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第十九章 第一次マギ大戦
19-7 レオサイド(場面変更)
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あー! 面倒! 面倒クセーんだよーーー!!!
あのゲス新皇帝め!!! 戦争なんか起こしいやがって!!! 最近、戦い続きで嫌になるよ!!!
けど、面倒くさいが面倒くさがっている場合じゃない。なんせ、奴らは、スイレンの国であるロランスを攻めたんだ!!! 攻めてきたのは、ゲブンの単独行為だけど。
絶対に許さない!!! こんな、戦争を吹っ掛けた、コルネリアを絶対に潰して、こんな面倒事を、もうしなくなるように、連中の体に刻み込んでやる! 刻み込む前に死んでいるかもしれないが、その時は、前世で動物に転生することを期待するしかないね。
ここは、ダグザ軍が構える軍地。丘の上に構えているから、全体の戦場を見渡せられる。そこから、ダグザ軍とコルネリア軍との交戦を、親父達と観戦している。
獣人族の戦法は大半は身体能力の高さを生かした接近戦。接近戦なら、負けはしないが、相手側は、獣人族で扱える者が少ない魔術を扱ってくる。だから、詠唱中の魔術使いを手っ取り早く倒す必要がある。ただ、勇能力の持ち主は無詠唱で魔術を発動できるため、魔術の発動でダグザ軍の被害に大きな被害が出てしまう。
しかし、戦を見ると、明らかに、こちらの行動が読まれている気がする。これが、レティが言っていた、情報伝達の早さは、コルネリア軍が上手らしいってことか。
別の戦場では、ユミルの父親にして、この同盟軍の総大将を任された、エロ将軍? の部隊がコルネリア軍と交戦中だ。
エロ将軍は鳥人族だから、エロ将軍が率いる、鳥人族の部隊は、空を飛んで進軍することになる。地上からの奇襲は避けられるが、弓や魔術による遠距離攻撃を仕掛けられてしまう。しかし、彼らも考慮済みで、コルネリア軍による奇襲攻撃を、魔術による防御魔術で防いだりと対策されている。
「しかし、さすがは、あの賢王。中々の指揮力だな」
「親父や兄貴も見習ったら?」
本当にその通りだよ。
獣人族は他の亜種と比べて知能が低いから、獣人族の戦い方は、真っ向勝負が多めだ。正直、あんな戦いをするダグザ軍に混ざって戦うのは、あたしはごめんよ。
「いや~。頭を使うのは苦手で……」
「親父も兄貴もお母さんも、未だに九九すらできないよね……」
「お兄様、ダンバお兄ちゃん。レティ殿から伝令が来ました」
オリー姉が封をした手紙を手に持って来た。
「おお! そっか! 読もうか」
「あ! 私宛なので、もう読みました」
「わしらではないのか!?」
よく見たら、封が開いていた。
「何が書いてあったんだ?」
「お兄様達には難しい内容で、私に頼みたいことなんだって」
ああ。オリー姉に頼み事をするってことは、頭を使うから、親父と兄貴に用はないってことか。レティも親父達の扱いが上手いよね。
「レオちゃんも行く?」
「面倒だけど、行くか。スイレンが働いて、あたしがサボるわけにはいかないし」
「ワシも……」
「俺も行こう」
「お兄様はダグザ側の隊長と副隊長だから、ここに残ってください!」
「がーーーん!!!」「がーーーん!!!」
メンタル悪いな。落ち込んで、座り込んでしまった。王と次期王の威厳がない姿だ。兄貴は顔のパーツだけ威厳がないけど。
「それでは、レオちゃん。早速、デー……じゃなくって、出陣しましょ」
「了解!」
あのゲス新皇帝め!!! 戦争なんか起こしいやがって!!! 最近、戦い続きで嫌になるよ!!!
けど、面倒くさいが面倒くさがっている場合じゃない。なんせ、奴らは、スイレンの国であるロランスを攻めたんだ!!! 攻めてきたのは、ゲブンの単独行為だけど。
絶対に許さない!!! こんな、戦争を吹っ掛けた、コルネリアを絶対に潰して、こんな面倒事を、もうしなくなるように、連中の体に刻み込んでやる! 刻み込む前に死んでいるかもしれないが、その時は、前世で動物に転生することを期待するしかないね。
ここは、ダグザ軍が構える軍地。丘の上に構えているから、全体の戦場を見渡せられる。そこから、ダグザ軍とコルネリア軍との交戦を、親父達と観戦している。
獣人族の戦法は大半は身体能力の高さを生かした接近戦。接近戦なら、負けはしないが、相手側は、獣人族で扱える者が少ない魔術を扱ってくる。だから、詠唱中の魔術使いを手っ取り早く倒す必要がある。ただ、勇能力の持ち主は無詠唱で魔術を発動できるため、魔術の発動でダグザ軍の被害に大きな被害が出てしまう。
しかし、戦を見ると、明らかに、こちらの行動が読まれている気がする。これが、レティが言っていた、情報伝達の早さは、コルネリア軍が上手らしいってことか。
別の戦場では、ユミルの父親にして、この同盟軍の総大将を任された、エロ将軍? の部隊がコルネリア軍と交戦中だ。
エロ将軍は鳥人族だから、エロ将軍が率いる、鳥人族の部隊は、空を飛んで進軍することになる。地上からの奇襲は避けられるが、弓や魔術による遠距離攻撃を仕掛けられてしまう。しかし、彼らも考慮済みで、コルネリア軍による奇襲攻撃を、魔術による防御魔術で防いだりと対策されている。
「しかし、さすがは、あの賢王。中々の指揮力だな」
「親父や兄貴も見習ったら?」
本当にその通りだよ。
獣人族は他の亜種と比べて知能が低いから、獣人族の戦い方は、真っ向勝負が多めだ。正直、あんな戦いをするダグザ軍に混ざって戦うのは、あたしはごめんよ。
「いや~。頭を使うのは苦手で……」
「親父も兄貴もお母さんも、未だに九九すらできないよね……」
「お兄様、ダンバお兄ちゃん。レティ殿から伝令が来ました」
オリー姉が封をした手紙を手に持って来た。
「おお! そっか! 読もうか」
「あ! 私宛なので、もう読みました」
「わしらではないのか!?」
よく見たら、封が開いていた。
「何が書いてあったんだ?」
「お兄様達には難しい内容で、私に頼みたいことなんだって」
ああ。オリー姉に頼み事をするってことは、頭を使うから、親父と兄貴に用はないってことか。レティも親父達の扱いが上手いよね。
「レオちゃんも行く?」
「面倒だけど、行くか。スイレンが働いて、あたしがサボるわけにはいかないし」
「ワシも……」
「俺も行こう」
「お兄様はダグザ側の隊長と副隊長だから、ここに残ってください!」
「がーーーん!!!」「がーーーん!!!」
メンタル悪いな。落ち込んで、座り込んでしまった。王と次期王の威厳がない姿だ。兄貴は顔のパーツだけ威厳がないけど。
「それでは、レオちゃん。早速、デー……じゃなくって、出陣しましょ」
「了解!」
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