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第三章。社長の友人。6
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「私達は、いいから行って来なさいよ?」
「そうそう。せっかく誘われているんだし。私も帰らないと娘が居るから」
自分は、いいからと断っていた。ちょっと私を置いて行く気なの⁉
私は、あわあわとやっていると田所さんはクスクスと笑ってくる。
「そうか。それは残念だな。じゃま、また今度ご馳走するよ。じゃあ行こうか? 夏希ちゃん」
「は、はい」
私は慌てて返事する。そして何故だか田所さんと二人でラーメン屋に行く事になってしまった。何だか不思議な組み合わせだ。
駅前の少し外れたところにあるラーメン屋に連れてってもらう。穴場なのだろうか? こじんまりしたお店だったが混んでいた。席に座ると、田所さんは慣れた様子で注文してくれる。
しばらくして美味しそうな、しょう油ラーメンが出てきた。早速ズルッとラーメンをすすってみると……。
「あ、美味し~い」
なるほど。確かに勧めるだけはあって、麺にコシがあり汁もサッパリしていて美味しい。
「だろう? 結構ココに来るんだよ~俺の好物。ちなみに、あいつ新堂もよくココに来るんだぜ?」
「えっ? 社長もですか⁉」
思わず驚いてしまった。もっと高級な物ばかり食べているのだと思っていたが。しかも社長まで好物だなんて驚きだわ。
「あぁ、よく俺と一緒に来るんだ。あいつも贅沢な物ばかりでは飽きるからな」
田所さんがクスッと笑いながら教えてくれた。確かに、こってり系や同じ物ばかり食べていたら飽きるわよね。なるほどと納得する。
「あいつって、君と居る時はどんな感じなの? 社長業やプライベートとかさ」
すると社長の事で質問をされる。どうしてそんなことを聞いてくるのか分からなかったけど。
「社長ですか? そうですね……。いつもセクハラまがいな事をされて迷惑をしています。まぁ確かに才能や実力などは会社にとったら掛け替えのない人物でしょう。ただ、やや強引と言うか子供みたいな部分がありますね。自分勝手で、俺様で真面目なのか不真面目なのか毎回理解に苦しみます!」
「そうそう。せっかく誘われているんだし。私も帰らないと娘が居るから」
自分は、いいからと断っていた。ちょっと私を置いて行く気なの⁉
私は、あわあわとやっていると田所さんはクスクスと笑ってくる。
「そうか。それは残念だな。じゃま、また今度ご馳走するよ。じゃあ行こうか? 夏希ちゃん」
「は、はい」
私は慌てて返事する。そして何故だか田所さんと二人でラーメン屋に行く事になってしまった。何だか不思議な組み合わせだ。
駅前の少し外れたところにあるラーメン屋に連れてってもらう。穴場なのだろうか? こじんまりしたお店だったが混んでいた。席に座ると、田所さんは慣れた様子で注文してくれる。
しばらくして美味しそうな、しょう油ラーメンが出てきた。早速ズルッとラーメンをすすってみると……。
「あ、美味し~い」
なるほど。確かに勧めるだけはあって、麺にコシがあり汁もサッパリしていて美味しい。
「だろう? 結構ココに来るんだよ~俺の好物。ちなみに、あいつ新堂もよくココに来るんだぜ?」
「えっ? 社長もですか⁉」
思わず驚いてしまった。もっと高級な物ばかり食べているのだと思っていたが。しかも社長まで好物だなんて驚きだわ。
「あぁ、よく俺と一緒に来るんだ。あいつも贅沢な物ばかりでは飽きるからな」
田所さんがクスッと笑いながら教えてくれた。確かに、こってり系や同じ物ばかり食べていたら飽きるわよね。なるほどと納得する。
「あいつって、君と居る時はどんな感じなの? 社長業やプライベートとかさ」
すると社長の事で質問をされる。どうしてそんなことを聞いてくるのか分からなかったけど。
「社長ですか? そうですね……。いつもセクハラまがいな事をされて迷惑をしています。まぁ確かに才能や実力などは会社にとったら掛け替えのない人物でしょう。ただ、やや強引と言うか子供みたいな部分がありますね。自分勝手で、俺様で真面目なのか不真面目なのか毎回理解に苦しみます!」
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