上 下
95 / 211

※※ 83 

しおりを挟む
「凪ちゃん、夕食の時間だけど、最近はご飯をあまり食べないそうだね?料理人が心配して食べやすい物を用意してくれたよ。これなら食べれるよね?」
クロッシュを開けながら、ルードヴィッヒは夜神に問いかけるが、返事はない。
返事が出来ない理由を知っているので問い詰めたりはしなかった。

お盆に乗っているのは、お椀に乗ったリゾットとスプーンのみ。スプーンを椀の中に入れ、それをテーブルの端まで持っていく。ソファに居ても取りやすい位置に。

そうして、ルードヴィッヒは微睡んでいる夜神の両足を広げて、自分の蜜で濡れている蜜口に肉茎を充てがうと一気に最奥まで穿く。
「いっ、あぁぁぁぁぁーーーー!!」
あまりの衝撃に微睡んでいた思考が覚醒する。濡れているとはいえ、一気に挿入されたのだ。
温室で既に受け入れていたといえど、乾いた肉茎を受け入れるのは多少の痛みはある。その痛みに覚醒したと言っても過言ではない。

「そんなに締め付けないで欲しいな。私のコレが美味しいのかい?まるで食べられているようだよ?なら、上の口もちゃんと食事をとろうか?」
揶揄するように、ルードヴィッヒはテーブルからリゾットをスプーンですくい取るとそれを夜神の口の中に無理矢理いれる。

ルードヴィッヒがスプーンに乗った無理矢理口の中に入れられて飲み込むことが出来なかった。温室での出来事も重なって嚥下するのに何かしらの抵抗が生まれる。
だが、そんな考えも一瞬で消え去る。ルードヴィッヒは夜神の口の中にリゾットを押し込むと、そのままの状態で夜神の腰を掴むと激しく律動をする。
あまりの衝撃に口の中の物を吐き出してしまう。
「ゲホッ、ゲホッ、んぁ、や、めてっ!!」
「あーあ、凪ちゃん。食べないの?そうか、食べないのかぁ~。自死行為だね。約束だったよね?自死行為をするとどうなるか?折角二週間頑張ったのに・・・・・全部無駄だったね。私は別に良いんだけどね?自分達の食料が増えるのは良いことだからね」
ルードヴィッヒの暗い笑みが、一つ一つの脅しとも言える言葉が夜神に襲いかかる。

自死行為ーーーーー

その単語で夜神は恐怖で全身が震えだした。その行為をしたら、この世界の吸血鬼達が人間の世界を蹂躪するのだ。
それをさせないために、皇帝からの条件を了承して、ここまで来たのに、一口の食事で全てが台無しになるかもしれない。

あまりの恐怖と、自分がとんでもないことをしでかした罪の意識で、夜神の心はおかしくなっていった。
「いやぁ・・・・ごめんなさい・・・ゆるしてください。食べるの、ちゃんたべるから、おどろいたの。それだけだから・・・・ちゃんたべるから!お願いします。軍を投入しないで!!」
赤くなった瞳からは、涙が流れ続ける。ひたすら懇願していく姿は、怒られた子供のように頼りなく見える。

夜神の訴えにルードヴィッヒは口元を緩めると、リゾットが入った椀から一口すくうとまた、口元に持っていく。
「なら、ちゃんと食べてみて?次も出来なかったら・・・・分かるよね?」
歯の根も合わない震える口元に、もう一度リゾットを運ぶ。恐る恐る微かに開く口に、流し込むとルードヴィッヒは先程と同じように、夜神の腰を掴むと激しく律動する。
「ん、ぅん、んーー」
夜神は口内のものを出さないように、唇を噛み締めて必死になって飲み込んでいく。
「あ、あぁぁ、ん」
「いい子だね。ちゃんと食べられるじゃないか。その調子で完食しないとね?まだまだ、一杯あるからね・・・・」
ルードヴィッヒは涙を流しながら、首を左右に振る夜神に狂喜的な笑顔で次の一口を口元に運んでいく。



あれから時間はどのくらい過ぎたのか、既に分からないない状態になっていた。
幾度も繰り返す食べさせられては、激しく律動されて口の中のものを必死になって飲み込んでいく行為。
頭の中は「正常な判断」が出来なくなっている。例えるなら、糸のように頼りなかった判断力がグチャグチャに絡まり合って、縺れてもつれてしまい、糸として意味がない状態になっている。

「凪ちゃん、最後の一口だよ。さぁ、あーーんしてごらん?」
幼い子供に与える食事のように、ルードヴィッヒは夜神の口を開けさせる。まともな判断が出来ない夜神は言われるまま口を開く。
既に冷えて固まってしまった食事を口の中に入れられた。
ルードヴィッヒは流し込んだのを確認すると、持っていたスプーンを床に投げて、ルードヴィッヒを受け入れるため、広がった足を更に広げて隙間なく深く繋がると、蜜口の奥に子宮口に打ち付けるように腰を使って律動する。
「ん、ぐん、ん・・・んぐん、ひゃぁ、らめ、うご、あぁ!!」
口の中のものを何とかして飲み込んだ夜神は、先程と変わってしまった動きに戸惑ってしまう。

苦しいほど足を曲げられ広げられて、ルードヴィッヒの凶暴な肉茎は蜜壁を隙間なく埋めながら奥に行こうと夜神に打ち付ける。
パンパンと肌の打つかる音と、ヌチャヌチャと粘着質な水音が夜神の羞耻を煽るように部屋に響く。
「あぁ、ちゃん全部食べたんだね。偉いよ。ならも欲しいよね?ちゃんとあげるから残さず
ルードヴィッヒは冷笑しながら、繋がっている蜜口の上にある蜜粒を指でグリグリと捏ねる。
夜神は突然の刺激に頭の中は白くなり、そして一気に全身に痺れが走る。
「あっああーーーーーそこ、だめ!おかしくなるの!んぁぁーーー!」
頭を左右に振って快楽を逃がそうとするが、胎内はルードヴィッヒの熱い肉茎を更に飲み込もうとうねり、まとわりつくように絡む。相反する動きに気づいていない夜神をルードヴィッヒは喜んでいた。
「やぁ、ゆるして・・・・あぁぁ、イクの!イッちゃう!」
「あぁ、一緒にいこうね。凪ちゃん」
ルードヴィッヒは掴んでいる足を、更に力を込めて掴むと、バチン!と激しい音が出るほど打ち付けていく。
あまりの衝撃に、夜神はとうとう頂点に達してしまう。
「んあぁぁぁぁーーーー!!」
視界を白く染め、息も絶え絶えになりながら全身が痙攣する。そして、ルードヴィッヒも夜神の最奥に熱い飛沫を浴びせる。

その熱い飛沫を受け止めた胎内は、欲するようにうねりルードヴィッヒの肉茎に絡みつく。まるで最後まで欲するように。
ルードヴィッヒもそれに応えるように、何度か打ち付けて肉茎に残った全ての飛沫を夜神に与える。
「全部飲み込んだかなぁ?凪ちゃんの中は相変わらず、熱くて、絡みついて私を離そうとしない。くっくく、口では嫌がっていても、体は素直だよね?」
短い呼吸を繰り返している夜神の耳元で、ルードヴィッヒは笑いながら今の現状を伝える。
だが、意識が既に混濁している夜神には届いていない。

それをわかっているからルードヴィッヒは、手首からソファの足に垂れ下がってい鎖に力を流して分解する。
手首の拘束は残したまま、その腕の輪の中にルードヴィッヒの頭を通していく。
そして、いまだに痙攣している両足の膝の裏から腕を通して、ハリのある双丘をしっかりと掴むと、いきなり立ち上がる
「ひっ!あ、あぁ、ぁ、・・・・」
体勢が変わり、ルードヴィッヒの固い楔を、深々と埋め込むように、蜜壁の奥まで隙間なく穿く。
初めて体験する深さに夜神は宙に浮いたまま背中を仰け反らして硬直する。先程まで虚ろんでいた瞳は見開いて、虚空を見つめる。口はだらしなく開き、嬌声をあげる。

「この体位は初めてだね?奥まで私で満たされているのはいいかい?そうか、いいんだね。泣くほどいいんだね。ではに行こうか。沢山可愛がってあげるし、沢山胎内に注いであげるから。一杯声を聞かせてね?凪ちゃん」

人一人を抱えこんでいるふうには見えない足取りで、ルードヴィッヒの部屋の居間からの目的の場所に向かう

歩くたびに、ルードヴィッヒの固く反りだった肉茎が、夜神の柔らかく絡みつく蜜壁のさらなる奥を穿く。子宮口に亀頭が、擦れて痺れが襲う。
あまりの刺激に「あ、あぁ、」とうわ言のように、切れ切れに言葉を発しながら夜神はいつもの部屋まで連れて行かれた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

婚約者の不倫相手は妹で?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:24,440pt お気に入り:143

婚約者の彼から彼女の替わりに嫁いでくれと言われた

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:10,800pt お気に入り:381

ハズレ嫁は最強の天才公爵様と再婚しました。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:133,689pt お気に入り:2,831

流刑地公爵妻の魔法改革~ハズレ光属性だけど前世知識でお役立ち~

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:13,952pt お気に入り:4,288

妹が私の婚約者も立場も欲しいらしいので、全てあげようと思います

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:2,854pt お気に入り:3,921

大賢者たる私が元遊び人のはずがない!

BL / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:113

【R18】婚約者の優しい騎士様が豹変しました

恋愛 / 完結 24h.ポイント:184pt お気に入り:2,595

処理中です...