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庵は手をそれぞれ夜神の頭と腰に添えると自分の体を押さえつけてシーツの海に夜神を沈み込ませる。
絶頂を迎えた体は力も出なく、庵に全てを任せる形で夜神はひんやりとしたシーツを背中に感じながら、天井を眺める。

昂った体には心地良い温度のシーツに身を任せていると、庵はポケットから何かを取り出していた。
「凪さん。知ってますか?」
開かれた脚の間にいる庵が、夜神にピンク色のを見せてくるので、天井から視線をそのに移す
「知らない・・・・・」
夜神は初めて見る物だった。記憶を辿っても出こない。すると、庵はその答えを聞いて、満足した顔になる。
「やっぱり・・・・・・こう使うんですよ?」
そう言ってピンクローターのスイッチを回す。機械音が聞こえてくると、振動している夜神の耳朶に付ける
「やぁぁぁっ!!」
ビクッと体を跳ねさせて、顔を背ける。振動が耳朶を伝い脳までも震わせている感覚を覚える。
その振動を、耳朶から首筋を伝い、黒いリボンが垂れて、尖りきった乳首がはっきりと見えるブラごと、クルクルと螺旋を描きながら頂点の桜色の頂に押し付ける。

「んん━━っ!!」
あまりの刺激に夜神は庵の手首を掴んでしまう。すると、庵は淡々とした声でその行為を非難する。
「あれ?凪さん。横になっている時の手は何処でしたか?じゃないですよね?ちゃんと所に置かないと駄目ですよ?」
夜神の力などものともせず、庵はグニグニと押さえつけながら振動を与えていく。

「むり・・・・・っ、ぉねがい!!もう、止めて!」
「嫌です。決められた所に置けない人の話は聞きません」
「うぅぅ~~」
庵からの無慈悲な答えに、体内を暴れまわる痺れを無理矢理抑え込みながら、掴んでいる手首からシーツに場所を移して、掴み握り込む。
「出来るじゃありませんか・・・・なら、次に行きましょう」

寝ている時はシーツを、起きている時は太腿に、庵が許可を出すまでは決められた所に手を置かないといけない。
出来ないのは悪いこと。いけないこと・・・
いつの間にか、そう刷り込まれてしまった夜神には、庵の手の指摘には逆らうことなどできなくて、従ってしまう。

夜神の妨害がなくなった庵は、胸からそのまま脇腹、臍と伝い白練の和毛を掻き分けて、庵の体のせいで閉じることが出来ず、さらけ出しているぷっくりと膨れた蜜粒や、濡れた破れ目をかろうじて隠しているパールに、ローターを押し付ける。
「ぁああぁぁぁ━━━━!!」
散々、昂らされた体にはその刺激は強すぎて、腰を浮かせながら善がり始める。
足裏がジンジンと痺れだしてくる。絶頂の波がそこまできていることを感じ取る。
このまま当て続けていたら間違いなく達してしまう夜神から、絶妙なタイミングでローターを外す。
「・・・・な、んで・・・・」

赤くなった瞳を「信じられない」と訴えながら、庵の顔を見る。
夜神の目に映るのは、にっこりと笑っているがその笑いは、背中がゾクリと、するほど何かを含んでいる笑いだった。
「実は、もう一つあるんですよ。なので・・・・」
「ひっ!」
濡れている蜜口に、ツプゥと動くローターを入れると、蜜壺の奥深くにググッと押し込む。
「やぁぁ━━!抜いて!抜いて、お願い・・・・」
シーツを握る手は快楽で震える。先程散々高められた熱が再び暴れだしてくる。

「今度のは刺激が強すぎますが、きっと気に入ると思いますよ?」
そう言って庵はポケットから、再び何かを取り出してくる。庵の手にすっぽり収まる楕円形の何かのスイッチを押すと「シュポポポポ」と吸い込むような音が聞こえてくる。
それをパールを避けて、蜜粒に押さえつけると夜神の悲鳴が聞こえる。
「あああぁぁぁ━━━━!!だめ!!だめ!ぃ・・・!!~~~っ!!」
背中を仰け反らし、爪先は天井に向けてそり返る。庵から見ても分かるほどに夜神は絶頂を迎えていた。
けど、庵は分かっていたが当て続けた。二度三度と絶頂を繰り返させた。

散々、高められて後少しで絶頂を迎えるところで、その行為を止められる。
すると、解放されるはずだった熱が留まり、体の中でうねり、暴れる。

何で?いきたい、いかせて・・・・・

そんな思いをしてしまったが、それは早とちりだったのかもしれない。体内にローターを埋め込まれ、そして自分の中で一番敏感で感じる部分に「何かの機械」が当てられてしまうと、放出されるはずだった熱が一気に放出される。

腰も背中も仰け反るほどの刺激、腰から足の爪先までもジンジンと痺れてしまう。
頭の中は真っ白になり何も考えられない。ただ分かるのは「何かの機械」にイカされているかだけ。
「イッてる!イッてるの!!とめっ・・・・ぁぁぁ━━━━!!」
一度、達しているのに庵は当て続けているせいで、二度目、三度目の絶頂の波が夜神の体を襲う。

「あぁ━━━!!っ━━━━!!」
声を出すこともできなくなってしまう。赤くなった目を開いて、天井を見ることしか出来ない。
「━━゛━━━!!~~~ひっ!!」
立て続けに達してしまい、何度めか分からない絶頂を迎え、そしてその、甘くて残酷な責め苦から開放される。
しばらく背中は浮いていたが、プッリと糸が切れた人形みたいにドサッとベッド沈み込み、カタカタと体を震わせる
「あ、あ、あ・・・・・」
「気持ち良かったですか?何度もイキましたね?見ていて凄かったですよ?連続イキ・・・スゲー興奮しますよ」

庵は楕円形のウーマナイザーをポケットに戻すと、代わりにゴムを取り出して、痛いぐらいに屹立した熱杭に被せる。そして、夜神の腰にクッションを敷くと、脚の間に流れているピンクの紐をグイ!と引っ張る。
「ぃ!」
動くローターを蜜壺から引き抜いて、そして太ももを掴んでグッと夜神の胸に倒す。
オープンクロッチから見える濡れそぼった媚肉に被さるパールを避けて、屹立した熱杭を蜜口に少しずつ挿入していく。
「まっ、て・・・・いきが・・・・」
「すみません。限界です。凪さんがあんまりにも気持ち良さそうで、興奮がとまらないです。なので諦めて下さい」

破顔一笑はがんいっしょうした庵は、軽く膝たちになり、夜神の蜜壺の奥に熱杭を打ち込む。
「ぃ・・・・・」
「凄い熱いですね・・・・凪さん?欲しいですか?教えて?」
「う、ぁぁ・・・・」
「お願い聞いて下さい。欲しいですか?ちゃんと言って下さい?」
打ち込んだ熱杭を更に押し付けていきながら、夜神の口から「欲しい」と言わせるために体と頭を追い込んでいく。
「凪さん?言って」
「ぁぁ・・・・ほ、しいの!庵君が欲しいの!!」
「ありがとうございます。凪さんが欲しいだけ沢山あげますよ?」
御礼の言葉を述べると、庵は腰を動かし始めた。
パン、パン、パン!肌同士がぶつかる音とギシ、ギシとベットの軋む音が聞こえてくる。
更に、夜神の嬌声も重なり部屋に濃密な交わりの音が響く。

「あ、あぁぁ━━!だめ!も、う・・・・」
「我慢してくださいね。俺と一緒に、ね?」
「ん、ん━━っ!!・・・あ、いっ!!」
クッションで持ち上がった腰のせいで、夜神の臍辺りを突く熱杭が、感じる所に的確に当たり夜神の限界はすぐそこまで来ていた。
「スゲー締め付けますね。限界が近いですか?でも、まだ我慢して下さい」
「ん、ん~~も、う・・・むり・・・・ぃっ!」
熱杭が蜜壁を往来するたびに、ギュウギュウに締め付けていく。庵は夜神の限界が近いことを感じ取って、更に打ち付けるスピードを早めていく
「だめ!!いっちゃう!・・・・・ああぁぁぁ━━━━━━っ!!」
「っぅ!」
背中をしならせて絶頂を迎える夜神の蜜壺に、ゴム越しに熱いものを注ぎ込む。
全てのものを注ぐため、ゆるゆると腰を動かしていく。

絶頂を迎えた後のぐったりした夜神の蜜壺から、熱杭を引き抜いていく。それを素早く処理すると、新たなゴムを付け始める。
「熱いですね・・・・」
そう言いながら着ていたバスローブを脱いだ庵は、絶頂を迎えて放心している夜神の腰を掴むと、クルリとひっくり返して、ベットにうつ伏せにさせると、夜神の白い双丘を持ち上げて、既に硬くなった熱杭をもう一度蜜壺に埋め込む。

「もう、ゆるしてぇ!」
「俺はまだ一度しかイッてないので、足りないんです。まだ付き合って下さい」
後背位の姿勢で突き始める。うつ伏せでお尻だけを持ち上げられて、体は何かに助けを求めるように前に腕を伸ばしている。
「あぁ・・・そうだ、この状態で使用したら、凪さんどうなふうになるんですか?」

そう言って、いつの間にか取り出していたウーマナイザーを揺れ動く蜜粒に当てスイッチを押す。
「ひっ!!ゃああぁぁぁ!!ゆるして!ゆる・・・」
「中が凄いうねりますね?何度でもいってください」
蜜壺の奥を穿つ熱杭と、蜜粒を吸い込む機械の両方に感じる所を刺激され、何度目か分からない絶頂を再び味わう。

「ぁああぁぁぁぁ━━━━━っ!!」
庵からの無慈悲な責め苦は、夜神が気絶するまで続いた。
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