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第二章

第47話「6Pハーレムセックス(後編)」(♡)

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 うつ伏せにしたライラ達を肉の敷布団にして、寝バックで連続中出しを決めまくった後。

 今度は俺もベッドの上に移動する。そして下から順にライラ、ツェツィーリア、ノエル、ハイデマリー、トリシアと彼女達のお尻を大きい順に重ねて積み上げていく。

 まるでお尻の五重塔。好きな段の尻肉を掴んではその肉穴に男根を突っ込み、射精する時はそのまま膣内に出すか、もしくは別の穴に挿れ替えて吐き出す。

「あんっ♡ あっ♡ あっ♡ あんぅっ♡」

 ライラを喘がせて彼女をイカせた後、バストサイズと合わせてヒップサイズもタイなツェツィーリアに挿入し、一段上がって彼女を攻めていく。

「んあぁっ♡ おにーちゃっ♡ はげしっ♡ すぎだよぉぉぉっ♡」

 堪らずツェツィーリアも尻たぶを震わせて絶頂したのを確認すると、その上で愛液を垂らしているノエルの蜜穴を掻き混ぜた。

「ああっ♡ ご主人様のおちんちんっ♡ 硬くて素敵ですわぁっ♡」

 挿入しただけで絶頂してしまったノエル。流石にすぐ抜いてしまうのは可哀想なので、亀頭と子宮口とを何度かキスさせてもう一度イカせた後、ハイデマリーのお尻を揉み広げて割れ目へと突っ込む。

「マスター♡ 僕のナカに出してっ♡ 気持ちよく吸い出してあげるからさぁっ♡」

「ハイディにはさっき出してやっただろ、次に中出しするのは―――」

「んぁっ♡ ご主人様のせーし、きましたぁっ♡」

 股間から込み上げてくるモノを感じつつ、射精のタイミングを合わせてハイデマリーをイカせた直後に最上段のトリシアに挿入して即座に中出し。

 たっぷりと膣内射精して、最奥まで埋めた陰茎を抜く。するとトリシアの膣口からはお漏らしでもしているように白濁液が滝の如く流れていく。

 積み重なったお尻の割れ目を伝っていくように、まるで白い蛇のように精液が垂れていった。その光景を楽しんだ後、今度は上から順に挿入を繰り返し、一番下のライラに中出し。

 そうやって何回か上下の往復を繰り返した後、次は完全にランダムで挿入したり、不意打ちのように膣内射精したりして、五人のお尻タワーが白くドロドロになるまでヤリまくった。

 流石に下の方で支えているライラやツェツィーリアが辛そうだし、そもそも五人ともイキまくってバテ気味なので、一旦休憩も兼ねて俺達はベッドの上で横になる。

「うっそ……ご主人様のオチンポ、まだこんなに硬いっ……♡」

 まだまだ勃起して硬いままの男根を、村々の呪いが解けずに滾っている肉棒を擦りながらライラは言った。

「はぁはぁっ……リナート山の山窟ダンジョンで、相当な数のモンスターを倒してましたからね……♡」

 ベッドキャビネットの上に置いてある水差しを手に取り、トリシアはコップに水を注ぐ。

「汗いっぱい掻いちゃいましたから……しっかり水分補給してくださいね、ご主人様……んちゅっ♡」

 コップの水を口に含んだトリシアが、それを口移しで俺に飲ませてくる。ミネラル補給に塩を溶かしてあるそれは、ほんのりとしょっぱい。

「あっ、トリシアちゃんってばズルい! ご主人様、私も飲ませてあげる♡」

「チェチーも……! おにーちゃんと、チューしながらのみたいっ……!」

 ライラ、ツェツィーリアに続き、ノエルとハイデマリーとも口移しで薄い塩水を口移しで互いに飲ませあった。

 汗や潮で失った水分を補給しながら休んだ後、俺達はまだまだ冷めやらぬ肉欲をぶつけ、淫臭が籠った部屋と湿った寝床でまぐわい続ける。

 仰向けになった俺の下半身に背中を向けて跨り、ライラ達は背面騎乗位で腰を振る。

 股間の上で彼女達のお尻がスライムのように弾む。一人がスクワットするように肉棒を扱いている間、残りの四人はそれぞれ左右に分かれ、挟み込むように寄り添いながら愛撫や奉仕をしている。

 差し出すように押し当てられた胸を触ったりすると、お返しと言わんばかりに彼女達も俺の乳首を舐め返してきて、セックスをする傍らでエッチな報復合戦をする。

「んひゃぁっ♡ マスター、そこらめぇっ♡」

「ご主人様っ、んんっ♡ 耳は駄目ですぅっ♡」

 中出しされる度に彼女達のポジションも入れ替わる。ハイデマリーとノエルが左右に並んだタイミングで彼女達を抱き寄せ、エルフ特有の長く尖った耳にしゃぶりつく。

 舐め回して、先端を吸ったりすると、それだけでハーフエルフとクォーターエルフの奴隷二人は絶頂に達してしまった。

 混血でもエルフは耳が敏感らしい。これは今後の彼女達との夜伽で楽しめそうな弱点を発見した。

 五人の奴隷が代わる代わる俺の上に跨って、杭打ちのようにお尻を振って何度も何度も膣内射精を促す。

 もう誰に何回中出しをしたのかなんて覚えていないし、こんなにヤリまくっていたら、いくら魔法の避妊薬を服用させていたとしても誰か一人―――もしくは全員妊娠してしまっているのではなかろうか。

 そんな思考が脳裏を過っても、俺はもう彼女達との性行為を止められない。きっとこの先もずっとだ。

 とうとう最後の射精。ラスト一発を誰に出すか決められなかった俺は、男根を囲むように全員でフェラさせる。

 伸ばされた五本の舌が根元を、亀頭を、竿の半ばを、睾丸を舐め上げて徐々に射精感を込み上げさせていく。

 できるだけ長く楽しみたくて必死に我慢したものの、巧みな連携と舌技で精液を搾り取ろうとする彼女達の前には何の時間稼ぎにもならなかった。

「う゛っ゛!」

 爆発するような射精。撒き散らすように吐き出す大量の精液で、俺はライラ達の顔を汚しまくった。

 ぶっかけて、ぶっかけて、ぶっかけて―――彼女達を「自分のモノ」にしたい欲求ごと白濁液をぶちまけた。

 最後の凄まじい射精が終わって村々の呪いが解呪されると、男根は力尽きたように萎えていき、陰茎は急速に硬さを失っていく。

 ふと窓に目をやると朝日が差し込んでいた。徹夜でヤリ続けてしまったのを認識すると、俺達は疲れと一緒に凄まじい眠気に襲われた。

 身も心も満たされたような感覚を失いたくなくて、俺達は寄り添うようにして一つになり、お互いへ預け合うように意識を手放して眠りにつく。

 夢の中でも全員一緒に―――あわよくば、淫らな夢で更にセックスの続きが願いながら。





















「―――申し訳ございませんねえ、夢の中とはいえ愛奴達との仲を裂くような真似をしてしまいまして」

 目を覚ますや否や―――いや、現実では眠りについて“夢の中で起きるような感覚”を認識しながら意識が覚醒した途端、目の前には血塗れの大和撫子の顔が至近距離にあった。

「っ!!?」

 思わず驚いた俺は、そこから転がり落ちてしまう。見渡す限り赤い空から、その境界線が曖昧な真紅の血の海へ。

 その中に頭から突っ込んでしまった俺を引き上げたのは、この真っ赤な空間と同じくらい赤い瞳をした大和撫子だった。

「危ないですねえ……別に止めはしませぬけども、妾の“これくしょん”の中に沈み過ぎてしまうと……人の子の身では少々危のうございます」

 その細腕からは考えられないほどの怪力で、まるで幼児のように抱き上げられてしまい、無理やり引き剥がされた瘡蓋かさぶたのような浮島に戻される。

「ゲホゲホッ……む、村々っ……!」

 これほど異様な血だらけの空間にも、目の前の和装美人にも見覚えがないはずのに、何故だか俺はここに来るのも彼女と会うのも初めてな気がしない。

「お久しゅうございます―――と言っても、妾はずっと貴方様のお傍に仕えさせて頂いておりますが」

 妖刀村々のそれに宿る付喪神の類。もしくは淫魔の親戚か、あるいは邪神そのもの。

 つまり、俺に異常性欲の呪いを与えている元凶なわけなのだが、性質たちの悪いことに本人には悪意とかそういう“妖刀らしさ”がない。

「“ここ”を漂う濃厚な血の香りは貴方様に悪影響ですので、もうお呼びすることもないと考えていたのですが……妾が使い手へ本格的な加護を与えるには、こうやって伽のように対面するしかありませんゆえに」

 そう言って村々は、俺の前で跪くと突然に手淫―――手コキを始めた。

 現実の方では裸で寝ているからか、夢の中みたいな“こちら”でも俺は素っ裸。

 異様な血塗れの光景と、美人だが人ならざる雰囲気を放つ村々を前に感じる恐怖のせいで性的興奮を催すどころではないのだが、俺の意思とは関係なく男根は勃起していく。

 白魚のような指で痛いくらい揉み扱かれる度に、まるで男性器が別の生き物に改造されていくような感覚。

「無料お試し版は如何でございました? 新しい鞘二つも、あっという間に貴方様の“これ”を収めるのに夢中となりましたでしょう?」

 聞けば村々は、俺がライラとノエルにトリシアの三人を手籠めにした時点で、つまり経験人数が三人となった段階で、俺に与える“呪いギフト”に新しい力を宿し始めていたらしい。

 倒した敵の数だけ射精回数が増えるだけだった呪いは、その性欲が滾れば滾るほど更に異性から魅力的に映るようになっていたようで、出会ったばかりのハイデマリーやツェツィーリアとも抱けば抱くほど簡単に仲を深められていったのはそのおかげだったようだ。

「と言っても妾は、化粧や着飾りするようにして貴方様の魅力を引き出しただけに過ぎませぬ。“ぜろ”にどんな数字を掛けても無からは何も生まれないのと同じく、どうやったって異性にモテない方はモテませんからねえ」

 もっとも村々は、仮に俺がそういう外見的魅力が皆無な男だったとしても、今から与える“加護”でどうにかするつもりだったらしい。

「ささ、仕上げでございます―――いつものように精をお出しくださいませ」

 一体何をしているのか、自分に何をされているのか考える暇もなく、俺は無理やり射精させられてしまい、赤い着物が肌蹴て柔肌を晒している村々に精液を降りかけてしまう。

 普段ならば、村々の呪いが発動していなくても一回の射精でこんなに疲労することはない。股間から染み込んできた何かに憑りつかれたようなゾッとする感じに吐き気にも似たものが込み上げてくる。

 息も絶え絶えになる俺を他所に、村々は自分の肌に付着した精液を指で拭い、官能的な仕草で口元へ運ぶと、まるでクリームでも味見するようにペロッと舐め取る。

「このやみつきになりそうな味わい……うふふっ、施術は無事に終わりました」

「はぁはぁっ……な、何をしたんだ……?」

「ご説明致しましょう、そうしましょう」

 満足そうに何度も頷いた後、また指先で精液を拭い取りながら村々は喋る。

「端的に言えば、これから貴方様がお出しになる精は“媚毒”となりました」

「…………はっ?」

「妾は捧げて頂いた血の分だけ貴方様の精力を滾らせる……その間、妙齢の女子からは好意を抱かれやすくなるという所謂“ふぇろもん”を纏っているような状態……妾がこっそりと貴方様の男性器に忍ばせておいた無料お試し版―――これが一つ目の加護にございます」

 村々の呪いが発動している間、俺は異性に対して無差別に惚れ薬を撒いていたも同然だったらしい。

 今思えば簡単に抱けてしまったハイデマリーやツェツィーリアだけでなく、道端ですれ違っただけの若い女性も妙に熱っぽい視線を送っていたような気がする。

「こちらは大した“ぎふと”ではございませぬ。遅効性でございますから、貴方様がご購入なされた愛奴達のように四六時中お傍へ置かない限り大した効果はありませぬゆえ」

 ホッとしたのも束の間、付け加えるように「惚れやすい子、惚れにくい子と個人差はあるでしょう、そうでしょう」なんて言われてしまったが。

「貴方様にお授けした二つ目の加護……それは精液に催淫効果を宿すというものでございます」

 真面目な顔に真面目な口調で「あなたの精液は媚薬も同然になりました」と言われて、一体どういうリアクションを返せばいいのだろうか。誰でもいいから教えてほしい。

「元々、妾の力で滾らせた精には女子を虜にさせたり性的興奮を促す効能がございます。普段はその力を“せぇぶ”し、自重しているのでありますが……貴方様が女を知り始め、そして妾との波長も馴染んできましたので、この二つ目の加護を“ぷれぜんと”致します」

「いや、いらないんだが……。」

「刀と見れば何でも咥え込む駄鞘にするような安っぽい媚毒ではございませぬ。あくまで貴方様が触れたり、貴方様の肉剣で突いた時のみ感度3000倍に等しい性の喜びを与え、抱いた女の身も心も無我夢中にさせるという良き代物でございますゆえ」

「……全然良くない、やめてくれ」

 元に戻してほしかったが、既にその二つ目の加護とやらは俺の男根に宿ってしまったので、もうどうにもならなかった。

「既に身も心も貴方様に依存し始めている愛奴達には、この二つ目の加護も効果は薄くなってしまいますが……ご安心くださいませ、妾も“てぃーぴぃーおー”は弁えておりますゆえ……貴方様の見事な肉剣を胎に納めるという肉鞘の大義を嫌う不埒な女子が現れた際には、全身全霊を込めて媚精化し、それこそ貴方様のナニを一日中咥え込んで離さないメスへと調教させて頂きましょう、そうしましょう」

 一人で勝手に納得し、自分は「いい仕事をした」と誇った表情をする村々。

「今回の妾との邂逅は覚えておいて頂きたいので、前回のように貴方様の記憶からは消しませぬ。次は三つ目となる更なる加護をご用意させて頂きますゆえ……そうでございますねえ、七本目の鞘を迎えた時にはまたお呼び致しましょう、そうしましょう」

 できれば、もう呼ばないでほしい―――そんな意思表示を声にする暇も与えられず、俺は微睡むように睡魔の中へと還されるのだった。
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