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7.向
420.舞う
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「ごめんなさい」
「まあ、春休み、目一杯楽しもうね?」
指の隙間から彼女を見ると、その瞳がキラキラと輝いていた。
左の口角を上げて、“これから食べられる”みたいな気分にさせられる。
「んっ」
割れ目を撫でられて、鎮まってしまったのが嘘だったかのように、体が反応した。
「穂はすぐピチャピチャにするんだから」
トントンと優しく指の腹で叩かれただけで、いちいち声が出るから嫌になる。
「ハァッあっ」
脚を開かされ、舐められて、子宮がキュッと締まった。
弾力のある柔らかな舌が、私の蜜を掻き出すように、出たり入ったりする。
ヌルヌルと、滑らかに、入口を往復した。
「おいし」
「ハァ」と彼女の熱い吐息がかかったはずなのに、涼しく感じる。
濡れているからなのか、私の体が彼女の吐息以上に火照っているからなのか…。
「あぁッあっ、んっ」
チュッと軽くキスするみたいに蕾を吸われただけで、私はいとも簡単に果てた。
「ハハッ」と永那ちゃんの楽しそうに笑う声が聞こえてくる。
「もう一回…」
今度は舌先で転がされ、ものの数秒で果てる。
「穂は相当欲求不満だったらしい」
低い声で言うけれど、すごく満足げだ。
「なのに、なんで忘れちゃうかな…」
「フんぅゥッ」
彼女が遠慮なくなかに入ってくる。
私の体はよほど欲していたのか、おそらく2本挿れているであろう彼女の指を取り込むように、子宮内がキチキチになっていた。
「おぉ…キツい…」
自分でもわかるから、恥ずかしさで火を吹きそう…。
「痛くない?穂」
「大、丈夫…っ」
「ん」
彼女がゆっくり、なかで動く。
「あぁぁッ」
フフッと彼女が笑う。
「気持ちいい?」
「気持ちぃっ」
「よかった」
彼女が気持ち良いところを撫でてくれる。
クチュクチュと、いつもより音が鳴るのは、私のなかが狭いから…?
「ぁぁっ、んっ…ハァッあっ」
「穂、過去一声出てるんじゃない?」
言われて、下唇を噛む。
「いいんだよ?出して。嬉しいんだから。それくらい気持ち良いってことでしょ?」
彼女の瞳にジッと見つめられて、心が解き放たれていくような気がした。
「んっ」
私の反応を見てなのか、彼女が指を動かす。
「ハァッあぁっ、んぅッ…んっ、あっあッ」
全身に力が入り、ビクビクと震えた後、力が抜ける。
足、攣りそう…。
「ぁあっ」
彼女が奥に入ってくる。
下腹部を左手で押され、快楽が押し寄せてくる。
「ああぁッ、んっ…きもッちぃ…ッん、あっハァッぁっ」
「可愛い。…自分でさわろうとしちゃうくらいだもんね。ずっとシたかったんだね、穂」
イっても、彼女の指が止まることはない。
「私もずっとシたかったから、めちゃくちゃ嬉しい」
「ハァッあぁっ、アッんゥ…っ」
「穂の可愛い声聞けて、めちゃくちゃ嬉しい」
パチパチと火が弾ける。
薪木が燃える時のように、パチパチと。
“嬉しい”と言われれば言われるほど、それに応えるように喘ぎ声が出た。
肌に汗が滲む。
「穂、腰動いてるよ?」
動かしているつもりはない。
でも、“もっと、もっと”と欲しているのだけはわかる。
もっと気持ち良くなりたい。
永那ちゃんに、気持ち良くして欲しい。さわってほしい。
そう、願っていたのに…永那ちゃんは私が数回果てたのを見て、指を抜いてしまった。
荒い呼吸を整えることもしないまま、永那ちゃんを見つめた。
彼女は私の気持ちを見透かしているみたいに笑う。
「もう、誉が帰ってくる時間でしょ?…1回だけ、私もイかせて?」
ショーツとスカートを穿かされる。
彼女がベッドに乗って、私の顔の上で跨った。
片足を上げて、ショーツを脱ぐ。
彼女の恥部が下りてくるから、名残惜しくも、彼女を気持ち良くしてあげることに専念した。
彼女も濡れていた。
…ずっと、永那ちゃんも2人きりになりたいって言ってくれてたもんね。
割れ目を舐めたり、キスしたり、唇で挟んだりして、慣れた彼女の味を味わう。
仕上げに、蕾を吸う。
「ハァッぁっ」
彼女は壁に手をついて、ブルッと震えるように果てる。
「気持ち良かった。ありがと」
「…もう、いいの?」
「だって時間ないじゃん」
完全に責められている…。実際、私のせいだけどさ…。
永那ちゃんはショーツを穿いて、私の横に座った。
私が起き上がると、ブラをつけてくれる。
私は自分でシャツのボタンを留めて、セーターを着た。
ペロリと舌を出して、唇についた彼女の蜜を舐め取る。
ブレザーは除菌スプレーを振りかけて、ハンガーに掛けた。
床に置かれていた永那ちゃんのブレザーもついでにやる。
「永那ちゃん、すぐ帰る?」
「今帰ったら、ただエッチするためだけに会ったみたいになるから嫌」
一応お散歩もして、プレゼントを渡し合ったのだから“エッチするためだけ”ではないと思うけど…。
永那ちゃんが“嫌”なら、私はそれで良い。
「何か飲む?」
「お茶欲しい」
部屋から出ると、リビングは真っ暗だった。
電気をつけて、キッチンに行く。
永那ちゃんも部屋から出てきて、伸びをしながらラグに座った。
テレビをつける。
なんだか、3ヶ月間一緒に過ごした日々に戻ったみたい。
「まあ、春休み、目一杯楽しもうね?」
指の隙間から彼女を見ると、その瞳がキラキラと輝いていた。
左の口角を上げて、“これから食べられる”みたいな気分にさせられる。
「んっ」
割れ目を撫でられて、鎮まってしまったのが嘘だったかのように、体が反応した。
「穂はすぐピチャピチャにするんだから」
トントンと優しく指の腹で叩かれただけで、いちいち声が出るから嫌になる。
「ハァッあっ」
脚を開かされ、舐められて、子宮がキュッと締まった。
弾力のある柔らかな舌が、私の蜜を掻き出すように、出たり入ったりする。
ヌルヌルと、滑らかに、入口を往復した。
「おいし」
「ハァ」と彼女の熱い吐息がかかったはずなのに、涼しく感じる。
濡れているからなのか、私の体が彼女の吐息以上に火照っているからなのか…。
「あぁッあっ、んっ」
チュッと軽くキスするみたいに蕾を吸われただけで、私はいとも簡単に果てた。
「ハハッ」と永那ちゃんの楽しそうに笑う声が聞こえてくる。
「もう一回…」
今度は舌先で転がされ、ものの数秒で果てる。
「穂は相当欲求不満だったらしい」
低い声で言うけれど、すごく満足げだ。
「なのに、なんで忘れちゃうかな…」
「フんぅゥッ」
彼女が遠慮なくなかに入ってくる。
私の体はよほど欲していたのか、おそらく2本挿れているであろう彼女の指を取り込むように、子宮内がキチキチになっていた。
「おぉ…キツい…」
自分でもわかるから、恥ずかしさで火を吹きそう…。
「痛くない?穂」
「大、丈夫…っ」
「ん」
彼女がゆっくり、なかで動く。
「あぁぁッ」
フフッと彼女が笑う。
「気持ちいい?」
「気持ちぃっ」
「よかった」
彼女が気持ち良いところを撫でてくれる。
クチュクチュと、いつもより音が鳴るのは、私のなかが狭いから…?
「ぁぁっ、んっ…ハァッあっ」
「穂、過去一声出てるんじゃない?」
言われて、下唇を噛む。
「いいんだよ?出して。嬉しいんだから。それくらい気持ち良いってことでしょ?」
彼女の瞳にジッと見つめられて、心が解き放たれていくような気がした。
「んっ」
私の反応を見てなのか、彼女が指を動かす。
「ハァッあぁっ、んぅッ…んっ、あっあッ」
全身に力が入り、ビクビクと震えた後、力が抜ける。
足、攣りそう…。
「ぁあっ」
彼女が奥に入ってくる。
下腹部を左手で押され、快楽が押し寄せてくる。
「ああぁッ、んっ…きもッちぃ…ッん、あっハァッぁっ」
「可愛い。…自分でさわろうとしちゃうくらいだもんね。ずっとシたかったんだね、穂」
イっても、彼女の指が止まることはない。
「私もずっとシたかったから、めちゃくちゃ嬉しい」
「ハァッあぁっ、アッんゥ…っ」
「穂の可愛い声聞けて、めちゃくちゃ嬉しい」
パチパチと火が弾ける。
薪木が燃える時のように、パチパチと。
“嬉しい”と言われれば言われるほど、それに応えるように喘ぎ声が出た。
肌に汗が滲む。
「穂、腰動いてるよ?」
動かしているつもりはない。
でも、“もっと、もっと”と欲しているのだけはわかる。
もっと気持ち良くなりたい。
永那ちゃんに、気持ち良くして欲しい。さわってほしい。
そう、願っていたのに…永那ちゃんは私が数回果てたのを見て、指を抜いてしまった。
荒い呼吸を整えることもしないまま、永那ちゃんを見つめた。
彼女は私の気持ちを見透かしているみたいに笑う。
「もう、誉が帰ってくる時間でしょ?…1回だけ、私もイかせて?」
ショーツとスカートを穿かされる。
彼女がベッドに乗って、私の顔の上で跨った。
片足を上げて、ショーツを脱ぐ。
彼女の恥部が下りてくるから、名残惜しくも、彼女を気持ち良くしてあげることに専念した。
彼女も濡れていた。
…ずっと、永那ちゃんも2人きりになりたいって言ってくれてたもんね。
割れ目を舐めたり、キスしたり、唇で挟んだりして、慣れた彼女の味を味わう。
仕上げに、蕾を吸う。
「ハァッぁっ」
彼女は壁に手をついて、ブルッと震えるように果てる。
「気持ち良かった。ありがと」
「…もう、いいの?」
「だって時間ないじゃん」
完全に責められている…。実際、私のせいだけどさ…。
永那ちゃんはショーツを穿いて、私の横に座った。
私が起き上がると、ブラをつけてくれる。
私は自分でシャツのボタンを留めて、セーターを着た。
ペロリと舌を出して、唇についた彼女の蜜を舐め取る。
ブレザーは除菌スプレーを振りかけて、ハンガーに掛けた。
床に置かれていた永那ちゃんのブレザーもついでにやる。
「永那ちゃん、すぐ帰る?」
「今帰ったら、ただエッチするためだけに会ったみたいになるから嫌」
一応お散歩もして、プレゼントを渡し合ったのだから“エッチするためだけ”ではないと思うけど…。
永那ちゃんが“嫌”なら、私はそれで良い。
「何か飲む?」
「お茶欲しい」
部屋から出ると、リビングは真っ暗だった。
電気をつけて、キッチンに行く。
永那ちゃんも部屋から出てきて、伸びをしながらラグに座った。
テレビをつける。
なんだか、3ヶ月間一緒に過ごした日々に戻ったみたい。
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