休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

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第160話 国王

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ガルムの洗脳が解けて、俺達は陛下に呼ばれて城に来ている。
この一連の報告とガルムの今後についてを決めるのだ。


「クリスよ、今回もよく解決まで導いた!
 娘の婿として鼻が高いぞ!」


俺とマリアのことを認められているためか、
陛下からの信頼が厚くなってきた。
最近は異常な褒め殺しをされて、
少したじろいでいる……


「イグニスの王、ガルムよ!
 此度は操られていたとはいえ、
 侵略行動をしたのは事実だ……
 分かるな?」


「……はい!
 死刑でも何でも受け入れる所存です!」


「はっはっは!
 せっかく救ったのに死なれては困るわ!」


前回の陛下との謁見で、
俺達にガルムを救うと約束していた。
俺はその決断をしてくれた事に、
今でも恩を感じている……


「獣王よ!
 今回の事件で国も人も傷ついたであろう!
 復興支援はするつもりだ!」


「ルミナス国王、ありがとうございます……
 何と……何とお礼をすれば良いのか」


「良いのだ……
 これからの付き合いもあるからな……
 だがな、我が国がせっかく支援するのだ!
 その代わり……」


俺は過去、陛下の手腕によって、散々掌の上で転がされてきたのを思い出した……
ルミナスが国を上げて支援するからには、
相応の交換条件を突きつけても仕方ないだろう。
しかし、この後の陛下の言葉に、
俺は耳を疑い放心するとは思いもしない……


「なに、クリスが王となった暁には、
 イグニスが一番に支援して欲しいのだ」


「はい?」
 


最近になり何故態度が変わっていたのか、
その理由を真剣に考えていなかった……
陛下は世代交代の相手を見極めながら、
そのターゲットを俺に定めていたのだ。


「口が開きっぱなしだぞ!
 それでは王としての威厳が足りないな!」


「お、恐れながら発言をお許しください」


「ゲイルよ、許そう……」


父上が俺に変わって発言の許可を得て、
会話を始めている。
俺は、このやり取りをデジャブのように聞いていた……


「あの、この者には、
 王位継承権は無い筈ですが……」


「あぁ……だが、そうも言ってられなくなってな」


陛下は、賢者から俺の覇王に初代国王の意志が眠っているという事実を聞いた。
そしてその機密が外に漏れてしまい、
王位継承権がなくても俺を国王にするよう、
日に日に勢力が大きくなっているらしい。


「初代の人気は絶大だからな……
 お前を国王として、私が補佐するさ」


「あの……私に出来る自信が……」


「安心しなさい!
 私が手取り足取り教えよう」


そして、俺は剣聖を夢見て生きてきた筈が、
ルミナスの次期国王になると確定してしまった。


「あ、あの……シャルロット殿下は、
 それで納得されて……」


「あ、色々あって言い忘れていたけれど、
 私が進言したのよ」


「はい?」


こんな大事なことを言い忘れていただと……
何とシャルロットこそ、俺を国王として、
推薦した張本人だったのだ。
もう反対する人がいないどころか、
国王へのレールがガッチリと引かれていて、
気付いたら、その一本道を走り続けていた。
俺はマリアと結婚もしたいので、
この将来を快く受け入れるしかない……


「あの……まだ未熟者ですが、
 何卒宜しくお願い致します……」


正直、婚約の時と同じくらいに頭がショートしてしまった……
隣のガルムやリルムは目をキラキラ輝かせ、
今にも友好国として協力しそうな勢いだ。


「あの、皆様……
 これから精一杯勉強しますので、
 宜しくお願い致します」


そう声を発すると、大きな歓声が鳴り響き、
城内はお祭り状態になっている。



そして、ひとまず謁見も終わりを迎えて、
今はレガードの屋敷に帰宅している。
一段落して、友人達とゆっくり過ごして、
俺は母上の帰宅を待っていた。



母上が帰ってきて、次期国王の話をしたら、きっと驚くのだろうと思う。
一体どんな顔をするのか楽しみで仕方ない……



しかし、帰宅予定の日にちが経過して、
更にそれから1ヶ月経っても、
母上は帰ってこなかった……




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




母上の安否と行方が心配なのは勿論だが、
国としても重要な戦力であるため、
陛下が捜索隊を結成することになった。


その捜索隊メンバーは、俺とマリア、ユーリ、賢者、シャルロット、ガルムの7名だ。
サラも同行させたかったが、
体調を崩してしまい同行不可になった……


「クレアのことだ……
 敵に負けて死ぬことはないだろうが、
 何かの事件に首を突っ込んでいるかもな」


賢者の言うことが想像出来てしまう。
きっと母上は誰かを助けるために、
今も何処かで戦っているのだろう……


「みんな……
 母上のために……ありがとう!」


「お母様のことだし、
 きっと今も元気にしているわよ!」


そしてこの時の俺は、
全く分かっていなかった……
母上は、小さな街のトラブルに首を突っ込んではいない。
魔王軍との戦いにその身を投じていると、
俺は、全く気付いていなかった……
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