【過去作まとめ】アホエロ短編集

2度目の人生はニートになった悪役だけど、賢王に全力で養われてる

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気持ち良すぎて呆然としていると、厚いてのひらが私の頭に添えられて額に柔らかくキスをされた。

その後ぎゅっと体を抱きしめられる。
人形に抱きつく子供かと呆れるけど、身動き出来なくて暇だから自分の腕も真似をしてのしかかっている体の背中に回してやった。

奴は更にぴったりくっついてきて、股間の硬くなった性器が私の太腿にゴツゴツ当たる。

「はっ、さっきからガチガチにして、可愛そうなやつ。」

馬鹿にして言ってみても、自分を触ってそうなってるんだと思うと胸がぎゅっとして痛いくらいだ。

「貴様が頼むなら……触ってやろうか？」

「いや、大丈夫。」

私の優しい温情を呆気なく無下にされて癪に触った。
別に触りたかったわけじゃないけど。

「それよりこれエドに挿れたい。挿れていい？」

続いた言葉に心臓が跳ねた。
背中に回された手が下に降りて尻を撫でる。
更に谷間の奥に差し込まれて、穴の上からくっくっと指で突かれた。

「んっ……いっ、いちいち聞くな。好きにしろって言っただろ。」

「撤回したくせに。」

「うるさい。やめるぞ。」

やだ、と言って体を起こした奴は、私の片方の膝裏を掴んでぐいっと胸に引きつけるようにして足を開かせた。

晒された穴をじっと見られて顔から火が出そうになるくらい恥ずかしい。
視線を意識するとついそこに力が入って穴を締めてしまう。

「今穴がヒクってした。エロ……」

「っ、してない。」

「したよ。ここがキュって」

そう言って指が窄まりに触れる。
先走りや精液がそこまで垂れていたせいで穴を撫でられるとちゅぷちゅぷと恥ずかしい音がした。

「あ……ああっ」

濡れて滑るのを利用して指が穴に押し入れられ先っぽが中に入り込む感覚がする。
レイモンドはそれを熱心に覗き込みながら更に指を進めた。

埋まった指で穴を広げるように揺すられるとクチュクチュとした音が更に耳を犯していく。

「音、やだ。は……ずかし、から……」

「大丈夫。恥ずかしくない。最高だよ。」

よく分からない感じに褒められてよく分からない自尊心が満たされる。

少し離れた肩に手を伸ばして甘えるように引き寄せた。
目があって直ぐに顔が近づいてきて唇が重なる。

ぐちゃぐちゃと舌が溶け合うくらい夢中で擦り付け合うのに合わせて、下に入り込んだ指がにゅぶにゅぶと奥に進んでいった。

指の付け根まで入ったのか、奥に突き刺していく動きが止まると中を広げるように蠢きながら粘膜を擦ってくる。

中でバラバラと動くのを感じて初めて、二本の指を飲み込んでいるんだと気付いた。

「んんっ……んっ……ああっ」

かき回されている中がだんだん熱くなってきて、じんじん痺れるような感覚でキスの合間に声が漏れる。
こんな風にされてひどく気持ちいいなんて。

ぐにゅっ、じゅぷじゅぷ、じゅぷっ、くりゅっ

「あっ……はぁっ、んぁ……あっ、ああ……」

中を擦りあげられるごとに痺れる感覚が増していく。
後ろから押し込むように快感を送り込まれて萎えていた中心がまたもたげ始めた。

初めての感覚に支配されて思わず肩を掴んでいた手に力が籠もる。

「痛い？」

指が食い込むくらい肩を掴んだせいかレイモンドが聞いてきた。

「これくらい、んっ……何ともない。」

実際痛いどころかその逆なので、何ともないわけないけどそんなこと言ってやる義理はない。

「……ねえエド、俺のこと好き？」

なんかまた面倒臭いこと言い始めた。

「さ、さっき言っただろ……んあぁっ……」

入っていた指がずるっと中を擦り上げて出て行く。
ぐちゅりと、音を立ててすぐまた入り込んできたものはさらに質量が増してて、指が増やされたんだと分かった。

「言ってないじゃん。ね、好きって言って。」

束になった指がさっきより内壁をごりごり擦って入り込んでくる。

「んんっ……あっ、ああぁっ！……ひぁ……」

もう口からは意味のある言葉を出せそうになくて、首を横に振って要求を拒絶した。