
一切、
愛を交わす夫婦の営みも、
二人だけの秘密のプレイもされなくなってしまい、
私に興味が無くなったようになられてしまった。
『…帰国直前まで可愛がって頂けたのにな…』
『なぜ???』
パクッ!
食卓の上で冷めてしまった夕飯。
乗せた布をぴらっとめくり旦那さまの好物が並び、
お漬物を口に放り込む…。
ポリポリ…
私の名前は加賀鞠絵。
素敵な名前になれたと信じていた…。
就職難でやっと入れた会社もぽんっと辞めた。
まったくの専業主婦…。
ただあの人のお世話をするだけでも幸せだったけど、
旦那さまは恋人同士だった頃から
極端に人が変わったみたいで、
話す言葉はたいてい、3っつか4っつ…、
『飯!… 風呂!… 寝る!… 肩揉め!…』
その、どれかを言われると旦那さま専用寝室に居座り、
帰ってからも仕事の残務に精を出されるか、
パソコンで株式市場やらの副業とにらめっこで、
こーいう生活が半年以上続いている…。
秘密毒2
もしかしたら。
もしかしたら、主様とて人の子…
恋人同士だった頃から、彼のことは良く知っている…。
何か悩見事かもと心配したが、
あまり聞くとうっとおしがられるので
それ以上何も言えなくなってしまった。
あっちのほうも実は心配してしまったが、
時折見てしまう朝に勃つあれは、元気で…
気づかれぬよう
そっと自分から腰を埋めたこともあった…。
…そして、そして、
何より頭に思うのは旦那さまの
”浮気”だった。
でも、これだけは信じて疑わぬようにしていた…
そうしないと心が壊れてしまいそうだったからだ……。
地下にある、物置に見せかけた
ウォークインクローゼットの奥には
間仕切りした秘密のスペースがあって、
旦那さまのジェラルミンケース他に、
結婚式の数日前買いに行き見立ててもらった…
真っ黒いセクシーなボンデージ衣装数着、
尖った鋲が内側を向く躾け用首輪、
お出かけ用貞操帯…それは式の当日、
ウェディングドレスのズロースの下を覆っていた
細かいチェーンで作られた小さなお道具…。
縄、鞭、手枷、足枷、口枷、鼻フック、
ディルド、電動玩具、クスコ、
浣腸器、注射針、カテーテル、
ローション…やら、
ありとあらゆるお道具が並び、
とってもマニアックなコーナーになっている…。
でも、それらはたまに掃除に入って
埃をはらうだけのコレクションと化している…。
旦那さまはきっと、お疲れなのだと、
最近…一番好きなエルメスの乗馬鞭で
…毎日…お尻に痣を作っていた…。
悪い子を見て欲しいと思いながら鳴き、
寂しくて虚しくて泣く日もあった…。
ポリ、パクパク ポリリ…
秘密毒3
バリバリ、ボリボリ…ムシャ、パク ゴクン…。
『…たまには、たまにはでいいから
”あなたの奴隷をかまって”…』
『いえ、私は奴隷…このままでも問題は無い…
だって奴隷だもん。…性奴隷でも、
メイドさんでもなんでもいい!』
『私は彼を愛してる!』
「あら?」
手で探る小鉢から山のようにあった
沢庵が無くなっていて…
気づくと口が辛くて、お茶をすすった…。
私は通販で買った本物のヨーロッパ風メイド衣装を
あの人の気を引くため、
毎日身に着け自分なりの気持ちを表している…けど。
『…これってただの?
本物の普通のメイドさんでは?!』
と、思うようにもなっていた…。
時計を見るとそろそろ帰ってこられる時間…。
『…暖め直しとく?… はぁ~…』
|今日も旦那さまは帰りが遅い…はぁ~…|
23時過ぎの時計が秒針を刻んでいき、
鞠絵の思いはクローぜーット奥に今もある、
専用ケースにしまった”林檎たち”を思い出させた。
『…もう産まなくなっちゃったな。
…どーいうことだったんだろぅう……』
ふとまだあるかどうか見たくなってしまい、
部屋の左右を見渡しさっと立ち上がり、
カーテン越しの風景を垣間見て戸締りを確認し、
初めて鞭を受けたあの日を懐かしく思った…。
パタパタパタと早足で、流行る心を隠せず、
物置の奥にある黒いカーテンをくぐり、隠された秘密の扉を開けた。
棚の上に押し込まれたケースを見て。
ふっと、嫌な予感がした…。
『…まさか…
もう消えてしまっていて、エッチな呪文が解けちゃった?…』
以前は産んでしまうことにさんざん悩んだのに、
今は無くなる事を心配をしている…。
ケースを前に腕組みして睨む…。
手を伸ばそうとして降ろし、取ろうとして降ろす…また手を伸ばしてー
『赤上げて、白下げないで赤降ろす…ように見せかけ、
あちょー!!!…』
そして、壁に手を付いて腕立て伏せの真似…。
壁腕立てをしながら、緊張の糸をほぐし、
やっとそれにきちんと向き直り両方の拳で、
「ファイッッ!」
っと、小さく気合を入れた。
秘密毒4
久しぶりのご対面…忘れられない
忌まわしくも、崇拝すべき…不思議な過去の遺物…。
だけど、あれのおかげで、今の鞠絵がある?
ヒラヒラメイド服のスカートを摘み
ケース相手におじぎをし、敬意を表す…。
つま先立ちし、やっとそれに手をかけ、
よいしょっと持ち変えようとしてスッ転んだ。
「うわあああ~」
その拍子に周りにあったお道具が落ち彼女に絡まっていく。
「いたーーーい!!!」
最後に落ちてきた赤い大きな蝋燭がコロコロ。
スッコン! っと頭に当たりスミに飛んでいった…。
頭を押さえうずくまる鞠絵。
「あ~~~ん いたいよぉー
旦那さま~~ぁん…ああん、あんあん…
…ぇぐぇぐ…」
たんこぶができた頭から手を離さないまま
痛みを堪え丸くなり…
身体がわなわなと震えだしたかと思うと、
今までの寂しさが一挙に押し寄せ泣き崩れた。
狭いへ屋で未使用の、憧れのお道具達に包まれて泣いた。
泣き声は狭い部屋に反響する…。
「あーんあんあん、
あーんあんあん、旦那さまぁーー
えぐえぐ ずるる ああああん!
寂しいよぉ~~~いたいよぉー
もう愛してないのですか~~
あああああん あああ
ああん~~~!!!」
…彼女の涙で潤む瞳にチラチラと赤いものが写っている…
それは最初頭に当たった蝋燭だと思った。
凝視するとピントが合いだし…
『え?』
「ええええええ?!」
「えええええええええええええええ!!!」
涙は止まり、薄化粧の顔に流れた跡だけ残った。
秘密毒5
「まさか!!!」
不安は的中してしまった。
ケースの中を探りひっくり返した…。
「も、もっとあったよ!!」
「どこどこどこ? わたしの林檎たち!!!」
散らかした物をどけ、辺りを探してもどこにもなかった。
目の前にぽつんと転がった1個の林檎…。
|今日も旦那さまは帰りが遅い…はぁ~…|
「ききき、消えていっている!!!???」
彼女の中に、これが消えていっているせい?!
…また林檎を産まないと駄目なんだ!
という偏執的な思いが巡りはじめた…。
彼女は精神的に追い込まれ、
1人鞭打つ以外に飲めないアルコールで
心の隙間を埋めるよう、飲みだしてもいた…。
「食べるしかない!」
そして、旦那さまが大事にしている
ビンテージ物のワインをセラーから取り出し、
部屋から使える物を探し、むちゃくちゃな勢いで栓をほじり押し込めた。
片手に白ワインを持ち、林檎をそっと拾った…。
「…こ、この関係を修復するの!…勇気よ!」
鞠絵の鼓動が早鐘を打ち、
右手に持つ林檎をじっと見て目を閉じ…
鼻を摘んだ、そして、、、
…かじった。
シャクリ!
林檎を噛む特有の感触や音が歯に触る…噛まないよう、
咀嚼せぬよう…ラッパ飲みのワインで流し込んだ。
あの日と同じ光景を思い出し…涙が溢れた…。
ゴクン、ゴクンゴクリ…。
シャリシャリバクリ ゴクン
ガブガブ シャクシャクゴクンゴクン バリムシャ…
全部、食べ終わった…。
秘密毒6
『…………』
一瞬だが永遠の時間が流れた…。
『………………』
しかし、あの時のような巨大林檎は現れず…
幻覚?も、見えてこなかった…。
呆然と、クローゼットに座りこんでいる鞠絵…。
『…えぐ…えぐ…えぐ…』
溢れ出る涙は流れるままに、ヒック! シャックリが出た。
もう酔っていた。
「ヒック…あああああん、
ああああああああんんん…
もうおしまいだぁ~~ヒック!
ウワ-ーーーーーン!」
っと、残り少ないワインを飲み干そうとしたその時。
「あ!」
「あーっ」
「あっははははは、
あっはっはっは
ルンルルンルルン~♪」
彼女は思い付いたように鼻歌を歌い、
涙は止まっていた…。
そして、何をするかと思えば、旦那さまのジェラルミンケースを開けた。
「らんな様のお林檎ぉ~ 食べればいいのらー」
そう、中には彼の”林檎”が入っているはずだ。
中をしげしげと眺めた…。
「あれ、あれ、あれれ」
「あらららららら?」
「えーーーーーーー!!!!」
「何これ?!」
ケースの中から房のまま何本か連なった、
いかにも美味しそうな色艶の、バナナが入っていた。
鞠絵はそれをポイポイポイっと放り
”あの林檎”を探した。
秘密毒7
「うわぁああああ~~~ん」
「無い やっぱり無いのぉ~~」
「ふぇ~~~ん にゃいにょーーー!」
「わぁたぁくしのぉーー
りんごぉおおおなんで無いのぉー~~!!」
「なんでぇーーなのぉーーー、
なんでぇ、エグエグエグエグ…」
静も根も尽き果てたように房なりのバナナに囲まれる鞠絵…。
目からまた大粒の涙が流れ、鼻水も垂れたまま顔を覆った。
もうお終いだ。
せっかく掴み取った幸せがボロボロ音を立て
崩れて行く様に思え、
指先に当たる一本のバナナを爪先で深く突き刺した。
「らんで、バナナなのよぉ… エグエグ…」
「らんでぇー らんでぇー?」
「らんな様のばかぁー!」
「わらしはぁー、さみしいのぉーーょーー」
「らんな様ってば、
きっとこのバララに投資してるんだろ~~!!!」
「アホか!!!」
「バララに投資する暇なんかあったら、
わらしにもっと目を向けろぉーー!!」
「そうらろぉー バナナ君!」
バナナを指に刺したまま睨み付け、
静かに対峙する
【林檎の女王VSただのバナナ】
酔ってぼんやりする眼でじーっとそれを観察すると…
小さな文字が刻印されていて、
どうやらこれは日付…
二人が愛を契った日。
「あー これけっこーー けこん(結婚)しら(た)日ら(だ)ーー
~あら(た)しぃ~にょ~ しゃーせ(幸せ)のれっちょーび(絶頂日)!
あろ(の)やら~しかった(優しかった)らんな(旦那)しゃま。今ろ(ど)こぉにぃ~」
…取りとめも無い思いが心いっぱいに広がっていった…。
秘密毒8
「ん…」
ググググゥ…
じっとバナナを見つめる鞠絵のお腹が鳴り、
皮を剥き、丁寧に筋を取り、
バナナのてっぺんから指を挿し込んだ。
一本のバナナは三等分に割れ、
その一本を口に押し込んだ。
そして、二本目…。
「お腹空いてたからおししぃ~~~」
そして、三本目を口にした時!
あの”じーさま”が目の前に突然現れ、
鞠絵の顔から数センチの所でほくそえんでた!
驚いて後ずさると、鞠絵は嫌と言うほど壁に身体ごと頭を打ちつけ、
目に星が瞬いた。
そして、それは一瞬にして謎の空間に変化し、
ふたりは何も無いただの暗闇に浮かんでいた。
「にょほほほほ いらっしゃい。
旦那さまの味はいかがかな?
彼のは小ぶりで美味しいと皆にご好評頂いておるのじゃがね~」
鞠絵が目をぱちくりさせていると、
そのじー様の背後にもう一人誰かが居る事に気づいた。
それは、小柄なおばーさん…
鞠絵を見てニコニコと微笑んでいる。
目が合いそうになると、
小綺麗な老婦人は照れたように、じー様の後ろに隠れ手だけ振っている。
「また、逢えるとは思いもよらなんだ、なぁーお前
今度は売れるの作ってくれるかなぁ。にょほほほっほ~」
「おほほほっほ 真一さんったら お嬢さんお困りですわょ~ おほほほ」
おばーさんが笑う。
じー様は背後のおばーさんに、首をかしがせ話しかけている。
おばーさんの笑う声はとても優しかった。
ふいに小さな皺だらけの左手がゆっくりと、どこかを指さし示した。
その方向を見ると一つの光が神々しく輝いた。
『まぶしい!!』
ガン! ドカッ!
驚いて後ずさると、鞠絵は嫌と言うほど壁に身体ごと頭を打ちつけてしまった!
星を瞬かせながら、暗闇は元の部屋に戻り、
じー様とばー様は跡形も無く姿を消え。
頭を抱えながら放り投げたバナナを丁寧に寄せ集め観察すると、
身体が震えだし腰が抜けそうになっていた…。
秘密毒9
「…ゆめ?…幻覚?!…」
「あ、ああああ」
「あーああああああ、れも、れも、でも~」
「だ、旦那さま…まさか! まさか!」
脂汗を滲ませながら、転がるバナナを仕分けするように並べ替えていく鞠絵だった。
表面には数字が刻印されていた。
それは日付。
最新の日付は今日…。
始まりは、結婚式当日…。
日を追うごとに、間隔が短くなっている…。
鞠絵の酔いが眩暈に変わった。
「あー旦那さま! らんなさまぁー! そんな、そんな…」
『…まさか! まさか! まさかーー!!!』
なぜかバナナの皮を握りしめている鞠絵は、手がベトベトだったが、
彼女はゆっくり揺れはじめ、皮も一緒に揺れ、そして、そして…
「バナナ! バナナ! バナナ!
あぅううぅーーーー そんな、バナナ~~!!」
と言い残し卒倒してしまった…。
ピンポーン~♪ ピンポ~ン♪
加賀家のチャイムが鳴った。
それは、2回、3回と普通に押されていたが
立て続けに数十回激しく部屋に鳴りだし、
ドンドンドンドンドン!
近所迷惑になる勢いでドアを叩く男が、
怒りに満ちた顔で玄関に立っていた。
幹広が帰って来ていた。
「なんで出ない!!!!!」
仕方なく鞄の底からやっと鍵を探りドアを開けたものの、
今度はチェーンに阻まれ先へ進めない…
眉は吊り上がりピクピク動いている。
玄関の脇から狭い庭へ廻り、
リビングへ通じる窓に向かった。
幹広の肩は大きく上下し憤慨したままそこを見ると、
カーテンは閉ざされているが、明りは点いたままだ。
「…眠っているのか!!!
主様より先に寝るとはー
居眠りでも許されぬ!!
奴隷妻の風上にも置けぬ~
なななな! なんたることだ、言語道断!!!!」
…なんか、良く判らない時代劇口調で言う旦那さまは、
フ~! フ~!フ~ッ!
鼻息も荒く鬼の形相で携帯をかけた。
秘密毒10
プルルルルルルルルルルルルルルルルー
プルルルルルルルルルルンルルルー…
部屋の中から音が鳴っているのに、
出て来る気配のない…肉奴隷妻…。
プルルルルンルルルルー…チン!
顔が真っ赤になっていく幹広。
次の瞬間、庭にあった野良猫用のクッションを
窓にあてがうと、クッションに拳を突き出した!
ガラスは静かに砕け、
手頃な穴を残すとドアロックを外し上がり込んだ…。
幹広は空き巣がやるようなことをやってのけ、
リビングに土足だったことに気づき慌てて脱いだ。
とりあえず玄関に靴を置きに行く幹広…
とっても普通の人ではあったが、
「思い知らせてやる!! メス豚奴隷!!」
とわめき散らし、まっすぐ地下室に向うという凄い直感力だった。
ドカドカと小部屋に入りスース-と寝息を立てて眠る、
”眠い姫”の髪の毛を掴み上げ数回ひっぱたいた!
「ギャッ! ギュ ギョーー!」
痛さで、目覚めた鞠絵。
目の前に旦那さまが居て蒼ざめた…。
「あああああああ、だだだらんなさま!!!
おかえりりでしたぁーか…るりません、
すいません気づきらへんれした、申し訳あり~…」
酔って口が回らない鞠絵はきちんと謝れず、また叩かれた。
「うわああああああああーー
らめてーらめてーくらさっぃい~
止めて~ろうしません、おゆるしー
お許しくだらりーいぃ~~!!!」
旦那様のお顔を直視することは出来なかった。
旦那さまが怒ると、もう奴隷の分際にはどうすることもできないのだ。
鞠絵はさっきの”バナナ事件”を話すべきだったが、
自分の失態に我を忘れている…。
秘密毒11
平手打ちされ起こされた時から、
久しぶりの痛みに…
知らず知らずのうちに感じている、
淫乱変態マゾ女…。
性の奴隷…。
奉仕肉奴隷…。
旦那さまに躾けられる事を、この上ない幸せと
感じるドMの鞠絵は…歓喜した!
『ああああ…ぁぁぁぁぁぁぁぁ…』
この感覚は鞠絵の本能を呼び覚まし、
魂を揺さぶった。
奴隷の心を芯から蕩けさせていく。
「言い訳無用!」
「はははははは、はいぃ~、
らららららんな旦那さま!!!」
「心ゆぅくぅ~まで、ろれい(奴隷)
のわたを、しつけてくらっはぃ!!」
この小部屋、実はプレイルーム…
防音扉が締まると声が外に漏れることは無い…。
鞠絵は恋人時代に始めて使われた、エルメスの乗馬鞭を探し、
さっと旦那さまに差し出したが、
幹広はそれを受け取らずニヤっと笑った…。
『くふ、まだまだだ……ぐふふふふふ……』
幹広はそう思うとそれ以上、
なにも話さなくなり
淡々と髪の毛を掴んだまま立てと命令し、
平手打ちを加えていった…。
バンバンバンバンバン!
バシッ! バシッ!
バシッ! バシッ! バシッ!
「あぁぁあああああー!!!!」
痛くて痛くてたまらなかった。
でもそれがマゾにとって素敵なのだ。
小さな黒色のショーツで隠された、
剃毛したツルツルのあそこから、
ドロドロと蜜液が滲み溢れ太ももを伝っている…。
サンドバック状態の鞠絵。
顔が見る見る膨れ上がり、
足下の何かをコンッと弾いた。
「秘密の毒林檎」作:C.B
秘密毒1
|今日も旦那さまは帰りが遅い…はぁ~…|
あれから私とあの時の彼は結婚した。
彼は本当のご主人様になり、
愛しい旦那さまにもなった。
新婚旅行でフランスを巡り本場のワインなどを堪能し、
とある古城の地下牢で本物の
”鋼鉄の処女 アイアンメイデン”に触った…。
中に入れらることは死を意味する
忌まわしい棺おけに…ゾクゾクしたり、
日本では見ることのできない風景を満喫し、
これから本当に深まっていくだろう
愛の生活にを心を踊らせ。
そして、皆から祝福された幸せの絶頂もつかの間…
帰国してからというもの…
旦那さま…
幹広さまは…
一切、
愛を交わす夫婦の営みも、
二人だけの秘密のプレイもされなくなってしまい、
私に興味が無くなったようになられてしまった。
『…帰国直前まで可愛がって頂けたのにな…』
『なぜ???』
パクッ!
食卓の上で冷めてしまった夕飯。
乗せた布をぴらっとめくり旦那さまの好物が並び、
お漬物を口に放り込む…。
ポリポリ…
私の名前は加賀鞠絵。
素敵な名前になれたと信じていた…。
就職難でやっと入れた会社もぽんっと辞めた。
まったくの専業主婦…。
ただあの人のお世話をするだけでも幸せだったけど、
旦那さまは恋人同士だった頃から
極端に人が変わったみたいで、
話す言葉はたいてい、3っつか4っつ…、
『飯!… 風呂!… 寝る!… 肩揉め!…』
その、どれかを言われると旦那さま専用寝室に居座り、
帰ってからも仕事の残務に精を出されるか、
パソコンで株式市場やらの副業とにらめっこで、
こーいう生活が半年以上続いている…。
秘密毒2
もしかしたら。
もしかしたら、主様とて人の子…
恋人同士だった頃から、彼のことは良く知っている…。
何か悩見事かもと心配したが、
あまり聞くとうっとおしがられるので
それ以上何も言えなくなってしまった。
あっちのほうも実は心配してしまったが、
時折見てしまう朝に勃つあれは、元気で…
気づかれぬよう
そっと自分から腰を埋めたこともあった…。
…そして、そして、
何より頭に思うのは旦那さまの
”浮気”だった。
でも、これだけは信じて疑わぬようにしていた…
そうしないと心が壊れてしまいそうだったからだ……。
地下にある、物置に見せかけた
ウォークインクローゼットの奥には
間仕切りした秘密のスペースがあって、
旦那さまのジェラルミンケース他に、
結婚式の数日前買いに行き見立ててもらった…
真っ黒いセクシーなボンデージ衣装数着、
尖った鋲が内側を向く躾け用首輪、
お出かけ用貞操帯…それは式の当日、
ウェディングドレスのズロースの下を覆っていた
細かいチェーンで作られた小さなお道具…。
縄、鞭、手枷、足枷、口枷、鼻フック、
ディルド、電動玩具、クスコ、
浣腸器、注射針、カテーテル、
ローション…やら、
ありとあらゆるお道具が並び、
とってもマニアックなコーナーになっている…。
でも、それらはたまに掃除に入って
埃をはらうだけのコレクションと化している…。
旦那さまはきっと、お疲れなのだと、
最近…一番好きなエルメスの乗馬鞭で
…毎日…お尻に痣を作っていた…。
悪い子を見て欲しいと思いながら鳴き、
寂しくて虚しくて泣く日もあった…。
ポリ、パクパク ポリリ…
秘密毒3
バリバリ、ボリボリ…ムシャ、パク ゴクン…。
『…たまには、たまにはでいいから
”あなたの奴隷をかまって”…』
『いえ、私は奴隷…このままでも問題は無い…
だって奴隷だもん。…性奴隷でも、
メイドさんでもなんでもいい!』
『私は彼を愛してる!』
「あら?」
手で探る小鉢から山のようにあった
沢庵が無くなっていて…
気づくと口が辛くて、お茶をすすった…。
私は通販で買った本物のヨーロッパ風メイド衣装を
あの人の気を引くため、
毎日身に着け自分なりの気持ちを表している…けど。
『…これってただの?
本物の普通のメイドさんでは?!』
と、思うようにもなっていた…。
時計を見るとそろそろ帰ってこられる時間…。
『…暖め直しとく?… はぁ~…』
|今日も旦那さまは帰りが遅い…はぁ~…|
23時過ぎの時計が秒針を刻んでいき、
鞠絵の思いはクローぜーット奥に今もある、
専用ケースにしまった”林檎たち”を思い出させた。
『…もう産まなくなっちゃったな。
…どーいうことだったんだろぅう……』
ふとまだあるかどうか見たくなってしまい、
部屋の左右を見渡しさっと立ち上がり、
カーテン越しの風景を垣間見て戸締りを確認し、
初めて鞭を受けたあの日を懐かしく思った…。
パタパタパタと早足で、流行る心を隠せず、
物置の奥にある黒いカーテンをくぐり、隠された秘密の扉を開けた。
棚の上に押し込まれたケースを見て。
ふっと、嫌な予感がした…。
『…まさか…
もう消えてしまっていて、エッチな呪文が解けちゃった?…』
以前は産んでしまうことにさんざん悩んだのに、
今は無くなる事を心配をしている…。
ケースを前に腕組みして睨む…。
手を伸ばそうとして降ろし、取ろうとして降ろす…また手を伸ばしてー
『赤上げて、白下げないで赤降ろす…ように見せかけ、
あちょー!!!…』
そして、壁に手を付いて腕立て伏せの真似…。
壁腕立てをしながら、緊張の糸をほぐし、
やっとそれにきちんと向き直り両方の拳で、
「ファイッッ!」
っと、小さく気合を入れた。
秘密毒4
久しぶりのご対面…忘れられない
忌まわしくも、崇拝すべき…不思議な過去の遺物…。
だけど、あれのおかげで、今の鞠絵がある?
ヒラヒラメイド服のスカートを摘み
ケース相手におじぎをし、敬意を表す…。
つま先立ちし、やっとそれに手をかけ、
よいしょっと持ち変えようとしてスッ転んだ。
「うわあああ~」
その拍子に周りにあったお道具が落ち彼女に絡まっていく。
「いたーーーい!!!」
最後に落ちてきた赤い大きな蝋燭がコロコロ。
スッコン! っと頭に当たりスミに飛んでいった…。
頭を押さえうずくまる鞠絵。
「あ~~~ん いたいよぉー
旦那さま~~ぁん…ああん、あんあん…
…ぇぐぇぐ…」
たんこぶができた頭から手を離さないまま
痛みを堪え丸くなり…
身体がわなわなと震えだしたかと思うと、
今までの寂しさが一挙に押し寄せ泣き崩れた。
狭いへ屋で未使用の、憧れのお道具達に包まれて泣いた。
泣き声は狭い部屋に反響する…。
「あーんあんあん、
あーんあんあん、旦那さまぁーー
えぐえぐ ずるる ああああん!
寂しいよぉ~~~いたいよぉー
もう愛してないのですか~~
あああああん あああ
ああん~~~!!!」
…彼女の涙で潤む瞳にチラチラと赤いものが写っている…
それは最初頭に当たった蝋燭だと思った。
凝視するとピントが合いだし…
『え?』
「ええええええ?!」
「えええええええええええええええ!!!」
涙は止まり、薄化粧の顔に流れた跡だけ残った。
秘密毒5
「まさか!!!」
不安は的中してしまった。
ケースの中を探りひっくり返した…。
「も、もっとあったよ!!」
「どこどこどこ? わたしの林檎たち!!!」
散らかした物をどけ、辺りを探してもどこにもなかった。
目の前にぽつんと転がった1個の林檎…。
|今日も旦那さまは帰りが遅い…はぁ~…|
「ききき、消えていっている!!!???」
彼女の中に、これが消えていっているせい?!
…また林檎を産まないと駄目なんだ!
という偏執的な思いが巡りはじめた…。
彼女は精神的に追い込まれ、
1人鞭打つ以外に飲めないアルコールで
心の隙間を埋めるよう、飲みだしてもいた…。
「食べるしかない!」
そして、旦那さまが大事にしている
ビンテージ物のワインをセラーから取り出し、
部屋から使える物を探し、むちゃくちゃな勢いで栓をほじり押し込めた。
片手に白ワインを持ち、林檎をそっと拾った…。
「…こ、この関係を修復するの!…勇気よ!」
鞠絵の鼓動が早鐘を打ち、
右手に持つ林檎をじっと見て目を閉じ…
鼻を摘んだ、そして、、、
…かじった。
シャクリ!
林檎を噛む特有の感触や音が歯に触る…噛まないよう、
咀嚼せぬよう…ラッパ飲みのワインで流し込んだ。
あの日と同じ光景を思い出し…涙が溢れた…。
ゴクン、ゴクンゴクリ…。
シャリシャリバクリ ゴクン
ガブガブ シャクシャクゴクンゴクン バリムシャ…
全部、食べ終わった…。
秘密毒6
『…………』
一瞬だが永遠の時間が流れた…。
『………………』
しかし、あの時のような巨大林檎は現れず…
幻覚?も、見えてこなかった…。
呆然と、クローゼットに座りこんでいる鞠絵…。
『…えぐ…えぐ…えぐ…』
溢れ出る涙は流れるままに、ヒック! シャックリが出た。
もう酔っていた。
「ヒック…あああああん、
ああああああああんんん…
もうおしまいだぁ~~ヒック!
ウワ-ーーーーーン!」
っと、残り少ないワインを飲み干そうとしたその時。
「あ!」
「あーっ」
「あっははははは、
あっはっはっは
ルンルルンルルン~♪」
彼女は思い付いたように鼻歌を歌い、
涙は止まっていた…。
そして、何をするかと思えば、旦那さまのジェラルミンケースを開けた。
「らんな様のお林檎ぉ~ 食べればいいのらー」
そう、中には彼の”林檎”が入っているはずだ。
中をしげしげと眺めた…。
「あれ、あれ、あれれ」
「あらららららら?」
「えーーーーーーー!!!!」
「何これ?!」
ケースの中から房のまま何本か連なった、
いかにも美味しそうな色艶の、バナナが入っていた。
鞠絵はそれをポイポイポイっと放り
”あの林檎”を探した。
秘密毒7
「うわぁああああ~~~ん」
「無い やっぱり無いのぉ~~」
「ふぇ~~~ん にゃいにょーーー!」
「わぁたぁくしのぉーー
りんごぉおおおなんで無いのぉー~~!!」
「なんでぇーーなのぉーーー、
なんでぇ、エグエグエグエグ…」
静も根も尽き果てたように房なりのバナナに囲まれる鞠絵…。
目からまた大粒の涙が流れ、鼻水も垂れたまま顔を覆った。
もうお終いだ。
せっかく掴み取った幸せがボロボロ音を立て
崩れて行く様に思え、
指先に当たる一本のバナナを爪先で深く突き刺した。
「らんで、バナナなのよぉ… エグエグ…」
「らんでぇー らんでぇー?」
「らんな様のばかぁー!」
「わらしはぁー、さみしいのぉーーょーー」
「らんな様ってば、
きっとこのバララに投資してるんだろ~~!!!」
「アホか!!!」
「バララに投資する暇なんかあったら、
わらしにもっと目を向けろぉーー!!」
「そうらろぉー バナナ君!」
バナナを指に刺したまま睨み付け、
静かに対峙する
【林檎の女王VSただのバナナ】
酔ってぼんやりする眼でじーっとそれを観察すると…
小さな文字が刻印されていて、
どうやらこれは日付…
二人が愛を契った日。
「あー これけっこーー けこん(結婚)しら(た)日ら(だ)ーー
~あら(た)しぃ~にょ~ しゃーせ(幸せ)のれっちょーび(絶頂日)!
あろ(の)やら~しかった(優しかった)らんな(旦那)しゃま。今ろ(ど)こぉにぃ~」
…取りとめも無い思いが心いっぱいに広がっていった…。
秘密毒8
「ん…」
ググググゥ…
じっとバナナを見つめる鞠絵のお腹が鳴り、
皮を剥き、丁寧に筋を取り、
バナナのてっぺんから指を挿し込んだ。
一本のバナナは三等分に割れ、
その一本を口に押し込んだ。
そして、二本目…。
「お腹空いてたからおししぃ~~~」
そして、三本目を口にした時!
あの”じーさま”が目の前に突然現れ、
鞠絵の顔から数センチの所でほくそえんでた!
驚いて後ずさると、鞠絵は嫌と言うほど壁に身体ごと頭を打ちつけ、
目に星が瞬いた。
そして、それは一瞬にして謎の空間に変化し、
ふたりは何も無いただの暗闇に浮かんでいた。
「にょほほほほ いらっしゃい。
旦那さまの味はいかがかな?
彼のは小ぶりで美味しいと皆にご好評頂いておるのじゃがね~」
鞠絵が目をぱちくりさせていると、
そのじー様の背後にもう一人誰かが居る事に気づいた。
それは、小柄なおばーさん…
鞠絵を見てニコニコと微笑んでいる。
目が合いそうになると、
小綺麗な老婦人は照れたように、じー様の後ろに隠れ手だけ振っている。
「また、逢えるとは思いもよらなんだ、なぁーお前
今度は売れるの作ってくれるかなぁ。にょほほほっほ~」
「おほほほっほ 真一さんったら お嬢さんお困りですわょ~ おほほほ」
おばーさんが笑う。
じー様は背後のおばーさんに、首をかしがせ話しかけている。
おばーさんの笑う声はとても優しかった。
ふいに小さな皺だらけの左手がゆっくりと、どこかを指さし示した。
その方向を見ると一つの光が神々しく輝いた。
『まぶしい!!』
ガン! ドカッ!
驚いて後ずさると、鞠絵は嫌と言うほど壁に身体ごと頭を打ちつけてしまった!
星を瞬かせながら、暗闇は元の部屋に戻り、
じー様とばー様は跡形も無く姿を消え。
頭を抱えながら放り投げたバナナを丁寧に寄せ集め観察すると、
身体が震えだし腰が抜けそうになっていた…。
秘密毒9
「…ゆめ?…幻覚?!…」
「あ、ああああ」
「あーああああああ、れも、れも、でも~」
「だ、旦那さま…まさか! まさか!」
脂汗を滲ませながら、転がるバナナを仕分けするように並べ替えていく鞠絵だった。
表面には数字が刻印されていた。
それは日付。
最新の日付は今日…。
始まりは、結婚式当日…。
日を追うごとに、間隔が短くなっている…。
鞠絵の酔いが眩暈に変わった。
「あー旦那さま! らんなさまぁー! そんな、そんな…」
『…まさか! まさか! まさかーー!!!』
なぜかバナナの皮を握りしめている鞠絵は、手がベトベトだったが、
彼女はゆっくり揺れはじめ、皮も一緒に揺れ、そして、そして…
「バナナ! バナナ! バナナ!
あぅううぅーーーー そんな、バナナ~~!!」
と言い残し卒倒してしまった…。
ピンポーン~♪ ピンポ~ン♪
加賀家のチャイムが鳴った。
それは、2回、3回と普通に押されていたが
立て続けに数十回激しく部屋に鳴りだし、
ドンドンドンドンドン!
近所迷惑になる勢いでドアを叩く男が、
怒りに満ちた顔で玄関に立っていた。
幹広が帰って来ていた。
「なんで出ない!!!!!」
仕方なく鞄の底からやっと鍵を探りドアを開けたものの、
今度はチェーンに阻まれ先へ進めない…
眉は吊り上がりピクピク動いている。
玄関の脇から狭い庭へ廻り、
リビングへ通じる窓に向かった。
幹広の肩は大きく上下し憤慨したままそこを見ると、
カーテンは閉ざされているが、明りは点いたままだ。
「…眠っているのか!!!
主様より先に寝るとはー
居眠りでも許されぬ!!
奴隷妻の風上にも置けぬ~
なななな! なんたることだ、言語道断!!!!」
…なんか、良く判らない時代劇口調で言う旦那さまは、
フ~! フ~!フ~ッ!
鼻息も荒く鬼の形相で携帯をかけた。
秘密毒10
プルルルルルルルルルルルルルルルルー
プルルルルルルルルルルンルルルー…
部屋の中から音が鳴っているのに、
出て来る気配のない…肉奴隷妻…。
プルルルルンルルルルー…チン!
顔が真っ赤になっていく幹広。
次の瞬間、庭にあった野良猫用のクッションを
窓にあてがうと、クッションに拳を突き出した!
ガラスは静かに砕け、
手頃な穴を残すとドアロックを外し上がり込んだ…。
幹広は空き巣がやるようなことをやってのけ、
リビングに土足だったことに気づき慌てて脱いだ。
とりあえず玄関に靴を置きに行く幹広…
とっても普通の人ではあったが、
「思い知らせてやる!! メス豚奴隷!!」
とわめき散らし、まっすぐ地下室に向うという凄い直感力だった。
ドカドカと小部屋に入りスース-と寝息を立てて眠る、
”眠い姫”の髪の毛を掴み上げ数回ひっぱたいた!
「ギャッ! ギュ ギョーー!」
痛さで、目覚めた鞠絵。
目の前に旦那さまが居て蒼ざめた…。
「あああああああ、だだだらんなさま!!!
おかえりりでしたぁーか…るりません、
すいません気づきらへんれした、申し訳あり~…」
酔って口が回らない鞠絵はきちんと謝れず、また叩かれた。
「うわああああああああーー
らめてーらめてーくらさっぃい~
止めて~ろうしません、おゆるしー
お許しくだらりーいぃ~~!!!」
旦那様のお顔を直視することは出来なかった。
旦那さまが怒ると、もう奴隷の分際にはどうすることもできないのだ。
鞠絵はさっきの”バナナ事件”を話すべきだったが、
自分の失態に我を忘れている…。
秘密毒11
平手打ちされ起こされた時から、
久しぶりの痛みに…
知らず知らずのうちに感じている、
淫乱変態マゾ女…。
性の奴隷…。
奉仕肉奴隷…。
旦那さまに躾けられる事を、この上ない幸せと
感じるドMの鞠絵は…歓喜した!
『ああああ…ぁぁぁぁぁぁぁぁ…』
この感覚は鞠絵の本能を呼び覚まし、
魂を揺さぶった。
奴隷の心を芯から蕩けさせていく。
「言い訳無用!」
「はははははは、はいぃ~、
らららららんな旦那さま!!!」
「心ゆぅくぅ~まで、ろれい(奴隷)
のわたを、しつけてくらっはぃ!!」
この小部屋、実はプレイルーム…
防音扉が締まると声が外に漏れることは無い…。
鞠絵は恋人時代に始めて使われた、エルメスの乗馬鞭を探し、
さっと旦那さまに差し出したが、
幹広はそれを受け取らずニヤっと笑った…。
『くふ、まだまだだ……ぐふふふふふ……』
幹広はそう思うとそれ以上、
なにも話さなくなり
淡々と髪の毛を掴んだまま立てと命令し、
平手打ちを加えていった…。
バンバンバンバンバン!
バシッ! バシッ!
バシッ! バシッ! バシッ!
「あぁぁあああああー!!!!」
痛くて痛くてたまらなかった。
でもそれがマゾにとって素敵なのだ。
小さな黒色のショーツで隠された、
剃毛したツルツルのあそこから、
ドロドロと蜜液が滲み溢れ太ももを伝っている…。
サンドバック状態の鞠絵。
顔が見る見る膨れ上がり、
足下の何かをコンッと弾いた。
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