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vanilla on the cherry 1-9
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「・・・ひょっとして・・・コバお前、竹川さんの事好きなのか?」
と結構本気で聞いたら
ガタン
とコバが転けた。
「はぁ?!」
「無理だと思うぞ?この人、骨になるまでダイエット出来る位好きな人が居るし」
第一好きなら優しくしねぇと嫌われるばっかりだからな。
と突っ伏したコバに顔を近づけて言ってやったのに、切れたコバは俺の額に強烈な頭突きを食らわして
「先輩のオタンチーン!」
と下品な捨て台詞とともに去っていった。
「何だありゃぁ?竹川さん俺の知らねぇ所であいつに因縁付けられたら言って下さいね」
「打った所、冷やさないと・・・」
心配顔の竹川がお絞で氷を包んで俺の額にあててくれる。
あててくれる手が微かに震えてるのがわかった。
暴力的な場面を目にして怖かったんだろうか?
メガネの隙間からフルフルと震える睫毛が見える。
もっと自信を持ってその目を開けば良いのに…
鼻と口元に今度はクリームが付いていた。
・・・この人本当に食べるの下手だよな・・・。
これぞ本物のバニラ・オン・ザ チェリーっとかバカな事を思ってくくっと笑うと振動が伝わったのか竹川が伏せていた目蓋を上げた。
「痛かったですか?」
目が合う。
その瞬間、俺の中で強烈な欲求が首をもたげて喉を鳴らした。
この、竹川の鼻や唇に着いたクリームを、自分の舌で舐め取りたい。
伏せた目蓋にキスをしたい。
アイスクリームで冷えて、チェリーの色が移ったみたいに紅く色着いた唇に、今直ぐ食らいつきたい。
吸って、舐めて震える唇を強引に舌で割開いて、コイツの息が絶え絶えになるくらい口内を犯してやりたい。
今、直ぐ!。
短く一つ、吐いた自分のため息が興奮で熱を帯びているのが分かる。
と結構本気で聞いたら
ガタン
とコバが転けた。
「はぁ?!」
「無理だと思うぞ?この人、骨になるまでダイエット出来る位好きな人が居るし」
第一好きなら優しくしねぇと嫌われるばっかりだからな。
と突っ伏したコバに顔を近づけて言ってやったのに、切れたコバは俺の額に強烈な頭突きを食らわして
「先輩のオタンチーン!」
と下品な捨て台詞とともに去っていった。
「何だありゃぁ?竹川さん俺の知らねぇ所であいつに因縁付けられたら言って下さいね」
「打った所、冷やさないと・・・」
心配顔の竹川がお絞で氷を包んで俺の額にあててくれる。
あててくれる手が微かに震えてるのがわかった。
暴力的な場面を目にして怖かったんだろうか?
メガネの隙間からフルフルと震える睫毛が見える。
もっと自信を持ってその目を開けば良いのに…
鼻と口元に今度はクリームが付いていた。
・・・この人本当に食べるの下手だよな・・・。
これぞ本物のバニラ・オン・ザ チェリーっとかバカな事を思ってくくっと笑うと振動が伝わったのか竹川が伏せていた目蓋を上げた。
「痛かったですか?」
目が合う。
その瞬間、俺の中で強烈な欲求が首をもたげて喉を鳴らした。
この、竹川の鼻や唇に着いたクリームを、自分の舌で舐め取りたい。
伏せた目蓋にキスをしたい。
アイスクリームで冷えて、チェリーの色が移ったみたいに紅く色着いた唇に、今直ぐ食らいつきたい。
吸って、舐めて震える唇を強引に舌で割開いて、コイツの息が絶え絶えになるくらい口内を犯してやりたい。
今、直ぐ!。
短く一つ、吐いた自分のため息が興奮で熱を帯びているのが分かる。
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