性癖短編集

くろ

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ヒゲフェチ女

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幼い頃、お父さんによく『ヒゲじょりじょり』をされていました。手や頬などにそのじょりじょりを感じ、私は喜んでいました。でも、大きくなるにつれて、私はお父さんから距離を置くようになっていき、同時に、ヒゲじょりじょりからも距離を置くようになっていきました。

成人になって、たまにヒゲじょりじょりを思い出すことがあります。特に、彼氏とセックスをしている最中、たまにヒゲの剃り残しが私の頬に刺激を与えたりすると、その刺激が、あのじょりじょりを思い出させ、それがエクスタシーの引き金になったりもしました。
その度に私は想像してしまいます。「アソコにヒゲじょりじょりされたら、どうなってしまうのだろう?」と。そして、その想像によって、私は毎回、アソコに熱い濡れた感触を覚えてしまうのです。彼氏にお願いしてみようかと、考えたことはありましたが、ヘンタイだと思われるのが怖くて、そんなお願い、とてもできませんでした。そして彼氏が髭を剃り残すことは稀だったし、アソコに顔を近づけるというプレイ自体をしたことがありませんでした。

そんな、ヒゲじょりじょりに対する欲求を溜めに溜め込んだ、ある仕事帰りの日に転機は訪れます。
薄暗い夕方に人通りの少ない路地を歩いていると、すれ違いのおじさんに道を尋ねられました。おじさんはマスクをしていて顔の特徴はよく分かりませんでしたが、シワの感じから、たぶん、お父さんと同じぐらいの年齢の人かな?という印象を受けました。
私はそのおじさんに道を教えて、また暫く歩いていると、急に後ろから誰かに抱きつかれました。咄嗟に悲鳴を上げたものの、その周辺は人通りも少なく、民家や建物も近くには無かったので、助けは期待できそうもありませんでした。走って逃げようとしましたが、ビジネススカートとハイヒールでスピードは出せず、近くの公園のフェンスに道を阻まれたところで逃げ場を失ってしまいました。
私のことを追い詰めた目の前の相手をよく見ると、さっきのおじさんでした。おじさんはマスクを外し、剃り残しだらけの口元を晒しながら、私の唇にキスを迫ってきました。唇よりも先に、おじさんの剃り残しが私の頬をかすめました。それで私の身体は力が抜けたようになり、そのままおじさんにキスを許してしまいました。激しいフレンチキスでした。たくさんじょりじょりされ、私は腰が勝手に動いてしまっていました。おじさんの手が私のスカートの裾に伸びてきます。両手でそれを阻止しようとしても、全然力が入りません。濡れたアソコを確認したおじさんは、ニヤニヤしながら

「お嬢ちゃん、こんなに濡らして、溜まってたのか?」

と言いながら、より大胆にその手を躍動させ始めました。フレンチキスもより激しくなり、じょりじょりの刺激が私を襲います。津波のように襲い来る快の刺激に私は耐えきれなくなり、ここで一度、軽くイカされてしまいました。

「もうイッたのか?」

と、おじさんに言われましたが、私は認めませんでした。痴漢なんかに屈したところを見せたくはありませんでした。
イッたことを頑なに否定し続けていると

「認めねえなら認めるまでやるだけだ」

と言って、おじさんは私の身体を後ろ向きに回転させました。私は金網にしがみつき、お尻を突き出す立ちバックのような体勢になってしまいました。
ストッキングとパンティーを一気に膝まで下ろされると同時に、おじさんの顔が股間にうずくまってきました。私は驚きと恥ずかしさで悲鳴のような喘ぎが漏れてしまいました。
下半身からは、まるで腹を空かせた獣が肉を喰らっている最中の、貪るような音が鳴り響いていました。更に、太ももにじょりじょりと甘い刺激が時々刺さります。私は思わず

「あぁ!じょりじょりが………」

と、口に出してしまいました。獣はこのセリフを聞き逃しませんでした。

「なんだ?じょりじょりがいいのか?ほら、オマンコじょりじょりしてやろうか?」

膣口附近にじょりじょりの感触が襲い掛かります。私はもう我慢の限界でしたが、頭を左右に振って必死に耐えようとしました。

「ほら、クリトリスもじょりじょりしてやろうな」

これにはもう耐え切れませんでした。喉から勝手に二文字の言葉が飛び出しました。それは、この状況下における敗北宣言に他なりませんでした。

それからというもの、おじさんと私は『ヒゲ友』として、割り切った関係を続けています。
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