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第2章 入学前編
14 (↓エロ)
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傾向: 最後だけほんの少しノスニキ×ルコ要素有。前立腺責め、トコロテン。
—————-
その後、ユーリスの寝室で向かい合ってベッドに座る。
ユーリスはこちらを見たまま固まって動かない。
下を見れば既に股間がズボンを押し上げて膨らんでいるので、その気が無くなったわけでは無さそうだ。
というか、元気になるの早くない?
「触りますね。」
宣言して目の前のズボンに手を伸ばす。
指先が硬い感触に触れた所で、両肩を掴まれてユーリスの顔が近づいてきた。
そのまま唇に唇を押し付けられキスされる。
ユーリスの体がのしかかるように被さってきてシーツに押し倒された。
はむはむと唇を動かしながら何度も重ねられて息が苦しい。
誘うように口を開いて舌が入ってくるのを待ってみたけど、ユーリスは気付いていないのかちゅうちゅう唇を吸うばかりだ。
焦れったくなって自分から顔を押し付けて舌を差し込んでやった。
やっと気付いたユーリスの舌が俺のを絡め取って舐め上げる。
くちゅくちゅって音が自分の耳に聞こえて来て体が熱くなる。
……こういうの前世振りだけど、キスってこんなに気持ちよかったっけ。
一度人の舌を貪ることを覚えたユーリスはしつこくて、息継ぎのために少し唇を離すだけですぐに口が追いかけてがっついてくる。
それが少し可愛いせいで、わざと何度か顔を離しては食い付かれるという悪戯を楽しんだ。
伸ばした俺の右手は密着する体に挟まれながらユーリスの中心を覆っていて、キスで更にガチガチになってくのが手触りでわかる。
ユーリスにもっと気持ちよくなって欲しくて指先の動きで繊細な部分を揉みながらそこを上下に擦った。
「はぁっ、ルコ…それ、やめ……」
ユーリスが滑らかな眉尻を下げて言う。
こんなエロい声してたっけ。
明日から冷静に話を聴けなくなったらどうしよう。
「気持ちよくないですか?」
少しの悪戯心で聴きながらやわやわと刺激を続ける。
そんなわけないはずだ。
こんなに硬くしておいて。
はぁ、と自分が吐く息が驚くくらい熱い。
「ううん……気持ちよくて、すぐ出ちゃいそうだから……ちょっと、待って。」
股間に伸びた俺の手を掴み、指同士を絡めるように掌を捉えてベッドに縫い止めてくる。
「またルコに触ってもらえるなんて夢みたいだ。」
俺の顔を覗き込みながらユーリスがうっとり言った。
「覚えてる?会ったばっかりの頃の……」
「はい。」
あんなの忘れられるわけない。
「あの時本当に気持ちよくて、1人でする時はいつも思い出してた。ルコのハンカチとベッドですると、同じ匂いがしてイけるんだ。」
えーと、まじか。
俺がユーリスの性癖を歪めた一因てこと?
どうりで人の部屋でシコシコ勤しむわけだ。
「服脱がせていい?」
大分後悔してると、上ずった声で聞かれた。
断る理由が無いので頷く。
「坊っちゃまの好きにしてください。」
「ユーリスって呼んでよ。」
シャツのボタンをプツプツ外しながら訂正される。
「それは……」
そんな親しげな愛称で呼ぶのは従者としてけじめがない気がする。
や、じゃあ今してる事はなんだって話ですけど。
「ずっと前に呼んでくれたじゃん。」
そうだっけ?
「ね?呼んで?」
「……2人の時だけですよ。」
「うん。」
「ユーリス様……あっ……」
呼んだ途端、晒された胸の先端にぬるっとした感触がした。
ユーリスが俺の乳首を口に含んで舐めている。
色が濃くなったところを舌でなぞられるとジュンとした感覚が背中を走った。
予想してなかった快感にびっくりして背中を逸らすと、調子に乗ったユーリスがもう片方の乳頭を摘んで捏ねてくる。
そこからもジンジンした感覚が広がって体が跳ねた。
「……っ、はぁっ」
快感を逃がそうと体を捩っても、ユーリスの手と舌がずっと動きを追って刺激し続けてくるからあまり意味がない。
おかしい。
ど、どうしてたかが乳首がこんなに気持ちがいいんだ!?
俺も一応前世では童貞じゃなかったし、ここを触ってくる恋人もいた。
でも、感じ方が段違いに違う。
ユーリスが特に熱心に弄ってくるからなのか、この体の体質なのか。
それともここが恋愛ゲームの世界だから、盛り上がりやすいとか……?
—————-
その後、ユーリスの寝室で向かい合ってベッドに座る。
ユーリスはこちらを見たまま固まって動かない。
下を見れば既に股間がズボンを押し上げて膨らんでいるので、その気が無くなったわけでは無さそうだ。
というか、元気になるの早くない?
「触りますね。」
宣言して目の前のズボンに手を伸ばす。
指先が硬い感触に触れた所で、両肩を掴まれてユーリスの顔が近づいてきた。
そのまま唇に唇を押し付けられキスされる。
ユーリスの体がのしかかるように被さってきてシーツに押し倒された。
はむはむと唇を動かしながら何度も重ねられて息が苦しい。
誘うように口を開いて舌が入ってくるのを待ってみたけど、ユーリスは気付いていないのかちゅうちゅう唇を吸うばかりだ。
焦れったくなって自分から顔を押し付けて舌を差し込んでやった。
やっと気付いたユーリスの舌が俺のを絡め取って舐め上げる。
くちゅくちゅって音が自分の耳に聞こえて来て体が熱くなる。
……こういうの前世振りだけど、キスってこんなに気持ちよかったっけ。
一度人の舌を貪ることを覚えたユーリスはしつこくて、息継ぎのために少し唇を離すだけですぐに口が追いかけてがっついてくる。
それが少し可愛いせいで、わざと何度か顔を離しては食い付かれるという悪戯を楽しんだ。
伸ばした俺の右手は密着する体に挟まれながらユーリスの中心を覆っていて、キスで更にガチガチになってくのが手触りでわかる。
ユーリスにもっと気持ちよくなって欲しくて指先の動きで繊細な部分を揉みながらそこを上下に擦った。
「はぁっ、ルコ…それ、やめ……」
ユーリスが滑らかな眉尻を下げて言う。
こんなエロい声してたっけ。
明日から冷静に話を聴けなくなったらどうしよう。
「気持ちよくないですか?」
少しの悪戯心で聴きながらやわやわと刺激を続ける。
そんなわけないはずだ。
こんなに硬くしておいて。
はぁ、と自分が吐く息が驚くくらい熱い。
「ううん……気持ちよくて、すぐ出ちゃいそうだから……ちょっと、待って。」
股間に伸びた俺の手を掴み、指同士を絡めるように掌を捉えてベッドに縫い止めてくる。
「またルコに触ってもらえるなんて夢みたいだ。」
俺の顔を覗き込みながらユーリスがうっとり言った。
「覚えてる?会ったばっかりの頃の……」
「はい。」
あんなの忘れられるわけない。
「あの時本当に気持ちよくて、1人でする時はいつも思い出してた。ルコのハンカチとベッドですると、同じ匂いがしてイけるんだ。」
えーと、まじか。
俺がユーリスの性癖を歪めた一因てこと?
どうりで人の部屋でシコシコ勤しむわけだ。
「服脱がせていい?」
大分後悔してると、上ずった声で聞かれた。
断る理由が無いので頷く。
「坊っちゃまの好きにしてください。」
「ユーリスって呼んでよ。」
シャツのボタンをプツプツ外しながら訂正される。
「それは……」
そんな親しげな愛称で呼ぶのは従者としてけじめがない気がする。
や、じゃあ今してる事はなんだって話ですけど。
「ずっと前に呼んでくれたじゃん。」
そうだっけ?
「ね?呼んで?」
「……2人の時だけですよ。」
「うん。」
「ユーリス様……あっ……」
呼んだ途端、晒された胸の先端にぬるっとした感触がした。
ユーリスが俺の乳首を口に含んで舐めている。
色が濃くなったところを舌でなぞられるとジュンとした感覚が背中を走った。
予想してなかった快感にびっくりして背中を逸らすと、調子に乗ったユーリスがもう片方の乳頭を摘んで捏ねてくる。
そこからもジンジンした感覚が広がって体が跳ねた。
「……っ、はぁっ」
快感を逃がそうと体を捩っても、ユーリスの手と舌がずっと動きを追って刺激し続けてくるからあまり意味がない。
おかしい。
ど、どうしてたかが乳首がこんなに気持ちがいいんだ!?
俺も一応前世では童貞じゃなかったし、ここを触ってくる恋人もいた。
でも、感じ方が段違いに違う。
ユーリスが特に熱心に弄ってくるからなのか、この体の体質なのか。
それともここが恋愛ゲームの世界だから、盛り上がりやすいとか……?
32
↓めちゃくちゃ世話になっている
B L ♂ U N I O N
B L ♂ U N I O N
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