169 / 243
169 野球です 3
しおりを挟む
ここは、孤児院の庭です。
一時的に野球のグラウンドになっています。
手打ち野球の試合をしています。1回裏が終わりました。
子供達は攻撃と守備を経験して、ある程度理解できたと思います。
攻撃をする際は、どこを狙うのか。内野なのか外野なのか。走者がいる場合はどうするのか。
守備をする際は、何に気をつけるのか。自分の守備範囲はどこまでなのか。どこに送球するのか。
面白くなるのは、これからです。
*2回表
四番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。ボールはセンター前でバウンドします。キャッチできません。
ボールを追いかけて、1塁に送球します。
アンナ「セーフ」
ノーアウト、1塁です。
五番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球は右中間に落ちてバウンドします。
ライトとセンターがボールを取りに向かいます。
センターが拾って2塁に送球します。
アンナ「セーフ」
ノーアウト、1塁、2塁です。
六番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球はショートゴロです。
ショートがキャッチして、3塁に送球します。
アンナ「アウト」
1アウト、1塁、2塁です。
7番打者が打席に入りました。小さい子です。
守備陣が少し前に来ました。ちゃんと考えていますね。
ぽん。
打ちました。ボールはサードの頭上を越えました。
レフト取りに向かいます。キャッチして3塁に送球します。
アンナ「セーフ」
1アウト、満塁です。
打者一巡して、打者はケン君です。打席に入りました。
ぽん。
打ちました。ライト前に落ちてバウンドします。ライトが取り、1塁に送球します。
アンナ「アウト」
しかし走者を進めて、得点が入りました。
攻撃陣「やったー」
1対1の同点になりました。
2アウト、2塁、3塁です。
次の打者はローラです。打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球は左中間に落ちて転がります。レフトとセンターが追います。
走者がホームを踏み、得点が入りました。逆転です。
攻撃陣「やったー」
ファーストの陽子さんはホームに着いて、次の得点走者を阻止します。
2アウト、1塁、3塁です。
3番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球はまた右中間に飛びます。しかしショートが空中でキャッチしました。
アンナ「アウト」
アンナ「スリーアウト、チェンジ」
わたしはスコアボードに「2」と書き入れました。
野球らしくなってきましたね。
このあとも、白熱した試合が続きます。
両チーム共、得点が入ります。
* * *
試合は終盤になりました。
手打ち野球に飽きて別の遊びをする子は、いません。
*5回裏
メリーチームの攻撃です。
3対3の同点です。
2アウト、1塁、3塁です。陽子さんは1塁にいます。
打者はリーダーのメリーさんです。打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球は3塁の真上を通過します。
レフトが打球を追います。
アンナ「フェア」
守備陣がホームに着きます。
レフトの送球は・・・・・・間に合いません。
走者は、ホームを踏みました。
アンナ「試合終了」
4対3でメリーチームが勝ちました。勝ったチームは喜んでいます。
負けたケンチームも満足そうな顔をしています。
ローラ「負けたけど、面白かったわ。手打ち野球」
アンナ「いい試合でした」
ケン 「もう一回、やろうぜ」
メリー「いいわよ」
アンナ「その前におやつにしましょう。皆さん、集まってください」
天幕に子供達が集まってきました。
アンナ「皆さん、手を出してください。魔法できれいにします」
子供達は手を出しました。
アンナ「クリーン」
わたしはテーブルにバスケットを出しました。
中にはマカロンとフィナンシェが入っています。
アンナ「手で取って食べてください。水分補給もしてください。」
スポーツドリンクも補充しました。
アンナ「ローラと陽子さんも、お菓子どうぞ」
ローラ「陽子ちゃん、食べましょう」
陽子 「はい」
わたしも、いただきます。
*
おやつが食べ終わりました。
アンナ「私たちは用事があるので、これで失礼します」
メリー「行っちゃうの?」
アンナ「はい・・・ここにある、天幕、イス、黒板、ボールなどは、孤児院に寄付します。
自由に使ってください」
子供達「ありがとう」
わたしは、ペットサークルだれを収納します。他はすべて寄付します。
ローラは、マオをスリングに入れて、たすき掛けにしました。
アンナ「失礼します。また来ますね」
子供達「バイバイ」
子供達「またねー」
私たちは、孤児院を後にしました。
陽子さんには、まだ見せたいところがあります。
私たちは歩いて次の場所に移動しました。
一時的に野球のグラウンドになっています。
手打ち野球の試合をしています。1回裏が終わりました。
子供達は攻撃と守備を経験して、ある程度理解できたと思います。
攻撃をする際は、どこを狙うのか。内野なのか外野なのか。走者がいる場合はどうするのか。
守備をする際は、何に気をつけるのか。自分の守備範囲はどこまでなのか。どこに送球するのか。
面白くなるのは、これからです。
*2回表
四番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。ボールはセンター前でバウンドします。キャッチできません。
ボールを追いかけて、1塁に送球します。
アンナ「セーフ」
ノーアウト、1塁です。
五番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球は右中間に落ちてバウンドします。
ライトとセンターがボールを取りに向かいます。
センターが拾って2塁に送球します。
アンナ「セーフ」
ノーアウト、1塁、2塁です。
六番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球はショートゴロです。
ショートがキャッチして、3塁に送球します。
アンナ「アウト」
1アウト、1塁、2塁です。
7番打者が打席に入りました。小さい子です。
守備陣が少し前に来ました。ちゃんと考えていますね。
ぽん。
打ちました。ボールはサードの頭上を越えました。
レフト取りに向かいます。キャッチして3塁に送球します。
アンナ「セーフ」
1アウト、満塁です。
打者一巡して、打者はケン君です。打席に入りました。
ぽん。
打ちました。ライト前に落ちてバウンドします。ライトが取り、1塁に送球します。
アンナ「アウト」
しかし走者を進めて、得点が入りました。
攻撃陣「やったー」
1対1の同点になりました。
2アウト、2塁、3塁です。
次の打者はローラです。打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球は左中間に落ちて転がります。レフトとセンターが追います。
走者がホームを踏み、得点が入りました。逆転です。
攻撃陣「やったー」
ファーストの陽子さんはホームに着いて、次の得点走者を阻止します。
2アウト、1塁、3塁です。
3番打者が打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球はまた右中間に飛びます。しかしショートが空中でキャッチしました。
アンナ「アウト」
アンナ「スリーアウト、チェンジ」
わたしはスコアボードに「2」と書き入れました。
野球らしくなってきましたね。
このあとも、白熱した試合が続きます。
両チーム共、得点が入ります。
* * *
試合は終盤になりました。
手打ち野球に飽きて別の遊びをする子は、いません。
*5回裏
メリーチームの攻撃です。
3対3の同点です。
2アウト、1塁、3塁です。陽子さんは1塁にいます。
打者はリーダーのメリーさんです。打席に入りました。
ぽん。
打ちました。打球は3塁の真上を通過します。
レフトが打球を追います。
アンナ「フェア」
守備陣がホームに着きます。
レフトの送球は・・・・・・間に合いません。
走者は、ホームを踏みました。
アンナ「試合終了」
4対3でメリーチームが勝ちました。勝ったチームは喜んでいます。
負けたケンチームも満足そうな顔をしています。
ローラ「負けたけど、面白かったわ。手打ち野球」
アンナ「いい試合でした」
ケン 「もう一回、やろうぜ」
メリー「いいわよ」
アンナ「その前におやつにしましょう。皆さん、集まってください」
天幕に子供達が集まってきました。
アンナ「皆さん、手を出してください。魔法できれいにします」
子供達は手を出しました。
アンナ「クリーン」
わたしはテーブルにバスケットを出しました。
中にはマカロンとフィナンシェが入っています。
アンナ「手で取って食べてください。水分補給もしてください。」
スポーツドリンクも補充しました。
アンナ「ローラと陽子さんも、お菓子どうぞ」
ローラ「陽子ちゃん、食べましょう」
陽子 「はい」
わたしも、いただきます。
*
おやつが食べ終わりました。
アンナ「私たちは用事があるので、これで失礼します」
メリー「行っちゃうの?」
アンナ「はい・・・ここにある、天幕、イス、黒板、ボールなどは、孤児院に寄付します。
自由に使ってください」
子供達「ありがとう」
わたしは、ペットサークルだれを収納します。他はすべて寄付します。
ローラは、マオをスリングに入れて、たすき掛けにしました。
アンナ「失礼します。また来ますね」
子供達「バイバイ」
子供達「またねー」
私たちは、孤児院を後にしました。
陽子さんには、まだ見せたいところがあります。
私たちは歩いて次の場所に移動しました。
0
お気に入りに追加
77
あなたにおすすめの小説
異世界着ぐるみ転生
こまちゃも
ファンタジー
旧題:着ぐるみ転生
どこにでもいる、普通のOLだった。
会社と部屋を往復する毎日。趣味と言えば、十年以上続けているRPGオンラインゲーム。
ある日気が付くと、森の中だった。
誘拐?ちょっと待て、何この全身モフモフ!
自分の姿が、ゲームで使っていたアバター・・・二足歩行の巨大猫になっていた。
幸い、ゲームで培ったスキルや能力はそのまま。使っていたアイテムバッグも中身入り!
冒険者?そんな怖い事はしません!
目指せ、自給自足!
*小説家になろう様でも掲載中です
アイムキャット❕~異世界キャット驚く漫遊記~
ma-no
ファンタジー
神様のミスで森に住む猫に転生させられた元人間。猫として第二の人生を歩むがこの世界は何かがおかしい。引っ掛かりはあるものの、猫家族と楽しく過ごしていた主人公は、ミスに気付いた神様に詫びの品を受け取る。
その品とは、全世界で使われた魔法が載っている魔法書。元人間の性からか、魔法書で変身魔法を探した主人公は、立って歩く猫へと変身する。
世界でただ一匹の歩く猫は、人間の住む街に行けば騒動勃発。
そして何故かハンターになって、王様に即位!?
この物語りは、歩く猫となった主人公がやらかしながら異世界を自由気ままに生きるドタバタコメディである。
注:イラストはイメージであって、登場猫物と異なります。
R指定は念の為です。
登場人物紹介は「11、15、19章」の手前にあります。
「小説家になろう」「カクヨム」にて、同時掲載しております。
一番最後にも登場人物紹介がありますので、途中でキャラを忘れている方はそちらをお読みください。
ひっそり静かに生きていきたい 神様に同情されて異世界へ。頼みの綱はアイテムボックス
於田縫紀
ファンタジー
雨宿りで立ち寄った神社の神様に境遇を同情され、私は異世界へと転移。
場所は山の中で周囲に村等の気配はない。あるのは木と草と崖、土と空気だけ。でもこれでいい。私は他人が怖いから。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
老女召喚〜聖女はまさかの80歳?!〜城を追い出されちゃったけど、何か若返ってるし、元気に異世界で生き抜きます!〜
二階堂吉乃
ファンタジー
瘴気に脅かされる王国があった。それを祓うことが出来るのは異世界人の乙女だけ。王国の幹部は伝説の『聖女召喚』の儀を行う。だが現れたのは1人の老婆だった。「召喚は失敗だ!」聖女を娶るつもりだった王子は激怒した。そこら辺の平民だと思われた老女は金貨1枚を与えられると、城から追い出されてしまう。実はこの老婆こそが召喚された女性だった。
白石きよ子・80歳。寝ていた布団の中から異世界に連れてこられてしまった。始めは「ドッキリじゃないかしら」と疑っていた。頼れる知り合いも家族もいない。持病の関節痛と高血圧の薬もない。しかし生来の逞しさで異世界で生き抜いていく。
後日、召喚が成功していたと分かる。王や重臣たちは慌てて老女の行方を探し始めるが、一向に見つからない。それもそのはず、きよ子はどんどん若返っていた。行方不明の老聖女を探す副団長は、黒髪黒目の不思議な美女と出会うが…。
人の名前が何故か映画スターの名になっちゃう天然系若返り聖女の冒険。全14話+間話8話。
あなたは異世界に行ったら何をします?~良いことしてポイント稼いで気ままに生きていこう~
深楽朱夜
ファンタジー
13人の神がいる異世界《アタラクシア》にこの世界を治癒する為の魔術、異界人召喚によって呼ばれた主人公
じゃ、この世界を治せばいいの?そうじゃない、この魔法そのものが治療なので後は好きに生きていって下さい
…この世界でも生きていける術は用意している
責任はとります、《アタラクシア》に来てくれてありがとう
という訳で異世界暮らし始めちゃいます?
※誤字 脱字 矛盾 作者承知の上です 寛容な心で読んで頂けると幸いです
※表紙イラストはAIイラスト自動作成で作っています

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる