255 / 321
第十七章 忌まわしき過去
17ー後日談② サリナサイド
しおりを挟む
「ねぇ、サリナさんとユミルさんは、カステラって、知っていますか?」
急にエドナが、私とユミルに尋ねて来た。
「カステラ? わたくしは、知りませんわ」
カステラ。どこかで聞いたことあるような。……ああ! 思い出した。
「それは、お菓子だね。小麦粉は使うけど、他のお菓子よりも卵を多く使うね。でも、何でカステラが出て来たんだ?」
「あたし達が戦った魔物に、そのカステラがいたんだよ」
いきなりの衝撃発言にビックリしてしまった! そんな魔物いるのか?
「まあ。お菓子の魔物は珍しいですわ」
「それ以前にどんな魔物だよ!?」
その魔物を考えていた。待てよ。心当たりあるな。そのカステラの魔物に。
「もしかして、ロックドールのこと? 岩でできたような人形の?」
「確かに、岩でできたような人形の魔物だったんだよ」
やっぱり、あのゴーレム見たいな魔物のことだったんだ。
実は、ロックドールと命名したのは、ティアだ。しかし、その前に名付けたのが、カステラだったんだ。さすがに、危機感を感じられる名前を名付けろって、指摘したらロックドールになったんだ。
確かに、あのゴーレムは、岩のブロックを、組み立ててできたような人形で、その岩のブロックがカステラのような色合いをしているんだ。
「じゃあ、カステラって、人形の型をしているんですね」
「違う、違う。ロックドールは、岩のブロックを組み立てて、それが人形の型をした魔物なんだ。その岩のブロックがカステラ見たいな色をしているんだ」
「はわわ。じゃあ、カステラって、ああやって組み合わせるんですね」
「違うから! 作り方知っているから、一度本物のカステラを見ろよ!」
「はわわ! サリナさん、お菓子作れるんですね! 食べたいんだよ、そのカステラを」
このまま、ズレた会話をしていたら、収集が付かなくなった。
しかし、ロックドールをカステラと例えたカチュアは、思考がティアに似ているんだよね。
急にエドナが、私とユミルに尋ねて来た。
「カステラ? わたくしは、知りませんわ」
カステラ。どこかで聞いたことあるような。……ああ! 思い出した。
「それは、お菓子だね。小麦粉は使うけど、他のお菓子よりも卵を多く使うね。でも、何でカステラが出て来たんだ?」
「あたし達が戦った魔物に、そのカステラがいたんだよ」
いきなりの衝撃発言にビックリしてしまった! そんな魔物いるのか?
「まあ。お菓子の魔物は珍しいですわ」
「それ以前にどんな魔物だよ!?」
その魔物を考えていた。待てよ。心当たりあるな。そのカステラの魔物に。
「もしかして、ロックドールのこと? 岩でできたような人形の?」
「確かに、岩でできたような人形の魔物だったんだよ」
やっぱり、あのゴーレム見たいな魔物のことだったんだ。
実は、ロックドールと命名したのは、ティアだ。しかし、その前に名付けたのが、カステラだったんだ。さすがに、危機感を感じられる名前を名付けろって、指摘したらロックドールになったんだ。
確かに、あのゴーレムは、岩のブロックを、組み立ててできたような人形で、その岩のブロックがカステラのような色合いをしているんだ。
「じゃあ、カステラって、人形の型をしているんですね」
「違う、違う。ロックドールは、岩のブロックを組み立てて、それが人形の型をした魔物なんだ。その岩のブロックがカステラ見たいな色をしているんだ」
「はわわ。じゃあ、カステラって、ああやって組み合わせるんですね」
「違うから! 作り方知っているから、一度本物のカステラを見ろよ!」
「はわわ! サリナさん、お菓子作れるんですね! 食べたいんだよ、そのカステラを」
このまま、ズレた会話をしていたら、収集が付かなくなった。
しかし、ロックドールをカステラと例えたカチュアは、思考がティアに似ているんだよね。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
11
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる