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箱が大好きなのです!
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「ミィ~、ミィ~? どこかな~?」
……この声は一番下の兄さま、リーフェ兄さまの声です。低すぎず高すぎずな心地いい声なのです。
返事をしたいけど、あいにくミィは極上の微睡みの中にいるので声が出せません。
すると、パカリと目の前のフタが開かれ、わたしが入っている段ボールの中に光が射し込んできた。
……まぶしいのです。
「―――ミィみっけ」
「ん……?」
光を目が受容して、ちょっとずつ意識が浮上してきました。
「……にいさま、ミィはかくれんぼのとちゅうでしたっけ?つぎはミィがさがすばんです?」
「いや?かくれんぼはしてなかったよ。ミィはどうせここにいるだろうと思ってね」
「みゅ……」
ここは魔王城に届けられた荷物が一旦集まる場所だ。魔王城に届けられた荷物たちはここで危険物がないかを調べられた後、各部署ごとに仕分けて届けられる。
つまり、ここにはたくさんの箱があるのだ。この箱に自分の愛用の箱を紛れさせてお昼寝するのが昔からのわたしの趣味なのです。
そういう意味では最近のわたしの愛用箱、段ボールはこの場所にピッタリだ。
ちなみに、就業時間までにわたしが起きなさそうだったら箱ごとわたしの部屋に配送されるようになっている。その前に大体兄さま達か父さまは迎えに来てくれるけどね。
そして、今日はリーフェ兄さまが迎えにきてくれたようだ。
「兄さま今日のお仕事はもう終わったから、一緒にお昼寝しようね」
「あい……」
ねむねなのです。
兄さまはわたしの入っている箱ごとわたしを抱き上げた。どうやら場所を移動するみたいだ。
扉までくると、リーフェ兄さまが振り返る。
「みんな、今日もうちの妹が迷惑かけたね。ほらミィ、ミィもありがとうとバイバイ言って?」
「ありがとうございまちた。ばいばいなのです」
む、眠すぎてちょっと噛んじゃいました。
そうして、ちょっとうとうとしてたら兄さまのお部屋に到着していた。
「箱から出るかい?」
「ん~ん」
兄さまの問いにわたしは首を横に振った。今日は箱の中の気分なのです。
兄さまはわたしを箱ごとベッドにのせ、自分も隣に寝そべるとわたしの背中をトントンしてくれた。優しくトントンされることで心地よい眠気が戻って来る。おかえりです。
***
お昼寝が終わると、わたしはリーフェ兄さまと一緒にお部屋に帰った。
「うわぁ……」
「うわぁってなんですか兄さま」
人の部屋を見た感想が「うわぁ」ですよ? 失礼な。
「また箱増えたかい?」
「増えたのです」
わたしの部屋には様々な種類の箱が積み上げられている。放っておくとホコリが溜まったりするので定期的に整備しなきゃいけないのだ。
「兄さまもお手伝いしてくれるのですか?」
「俺はその気で来たよ」
「ありがとうなのです」
わたしは兄さまの足に抱き着いた。抱き着いた先が足なのは身長差の関係だ。
「じゃあ始めるよ」
兄さまはそう言うと『清掃』の魔法を発動した。
わたしは細かい魔法が苦手なので箱の整備には少し時間がかかるが、兄さま達が手伝ってくれる時は一瞬で終わる。
「お~」
わたしはきれいになった木箱にスリスリと頬ずりした。
「きれいきれいになったね~ミィ」
「はい!ミィのお友達きれいになりました!」
「……ねぇミィ?そろそろ箱をお友達って言うの止めない?」
「箱たちはミィの親友なのです」
「……ミィ、人とまでは言わないから動物とか動くお友達を作ろうね」
「……ぜんしょするのです」
「それはやる気がない人の言葉だね」
わたしはそっと兄さまから目を逸らした。
「おーいミィ、段ボール持ってきたぞ~」
「イルフェ兄さま」
次男のイルフェ兄さまが調度いい大きさの段ボール箱を持って部屋に入ってきた。
「ありがとうございます」
イルフェ兄さまから段ボールを受け取る。
「……なるほど、こうやってミィの部屋に箱が増えていくのか……」
「ミィ、箱の中に敷くクッションを持ってきた……ってお前達もいたのか」
長男のオルフェ兄さまがフカフカなクッションを持ってきてくれた。
「昼寝の時にでも使うといい」
オルフェ兄さまからクッションを手渡される。
「ありがとうございます」
おお、フッカフカだ。触り心地ばつぐん。
ほっぺをクッションにスリスリしてると父さまに似てあんまり笑わないオルフェ兄さまが微笑んだ。レア。
ご機嫌な兄さまがよしよし頭を撫でてくれたのでわたしもご機嫌。
「ミィ菓子を……密集してるな……」
お菓子の入った籠を持った父さまが現れた。父さまは兄さま達が全員集まってることに軽い驚きを見せている。
「お前達、仕事はどうした」
父さまが兄さま達に聞いた。
「休憩時間」
「自主休憩」
「妹補給の時間」
上からリーフェ兄さま、イルフェ兄さま、オルフェ兄さまの順番だ。一番真面目そうなオルフェ兄さまが一番いい加減な言い訳してるのです。
「でも、父上もミィに会いにきたんでしょ?」
「うむ」
「今は休憩時間?」
「バリバリ業務時間だ」
「よく人に仕事はどうしたとか聞けたねぇ」
「菓子をもらったらミィに渡しに来るのは当然だろう」
当然なんです?
ミィは嬉しいですけど。
「よいしょっと」
「?」
イルフェ兄さまに脇の下に手を入れられて持ち上げられた。その間にリーフェ兄さまがイルフェ兄さまが持ってきた段ボールにオルフェ兄さまが持ってきたクッションを敷き詰める。
そしてわたしをその段ボールの中にポスンと入れた。極めつけに、父さまが持ってきたお菓子を渡される。
「うんうん」
リーフェ兄さまが満足そうに両腕を組んで頷いてます。
あれですか。猫をキャットタワーに登らせたい心境。
……この声は一番下の兄さま、リーフェ兄さまの声です。低すぎず高すぎずな心地いい声なのです。
返事をしたいけど、あいにくミィは極上の微睡みの中にいるので声が出せません。
すると、パカリと目の前のフタが開かれ、わたしが入っている段ボールの中に光が射し込んできた。
……まぶしいのです。
「―――ミィみっけ」
「ん……?」
光を目が受容して、ちょっとずつ意識が浮上してきました。
「……にいさま、ミィはかくれんぼのとちゅうでしたっけ?つぎはミィがさがすばんです?」
「いや?かくれんぼはしてなかったよ。ミィはどうせここにいるだろうと思ってね」
「みゅ……」
ここは魔王城に届けられた荷物が一旦集まる場所だ。魔王城に届けられた荷物たちはここで危険物がないかを調べられた後、各部署ごとに仕分けて届けられる。
つまり、ここにはたくさんの箱があるのだ。この箱に自分の愛用の箱を紛れさせてお昼寝するのが昔からのわたしの趣味なのです。
そういう意味では最近のわたしの愛用箱、段ボールはこの場所にピッタリだ。
ちなみに、就業時間までにわたしが起きなさそうだったら箱ごとわたしの部屋に配送されるようになっている。その前に大体兄さま達か父さまは迎えに来てくれるけどね。
そして、今日はリーフェ兄さまが迎えにきてくれたようだ。
「兄さま今日のお仕事はもう終わったから、一緒にお昼寝しようね」
「あい……」
ねむねなのです。
兄さまはわたしの入っている箱ごとわたしを抱き上げた。どうやら場所を移動するみたいだ。
扉までくると、リーフェ兄さまが振り返る。
「みんな、今日もうちの妹が迷惑かけたね。ほらミィ、ミィもありがとうとバイバイ言って?」
「ありがとうございまちた。ばいばいなのです」
む、眠すぎてちょっと噛んじゃいました。
そうして、ちょっとうとうとしてたら兄さまのお部屋に到着していた。
「箱から出るかい?」
「ん~ん」
兄さまの問いにわたしは首を横に振った。今日は箱の中の気分なのです。
兄さまはわたしを箱ごとベッドにのせ、自分も隣に寝そべるとわたしの背中をトントンしてくれた。優しくトントンされることで心地よい眠気が戻って来る。おかえりです。
***
お昼寝が終わると、わたしはリーフェ兄さまと一緒にお部屋に帰った。
「うわぁ……」
「うわぁってなんですか兄さま」
人の部屋を見た感想が「うわぁ」ですよ? 失礼な。
「また箱増えたかい?」
「増えたのです」
わたしの部屋には様々な種類の箱が積み上げられている。放っておくとホコリが溜まったりするので定期的に整備しなきゃいけないのだ。
「兄さまもお手伝いしてくれるのですか?」
「俺はその気で来たよ」
「ありがとうなのです」
わたしは兄さまの足に抱き着いた。抱き着いた先が足なのは身長差の関係だ。
「じゃあ始めるよ」
兄さまはそう言うと『清掃』の魔法を発動した。
わたしは細かい魔法が苦手なので箱の整備には少し時間がかかるが、兄さま達が手伝ってくれる時は一瞬で終わる。
「お~」
わたしはきれいになった木箱にスリスリと頬ずりした。
「きれいきれいになったね~ミィ」
「はい!ミィのお友達きれいになりました!」
「……ねぇミィ?そろそろ箱をお友達って言うの止めない?」
「箱たちはミィの親友なのです」
「……ミィ、人とまでは言わないから動物とか動くお友達を作ろうね」
「……ぜんしょするのです」
「それはやる気がない人の言葉だね」
わたしはそっと兄さまから目を逸らした。
「おーいミィ、段ボール持ってきたぞ~」
「イルフェ兄さま」
次男のイルフェ兄さまが調度いい大きさの段ボール箱を持って部屋に入ってきた。
「ありがとうございます」
イルフェ兄さまから段ボールを受け取る。
「……なるほど、こうやってミィの部屋に箱が増えていくのか……」
「ミィ、箱の中に敷くクッションを持ってきた……ってお前達もいたのか」
長男のオルフェ兄さまがフカフカなクッションを持ってきてくれた。
「昼寝の時にでも使うといい」
オルフェ兄さまからクッションを手渡される。
「ありがとうございます」
おお、フッカフカだ。触り心地ばつぐん。
ほっぺをクッションにスリスリしてると父さまに似てあんまり笑わないオルフェ兄さまが微笑んだ。レア。
ご機嫌な兄さまがよしよし頭を撫でてくれたのでわたしもご機嫌。
「ミィ菓子を……密集してるな……」
お菓子の入った籠を持った父さまが現れた。父さまは兄さま達が全員集まってることに軽い驚きを見せている。
「お前達、仕事はどうした」
父さまが兄さま達に聞いた。
「休憩時間」
「自主休憩」
「妹補給の時間」
上からリーフェ兄さま、イルフェ兄さま、オルフェ兄さまの順番だ。一番真面目そうなオルフェ兄さまが一番いい加減な言い訳してるのです。
「でも、父上もミィに会いにきたんでしょ?」
「うむ」
「今は休憩時間?」
「バリバリ業務時間だ」
「よく人に仕事はどうしたとか聞けたねぇ」
「菓子をもらったらミィに渡しに来るのは当然だろう」
当然なんです?
ミィは嬉しいですけど。
「よいしょっと」
「?」
イルフェ兄さまに脇の下に手を入れられて持ち上げられた。その間にリーフェ兄さまがイルフェ兄さまが持ってきた段ボールにオルフェ兄さまが持ってきたクッションを敷き詰める。
そしてわたしをその段ボールの中にポスンと入れた。極めつけに、父さまが持ってきたお菓子を渡される。
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あれですか。猫をキャットタワーに登らせたい心境。
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