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vanilla on the cherry 1-10
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ヤバい、これは何か俺ヤバい。
「・・・・・・俺、『冷るピタン(熱冷ましシート)』貼って来るわ…」
自分を落ちつかせる為に取りあえずバックヤードに逃げ込む事にする。
ただ、竹川がくっつけてるクリームを自分の親指で拭ってやる誘惑には勝てなかった。
拭ったクリームはやっぱり自分の舌で舐めとった。
バックヤードの大型キッチンに逃げ込んで冷えるピタンを自分の額に貼り付けて30秒だけうずくまる。
「何で俺こんなに渇いてるんだよ・・・」
竹川の事が好きならともかく、琢美への気持ちが無くなった訳じゃ無い。
むしろ竹川に出会って以来、頻繁に連想させられて薄らぎつつあった気持ちまでもが蘇ってる位だ。
なのに、何で俺、竹川にこんな強烈に触りたいなんて感じたんだ?
この際竹川が男だという事やきちんと好きなヤツが居るという事実を仮に横に置いておくとしてもだ。
「コレじゃまるで、琢美の身代わりじゃねぇか」
最低過ぎるだろ、俺・・・。
兎に角店に戻らなきゃ、と接客用の表のカウンターキッチンに戻ると、高岡刑事が居なくなってた。
竹川が怪訝な顔をしながら。
「何か、とってもご機嫌な様子でお帰りになりましたよ?子狸を見に行くとか、捨てられた子猫は泣いてる内に拾うと飛びきり可愛くなるとか言いながら・・・」
なんのこっちゃ?
「・・・・・・俺、『冷るピタン(熱冷ましシート)』貼って来るわ…」
自分を落ちつかせる為に取りあえずバックヤードに逃げ込む事にする。
ただ、竹川がくっつけてるクリームを自分の親指で拭ってやる誘惑には勝てなかった。
拭ったクリームはやっぱり自分の舌で舐めとった。
バックヤードの大型キッチンに逃げ込んで冷えるピタンを自分の額に貼り付けて30秒だけうずくまる。
「何で俺こんなに渇いてるんだよ・・・」
竹川の事が好きならともかく、琢美への気持ちが無くなった訳じゃ無い。
むしろ竹川に出会って以来、頻繁に連想させられて薄らぎつつあった気持ちまでもが蘇ってる位だ。
なのに、何で俺、竹川にこんな強烈に触りたいなんて感じたんだ?
この際竹川が男だという事やきちんと好きなヤツが居るという事実を仮に横に置いておくとしてもだ。
「コレじゃまるで、琢美の身代わりじゃねぇか」
最低過ぎるだろ、俺・・・。
兎に角店に戻らなきゃ、と接客用の表のカウンターキッチンに戻ると、高岡刑事が居なくなってた。
竹川が怪訝な顔をしながら。
「何か、とってもご機嫌な様子でお帰りになりましたよ?子狸を見に行くとか、捨てられた子猫は泣いてる内に拾うと飛びきり可愛くなるとか言いながら・・・」
なんのこっちゃ?
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