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紫くらげ

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まさか、本当に…こんな、なんで……

「クハハッ、思い出したようでなによりだな。所で少年、病気を治して外の世界へ行きたいのか?」

「!!!当り前じゃないか、でも死神はあの世へ魂を連れて行くものなんだろ。知ってるぞ。僕は騙されない、僕を連れて行くつもりだな」

死神まで出てきてしまった。もう、終わりだ。
僕の魂はこのまま冥界へと連れていかれるんだ。

「おやおや、ちゃんと分かってるじゃあないか。物知りな少年。然し、残念ながら外れだな」

カラカラと骨を鳴らして骸骨が笑う。

「外れ…?」

「私は病気を治すことは出来ぬ。が、話し相手にならなってやらんでもない。なぁに、理由は簡単さ。お前が哀れで…可哀想で…惨めで仕方なかったからさ。死神の単なる気まぐれだ。精々これから楽しませてくれよ?」

なんだこいつは…無礼って言葉を知らないのか。

「とっとと帰ってくれないかな、病気も治せない死神に用は無いんだよ。」

「……愚かだな。私を呼んだのはお前だ。お前の魂を回収する、その時まで私はお前の傍から離れられぬ。悪魔でも死神でも来いと口に出すだけなら未だしも、血の契約まで結ぶなんて。本当に哀れで愚かな少年よのぉ」

「血の契約…?」

意味が分からず、首を傾げていると、死神が床を指さした。
そこは僕が吐血してそのままだった血液があった…筈。
でも血液が、血痕すらない。

「これが血の契約だ。無意識でも死神の私と血の契約までするとは…ハッハッハ。また面白き」

「そんな…こんなことって……」

「まぁ今すぐに連れて行くわけじゃあない。安心するがよい」

それから、死神と僕の奇妙な生活が始まった
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