7 / 44
先行投資・俺だけの人。
4
しおりを挟む「やめろ…こんな…の…私じゃ…」
「ちゃんと、見て。
戸塚さんだよ。こうなってんの…わかる?
俺の指が気持ちいいーって、言ってんの。
もっと触って、いっぱい虐めてって…」
「…そんな…訳ない…私…私は…」
「…気持ちいい、だよ…ほら…」
ツンとたった乳首を下から上へピンピンと、はじかれる。
片方の乳首は耐えず、聴診器の刺激を送りながら。
ふにゅ…ふにゅ…っと刺激を送り続ける。
「あ…」
「な…?いい、だろ…?」
ぎゆ、っと、爪を立てながら乳首を思い切り引っ張られた。
樹の手じゃない、初めてあった医者の手で…こんな……。
こんな胸を弄られただけで…女みたいに……
こんな…怖い…
ペニスも触られていないのに…
このままじゃ……
「…怖い…も…」
「………」
「お願いだから…辞めて…くれ……」
「ああ、すまん。そんな泣くほどとは」
医者は慌てて私の服をまさぐっていた手をシャツから出しした。
「めっちゃ、戸塚さん、俺の好み。
見た目だけじゃなくてこんなに可愛いなんて。
彼氏に知られるのが嫌なのか?
…悩んでるなら彼氏と別れない?
俺ずっと満足させるし。
あんたみたいな純情ちゃんは年下には扱いきれねぇだろ。」
「馬鹿…いうな…。私は…」
「まぁ…考えといて。
でも俺の診察じゃ、戸塚さん、たぶん、恋人のことをどこか拒絶しているんだと思うぜ。
セックスでも乱れたいのにセーブしてるんだ。
年上のプライドかな。
目茶苦茶になりたいってな…、言ってるのに歯止めをかけてる」
「そんな…」
私が…樹の手を拒絶…?
そんな訳…ない…。
それに目茶苦茶になりたいだなんて…。
今でさえ、樹の行為についていけないのに……。
そんな…
「そうそ、俺の名前は後藤蒼真(ごとうそうま)。
これ、名刺ね」
医者は私の衣服を整えて、ぽっけに名刺を滑り込ませた。
「来週、また来るように」
「は…?」
「いいね…?じゃないと、戸塚さん、もっと胃が痛くなる筈だから。っと、薬は一応出しとく。
ま、俺が一番の良薬だけど…ね…?
また、身体が寂しくなったらいつでもいいな。携帯番号、そこに書いてあるから
まぁ、そん時は今日の治療なんかよりもっと気持ち良くしてやるから。
覚悟しとけ」
「先生、もういいですか?次の患者さんが…」
「ああ、いいよ~
んじゃ、お大事にね…?戸塚さん」
聴診器をくいっとあげて、私に意味ありげに、笑って見せた。
「…っ」
カァァ、と頬が染まる。
先程の痴態が過ぎり、私は逃げるように病室を後にした。
『あんたは、案外彼氏の事でストレス溜めているのかもね』
そんなことない。
私は、樹にストレスなんか、ない。
ある訳…ないだろ…。
樹は、私の天使だ。
それを…。
包丁を握り、やけになったように野菜を刻んでいく。
医者から軽いセクハラをされた私は、あの後薬局にいき、処方された薬を渡された。
薬は、ちゃんとした薬だったらしく、30分ほどで、薬は効いて、だいぶ胃は楽になった。
薬がきいたおかげで午後は午前中、中断したぶんの仕事ができた。
医者のおかげとはいいたくないけれど…。とりあえず、仕事が溜まらないでよかった。
今は仕事を少し中断させ、夕食の準備をしていた。
今日のメニューはビーフシチュー。
樹の大好物だ。
樹は…喜んでくれるだろうか…。
「やっぱり、公久さんのご飯は最高だね…」なんて…。
その言葉だけで、私は…。
『俺今日、夜ご飯いらないから』
「あ…」
朝の樹の言葉が頭を過ぎり手が止まる。
いらない…って、いっていたか。忘れていた。
朝ちゃんと聞いたのに。
ここ最近、樹はいつも夜遅い。
どこで、なにをしているのかわからないけど…。
「浮気…か」
口に出して…、ありえない…と首を振った。
樹に限って浮気だなんて、そんな器用な、マネ…。
『彼女…えへへ、なんでもない』
彼女…か。
もしかして樹は…
「私から…離れようと…、しているんだろうか…、」
きゅ、とまた胃が痛んだ。
私は、樹に愛されているんだろうか。
樹は、私を愛しているんだろうか。
『あんたは、案外彼氏の事でストレス溜めているのかもね』
医者の言葉が、まるで呪いの言葉のように何度も何度も頭にリフレインした。
それと同時に、ジン、と触られた乳首が疼いた。
1
あなたにおすすめの小説
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
オッサン課長のくせに、無自覚に色気がありすぎる~ヨレヨレ上司とエリート部下、恋は仕事の延長ですか?
中岡 始
BL
「新しい営業課長は、超敏腕らしい」
そんな噂を聞いて、期待していた橘陽翔(28)。
しかし、本社に異動してきた榊圭吾(42)は――
ヨレヨレのスーツ、だるそうな関西弁、ネクタイはゆるゆる。
(……いやいや、これがウワサの敏腕課長⁉ 絶対ハズレ上司だろ)
ところが、初めての商談でその評価は一変する。
榊は巧みな話術と冷静な判断で、取引先をあっさり落としにかかる。
(仕事できる……! でも、普段がズボラすぎるんだよな)
ネクタイを締め直したり、書類のコーヒー染みを指摘したり――
なぜか陽翔は、榊の世話を焼くようになっていく。
そして気づく。
「この人、仕事中はめちゃくちゃデキるのに……なんでこんなに色気ダダ漏れなんだ?」
煙草をくゆらせる仕草。
ネクタイを緩める無防備な姿。
そのたびに、陽翔の理性は削られていく。
「俺、もう待てないんで……」
ついに陽翔は榊を追い詰めるが――
「……お前、ほんまに俺のこと好きなんか?」
攻めるエリート部下 × 無自覚な色気ダダ漏れのオッサン上司。
じわじわ迫る恋の攻防戦、始まります。
【最新話:主任補佐のくせに、年下部下に見透かされている(気がする)ー関西弁とミルクティーと、春のすこし前に恋が始まった話】
主任補佐として、ちゃんとせなあかん──
そう思っていたのに、君はなぜか、俺の“弱いとこ”ばっかり見抜いてくる。
春のすこし手前、まだ肌寒い季節。
新卒配属された年下部下・瀬戸 悠貴は、無表情で口数も少ないけれど、妙に人の感情に鋭い。
風邪気味で声がかすれた朝、佐倉 奏太は、彼にそっと差し出された「ミルクティー」に言葉を失う。
何も言わないのに、なぜか伝わってしまう。
拒むでも、求めるでもなく、ただそばにいようとするその距離感に──佐倉の心は少しずつ、ほどけていく。
年上なのに、守られるみたいで、悔しいけどうれしい。
これはまだ、恋になる“少し前”の物語。
関西弁とミルクティーに包まれた、ふたりだけの静かな始まり。
(5月14日より連載開始)
経理部の美人チーフは、イケメン新人営業に口説かれています――「凛さん、俺だけに甘くないですか?」年下の猛攻にツンデレ先輩が陥落寸前!
中岡 始
BL
社内一の“整いすぎた男”、阿波座凛(あわざりん)は経理部のチーフ。
無表情・無駄のない所作・隙のない資料――
完璧主義で知られる凛に、誰もが一歩距離を置いている。
けれど、新卒営業の谷町光だけは違った。
イケメン・人懐こい・書類はギリギリ不備、でも笑顔は無敵。
毎日のように経費精算の修正を理由に現れる彼は、
凛にだけ距離感がおかしい――そしてやたら甘い。
「また会えて嬉しいです。…書類ミスった甲斐ありました」
戸惑う凛をよそに、光の“攻略”は着実に進行中。
けれど凛は、自分だけに見せる光の視線に、
どこか“計算”を感じ始めていて……?
狙って懐くイケメン新人営業×こじらせツンデレ美人経理チーフ
業務上のやりとりから始まる、じわじわ甘くてときどき切ない“再計算不能”なオフィスラブ!
ヤンキーDKの献身
ナムラケイ
BL
スパダリ高校生×こじらせ公務員のBLです。
ケンカ上等、金髪ヤンキー高校生の三沢空乃は、築51年のオンボロアパートで一人暮らしを始めることに。隣人の近間行人は、お堅い公務員かと思いきや、夜な夜な違う男と寝ているビッチ系ネコで…。
性描写があるものには、タイトルに★をつけています。
行人の兄が主人公の「戦闘機乗りの劣情」(完結済み)も掲載しています。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)
優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。
本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる