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居酒屋
5話
しおりを挟むもしも。あなた方3人が異世界に行くとしたら、どこで働きますか?必ず○をつけて下さい。
◇貴族が経営している店(手柄は経営者に取られます。安い賃金でブラック企業。)
◇小さな村の雑貨屋(自分達で経営。赤字覚悟。ギリギリの生活)
◇大商会(下働き。努力次第で待遇改善。現在の知識が役に立ちます。)
◇地下で一生労働(地上には、戻れません。衛生的には悪い環境)
「なんか。このアンケートおかしくないか?( )の文章が。3人一緒を前提になっているしさ」
「そうだな。どういう基準なんだろうか?それに、なぜか働く前提なんだな。おかしい気がするが、ただのアンケートだし。俺達を見て作ったのかもな。」
「そうかもな。ま。記入しないと半額にならないし。まだ。まともなのは、大商会か小さな村ぐらいじゃないか?」
「そうだな。もし。実際に行くとしたら、自分達で経営は難しそうじゃないか?なにも知らない場所という設定だろう。それに、赤字は辛いよな。ギリギリと書いてあるし。」
「そうだな。赤字から黒字と書いてあったら、選ぶけどな。それなら、大商会だな。まだ。生き残れそうだ。」
「じゃ~大商会に○をつけるか。」
○をつけたタイミングで、吉田が現れた。
その瞬間。急に3人の周りが暗くなった。停電かと慌てると、床から模様が浮き出し光が3人を包みそして…消えた。
「良かったですね。半額ではなく、全額が無料になりましたよ。あちらでも、沢山の商品を生み出して下さいね。あ。彼女もできると良いですね。」と吉田と居酒屋も…消えた。
あの時。居酒屋に寄らず家に帰っていたら。あのアンケートに答えなければ~今頃俺達は…。今更悔やんでも、どうにもならない。今の現状を受け止めて、生きなければ。その為にも。
今後。どんな商品を提案するかを話し合いするために、2人のもとに向かった。
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