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5章 17 罪の告白
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「ごめんなさい……エイダ」
涙ぐんでいるエイダの身体を私もそっと抱きしめると、アンディが現れた。
「僕達はずっとどうやってクラリスを助けようか、相談をしていたんだ。そうしたら、今日リオンがクラリスをロザリンから助ける為に協力してほしいと頼んできたんだよ。それを聞いたエイダがどうして自分も行くと言ってきかなくてついてきたんだよ」
「いいでしょう? だって、クラリスが心配でたまらなかったんだから!」
エイダが顔を上げて私を見つめる。その目は赤くなっていた。
「クラリス、大丈夫だったかい? まさかこんなところに閉じ込められていたなんて……」
リオンが声をかけてきたそのとき。
「リオンッ! お前、クラリスに一体何てことをしてくれたっ! 俺達がどれだけ心配していたと思っているんだ!」
ザカリーが突然リオンの胸ぐらを掴んできた。
「……すまない。本当に悪いことをしたと思っているよ……」
リオンが青い顔で俯く。
「悪いですむと思っているのかよ!!」
今度はフレッドが2人の間に割り込んでくると、拳を振り上げようとし……。
「やめて! フレッド!」
私は彼の腕を掴んで引き止めた。
「クラリス……」
フレッドは驚いた様子で私を見る。
「お願い、乱暴はやめて。彼は仕方なく私を攫ってきたのよ。この屋敷の人たちは皆ロザリンのはめていた指輪に支配されていたから、彼女に逆らえなかったのよ」
するとリオンが尋ねてきた。
「ロザリン……そうだ。言われてみれば姿が見えないな。 使用人たちの話ではロザリンはクラリスと一緒にいると聞かされていたけれど、彼女は何処にいるんだ?」
「あ……」
自分の顔が青ざめるのが分かった。
「どうしたんだい? 何だか顔色が悪いよ」
私を心配したのか、セシルが声をかけてくる。
「セシルの言うとおりだわ。ロザリンにこんなところに閉じ込められていたからじゃないの? 本当に、酷い女だわ」
憤るエイダ。
「クラリス。 ロザリンは何処へ行ったんだ?」
フレッドがじっと見つめてきた。フレッドだけではない。その場にいる全員が私を見つめている。
「ロ……ロザリンは……」
震える私にエイダが手を握りしめてきた。
「クラリス……。本当に大丈夫なの?」
エイダだけではない。全員が心配そうに私を見つめている。……そうだ、皆私を助けるために集まってくれたのだ。
もう、覚悟を決めるしかない……!
「ロザリンなら……あのベッドにいるわ」
「え……?」
エイダが戸惑い、繋いでいた手を離した。
私はベッドに近づくと、まだスヤスヤと眠っているロザリンを抱き上げた。
「な、何だって……? その赤ん坊が……?」
アンディは驚きの表情を浮かべ、ザカリーは言葉を無くしている。セシルとフレッドは深刻な顔で私を見つめていた。
「ほ、本当だ……確かにこの髪の色は……ロザリンと同じだ……まさか、クラリス。君がやったのか!?」
じっと赤子の姿を見つめていたリオンが、勢いよく振り返った。
「ええ……ロザリンの顔の火傷跡を治そうと魔法をかけたら……あ、赤ちゃんの姿に戻って……しまったの……私、取り返しのつかないことをしてしまったわ……」
震える声で説明し、私は赤子の姿になったロザリンを抱きしめた。
全員が言葉を無くし、神妙な顔つきで私を見つめている。
きっとセシルやフレッド、それにアンディも私が時を操る禁忌魔法を使ったことに気付いただろう。
あれほど、もう二度と禁忌魔法を使わないように警告されていたのに……私は破ってしまった。
ロザリンの支配下に置かれたハイランド家を助けるつもりが、裏目に出てしまったのだ。
そのとき、ふとリオンと目が合った。
「ごめんなさい……リオン。こんなことになってしまって……」
他に言葉が思いつかず、謝罪の言葉しか出てこない。
「クラリス……」
リオンが私に一歩近づいたその時。
「ようやく見つけた……皆、ここに集まっていたのかい?」
小屋の中に男性の声が響き渡った――
涙ぐんでいるエイダの身体を私もそっと抱きしめると、アンディが現れた。
「僕達はずっとどうやってクラリスを助けようか、相談をしていたんだ。そうしたら、今日リオンがクラリスをロザリンから助ける為に協力してほしいと頼んできたんだよ。それを聞いたエイダがどうして自分も行くと言ってきかなくてついてきたんだよ」
「いいでしょう? だって、クラリスが心配でたまらなかったんだから!」
エイダが顔を上げて私を見つめる。その目は赤くなっていた。
「クラリス、大丈夫だったかい? まさかこんなところに閉じ込められていたなんて……」
リオンが声をかけてきたそのとき。
「リオンッ! お前、クラリスに一体何てことをしてくれたっ! 俺達がどれだけ心配していたと思っているんだ!」
ザカリーが突然リオンの胸ぐらを掴んできた。
「……すまない。本当に悪いことをしたと思っているよ……」
リオンが青い顔で俯く。
「悪いですむと思っているのかよ!!」
今度はフレッドが2人の間に割り込んでくると、拳を振り上げようとし……。
「やめて! フレッド!」
私は彼の腕を掴んで引き止めた。
「クラリス……」
フレッドは驚いた様子で私を見る。
「お願い、乱暴はやめて。彼は仕方なく私を攫ってきたのよ。この屋敷の人たちは皆ロザリンのはめていた指輪に支配されていたから、彼女に逆らえなかったのよ」
するとリオンが尋ねてきた。
「ロザリン……そうだ。言われてみれば姿が見えないな。 使用人たちの話ではロザリンはクラリスと一緒にいると聞かされていたけれど、彼女は何処にいるんだ?」
「あ……」
自分の顔が青ざめるのが分かった。
「どうしたんだい? 何だか顔色が悪いよ」
私を心配したのか、セシルが声をかけてくる。
「セシルの言うとおりだわ。ロザリンにこんなところに閉じ込められていたからじゃないの? 本当に、酷い女だわ」
憤るエイダ。
「クラリス。 ロザリンは何処へ行ったんだ?」
フレッドがじっと見つめてきた。フレッドだけではない。その場にいる全員が私を見つめている。
「ロ……ロザリンは……」
震える私にエイダが手を握りしめてきた。
「クラリス……。本当に大丈夫なの?」
エイダだけではない。全員が心配そうに私を見つめている。……そうだ、皆私を助けるために集まってくれたのだ。
もう、覚悟を決めるしかない……!
「ロザリンなら……あのベッドにいるわ」
「え……?」
エイダが戸惑い、繋いでいた手を離した。
私はベッドに近づくと、まだスヤスヤと眠っているロザリンを抱き上げた。
「な、何だって……? その赤ん坊が……?」
アンディは驚きの表情を浮かべ、ザカリーは言葉を無くしている。セシルとフレッドは深刻な顔で私を見つめていた。
「ほ、本当だ……確かにこの髪の色は……ロザリンと同じだ……まさか、クラリス。君がやったのか!?」
じっと赤子の姿を見つめていたリオンが、勢いよく振り返った。
「ええ……ロザリンの顔の火傷跡を治そうと魔法をかけたら……あ、赤ちゃんの姿に戻って……しまったの……私、取り返しのつかないことをしてしまったわ……」
震える声で説明し、私は赤子の姿になったロザリンを抱きしめた。
全員が言葉を無くし、神妙な顔つきで私を見つめている。
きっとセシルやフレッド、それにアンディも私が時を操る禁忌魔法を使ったことに気付いただろう。
あれほど、もう二度と禁忌魔法を使わないように警告されていたのに……私は破ってしまった。
ロザリンの支配下に置かれたハイランド家を助けるつもりが、裏目に出てしまったのだ。
そのとき、ふとリオンと目が合った。
「ごめんなさい……リオン。こんなことになってしまって……」
他に言葉が思いつかず、謝罪の言葉しか出てこない。
「クラリス……」
リオンが私に一歩近づいたその時。
「ようやく見つけた……皆、ここに集まっていたのかい?」
小屋の中に男性の声が響き渡った――
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