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21.追いつめられる②※
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「……っん」
「それで必死に声を抑えているつもり? 可愛い声が漏れて、全然隠しきれてないよ」
彼の唇は私の首筋に吸い付き、味わうように時間をかけて愛撫を続ける。
舌先で執拗に肌を撫でられていると、ぞわっとした粟立つような感覚から体は小さく震え、抑えようとしても声が勝手に漏れてしまう。
きつく肌を吸われる瞬間も、私は我慢することが出来なかった。
(抑えるなんて無理っ……)
彼は執拗な愛撫を繰り返しながら、私のことを煽ってくる。
じっとしていられなくなり、逃げようと身を捩ってもルシエルは決してやめようとはしない。
「今のフィーは本当に小動物みたいだね。一生懸命耐えてる姿もそれはそれで愛らしいけど、それ……、逆効果だよ」
「……っ!?」
彼は私の首筋を解放すると、鋭い視線をこちらに向けてきた。
視線が絡んだかと思えば彼は直ぐに目を逸らし、まるで誘導するかのように私の胸元を眺めていた。
ワンピースははだけているが、私はまだ下着を身に付けている。
これがあるから、どこか私は安心出来ていたのだと思う。
「服の上からでも、フィーがどれだけ興奮しているのが良く分かるな」
「え? ……っ、い、いや!」
ルシエルはどこか嬉しそうに答えていて、一瞬何を言っているのか私は理解出来なかった。
しかし、自分の胸元を見てみると、硬くなった先端が布を押し上げるように主張しているようだ。
それに気付いた瞬間、沸騰したかのように全身が熱くなる。
私は慌てて胸元を腕で隠した。
(もうやだっ、恥ずかしいっ……)
大好きなルシエルの前でこんなに恥ずかしい姿を晒し、直ぐにでもこの場から逃げたい気持ちでいっぱいだ。
しかし、当然彼が逃がしてくれるはずはない。
恥じらっている私の姿を、うっとりとした顔で見下ろしているのだから。
「そんなに顔を真っ赤にしちゃって。本当にフィーは可愛いね。もっと意地悪をして、追い詰めたくなる」
「……!?」
「……なんて、冗談だよ。あ、半分は本当だけど」
「……っ!!」
彼は私の反応を見て、楽しんでいるかのようだ。
私が顔を火照らせながら涙目でルシエルを睨んでいると、彼の手が私の服に触れた。
「とりあえず、今のフィーにはこれは必要ないから全て脱がすよ」
「あ……」
私は腕を伸ばし、ルシエルの手首に触れ停止させようとしていた。
大好きな人に抱かれたい気持ちは今でも変わっていないが、どうしても全てを見られてしまうことが恥ずかしくてたまらなかった。
「フィー、その手を離して。このワンピース、フィーのお気に入りだろう? 引っ張って破れてしまったら悲しいよね」
「それはっ……」
私が戸惑っていると、彼は宥めるような口調で「だったら分かるよね」と優しく私に言い聞かせた。
すごくずるい言い方をされて少し不満に感じたが、そんなことを言われたら私は手を離すしかなくなる。
私は抵抗を止めて、大人しくて手を体の横に戻した。
「フィーはいい子だね。それじゃあ、下着も一緒に脱がすから。少し背中を浮かせてくれるかな」
「……はい」
その後は言われるがままに従い、私は完全に生まれたままの姿でベッドに横たわっていた。
(恥ずかしいっ……!)
全て身ぐるみを剥がされると、ルシエルはうっとりとした顔で私の体をじっくりと眺めていた。
それがいたたまれなくなり、私は首を横に傾けた。
「そんなにじっと見ないでくださいっ」
「フィーの全てを僕に見られてしまったね。そんなに恥ずかしい?」
彼に話しかけられ、私は首を元の位置に戻すと、眉を寄せながら困惑した瞳を向けた。
「……っ、恥ずかしい……」
「そっか。だけど、まだ何もしていないよ。フィーはあと何回、恥じらう姿を僕に見せてくれるんだろうね」
彼の口端は吊り上がり、意地悪なことを言われた私はさらに表情を歪めた。
「お兄様の意地悪……」
「否定はしないよ。困っているフィーの顔を見るのは好きだからね」
「……っ!!」
「ふふっ、怒らないで。これも全て、フィーのことが本当に好きだから、だよ。さてと、お喋りはここまで。さっきから、ずっと触って欲しそうにしている、この可愛らしい飾りを愛させて」
彼は私の胸の膨らみを優しく掌に包み込む。
肌から彼の手の温かさが伝わってくると、次第に私の鼓動はどくんと速まっていく。
「ぁっ……」
「可愛い声、また漏れたね」
ハッとして、私は慌てて口元を手で塞いだ。
「そんなことをしても無駄だと思うけど、フィーの好きにしていたらいいよ。さっきから食べて欲しそうに主張している、この美味しそうな実を味わわせてもらうことにするよ」
彼は私の胸元に顔を寄せると、迷うことなくぷっくりと膨れ上がった先端を咥内に含んだ。
敏感になっているそこは、少しの刺激でも強い快感を私に与えてくる。
「ひぁっ……!」
「予想は付いていたけど、ここも弱いんだね。だったら、沢山舐めて悦くしてあげる」
先端を甘噛みされ、痺れるほどの刺激に私の腰は勝手に跳ね上がる。
ルシエルはそんな私の姿を満足そうに眺めていた。
「それで必死に声を抑えているつもり? 可愛い声が漏れて、全然隠しきれてないよ」
彼の唇は私の首筋に吸い付き、味わうように時間をかけて愛撫を続ける。
舌先で執拗に肌を撫でられていると、ぞわっとした粟立つような感覚から体は小さく震え、抑えようとしても声が勝手に漏れてしまう。
きつく肌を吸われる瞬間も、私は我慢することが出来なかった。
(抑えるなんて無理っ……)
彼は執拗な愛撫を繰り返しながら、私のことを煽ってくる。
じっとしていられなくなり、逃げようと身を捩ってもルシエルは決してやめようとはしない。
「今のフィーは本当に小動物みたいだね。一生懸命耐えてる姿もそれはそれで愛らしいけど、それ……、逆効果だよ」
「……っ!?」
彼は私の首筋を解放すると、鋭い視線をこちらに向けてきた。
視線が絡んだかと思えば彼は直ぐに目を逸らし、まるで誘導するかのように私の胸元を眺めていた。
ワンピースははだけているが、私はまだ下着を身に付けている。
これがあるから、どこか私は安心出来ていたのだと思う。
「服の上からでも、フィーがどれだけ興奮しているのが良く分かるな」
「え? ……っ、い、いや!」
ルシエルはどこか嬉しそうに答えていて、一瞬何を言っているのか私は理解出来なかった。
しかし、自分の胸元を見てみると、硬くなった先端が布を押し上げるように主張しているようだ。
それに気付いた瞬間、沸騰したかのように全身が熱くなる。
私は慌てて胸元を腕で隠した。
(もうやだっ、恥ずかしいっ……)
大好きなルシエルの前でこんなに恥ずかしい姿を晒し、直ぐにでもこの場から逃げたい気持ちでいっぱいだ。
しかし、当然彼が逃がしてくれるはずはない。
恥じらっている私の姿を、うっとりとした顔で見下ろしているのだから。
「そんなに顔を真っ赤にしちゃって。本当にフィーは可愛いね。もっと意地悪をして、追い詰めたくなる」
「……!?」
「……なんて、冗談だよ。あ、半分は本当だけど」
「……っ!!」
彼は私の反応を見て、楽しんでいるかのようだ。
私が顔を火照らせながら涙目でルシエルを睨んでいると、彼の手が私の服に触れた。
「とりあえず、今のフィーにはこれは必要ないから全て脱がすよ」
「あ……」
私は腕を伸ばし、ルシエルの手首に触れ停止させようとしていた。
大好きな人に抱かれたい気持ちは今でも変わっていないが、どうしても全てを見られてしまうことが恥ずかしくてたまらなかった。
「フィー、その手を離して。このワンピース、フィーのお気に入りだろう? 引っ張って破れてしまったら悲しいよね」
「それはっ……」
私が戸惑っていると、彼は宥めるような口調で「だったら分かるよね」と優しく私に言い聞かせた。
すごくずるい言い方をされて少し不満に感じたが、そんなことを言われたら私は手を離すしかなくなる。
私は抵抗を止めて、大人しくて手を体の横に戻した。
「フィーはいい子だね。それじゃあ、下着も一緒に脱がすから。少し背中を浮かせてくれるかな」
「……はい」
その後は言われるがままに従い、私は完全に生まれたままの姿でベッドに横たわっていた。
(恥ずかしいっ……!)
全て身ぐるみを剥がされると、ルシエルはうっとりとした顔で私の体をじっくりと眺めていた。
それがいたたまれなくなり、私は首を横に傾けた。
「そんなにじっと見ないでくださいっ」
「フィーの全てを僕に見られてしまったね。そんなに恥ずかしい?」
彼に話しかけられ、私は首を元の位置に戻すと、眉を寄せながら困惑した瞳を向けた。
「……っ、恥ずかしい……」
「そっか。だけど、まだ何もしていないよ。フィーはあと何回、恥じらう姿を僕に見せてくれるんだろうね」
彼の口端は吊り上がり、意地悪なことを言われた私はさらに表情を歪めた。
「お兄様の意地悪……」
「否定はしないよ。困っているフィーの顔を見るのは好きだからね」
「……っ!!」
「ふふっ、怒らないで。これも全て、フィーのことが本当に好きだから、だよ。さてと、お喋りはここまで。さっきから、ずっと触って欲しそうにしている、この可愛らしい飾りを愛させて」
彼は私の胸の膨らみを優しく掌に包み込む。
肌から彼の手の温かさが伝わってくると、次第に私の鼓動はどくんと速まっていく。
「ぁっ……」
「可愛い声、また漏れたね」
ハッとして、私は慌てて口元を手で塞いだ。
「そんなことをしても無駄だと思うけど、フィーの好きにしていたらいいよ。さっきから食べて欲しそうに主張している、この美味しそうな実を味わわせてもらうことにするよ」
彼は私の胸元に顔を寄せると、迷うことなくぷっくりと膨れ上がった先端を咥内に含んだ。
敏感になっているそこは、少しの刺激でも強い快感を私に与えてくる。
「ひぁっ……!」
「予想は付いていたけど、ここも弱いんだね。だったら、沢山舐めて悦くしてあげる」
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ルシエルはそんな私の姿を満足そうに眺めていた。
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