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第十九章 第一次マギ大戦
19-8 ナギサイド(場面変更)
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プロットのアジトらしい場所を突き止めたカチュア達。
このことをレティに伝書鳩を使って伝便して、次の指示を待つため近隣で待機することになった。
そして、一日が経った夜明け。
「レティさんから、伝便が来ました」
「やっとか、内容を確認しよう」
「というよりか……」
ルナの背後に見覚えのある二人が立っていた。
「どうも~」
「何でいるの!?」
「妾もいるぜ」
その見覚えのある二人というのが、同盟軍の参謀レティと、皇女のマリンだ。
「何で、マリンまで、戦場はどうした。レティは同盟軍の軍師だろ」
「心配ですが、総大将はあの賢王と呼ばれた方ですから、何とかなるでしょう。現に、私の策を提示したら、すぐに意図を理解できましたから」
「あのスケベ親父から、その知的な思考ができることが想像できない」
「多分、大丈夫でしょ。出陣する前にブラのサイズを聞かれましたけど」
「何で、そんな人がセクハラ親父が王になれたんだろ」
「後、エドナ殿を初めて会った時よりも胸が大きくなっている気がするから、ついでに、エドナ殿のブラのサイズを聞いてきてほしいと言われました」
「緊張感なさ過ぎるだろ」
「安心して下さい。その後、ソフィア殿による制裁を喰らっていましたから」
あ~。ちゃんと制裁は受けたんだね。しかし、相手がソフィアだから、容赦ないだろうね。明らかに、生身の人に使ってよくない、高威力の雷の魔術をぶっ放していたし。
相手が王でも制裁を与えられることができる部下を持つ王。こうしてみると、明らかに独裁思考を持たないから、民には従われているのか。現にセシルにコルネリアが攻めて来た時に、抜群の統率が取れていたから。
でも、総大将が制裁を喰らった姿を同盟軍が見たら、情けない姿のあまり、士気が下がる気がするんだけど。
「ところで、この二人は、何をやっていやがっているんだ? いつのもことだけど」
はい。いつものことです。待機して、一日経ちました。一日経過するってことは、寝ないとなりません。そう、一夜過ごすためには、奴が暴れ出します。
「ふぅにゃ~~~、まだ眠いんだよ~」
そう、暴れ出す奴というのは、寝相が悪いエドナのことだ。エドナが居る限り、昨夜は、平和の夜は訪れない。戦争中だけど。案の定、カチュアを抱き枕にするようにカチュアを抱いて寝ている。しかも……。
「てか、よく見たら、カチュアは、裸になって、いやがっているんじゃないか!」
何故か、カチュアの服が脱げて全裸になっていた。エドナの寝相の悪さが原因だと思うんだが、どんな寝相をすれば、他人の服を脱がせられるんだ? しかも、カチュアの着ていた服は破れていないし。
「にしても、チーお姉ちゃん、本当に大きいわね。ヴァルキュリア族は血縁関係でも、似ないのに、わたしと姉貴は小さいのよね」
「チーちゃんが大きいのは当然だよ。チーちゃんのお胸には、優しさが詰まっていて、詰まれば、詰まる分、大きくなるんだから」
「それもそっか!」
納得しているみたいだけど、悲しくならないのか二人は? 世は自分達は優しくないっていっているものじゃないか
てか、理屈で言ったら、私には、優しさがないってことですか?
エドナが目覚めて、カチュアはちゃんと服を着て、ようやく、プロットのアジトへ突撃することに。
……とは言ったものの、どうやって、侵入したらいいのか? だって、プロットは地中にいる可能性があるから。
「よし! それじゃあ、乗り込もうぜ! カチュア、ぶっ壊そう! 地中にあるなら、地面目掛けて、殴り付けるんだ!」
「分かったわ~」
「待て! そんな豪快に壊すんじゃなくって、もうちょっと、隠密な侵入方法で……」
そうよ、例えば、さっき、リリカの魔術で底なし沼にした方法でなら。
『レティも何とか言って』という目をして、レティに視線を向けた。しかし……。
「いいえ、ここは、豪快にやりましょう!」
何でーーーーー!!!?
「よ~~し~~」
ドカーーーーーーン!!!
カチュアは地面に向けて、殴り付けた。地面が崩れた。
あ~~~。やっちゃった……。
「……やっぱり、ですね」
真下は洞窟見たい空道になっていた。明らかに、人工物のようだ。
「よし! 降りましょうか!」
……好きにしてください。
地下に降りたカチュア達。案の定、降りる際、エドナが派手に落ちてしまった。
地下内を探索していると大きな扉へたどり着いた。てか、ここまで、たどり着くまで、護衛兵とか、遭遇しなかったね。本当に、ここに人がいるのか?
「さて、ここを開ければ、恐らく……。カチュア殿! 頼みますよ!」
「分かったわ~」
ドーーーーーン!!!
カチュアは扉目掛けて、殴り付けた。そして、扉が壊れて中に入ることができた。
「な、な、な、何事だ!」
そして、部屋の中には、一人の男が立っていった。恐らく、こいつが……。
「ひひ!! お、お前はレティ! な、なんで、ここが分かったんだよ!!?」
「あなたがプロットね~」
こいつがプロットの本体か。何か、こいつ、物凄く怯えていないか? 本当に、こいつが将の位を得た者なのか?
「はうう!! カチュアさん達、奥を見てください!! 小さな人達が捕らわれているんだよ!!」
このことをレティに伝書鳩を使って伝便して、次の指示を待つため近隣で待機することになった。
そして、一日が経った夜明け。
「レティさんから、伝便が来ました」
「やっとか、内容を確認しよう」
「というよりか……」
ルナの背後に見覚えのある二人が立っていた。
「どうも~」
「何でいるの!?」
「妾もいるぜ」
その見覚えのある二人というのが、同盟軍の参謀レティと、皇女のマリンだ。
「何で、マリンまで、戦場はどうした。レティは同盟軍の軍師だろ」
「心配ですが、総大将はあの賢王と呼ばれた方ですから、何とかなるでしょう。現に、私の策を提示したら、すぐに意図を理解できましたから」
「あのスケベ親父から、その知的な思考ができることが想像できない」
「多分、大丈夫でしょ。出陣する前にブラのサイズを聞かれましたけど」
「何で、そんな人がセクハラ親父が王になれたんだろ」
「後、エドナ殿を初めて会った時よりも胸が大きくなっている気がするから、ついでに、エドナ殿のブラのサイズを聞いてきてほしいと言われました」
「緊張感なさ過ぎるだろ」
「安心して下さい。その後、ソフィア殿による制裁を喰らっていましたから」
あ~。ちゃんと制裁は受けたんだね。しかし、相手がソフィアだから、容赦ないだろうね。明らかに、生身の人に使ってよくない、高威力の雷の魔術をぶっ放していたし。
相手が王でも制裁を与えられることができる部下を持つ王。こうしてみると、明らかに独裁思考を持たないから、民には従われているのか。現にセシルにコルネリアが攻めて来た時に、抜群の統率が取れていたから。
でも、総大将が制裁を喰らった姿を同盟軍が見たら、情けない姿のあまり、士気が下がる気がするんだけど。
「ところで、この二人は、何をやっていやがっているんだ? いつのもことだけど」
はい。いつものことです。待機して、一日経ちました。一日経過するってことは、寝ないとなりません。そう、一夜過ごすためには、奴が暴れ出します。
「ふぅにゃ~~~、まだ眠いんだよ~」
そう、暴れ出す奴というのは、寝相が悪いエドナのことだ。エドナが居る限り、昨夜は、平和の夜は訪れない。戦争中だけど。案の定、カチュアを抱き枕にするようにカチュアを抱いて寝ている。しかも……。
「てか、よく見たら、カチュアは、裸になって、いやがっているんじゃないか!」
何故か、カチュアの服が脱げて全裸になっていた。エドナの寝相の悪さが原因だと思うんだが、どんな寝相をすれば、他人の服を脱がせられるんだ? しかも、カチュアの着ていた服は破れていないし。
「にしても、チーお姉ちゃん、本当に大きいわね。ヴァルキュリア族は血縁関係でも、似ないのに、わたしと姉貴は小さいのよね」
「チーちゃんが大きいのは当然だよ。チーちゃんのお胸には、優しさが詰まっていて、詰まれば、詰まる分、大きくなるんだから」
「それもそっか!」
納得しているみたいだけど、悲しくならないのか二人は? 世は自分達は優しくないっていっているものじゃないか
てか、理屈で言ったら、私には、優しさがないってことですか?
エドナが目覚めて、カチュアはちゃんと服を着て、ようやく、プロットのアジトへ突撃することに。
……とは言ったものの、どうやって、侵入したらいいのか? だって、プロットは地中にいる可能性があるから。
「よし! それじゃあ、乗り込もうぜ! カチュア、ぶっ壊そう! 地中にあるなら、地面目掛けて、殴り付けるんだ!」
「分かったわ~」
「待て! そんな豪快に壊すんじゃなくって、もうちょっと、隠密な侵入方法で……」
そうよ、例えば、さっき、リリカの魔術で底なし沼にした方法でなら。
『レティも何とか言って』という目をして、レティに視線を向けた。しかし……。
「いいえ、ここは、豪快にやりましょう!」
何でーーーーー!!!?
「よ~~し~~」
ドカーーーーーーン!!!
カチュアは地面に向けて、殴り付けた。地面が崩れた。
あ~~~。やっちゃった……。
「……やっぱり、ですね」
真下は洞窟見たい空道になっていた。明らかに、人工物のようだ。
「よし! 降りましょうか!」
……好きにしてください。
地下に降りたカチュア達。案の定、降りる際、エドナが派手に落ちてしまった。
地下内を探索していると大きな扉へたどり着いた。てか、ここまで、たどり着くまで、護衛兵とか、遭遇しなかったね。本当に、ここに人がいるのか?
「さて、ここを開ければ、恐らく……。カチュア殿! 頼みますよ!」
「分かったわ~」
ドーーーーーン!!!
カチュアは扉目掛けて、殴り付けた。そして、扉が壊れて中に入ることができた。
「な、な、な、何事だ!」
そして、部屋の中には、一人の男が立っていった。恐らく、こいつが……。
「ひひ!! お、お前はレティ! な、なんで、ここが分かったんだよ!!?」
「あなたがプロットね~」
こいつがプロットの本体か。何か、こいつ、物凄く怯えていないか? 本当に、こいつが将の位を得た者なのか?
「はうう!! カチュアさん達、奥を見てください!! 小さな人達が捕らわれているんだよ!!」
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