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6 彼氏
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「少なくとも小二からって……十一年? え? 十一年??」
思わず首を傾げてしまったら、右隣から声がかかる。
「少なくとも、だし。しっかり自覚したのがその時ってだけで、実際にはもっと長えんじゃね?」
他人事のように自分の過去を語る圭介は、奏夜の作った炒飯を頬張った。
「やっぱそーちゃんの飯は美味ぇなぁ」
「なんか補正でもかかってんのか。お前のほうが料理上手なのを思い出せ」
有り合わせの材料で作った炒飯は、奏夜自身、味見した時に「まあまあかな」と思った出来だ。それを満面の笑みでかっ食らう十九歳児の図を見せられると、むず痒い気分になってしまう。
その十九歳児が極上のイケメンである幼馴染で、自分のことを──小学二年のバレンタインデーからだと言うので──少なくとも、八歳の時から好きだったと知った今は、更に複雑な気分だった。
炒飯を作るにあたっても、「そーちゃんの飯が食いたい」「そーちゃんのじゃなきゃヤダ」「今だけ、ね? 今だけだから、そーちゃん。お願い」と半分駄々をこねるようにされながら作った。作っている間、ずっと背中にくっつかれていて、作りにくいことこの上なかった。
(こいつの今日の精神、不安定すぎる)
奏夜は小さくため息を吐くと、ローテーブルに並んで座ってもぐもぐと炒飯を食べている圭介へ顔を向ける。
「で? 何がどうなって、俺が好きなのに別の人間と付き合ってたワケ? しかも今日まで」
刺々しい声になってしまうが、少しは許してほしいと思う。
誠実に交際をしていたはずの幼馴染が実は別の人間を好きだった──しかもそれが自分──となれば、今までの人たちの思いはどうなる?
炒飯を飲み込んだ圭介は、困ったように笑ったあと、その顔のままで「ごめん」と呟いた。後悔が滲んでいる声だった。
「最初は、ほんと、誰とも付き合うつもりなかったんだ。そーちゃんとも。けど……最初のさ、小五の時なんだけど、俺が初めて付き合うことになった子、覚えてる?」
「覚えてる」
ここに来る道すがら、思い出していたものの一つだ。
頷けば、圭介は弱々しく笑いながら、皿の中の炒飯をスプーンで集めていく。
「なんかさ、言っちゃなんだけど、半分押しきられるみたいな、そんな形で付き合い始めて。付き合ってんだからその子に喜んでもらおうとか、楽しんでもらおうとか、色々考えてさ。その中に、そーちゃんへの気持ちを捨てなきゃってのがあって」
気持ちを捨てる、という選択肢があることに、その時初めて気づいた。
ちゃんとしたお付き合いをしていれば、いつか、奏夜への想いを失う日が来る。失える。
そんな、仄暗い希望の光。
「そんで、俺なりに一生懸命付き合ってたんだけど、毎回どーにも、『私のこと、ホントは好きじゃないのね』みたいな感じでお別れしちゃうんだよね。ちゃんと向き合ってたつもりなんだけど。俺、そんなにそーちゃん好き好きオーラみたいの出してる?」
困ったように首を傾げながら聞かれ、奏夜は呻きたくなった。呻く代わりに頭を抱えた奏夜を見て苦笑する圭介は、炒飯の残りを食べていく。
(俺が思ってた付き合ってる時の『辛そう』って感じ、それが原因か! 鈍いって言われる俺でもわかるんだから、そりゃあ彼女さんたちも勘づくだろ!)
なんか、こう、謝罪でもしたほうが良いんだろうか。圭介と付き合っていた人たちへ。
申し訳ありません。圭介の代わりにお詫びします。いや、もともとの原因は自分にあるような気もします。
みたいな。
頭の中で謝罪しつつ、こうしていても仕方がないと、どうにか気持ちを切り替える。
「……圭介」
奏夜は抱えていた頭を上げ、圭介へ目を向けた。
「ん?」
「お前はだいぶ、わかりやすい。好き好きオーラは知らないけど、それは言える」
苦言を呈するように言えば、「そっかぁ」と軽い返事。
「まあ、ねーちゃん、……うん、ねーちゃんにはバレてるっぽいしな。女子って鋭いよね」
「はあ……ん? え? 百花さん?」
何を能天気な、と思ったのも束の間、『ねーちゃん』という単語に目をぱちぱちさせてしまう。
「うん、橘百花。ご存じの通り俺の姉。俺がそーちゃん好きなのたぶん知ってる」
「……、……なんで?」
絶句しかけて、なんとかそれだけ絞り出した。
「あー、まー、たぶん、だけど……俺がそーちゃん好きなの自覚した時ぽろっとそれっぽいこと言っちゃったからじゃね?」
「………………ガードが甘い……」
様々なツッコミを集約した結果の言葉を聞いて、圭介はケラケラ笑う。
「まーなー。でもねーちゃんだし。バレても大丈夫っしょ? この情報を悪用とかしないし」
「このシスコン……」
「俺はシスコンじゃねーもん。あいつはブラコンだけど。ごちそーさま」
空になった皿をローテーブルに置き、手を合わせたあとに皿を持って立ち上がった圭介がキッチンに行くのを見送りながら。
「姉のブラコンを認めてんのはシスコンなんだよ……お粗末様……」
奏夜は呆れ混じりの声で、そう言った。
◇
「んで? お前が夏の終わり頃から今まで、みるみるやつれていった原因はなんだ?」
食器を洗って戻ってきた圭介に、そうだこれを聞いていない、と思い出した事柄をぶつけてみる。
「ん? やつれ? ……あー…………まー、えー……言っちゃえば、自滅?」
ローテーブルの左端にいたままの奏夜の右隣、さっきまで自分が座っていた場所に座り直した圭介の言葉に、どういうことだ? と奏夜の眉根が寄る。
不可解、の表情で圭介を見つめると、圭介は奏夜から顔を逸らしながら苦笑した。
「んやぁ、さ。そーちゃんが覚えてるかわかんないけど、今年の夏さ、そーちゃんのお母さん、灯里さんに挨拶した時の、こと」
「ああ、うん、覚えてるけど……?」
不可解、の顔のまま圭介へ言えば、ローテーブルに頬杖をついた圭介が口を開く。
「ありがとな、圭介。お前が幼馴染で、──親友で。母さん、きっと今も喜んでる。……って、そーちゃん言ったんだ。笑顔で」
(……言ったな。確かに)
幼馴染、のあとにどう続けようか少し迷って『親友』という言葉を選んだ。少し違和感があったけれど、それ以外に自分たちの関係を表せる表現を見つけ出せなくて。
だから、記憶に残っている。
あの日の記憶を辿りながら圭介の顔を見れば、流し目のように視線を向けられ、なんだか緊張してしまう。
そんな奏夜の思いを察しているのかいないのか、軽く笑った圭介は、視線を前に戻してまた口を開いた。
「親友って言葉がさ、思いのほかグサッと来たってだけの話。あ、親友なんだな、って。恋愛のれの字も絡んじゃいねぇなって、改めて思い知っただけ。……そっからなんか、やる気が失せてったっていうか」
「えっ?! あっ、あ、あぁ~~~……」
驚いたあとに、納得の声を出してしまう。
そりゃそうか。好きな人に「恋愛対象外です」と言われて、傷つかない人のほうが少ないだろう。
(てか、それでこんなにやつれるもんなのか……いやコイツ結構繊細だし……こうなるのも当たり前なのかも……)
「そーちゃんさ、今も、そう?」
「え?」
俯きがちに考え込んでいたところへ、挟み込まれるように問うてくる声に反応して顔を上げると、こちらを向いていた圭介と目が合った。
「っ……」
明るい茶色の虹彩に射抜かれた心地がして、思わず息を呑む。
そんな様子の奏夜を見た圭介は、ゆっくりと、見定めるように目を細めた。
「今も、おんなじ気持ち? 親友のまま? それとも他人になりたい?」
「は? 他人? ないだろ」
反射的に顔をしかめ、否定の言葉を放つ。
大切で大好きな幼馴染だ。そんな圭介と他人になる? あり得ない。
「……そっか。じゃあさ」
奏夜の背中側の床に左手をつき、ぐい、と体を寄せて顔を近づけてきた圭介は、奏夜の顔をのぞき込むようにしながら言う。
「俺がそーちゃんの彼氏になれる未来、少しでもある?」
思わず首を傾げてしまったら、右隣から声がかかる。
「少なくとも、だし。しっかり自覚したのがその時ってだけで、実際にはもっと長えんじゃね?」
他人事のように自分の過去を語る圭介は、奏夜の作った炒飯を頬張った。
「やっぱそーちゃんの飯は美味ぇなぁ」
「なんか補正でもかかってんのか。お前のほうが料理上手なのを思い出せ」
有り合わせの材料で作った炒飯は、奏夜自身、味見した時に「まあまあかな」と思った出来だ。それを満面の笑みでかっ食らう十九歳児の図を見せられると、むず痒い気分になってしまう。
その十九歳児が極上のイケメンである幼馴染で、自分のことを──小学二年のバレンタインデーからだと言うので──少なくとも、八歳の時から好きだったと知った今は、更に複雑な気分だった。
炒飯を作るにあたっても、「そーちゃんの飯が食いたい」「そーちゃんのじゃなきゃヤダ」「今だけ、ね? 今だけだから、そーちゃん。お願い」と半分駄々をこねるようにされながら作った。作っている間、ずっと背中にくっつかれていて、作りにくいことこの上なかった。
(こいつの今日の精神、不安定すぎる)
奏夜は小さくため息を吐くと、ローテーブルに並んで座ってもぐもぐと炒飯を食べている圭介へ顔を向ける。
「で? 何がどうなって、俺が好きなのに別の人間と付き合ってたワケ? しかも今日まで」
刺々しい声になってしまうが、少しは許してほしいと思う。
誠実に交際をしていたはずの幼馴染が実は別の人間を好きだった──しかもそれが自分──となれば、今までの人たちの思いはどうなる?
炒飯を飲み込んだ圭介は、困ったように笑ったあと、その顔のままで「ごめん」と呟いた。後悔が滲んでいる声だった。
「最初は、ほんと、誰とも付き合うつもりなかったんだ。そーちゃんとも。けど……最初のさ、小五の時なんだけど、俺が初めて付き合うことになった子、覚えてる?」
「覚えてる」
ここに来る道すがら、思い出していたものの一つだ。
頷けば、圭介は弱々しく笑いながら、皿の中の炒飯をスプーンで集めていく。
「なんかさ、言っちゃなんだけど、半分押しきられるみたいな、そんな形で付き合い始めて。付き合ってんだからその子に喜んでもらおうとか、楽しんでもらおうとか、色々考えてさ。その中に、そーちゃんへの気持ちを捨てなきゃってのがあって」
気持ちを捨てる、という選択肢があることに、その時初めて気づいた。
ちゃんとしたお付き合いをしていれば、いつか、奏夜への想いを失う日が来る。失える。
そんな、仄暗い希望の光。
「そんで、俺なりに一生懸命付き合ってたんだけど、毎回どーにも、『私のこと、ホントは好きじゃないのね』みたいな感じでお別れしちゃうんだよね。ちゃんと向き合ってたつもりなんだけど。俺、そんなにそーちゃん好き好きオーラみたいの出してる?」
困ったように首を傾げながら聞かれ、奏夜は呻きたくなった。呻く代わりに頭を抱えた奏夜を見て苦笑する圭介は、炒飯の残りを食べていく。
(俺が思ってた付き合ってる時の『辛そう』って感じ、それが原因か! 鈍いって言われる俺でもわかるんだから、そりゃあ彼女さんたちも勘づくだろ!)
なんか、こう、謝罪でもしたほうが良いんだろうか。圭介と付き合っていた人たちへ。
申し訳ありません。圭介の代わりにお詫びします。いや、もともとの原因は自分にあるような気もします。
みたいな。
頭の中で謝罪しつつ、こうしていても仕方がないと、どうにか気持ちを切り替える。
「……圭介」
奏夜は抱えていた頭を上げ、圭介へ目を向けた。
「ん?」
「お前はだいぶ、わかりやすい。好き好きオーラは知らないけど、それは言える」
苦言を呈するように言えば、「そっかぁ」と軽い返事。
「まあ、ねーちゃん、……うん、ねーちゃんにはバレてるっぽいしな。女子って鋭いよね」
「はあ……ん? え? 百花さん?」
何を能天気な、と思ったのも束の間、『ねーちゃん』という単語に目をぱちぱちさせてしまう。
「うん、橘百花。ご存じの通り俺の姉。俺がそーちゃん好きなのたぶん知ってる」
「……、……なんで?」
絶句しかけて、なんとかそれだけ絞り出した。
「あー、まー、たぶん、だけど……俺がそーちゃん好きなの自覚した時ぽろっとそれっぽいこと言っちゃったからじゃね?」
「………………ガードが甘い……」
様々なツッコミを集約した結果の言葉を聞いて、圭介はケラケラ笑う。
「まーなー。でもねーちゃんだし。バレても大丈夫っしょ? この情報を悪用とかしないし」
「このシスコン……」
「俺はシスコンじゃねーもん。あいつはブラコンだけど。ごちそーさま」
空になった皿をローテーブルに置き、手を合わせたあとに皿を持って立ち上がった圭介がキッチンに行くのを見送りながら。
「姉のブラコンを認めてんのはシスコンなんだよ……お粗末様……」
奏夜は呆れ混じりの声で、そう言った。
◇
「んで? お前が夏の終わり頃から今まで、みるみるやつれていった原因はなんだ?」
食器を洗って戻ってきた圭介に、そうだこれを聞いていない、と思い出した事柄をぶつけてみる。
「ん? やつれ? ……あー…………まー、えー……言っちゃえば、自滅?」
ローテーブルの左端にいたままの奏夜の右隣、さっきまで自分が座っていた場所に座り直した圭介の言葉に、どういうことだ? と奏夜の眉根が寄る。
不可解、の表情で圭介を見つめると、圭介は奏夜から顔を逸らしながら苦笑した。
「んやぁ、さ。そーちゃんが覚えてるかわかんないけど、今年の夏さ、そーちゃんのお母さん、灯里さんに挨拶した時の、こと」
「ああ、うん、覚えてるけど……?」
不可解、の顔のまま圭介へ言えば、ローテーブルに頬杖をついた圭介が口を開く。
「ありがとな、圭介。お前が幼馴染で、──親友で。母さん、きっと今も喜んでる。……って、そーちゃん言ったんだ。笑顔で」
(……言ったな。確かに)
幼馴染、のあとにどう続けようか少し迷って『親友』という言葉を選んだ。少し違和感があったけれど、それ以外に自分たちの関係を表せる表現を見つけ出せなくて。
だから、記憶に残っている。
あの日の記憶を辿りながら圭介の顔を見れば、流し目のように視線を向けられ、なんだか緊張してしまう。
そんな奏夜の思いを察しているのかいないのか、軽く笑った圭介は、視線を前に戻してまた口を開いた。
「親友って言葉がさ、思いのほかグサッと来たってだけの話。あ、親友なんだな、って。恋愛のれの字も絡んじゃいねぇなって、改めて思い知っただけ。……そっからなんか、やる気が失せてったっていうか」
「えっ?! あっ、あ、あぁ~~~……」
驚いたあとに、納得の声を出してしまう。
そりゃそうか。好きな人に「恋愛対象外です」と言われて、傷つかない人のほうが少ないだろう。
(てか、それでこんなにやつれるもんなのか……いやコイツ結構繊細だし……こうなるのも当たり前なのかも……)
「そーちゃんさ、今も、そう?」
「え?」
俯きがちに考え込んでいたところへ、挟み込まれるように問うてくる声に反応して顔を上げると、こちらを向いていた圭介と目が合った。
「っ……」
明るい茶色の虹彩に射抜かれた心地がして、思わず息を呑む。
そんな様子の奏夜を見た圭介は、ゆっくりと、見定めるように目を細めた。
「今も、おんなじ気持ち? 親友のまま? それとも他人になりたい?」
「は? 他人? ないだろ」
反射的に顔をしかめ、否定の言葉を放つ。
大切で大好きな幼馴染だ。そんな圭介と他人になる? あり得ない。
「……そっか。じゃあさ」
奏夜の背中側の床に左手をつき、ぐい、と体を寄せて顔を近づけてきた圭介は、奏夜の顔をのぞき込むようにしながら言う。
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