12 / 21
おもてなし女
しおりを挟む
平日の昼間から、僕は部屋の真ん中で椅子に座り、大口を開け天井を見上げていた。
昨日泊まった旅館の料理は最高だった。特に、ゆずの効いたナマコ酢は絶品で、いくらでも食べられそうだった。担当してくれた仲居さんの対応も丁寧で、配慮の行き届いた『最高のおもてなし』を提供してくれた。彼女は若く、小柄で、僕好みの美人だった。匂いや声も魅力的で、五感のうち実に三つが僕を魅了した。あと二つ、味覚と触覚は未知の領域で、それを追求したい心にも後押しされ、ダメ元でナンパせずにはいられなかった。
そうして、そのナンパは奇跡的に成功し、今、僕は彼女と二人っきりで、ラブホテルの一室の中に居て、乳首を責められている。
服は着用することを許されず、目隠しをされ、いつ始まるのか分からない恐怖の中で、突然それは始まった。恐らく今、両方の乳首に指の腹を当てがわれ、少しばかりの圧を掛けられている。そして、今まさに、その指は捏ね繰り回すように円の動きを始めた。摩擦の快ではなく、内部の神経を揉みほぐすような快だった。男なのに、情け無い声が漏れてしまう…
抵抗をしようにも、後ろ手に縛られ、両足も椅子の脚に縛り付けられていて、身動きが取れない。
大きく開いた口角から、涎が流れ伝う感覚がしたが、そんなものに構っている余裕は無かった。
「ジュルジュル………」
顎まで垂れ落ちそうになった涎が、生暖かいネットリとしたナマコのような感触に、音を立てて掬い上げられる。
ナマコは、熱い吐息に後押しされるように、そのまま頬をくすぐったく伝い、耳の縁を彷徨い始めた。その動きは段々と耳の中心部へと向かい、吐息の熱を絡めた粘着質なボリュームを接近させていく。耳の穴の内部に生暖かいヌメリが蠢きながら挿入を始めた。水中に潜ったみたいな音がして、全身がゾクゾクと身の毛のよだつような感覚に包まれていく。
下半身でそそり立つアイツは、空を掴まんとするかのように固く揺らめき、時折腹にその先端を触れさせ、濡れた感触を伝えてきた。
「ジュルジュル………」
また顎まで垂れ落ちそうになった涎が、生暖かいナマコに掬い上げられる。
今度は大きく開けられた口内へと、彼女の控えめな喘ぎと吐息を引き連れたナマコが流れ込んできた。脳内に真っ白な霧が掛かったような錯覚が生じ、唇が震える。
ナマコ同士が干渉し合い、粘着の感触を体内に響かせる。柑橘系の刺激に似ていた。それは唾液の分泌を促し、更なる分泌を求める貪りを誘発した。貪ればまた唾液は分泌され、それがまた貪りを誘発する。
少しでもアイツをしごいてくれさえすれば発射できるのに、彼女はそれを許してくれない。
圧を掛けていた指先が両方とも離れる。僕は期待した、その手が下半身に伸びてくれることを。
次の瞬間、脳の奥を驚かすような、くすぐったい刺激が両乳首を下から跳ね上げた。今度は、指先で掬い上げるような摩擦の刺激だった。
口内では粘膜同士が絡み合い、分泌された唾液が溢れ、下顎から胸の辺りまで伝っていった。狙ったかのように彼女の指先がその唾液を獲得すると、潤いを帯びた丸い刺激を身に纏い、今度はヌルヌルとした往復の摩擦を始めた。
舌の自由を奪われた口内から否応なしに「アヘ!アヘ!」という、自分でも恥ずかしくなってしまうような、死に間際に命乞いでもするみたいな鳴き声が漏れ出た。
指の動きが速まり、圧も強くなってきた。それは、外部を摩擦する刺激と、内部の神経を揉みほぐす刺激とを織り交ぜた、『最高のおもてなし』だった。椅子がギシギシと軋む。恥ずかしい鳴き声に逼迫感が増していく。
「ジュルジュル………」
口内のナマコが絡み合って吸い合う音が響き渡った。脳内の真っ白な霧が、更に色濃くなっていく。下半身で直立する肉の塊が、バネの動きで何度も腹を叩きつけようと跳ね上がり、先端から溢れ出す涎を太ももや下腹にばら撒いた。ヌメリを帯びた二本の指先が追い打ちを掛けるように”クチュクチュ”と音を立てて転がり続ける。
「アヘぁ!!!」
情けない鳴き声が、射精の快の中に恥辱のスパイスを絶妙に織り交ぜた。
昨日泊まった旅館の料理は最高だった。特に、ゆずの効いたナマコ酢は絶品で、いくらでも食べられそうだった。担当してくれた仲居さんの対応も丁寧で、配慮の行き届いた『最高のおもてなし』を提供してくれた。彼女は若く、小柄で、僕好みの美人だった。匂いや声も魅力的で、五感のうち実に三つが僕を魅了した。あと二つ、味覚と触覚は未知の領域で、それを追求したい心にも後押しされ、ダメ元でナンパせずにはいられなかった。
そうして、そのナンパは奇跡的に成功し、今、僕は彼女と二人っきりで、ラブホテルの一室の中に居て、乳首を責められている。
服は着用することを許されず、目隠しをされ、いつ始まるのか分からない恐怖の中で、突然それは始まった。恐らく今、両方の乳首に指の腹を当てがわれ、少しばかりの圧を掛けられている。そして、今まさに、その指は捏ね繰り回すように円の動きを始めた。摩擦の快ではなく、内部の神経を揉みほぐすような快だった。男なのに、情け無い声が漏れてしまう…
抵抗をしようにも、後ろ手に縛られ、両足も椅子の脚に縛り付けられていて、身動きが取れない。
大きく開いた口角から、涎が流れ伝う感覚がしたが、そんなものに構っている余裕は無かった。
「ジュルジュル………」
顎まで垂れ落ちそうになった涎が、生暖かいネットリとしたナマコのような感触に、音を立てて掬い上げられる。
ナマコは、熱い吐息に後押しされるように、そのまま頬をくすぐったく伝い、耳の縁を彷徨い始めた。その動きは段々と耳の中心部へと向かい、吐息の熱を絡めた粘着質なボリュームを接近させていく。耳の穴の内部に生暖かいヌメリが蠢きながら挿入を始めた。水中に潜ったみたいな音がして、全身がゾクゾクと身の毛のよだつような感覚に包まれていく。
下半身でそそり立つアイツは、空を掴まんとするかのように固く揺らめき、時折腹にその先端を触れさせ、濡れた感触を伝えてきた。
「ジュルジュル………」
また顎まで垂れ落ちそうになった涎が、生暖かいナマコに掬い上げられる。
今度は大きく開けられた口内へと、彼女の控えめな喘ぎと吐息を引き連れたナマコが流れ込んできた。脳内に真っ白な霧が掛かったような錯覚が生じ、唇が震える。
ナマコ同士が干渉し合い、粘着の感触を体内に響かせる。柑橘系の刺激に似ていた。それは唾液の分泌を促し、更なる分泌を求める貪りを誘発した。貪ればまた唾液は分泌され、それがまた貪りを誘発する。
少しでもアイツをしごいてくれさえすれば発射できるのに、彼女はそれを許してくれない。
圧を掛けていた指先が両方とも離れる。僕は期待した、その手が下半身に伸びてくれることを。
次の瞬間、脳の奥を驚かすような、くすぐったい刺激が両乳首を下から跳ね上げた。今度は、指先で掬い上げるような摩擦の刺激だった。
口内では粘膜同士が絡み合い、分泌された唾液が溢れ、下顎から胸の辺りまで伝っていった。狙ったかのように彼女の指先がその唾液を獲得すると、潤いを帯びた丸い刺激を身に纏い、今度はヌルヌルとした往復の摩擦を始めた。
舌の自由を奪われた口内から否応なしに「アヘ!アヘ!」という、自分でも恥ずかしくなってしまうような、死に間際に命乞いでもするみたいな鳴き声が漏れ出た。
指の動きが速まり、圧も強くなってきた。それは、外部を摩擦する刺激と、内部の神経を揉みほぐす刺激とを織り交ぜた、『最高のおもてなし』だった。椅子がギシギシと軋む。恥ずかしい鳴き声に逼迫感が増していく。
「ジュルジュル………」
口内のナマコが絡み合って吸い合う音が響き渡った。脳内の真っ白な霧が、更に色濃くなっていく。下半身で直立する肉の塊が、バネの動きで何度も腹を叩きつけようと跳ね上がり、先端から溢れ出す涎を太ももや下腹にばら撒いた。ヌメリを帯びた二本の指先が追い打ちを掛けるように”クチュクチュ”と音を立てて転がり続ける。
「アヘぁ!!!」
情けない鳴き声が、射精の快の中に恥辱のスパイスを絶妙に織り交ぜた。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる