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お馬さんごっこ 3
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四つん這いになった客の背にミゼアスは乗る。
客の口には棒状の口枷がついており、そこから伸びる紐をミゼアスは握っていた。
「手綱ってこんな感じですよね。喋れなくなっちゃったけれど、まあ馬は喋らないものだし構いませんよね」
にっこりと笑うミゼアス。
すると見習いのアルンがすっとミゼアスの側に進み出て、うやうやしく何かを掲げ持った。
短鞭である。
ミゼアスは穏やかな微笑みを浮かべ、それを受け取る。気の利くアルンにミゼアスは満足げだ。
「さて……」
受け取った短鞭でミゼアスは客の尻を叩く。傷つけないよう手加減はしているが、それでもやはり痛いだろう。
しかし客は鋭く息を飲み込んだだけで、抵抗することなく四つん這いで歩き出す。
ミゼアスは身体が小さく、体重も軽い。とはいっても、小さな子供というわけではないので、やはりそれなりの重さはある。
客はだんだんと動きが鈍くなってきた。
「おや……この馬は怠惰なところがあるようだね」
ミゼアスが鞭を入れる。すると客は低く呻き、再びしっかりとした足取りで歩み出す。
「やっぱり鞭が必要だね。もっと鞭を入れたら、早く走ってくれるのかなぁ?」
軽やかに笑いながら、ミゼアスは客の尻を鞭でなぞる。力は入れず、ただ軽く触れさせるだけの動きを何度か繰り返す。
口枷をつけた客は言葉を発することは叶わない。ただ荒い息をつき、動きを止めてしまった。興奮してしまったようだ。
「おや? 勝手に止まるなんて、どうしようもない駄馬だね。そんなに鞭が欲しいっていうことかな。じゃあ、たっぷりとお望みのものをあげようね」
優しげな声でミゼアスは言った。
その声に客は身を震わせる。その姿は獣が身を震わせるかのようで、動物じみた動作だった。
客の口には棒状の口枷がついており、そこから伸びる紐をミゼアスは握っていた。
「手綱ってこんな感じですよね。喋れなくなっちゃったけれど、まあ馬は喋らないものだし構いませんよね」
にっこりと笑うミゼアス。
すると見習いのアルンがすっとミゼアスの側に進み出て、うやうやしく何かを掲げ持った。
短鞭である。
ミゼアスは穏やかな微笑みを浮かべ、それを受け取る。気の利くアルンにミゼアスは満足げだ。
「さて……」
受け取った短鞭でミゼアスは客の尻を叩く。傷つけないよう手加減はしているが、それでもやはり痛いだろう。
しかし客は鋭く息を飲み込んだだけで、抵抗することなく四つん這いで歩き出す。
ミゼアスは身体が小さく、体重も軽い。とはいっても、小さな子供というわけではないので、やはりそれなりの重さはある。
客はだんだんと動きが鈍くなってきた。
「おや……この馬は怠惰なところがあるようだね」
ミゼアスが鞭を入れる。すると客は低く呻き、再びしっかりとした足取りで歩み出す。
「やっぱり鞭が必要だね。もっと鞭を入れたら、早く走ってくれるのかなぁ?」
軽やかに笑いながら、ミゼアスは客の尻を鞭でなぞる。力は入れず、ただ軽く触れさせるだけの動きを何度か繰り返す。
口枷をつけた客は言葉を発することは叶わない。ただ荒い息をつき、動きを止めてしまった。興奮してしまったようだ。
「おや? 勝手に止まるなんて、どうしようもない駄馬だね。そんなに鞭が欲しいっていうことかな。じゃあ、たっぷりとお望みのものをあげようね」
優しげな声でミゼアスは言った。
その声に客は身を震わせる。その姿は獣が身を震わせるかのようで、動物じみた動作だった。
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