休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

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第127話 聖者の守り

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突如として水の神殿に伝説の存在、勇者が現れた。
ルミナスの戦士達は圧倒的な強さを前に倒れてしまう。
そんな中、早くも立ち上がって戦線に戻ろうとしていた人物がいた。


「ここでみんなを守れなければ、
 私は何のために試練に挑んだんだ」


いち早くクレアが立ち上がり、賢者達の元に戻っていく。


「師匠!」


気絶せずにすぐに立ち上がれたため、
それほど時間をかけずにクレアは戻る事ができた。


「ほう、あの一撃から立ち上がるとはな」


「お前、勇者なのに何故だ!
 何故女神を狙う!」


その言葉を聞いて、カノンは笑みを浮かべながら答えを口にする。


「散々私達を利用したのさ、500年前にな」


賢者は神妙な顔つきでカノンの言葉を聞いている。
言い返さないところを見て、クレアは何か事情があると察した。


「だから女神を殺し力を手に入れ、
 私がその力で世界をリセットする」


破滅へと導く世界の敵、勇者カノン。
その目的は世界を破壊することだった。


「ロゼ、お前だって思うところがあるはずだ
 アイツを失ったんだからな」

 
「確かに私も女神には言いたいことはある
 しかし、それでもこの世界が好きなのさ」


賢者のその言葉を聞き、カノンは呆れたような顔をしながら口を開く。


「それならば、やはりロゼ…
 私たちは敵同士ということになる」


カノンの周りに光魔法のオーラが溢れ、
身体強化を施していく。
急接近して、賢者に斬撃を繰り出すと、
そこに意外な人物が行動をする。



「な、何だと!」



「マ、マリア、お前…」



賢者の前に強力な防御壁が生まれ、
勇者の剣による攻撃を阻んだ。


その瞬間、賢者はニヤリと笑みを浮かべる。


「そういえば忘れていた…
 昔、クリスに聖者の鞘を渡していた」


「まさか、聖者の鞘だと!」


過去の賢者がクリスへと渡した聖者の鞘。
その鞘にクリスは聖剣を収めて時空を超えている。


「マリア、流れてくるだろう?
 クリスの魔力が…」


聖者の鞘に聖剣を収めた瞬間、
クリスから魔力を引き出す事ができる。
今までは魔力を送ることしかできなかったが、
逆にマリアはその力を利用出来る。


「カノン、これでお前の攻撃を防げるぞ…
 マリアの防御壁の属性は光だからな」


「私の攻撃も半減できるということか」


眉間に皺を寄せながら、カノンは苛立ちを隠せない。


「だから何だというのだ!
 圧倒的な実力の前では無意味だ」


身体強化を施してマリアの元へ突進するが、
その間にシャルロットが割り込み剣撃を防ぐ。
マリアの防御壁があるため、シャルロットの剣術レベルでも何とか防げている。
シャルロットが受け止めている隙に、賢者が強烈な蹴りを喰らわせてカノンを弾き飛ばした。


「ロゼ!」


距離が生まれた瞬間に、カノンの足元に魔法陣、更に上空に無数の光の剣が生まれる。


「私の光の剣も半減されるが、 
 それなら倍の力を込めればいい!」


シャルロットのインフェルノの火柱が立ち、
更にクレアの光の剣が降り注ぐ。
そして光の剣には威力を思いきり込めて放っている。


「なかなかやるじゃないか…
 だが、私は勇者だぞ!
 この程度では死なんさ」


声がした方向からカノンが立ち上がるが、
意外にも無傷ではなくダメージは受けている。


「それにしても、さっきの防御壁、
 あれは危険だ!
 やはり契約者の女はここで殺す」


その瞬間、勇者の周りに光が溢れていくが、
マリアは驚きを隠せない。
その光に見覚えがあるからだ。


「賢者様、あれは…」


「まずい!マリア!
 最大レベルの防御壁を展開しろ!
 私も結界魔法を使う!」


カノンの周りに光魔法のオーラが溢れていく。
その光は少しずつ右手に集まり、
まさにその構えは全員が見たことのある技に他ならない。


「聖剣は失ったが使えないとは言っていない
 私の聖剣技で跡形もなく消えろ!」


そしてカノンによる聖剣技が放たれた。
その光はまさにクリスが放つものと同じで、
虹色に光り輝いている。


咄嗟にマリアが防御壁を展開し、
更に賢者も結界魔法を被せていく。


強力な聖剣技が戦士達を襲ったが、
マリアと賢者の連携により何とか凌ぐことができた。


「私の聖剣技を受けて生きている者がいるとはな」


一撃必殺の技から全員を守る事ができたが、
その反動は大きく、立ち上がる事ができない。



「ふふふ、だが一度限りの防御のようだ」



カノンは不敵に笑みを浮かべながら、
手に持つ剣に光をこめていく。





「この聖剣技で死ね」




そして、カノンによるトドメの聖剣技が放たれてしまうと思った瞬間だった。
ついにその時が来た。
クリス達が結界を破壊したのだ。


「賢者、待たせてごめん」


振り返った賢者は、輝かしい笑顔を向ける。
その笑顔は記憶の世界で見た美しい笑顔と同じだった。



「クリス、散々待たせたんだ…
 罰として、勇者退治といこうじゃないか!」



次元の結界を破壊してクリス達も合流した。
目の前にいる勇者カノンとの戦いに臨む。
その時、クリスは婚約者2人の凄まじい成長に驚愕してしまう。
そしてその力がクリスの力を更に引き出し、
勇者カノンの聖剣技を退ける。
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