休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。

ゆう

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第123話 光

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神々しい光の中心に女神が現れた。
しかし、その顔は紛れもなくクレアにとって愛する人物に他ならない。


「ユーリ!」


クレアは必死に大声でユーリに呼びかけているが、
全く反応がない。
それを見たラグナは憎たらしい笑みを浮かべながら声を発する。


「魔族が研究所を支配していたと
 言っていたよな……」


そしてユーリの首輪を嫌らしくなぞり、
驚愕の事実を口にした。


「それは違う!
 魔族を泳がせ、利用していたんだよ…
 隷属の首輪を作らせて、ある対象を操るために」


教皇は髪をオールバックに掻き上げて、
再度その対象を言葉にした。


「その対象は、
 海の女神、テティスだよ」


その声を発した瞬間、ユーリに乗り移る女神テティスは手を振り下ろす。
光線が賢者達を襲い、瞬時に回避したが、
上を見渡すと天井に穴が空いてしまった。


「恐ろしい破壊力だろ…
 この光が女神の裁きだよ」


ラグナは女神の攻撃を、まるで自分のスキルのように自慢げに語っている。


「ハハハ、防戦一方じゃないか!」


更に光線が放たれ、クレアと賢者を分断した。
神速で回避に優れたクレアを遠ざけて、
ラグナは先に賢者を殺そうと考えた。


「女神の裁きで死ね」


ラグナが女神に指示をすると、照準を賢者に合わせて今にも発射しようとした。
この距離からではクレアは間に合わない。


しかしその時、先ほどの天井に穴が空いた事で、
何事かと様子を見に来た人物が上階から降りてきた。
正式な儀式の間は、真上だったのだ。


「母上!」


即座にアリス、シャルロット、カートが合流する。
それを見たラグナは攻撃を一旦停止した。


「な、何なのよ、あれは!」


シャルロットは、目の前のユーリの姿に驚愕している。
神聖な空気を纏っており只事ではないと察知した。


「何事かと思えば、虫が増えたか」


そして合流した者達は、本性を露わにしたラグナを見て状況を即座に理解した。


気を取り直してラグナは、賢者への攻撃を繰り返していく。
たまたま賢者の近くに着地したカートが楯で光を逸らし、更に賢者も結界魔法で上手く凌いだ。


「アリス、行くぞ!」


クレアとアリスは、お互いに限界まで速度を引き上げてラグナに接近するが、
サラと女神が同時に立ちはだかる。


「ユーリ、目を覚ませ!」


クレアは光の剣をラグナに放ちたいが、
祭壇の上に立つラグナには通用しない。
そのためラグナの元までアリスを向かわせて剣で攻撃をさせようと考えた。


「ユーリ、少し痛むが我慢しろよ」


レベルアップした光の剣を呼び出し、
女神とサラに向かわせて足止めする。


「いけ!アリス!」


クレアが2人を引き寄せている隙に、
アリスがラグナに接近を試みる。
神速に近い動きで接近して、雷神剣を繰り出した。


「甘いな!」


祭壇の周りに水の壁が生まれ立ち塞がる。
後僅かだけ届かず、アリスは悔しさに唇を噛み締めた。


「やはり仲間だと本気で攻撃出来ない!」


ラグナは嫌らしく笑いながら、女神に指示を出して、クレアを積極的に攻撃させた。
そして戦いは膠着状態に陥っていたが、
賢者がある人物の魔力を感知した。


「やっと到着したね……
 待ちに待ちくたびれたよ」


クリスが儀式の間に到着したのである。
覇王の波動を感知した賢者は歓喜した。


「お前達、クリスがもうすぐに来る!
 それまで持ち堪えるぞ!」


賢者は、クリスが合流すれば、
戦力の均衡がこちらに傾くと判断し、
全員の士気を上げた。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆



水の神殿、聖剣の儀式の間。
聖剣の記憶の世界から俺は帰ってきた。
後ろには台座に突き刺した聖剣が佇んでいる。


「マリア…」


目前には俺の帰還を待ち望んでいたマリアが見える。
気づけば俺はマリアに抱きしめられていた……


「おかえりなさい…」


「マリア、ただいま」


潤んだ瞳を見ると、堪らなくマリアが愛おしくなり、ずっと抱きしめたい衝動に駆られるが、そういう訳にはいかない。
マリアから詳しく事情を伺うと、
みんなは、一つ下の部屋にユーリの救出に向かったと聞いた。


そして戦場に向かう前に、試練の成果を確認するため鑑定の腕輪を使用する。


名前:クリス・レガード Lv.122
MP:92800
取得スキル:
休憩 Lv.3→Lv.4
覇王Lv.8
聖剣技Lv.2→Lv.4
獣王剣Lv.9
強化格闘術Lv.8
地獄の業火Lv.7
神速Lv.6→Lv.7
従属化Lv.6→Lv.8
探知Lv.7→Lv.8
同調Lv.5→Lv.6


取得魔法:火魔法Lv.1
    回復魔法Lv.3
    水魔法Lv.8
    融合魔法Lv.6
    幻惑魔法Lv.5→Lv.7
    封印魔法Lv.5→Lv.7
    


聖剣技は使用頻度が高くLv.4まで上がった。
他のスキルも全体的にレベルが上がり、
自分のレベルも120を超えている。


「これならユーリを救える」


そして俺達は戦場に赴くことになる。
必ずユーリを救ってみせると心に誓い、
マリアの手を握りしめた。
しかしこの時、忘れていたのかもしれない。
女神を恨む、もう1人の人物がいることに。
その人物は既に水の神殿に侵入していた……
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