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41.決意
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私はドレスではなく、元々着ていた服へと着替えていた。
さすがにドレスで彷徨くのは目立ってしまうからだ。
この服だと浮遊することは出来なくなってしまうが、今はユーリが傍にいるから問題はないだろう。
私達は並ぶようにして、夜空を仰ぎながら話の続きを始めていた。
お互いに、この二日間に起こった出来事を情報交換する形で話していた。
「なるほどな……。首謀者はやはりゼフィルだったか」
「ユーリは知っていたんですか?」
私はユーリと離れた後、ギルドの一階に降りて、すぐにゼフィルに話しかけられたことを説明していた。
「ザイールからセラが誘拐されたという話を聞かされた時、ゼフィルが関わっているのは何となく予想が付いていた」
「あの人ってユーリと兄弟だったりするんですか?」
「一応兄弟にはなるな。母親は違うが、陛下の血を半分は受け継いでいるからな」
「それってあの人の母親は側室だったってことですか?」
私は気になることを聞くと、ユーリは嫌な顔を見せず質問に答えてくれた。
「側室では無いな。元々ゼフィルの母親と陛下は婚約者同士だったようだ」
「それなら皇妃ってことですか? でもユーリが第一皇子なんですよね?」
私は理解出来ず、不思議そうに問いかけた。
「ゼフィルの母親は、陛下と婚姻を結んでいない。それどころか側室や愛妾といったものでもない。陛下との婚約が破談になった後、侯爵家に嫁いだと聞いた」
「え……? どういうことですか? さっき陛下の血が半分流れてるって言ってませんでしたか?」
「言った。恐らくは、婚約が破談になる前に出来たのがゼフィルだったのだろうな。だから私よりも年齢は上だ」
「あ……、そういうことか。でも生んだってことは、侯爵はそのことを許したんですか?」
「陛下との間に出来た子だと言う事は、誰にも伝えていなかったようだぞ。侯爵との間に出来た子供だと言って育てていたのでは無いか? 陛下も真相については本人からは一切告げられてはいないそうだ」
「それならどうして分かったんですか? 自分の子だってこと……」
ユーリは私の質問を聞くと、上半身を起こした。
「ごめんなさい。人のことなのに、色々聞きすぎてしまいました」
「いや、構わない。セラには隠し事をしないと決めているからな」
私もつられて体を起こそうとしたが、彼に止められた。
「今日は疲れただろう。セラはそのままで構わない。私はこうやってセラの顔を見下ろすのが結構好きなんだ」
「……っ」
「髪を撫でてやろうか。こうされるの好きだったよな」
「うん……」
私が恥ずかしそうに答えると、ユーリは優しく微笑んでいた。
そして膝枕までしてくれて、髪を優しく撫で始めてくれた。
「話しが途中だったな。ゼフィルの母親は、ゼフィル本人にもずっと伏せていたのだと思う。噂でしか聞いたことは無かったが、あの夫妻は仲が良いと有名だったからな。だけど何らかの理由でゼフィルは真実を知ってしまったのだろう。それで私達に牙を向けた。セラに言った言葉を聞いて確信を持てた」
「……ユーリは、どうするつもりですか?」
私は心配そうにユーリの方へと視線を向けた。
彼はどんな気持ちでいるのだろう。
二人の婚約が何故破談になったのかは分からないけど、それは親達の問題であり、ユーリには関係がないことだ。
子供は親を選べないのだから。
それなのに、ゼフィルはユーリに怒りの矛先を向けるなんておかしいと思う。
だけどそれは全く事情を知らない、一般人の私だから思えることなのかもしれない。
(頂点に立つ人間って、人間関係が複雑だったり、しがらみとかもあるのかな。私には全然分からないけど……)
「私はセラの傍にいる」
「え……」
「封印については安定しているようだし、私達が拠点にいなくても問題はなさそうだから、アルヴァールを守るということは、帝国にいなくても出来そうだな。それに私は亡霊のようだから、このまま姿を消してしまうのも悪くはないのかもしれない」
その言葉を聞いて、私は表情を歪ませた。
亡霊と言われたことを、ユーリは気にしているのではないかと思ったからだ。
「どうした?」
「ユーリは亡霊なんかじゃないっ! ちゃんと触れられるし、心臓だってちゃんと動いてるっ!」
私は必死になって肯定していた。
すると突然ユーリはクスクスと笑い出した。
「な、なに?」
「いや、ありがとう。気遣ってくれたんだな」
「そんなことは……。ただ、存在を無かったことにしようとするのは酷いと思ったからで」
「別に気にしていないから大丈夫だ。本当に」
「それなら、いいけど……」
私はそう答えるも、心配そうな顔で彼のことを眺めていた。
「元々二人にはあまり良く思われていないことは知っていたから。それに今の私は、セラにさえ認めて貰えればそれで満足している」
「ユーリ……。私も同じだよっ! 認めてくれる人はユーリだけでいい」
私が必死になって答えると、ユーリは「ありがとう」と嬉しそうに答えて、私の額にそっと口付けた。
「ザイールのことは完全にやられたな」
「……多分だけど、あの人が邪神なんじゃないかな。女神が夢の中で言ってた。人の中に閉じ込めたって。だけど私達の脅威にはならないとも言ってた」
ザイールのステータス画面に表示されていた『呪い』というものが、それなのではないかと私は疑っている。
「そうか。まああり得ない話しでは無いかもしれないな。ザイールは数年前までアルヴァールにいたわけだし、封印に何からの細工をすることも出来たのかもしれない。だけど女神様が脅威にならないと言われたのなら、そういうことなのだろう」
ザイールのこともユーリは大して気にしている様子は無かった。
それを見て私は少し安心した。
そして、その時思った。
何があっても私だけは絶対にユーリのことを裏切らないと。
彼が私のことを大切に思ってくれるように、私もユーリのことを何よりも大切な存在として思い続けていこうと心に誓った。
「あ……!」
「どうした?」
「今流れ星が……」
私が心に誓った瞬間、タイミング良く流れ星が落ちて行った。
もしかしたらこれは女神の仕業では無いのかと思ってしまった。
「セラは何をお願いしたんだ?」
「ユーリの傍にずっと居られますようにって……」
私は恥ずかしそうに小さな声で呟いた。
その声は彼にもちゃんと届いていたようで、静かに「そうか」と呟いていた。
***
それから私達は目的を変更した。
本当は一度アルヴァールに戻り、封印を確認するつもりでいたのだがその心配は無くなったのでアルヴァールには行かず、そのまま旅に出ることになった。
私からしたら当初の目的通りになったわけだが、ユーリはそれに付き合ってくれることになった。
ユーリが生きていることを知られてしまった以上、今アルヴァールに戻れば大きな混乱が生じると考えてのことだった。
彼は皇族であるが、それに対して一切の執着は持っていない様子だった。
国の平和が守られるのであれば、地位を手放すことも厭わないと思っているようだ。
こんな人間こそ国には必要だとは思うけど、私もユーリを独占したい気持ちがあったので、彼が望むならと反論はしなかった。
私はユーリの傍にいられたら、それだけで幸せに生きていけると信じているから。
私達の冒険はここから始まるのかもしれない。
辛いこともあるかもしれないけど、ユーリと一緒なら絶対に乗り越えていけると信じている。
私達の絆は深いもので繋がれているのだから、簡単に切れたりなんて絶対にしないだろう。
私はこの世界に来れて良かったと思っている。
失うものもあったけど、心から大好きだと思える人に出会えたのだから。
その人と一緒に、精一杯これからも生きていくつもりだ。
~第一章 END~
***あとがき***
いつも私の書いた作品を読んで頂き、ありがとうございます。
第一章はここまでになります。
ある意味序章のような話になってしまいました(汗)
第二章からはセラとユーリの絆を深めていく話や、いつもの甘々イベントとか、まったり旅を続けていく話なんかを中心に書けたらいいなと思っています。
あと敵陣営との絡みも。折角なので、この物語ではファンタジー要素を沢山加えて行こうと考えています。
気に入って頂けたら、二章も読んで頂ければ嬉しい限りです。
さすがにドレスで彷徨くのは目立ってしまうからだ。
この服だと浮遊することは出来なくなってしまうが、今はユーリが傍にいるから問題はないだろう。
私達は並ぶようにして、夜空を仰ぎながら話の続きを始めていた。
お互いに、この二日間に起こった出来事を情報交換する形で話していた。
「なるほどな……。首謀者はやはりゼフィルだったか」
「ユーリは知っていたんですか?」
私はユーリと離れた後、ギルドの一階に降りて、すぐにゼフィルに話しかけられたことを説明していた。
「ザイールからセラが誘拐されたという話を聞かされた時、ゼフィルが関わっているのは何となく予想が付いていた」
「あの人ってユーリと兄弟だったりするんですか?」
「一応兄弟にはなるな。母親は違うが、陛下の血を半分は受け継いでいるからな」
「それってあの人の母親は側室だったってことですか?」
私は気になることを聞くと、ユーリは嫌な顔を見せず質問に答えてくれた。
「側室では無いな。元々ゼフィルの母親と陛下は婚約者同士だったようだ」
「それなら皇妃ってことですか? でもユーリが第一皇子なんですよね?」
私は理解出来ず、不思議そうに問いかけた。
「ゼフィルの母親は、陛下と婚姻を結んでいない。それどころか側室や愛妾といったものでもない。陛下との婚約が破談になった後、侯爵家に嫁いだと聞いた」
「え……? どういうことですか? さっき陛下の血が半分流れてるって言ってませんでしたか?」
「言った。恐らくは、婚約が破談になる前に出来たのがゼフィルだったのだろうな。だから私よりも年齢は上だ」
「あ……、そういうことか。でも生んだってことは、侯爵はそのことを許したんですか?」
「陛下との間に出来た子だと言う事は、誰にも伝えていなかったようだぞ。侯爵との間に出来た子供だと言って育てていたのでは無いか? 陛下も真相については本人からは一切告げられてはいないそうだ」
「それならどうして分かったんですか? 自分の子だってこと……」
ユーリは私の質問を聞くと、上半身を起こした。
「ごめんなさい。人のことなのに、色々聞きすぎてしまいました」
「いや、構わない。セラには隠し事をしないと決めているからな」
私もつられて体を起こそうとしたが、彼に止められた。
「今日は疲れただろう。セラはそのままで構わない。私はこうやってセラの顔を見下ろすのが結構好きなんだ」
「……っ」
「髪を撫でてやろうか。こうされるの好きだったよな」
「うん……」
私が恥ずかしそうに答えると、ユーリは優しく微笑んでいた。
そして膝枕までしてくれて、髪を優しく撫で始めてくれた。
「話しが途中だったな。ゼフィルの母親は、ゼフィル本人にもずっと伏せていたのだと思う。噂でしか聞いたことは無かったが、あの夫妻は仲が良いと有名だったからな。だけど何らかの理由でゼフィルは真実を知ってしまったのだろう。それで私達に牙を向けた。セラに言った言葉を聞いて確信を持てた」
「……ユーリは、どうするつもりですか?」
私は心配そうにユーリの方へと視線を向けた。
彼はどんな気持ちでいるのだろう。
二人の婚約が何故破談になったのかは分からないけど、それは親達の問題であり、ユーリには関係がないことだ。
子供は親を選べないのだから。
それなのに、ゼフィルはユーリに怒りの矛先を向けるなんておかしいと思う。
だけどそれは全く事情を知らない、一般人の私だから思えることなのかもしれない。
(頂点に立つ人間って、人間関係が複雑だったり、しがらみとかもあるのかな。私には全然分からないけど……)
「私はセラの傍にいる」
「え……」
「封印については安定しているようだし、私達が拠点にいなくても問題はなさそうだから、アルヴァールを守るということは、帝国にいなくても出来そうだな。それに私は亡霊のようだから、このまま姿を消してしまうのも悪くはないのかもしれない」
その言葉を聞いて、私は表情を歪ませた。
亡霊と言われたことを、ユーリは気にしているのではないかと思ったからだ。
「どうした?」
「ユーリは亡霊なんかじゃないっ! ちゃんと触れられるし、心臓だってちゃんと動いてるっ!」
私は必死になって肯定していた。
すると突然ユーリはクスクスと笑い出した。
「な、なに?」
「いや、ありがとう。気遣ってくれたんだな」
「そんなことは……。ただ、存在を無かったことにしようとするのは酷いと思ったからで」
「別に気にしていないから大丈夫だ。本当に」
「それなら、いいけど……」
私はそう答えるも、心配そうな顔で彼のことを眺めていた。
「元々二人にはあまり良く思われていないことは知っていたから。それに今の私は、セラにさえ認めて貰えればそれで満足している」
「ユーリ……。私も同じだよっ! 認めてくれる人はユーリだけでいい」
私が必死になって答えると、ユーリは「ありがとう」と嬉しそうに答えて、私の額にそっと口付けた。
「ザイールのことは完全にやられたな」
「……多分だけど、あの人が邪神なんじゃないかな。女神が夢の中で言ってた。人の中に閉じ込めたって。だけど私達の脅威にはならないとも言ってた」
ザイールのステータス画面に表示されていた『呪い』というものが、それなのではないかと私は疑っている。
「そうか。まああり得ない話しでは無いかもしれないな。ザイールは数年前までアルヴァールにいたわけだし、封印に何からの細工をすることも出来たのかもしれない。だけど女神様が脅威にならないと言われたのなら、そういうことなのだろう」
ザイールのこともユーリは大して気にしている様子は無かった。
それを見て私は少し安心した。
そして、その時思った。
何があっても私だけは絶対にユーリのことを裏切らないと。
彼が私のことを大切に思ってくれるように、私もユーリのことを何よりも大切な存在として思い続けていこうと心に誓った。
「あ……!」
「どうした?」
「今流れ星が……」
私が心に誓った瞬間、タイミング良く流れ星が落ちて行った。
もしかしたらこれは女神の仕業では無いのかと思ってしまった。
「セラは何をお願いしたんだ?」
「ユーリの傍にずっと居られますようにって……」
私は恥ずかしそうに小さな声で呟いた。
その声は彼にもちゃんと届いていたようで、静かに「そうか」と呟いていた。
***
それから私達は目的を変更した。
本当は一度アルヴァールに戻り、封印を確認するつもりでいたのだがその心配は無くなったのでアルヴァールには行かず、そのまま旅に出ることになった。
私からしたら当初の目的通りになったわけだが、ユーリはそれに付き合ってくれることになった。
ユーリが生きていることを知られてしまった以上、今アルヴァールに戻れば大きな混乱が生じると考えてのことだった。
彼は皇族であるが、それに対して一切の執着は持っていない様子だった。
国の平和が守られるのであれば、地位を手放すことも厭わないと思っているようだ。
こんな人間こそ国には必要だとは思うけど、私もユーリを独占したい気持ちがあったので、彼が望むならと反論はしなかった。
私はユーリの傍にいられたら、それだけで幸せに生きていけると信じているから。
私達の冒険はここから始まるのかもしれない。
辛いこともあるかもしれないけど、ユーリと一緒なら絶対に乗り越えていけると信じている。
私達の絆は深いもので繋がれているのだから、簡単に切れたりなんて絶対にしないだろう。
私はこの世界に来れて良かったと思っている。
失うものもあったけど、心から大好きだと思える人に出会えたのだから。
その人と一緒に、精一杯これからも生きていくつもりだ。
~第一章 END~
***あとがき***
いつも私の書いた作品を読んで頂き、ありがとうございます。
第一章はここまでになります。
ある意味序章のような話になってしまいました(汗)
第二章からはセラとユーリの絆を深めていく話や、いつもの甘々イベントとか、まったり旅を続けていく話なんかを中心に書けたらいいなと思っています。
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