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第一章
26好転
しおりを挟む二度目の注意と自宅謹慎となった二人はこの先厳しい目に晒されるだろう。
しかも入学して早々に二度目によるペナルティーを起こした二人の学園側からの評価は厳しく、ブラックリストに入れられるのは確実だ。
この先勉学で頑張っても。
例え強い魔力があっても特別科に入る事もSクラスに入る事は無理だろう。
それだけ厳しいのだから。
余談であるけど私との婚約解消は私に過失がないと噂が流れ学園でも私を責める声は自然と消えた。
「あの悪意のある噂も、故意的に流されたと証明されたな」
「はい!第一被害者のキャシー様が責められて加害者の腰巾着が責められないなんておかしいです!」
声高らかに言うものじゃないのだけど。
「キャンベルさん」
「はい」
「原点よ」
「えええ!」
何故そこでそんな顔をするのか。
淑女として発言が色々問題となっている。
「あの発言が生徒会室だからまだ良かったものを、公の場なら逆に攻撃されます」
「うっ‥」
「ですが、庇ってくださったことはお礼を言います。ありがとうございます」
「キャシー様!」
助けてくれた事は事実だ。
「でも、今度は同じことをなさらないでくださいね」
「はい!今度はもっと上手くやります」
「そう言う問題じゃ…」
「あー!今日は日直でした!」
さっき言った事を三秒で忘れてしまったわね。
「困っているな」
「ええ」
「君の表情はまるで母親のようだ」
「止めてください」
精神年齢はともかく一応今は十五歳の体なのに。
あんな大きな娘を持つなんて。
それに子供がいたとしても歩くトラブルメーカーなんて御免だわ。
「君は本当に面倒見が良いな」
「フィルベルト様、私に何か恨みでも?」
「そんなつもりはない。だが侯爵令嬢や、君の元婚約者に関してもだが…君の周りは問題児が多いな」
「うっ‥」
否定できないわ。
実際ロイドの勉強を見ていたのは私だけど。
オレリアは優秀であったけど色々困った所がある。
理系は苦手で勉強を見る事おしばしばあった。
まぁ現世では学園に入ってから一緒に勉強をする事もなかったけど、彼女なら私がいなくても大丈夫でしょう?
「これから見ものだよ。君のサポート無しで何処までのし上がれるか」
「私がいようといまいと変わりません」
私は今を精一杯生きよう。
「キャンベルさん!また貴女ですか!」
うん、その前に彼女を再教育しよう。
代表生徒として恥ずかしくないように躾けなくては。
「苦労するなキャサリン嬢」
「言わないでください」
道は遠そうだわ。
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