休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

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第159話 再会

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精霊術師の討伐に成功して、大切な友人達を救うことが出来た……
そして、固い絆で結ばれている兄妹が、
念願の再会を果たすことになる。


賢者が結界を解除して、リルムは泣きながら俺達に謝罪と感謝を言い続けた。
ずっとユミルに監視されながら従っていて、
助けを求めたくても出来なかったのだ。


「さぁ、ガルムの洗脳を解くぞ」


賢者が声を発すると、マリアとサラは、
一緒に回復魔法キュアを発動していく。
この魔法は、石化を治すときに使ったが、
洗脳など状態異常にも効果がある。
ずっとユミルに妨害されて使用出来なかった。


「……りるむ」


「お兄ちゃん!!」


ガルムの瞳に生気が宿り、自我が戻る。
そして目の前のリルムを見つけた途端に、
涙を流しながら抱きしめた……


「よ……かった……
 おに……いちゃん」


「リル……ム、守れなくて……
 ごめんな……」


二人ともひたすら苦しみながら、
諦めずにいつか再びこうして笑い合える瞬間を待ち望んでいたのだろう……

兄妹の感動の再会の瞬間に、
俺達も自然と涙ぐんでしまう……


「ガルム……良かったな!」


「へ?」


突然ガルムは、鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしている。
それもそうだ……
俺からすると、この間別れたばかりだが、
ガルムからすると約500年ぶりである。


「も、もしかして……
 あ、アニキ?」


「そうだよ!ガルム!
 久しぶりに会えて嬉しいよ!」


そう答えた瞬間に、ガルムは大粒の涙を瞳に溜めて泣き出してしまう。
そして大きな姿のまま、俺に抱き付いて来た。


「ア、アニキ……
 う……っう……」


「全く!泣き虫は変わらないな……」



いきなり大泣きを始めたガルムは、
俺が窮地を救ったと悟り、
感情が抑えきれなくなってしまった。


「も、もうお兄ちゃん!
 クリスさんが困ってますよ!」


リルムも慌てながら、ガルムを静止しようと動き出すが、声を上げて泣き続けるガルムには聞こえない。


「でも、何だか嬉しいよ……
 こうしてガルムとリルムに会えて……」


「ア、アニキ……
 何とお礼をすれば……」


俺も、もう二度と会えないと思っていた友人との再会に感極まっていた。
これからも会って話が出来るのが嬉しくて仕方ない。


そして、シャルロットとマリアの方でも、
同じようなやり取りが行われていた。


「お、姉……ちゃん、
 あ……りがとう」


泣きながらシルフィとエアリーは、
シャルロットを抱きしめて離さない。
精霊に囲まれながら感謝されている様子は、
今後二度と見れないだろう。


「これで私も娘も命を救われました……
 一生かけて恩返しさせてください」


「いや……一生だなんて大げさな」


「お姉ちゃん!
 私はずっと一緒にいるよ!」


シルフィ、エアリー共に冗談で言っているようには聞こえない。
シャルロットは精霊から生涯を共にする宣言をされたのだ。


「まあ、私もアンタ達と一緒だと、
 嬉しいけどね……」


照れながら頬を赤くして伝えると、
精霊二人は嬉しさのあまり、
シャルロットの周囲を回りながら踊り出した。


「精霊がここまで信頼するなんて……」


精霊を神格化してきたサラにとって、
人間であるシャルロットに驚愕していた。
ハイエルフであっても、ここまで精霊から信頼されることはなかったのだ。


「一件落着……と言いたいところなのですが、
 その精霊どうしますか?」


忘れそうになったが、サラが口を開く。
ユミルが契約していた精霊テレサについてだ。


「テレサ、君はどうしたい?」


「…………特にない」


「え~と、やりたい事とか無いの?
 行きたいところとか」


首を横に振り否定する……
俺はテレサとの会話が続かず、
動揺していると、賢者が助け舟を出した。


「ユミルがやっていた精霊の吸収は、
 お前の意思なのか?」


「……きょうみない」


「嫌々ユミルに従っていたのか?」


コクコクと首を縦に振り、テレサが返事をするのを見て、今までの行動は意に反していたと分かった。


「お前の力は強力だ……
 出来れば、一緒に行動して欲しい」


精霊喰らいの能力は異常だ。
魔族やユミルのような私利私欲に利用する者が現れないとも限らない。
賢者はそのリスクを考えて、
行動を共にするよう提案した。


「…………退屈しないなら」


テレサは、言葉数は少ないが、
賢者の提案を拒否していない。
そしてテレサの特徴を把握しながら、
危険のないように保護をすることになった。


「ところでユーリ、
 母上達は今どこにいるの?」


「あ、あねごは、ミゲルだよ!
 大急ぎで向かってると思うよ」


「うん?何かあったの?」


ユミルの話し振りだと、そう遠くない場所に転移させられたと思っていた。
急に焦り出したユーリを見て、
何かあったのかと心配になったが、
直に帰ってくると分かり安心する。


そして城から父上とアリスが、
俺達を呼びに迎えに来た……
これからガルム達は謁見で、
今後について話し合いをしていく。


その席で陛下からガルム達の今後について、
色々と決めていくのだが、
まさか予想外の展開になるとは思いもしなかった……
そしてそれは間違いなく俺の今後を、
左右するだろう……
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