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40.森の中で②※
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「セラ、舌を出して」
「……んっ」
「いい子だ」
「んんっ、はぁっ……」
私が舌先を伸ばすと、直ぐに絡め取られてしまう。
何度も腔内を蹂躙され、熱に溶かされた頭はふわふわと空中を漂っているような気分だった。
だけどとても心地が良くて、ずっとこうしていたいと思ってしまう。
「ユーリ……んっ」
「セラ、このままセラの中に挿れるぞ。お前はキスに集中していて」
「は、いっ……ぁっ……ぁあっ」
「……っ、熱いな」
蜜口に押し当てられた彼の欲望が、ゆっくりと私の中へと呑み込まれていく。
内壁を擦られる度に、ゾクゾクとした快感に体が震えてしまう。
彼と繋がっていると実感することで、更に私の胸は高鳴っていく。
「全て入ったな。挿れただけなのに、もう締め付けてきてる。まるで離したくないと言われているような気分だ」
「それ、あってる……かも」
「そうか。嬉しいよ。セラにそんなに求めて貰えて……」
「……っ」
嬉しいのは私も同じだ。
こんなにもユーリに思って貰えることが、本当に幸せだと感じるのだから。
彼と幾度も体を重ねてきたが、抱かれる度にユーリのことをもっと好きになっているような気さえする。
私の中に芽生えた独占欲が強くなっていくのを感じてしまう。
「セラ、私ももう限界だから、ゆっくりと動くぞ」
「は、いっ……ぁっ……ぁあっ」
ユーリは埋めた欲望をゆっくりと引き抜き、抽挿を繰り返していく。
内壁を抉られる度に強い快感を覚えて、私の口元からは熱い吐息に混じった嬌声が響き渡る。
こんな森の中心で、淫猥なことをしていることに背徳感を覚えてしまうが、一度快楽に溺れてしまえばそんなことは一切気にならなくなってしまうものだ。
まるで動物的本能が働くように、欲望の赴くままお互いを求め合っていた。
「セラ、舌が止まっているぞ。こっちも動かして」
「……んぅっ、はぁっ……ぁああっ」
そう言われて止まっていた舌先を再び彼のものに絡め始めた。
上も下も塞がれて、体もぴったりと重なっている。
全身を彼に奪われていることに、喜びさえ感じてしまう。
「セラ、少し激しく動くぞ。果てたかったら、何度だってイって構わないからな」
「はぁっ……んんっ!! やぁあっ……」
いきなり彼の腰の動きが加速し、私は驚いて彼の首にぎゅっと掴まった。
先程の緩やかな動きの時とは違い、明らかに追いつめようとしてくる強い刺激に、体中が昂った熱に包まれていく。
肌がぶつかり合う度にパンパンと鋭い音が響き、それに混じるようにぐちゅぐちゅという淫猥な音が聞こえてくる。
「ぁあああっ、だ、めっ……それっ、ぁあああっ!!」
「相変わらずすごく締め付けてくるな……、可愛い」
ユーリは逃げようとする私の腰を両手で押さえつけると、更に最奥を狙うようにして激しく突き始めた。
頭の奥が真っ白に染まり、息をするのも忘れてしまいそうになる。
だけどその動きは止まらない。
「ぁあっ、おかしく、なるっ……ぁあっ……や、ぁあああっ!!」
「もうずっとイきっぱなしか? いいよ、それでも構わない。セラが満足するまでイき続けたらいい」
私は中をきつく締め付けながら、何度も絶頂を繰り返していた。
ずっとイきっぱなしの状態なのかも知れない。
頭がおかしくなりそうで苦しさも感じていたけど、それ以上に幸福感に包まれていた。
「ぁっ、ぁあっ、ゆー、り……す、きっ……だい、す、きっ……」
私はパクパクと魚のように口を開けながら、時折そんなことを漏らしていた。
私が好きだと口にする度に、中で蠢いている彼の欲望は膨張しているように感じた。
ユーリも私と同じで、言葉に反応してくれていることが嬉しかった。
だから何度もそんな言葉を口にしていたのかもしれない。
「本当に、セラは……、私を煽るのが上手いな」
「……ぁあっ……」
「お前の所為で、私もそろそろ限界だ……セラの中に出すから、全て受け止めてくれ……」
「……は、いっ……」
ユーリは表情を歪めて苦しそうに答えると、更に速度を上げて激しく奥を突き上げた。
何度も何度も、私の名前を呼んでくれた。
「セラ、……っ」
「……ぁあああっ!!」
最後に一際感情を込めたように名前を呼ばれると、奥に熱いものが注がれていることに気付いた。
彼の動きが止まり、私は視線を上げた。
そこには額に汗を滲ませ、荒い呼吸を繰り返しているユーリの姿が映し出されていた。
月明かりに照らされていると、更に艶っぽく見えて普段以上にドキドキしてしまう。
私が見惚れていると急に目が合い、ドキッと心臓が飛び跳ねた。
「どうした? まだ足りなかったか?」
「ち、違うっ……。なんか、今のユーリ、すごく綺麗で……ドキドキした」
私は恥ずかしそうに歯切れの悪い口調で答えた。
それを聞いていたユーリは一瞬驚いたような顔を見せたが、すぐに穏やかな表情へと変わっていく。
そして私の目元に溜まっていた涙を指で優しく拭ってくれた。
「綺麗なのはお前の方だ。じっくりとセラの顔でも見ていようか」
「……っ」
ユーリは悪戯っぽく笑っていた。
またからかわれたのでは無いかと思い少し悔しく思えたが、こうやって彼にからかわれることも本当は嫌いではなかった。
暫くの間はこの余韻を味わうように体を重ねていたが、外ということもあり体が冷え切ってしまう前に服を着ることにした。
「……んっ」
「いい子だ」
「んんっ、はぁっ……」
私が舌先を伸ばすと、直ぐに絡め取られてしまう。
何度も腔内を蹂躙され、熱に溶かされた頭はふわふわと空中を漂っているような気分だった。
だけどとても心地が良くて、ずっとこうしていたいと思ってしまう。
「ユーリ……んっ」
「セラ、このままセラの中に挿れるぞ。お前はキスに集中していて」
「は、いっ……ぁっ……ぁあっ」
「……っ、熱いな」
蜜口に押し当てられた彼の欲望が、ゆっくりと私の中へと呑み込まれていく。
内壁を擦られる度に、ゾクゾクとした快感に体が震えてしまう。
彼と繋がっていると実感することで、更に私の胸は高鳴っていく。
「全て入ったな。挿れただけなのに、もう締め付けてきてる。まるで離したくないと言われているような気分だ」
「それ、あってる……かも」
「そうか。嬉しいよ。セラにそんなに求めて貰えて……」
「……っ」
嬉しいのは私も同じだ。
こんなにもユーリに思って貰えることが、本当に幸せだと感じるのだから。
彼と幾度も体を重ねてきたが、抱かれる度にユーリのことをもっと好きになっているような気さえする。
私の中に芽生えた独占欲が強くなっていくのを感じてしまう。
「セラ、私ももう限界だから、ゆっくりと動くぞ」
「は、いっ……ぁっ……ぁあっ」
ユーリは埋めた欲望をゆっくりと引き抜き、抽挿を繰り返していく。
内壁を抉られる度に強い快感を覚えて、私の口元からは熱い吐息に混じった嬌声が響き渡る。
こんな森の中心で、淫猥なことをしていることに背徳感を覚えてしまうが、一度快楽に溺れてしまえばそんなことは一切気にならなくなってしまうものだ。
まるで動物的本能が働くように、欲望の赴くままお互いを求め合っていた。
「セラ、舌が止まっているぞ。こっちも動かして」
「……んぅっ、はぁっ……ぁああっ」
そう言われて止まっていた舌先を再び彼のものに絡め始めた。
上も下も塞がれて、体もぴったりと重なっている。
全身を彼に奪われていることに、喜びさえ感じてしまう。
「セラ、少し激しく動くぞ。果てたかったら、何度だってイって構わないからな」
「はぁっ……んんっ!! やぁあっ……」
いきなり彼の腰の動きが加速し、私は驚いて彼の首にぎゅっと掴まった。
先程の緩やかな動きの時とは違い、明らかに追いつめようとしてくる強い刺激に、体中が昂った熱に包まれていく。
肌がぶつかり合う度にパンパンと鋭い音が響き、それに混じるようにぐちゅぐちゅという淫猥な音が聞こえてくる。
「ぁあああっ、だ、めっ……それっ、ぁあああっ!!」
「相変わらずすごく締め付けてくるな……、可愛い」
ユーリは逃げようとする私の腰を両手で押さえつけると、更に最奥を狙うようにして激しく突き始めた。
頭の奥が真っ白に染まり、息をするのも忘れてしまいそうになる。
だけどその動きは止まらない。
「ぁあっ、おかしく、なるっ……ぁあっ……や、ぁあああっ!!」
「もうずっとイきっぱなしか? いいよ、それでも構わない。セラが満足するまでイき続けたらいい」
私は中をきつく締め付けながら、何度も絶頂を繰り返していた。
ずっとイきっぱなしの状態なのかも知れない。
頭がおかしくなりそうで苦しさも感じていたけど、それ以上に幸福感に包まれていた。
「ぁっ、ぁあっ、ゆー、り……す、きっ……だい、す、きっ……」
私はパクパクと魚のように口を開けながら、時折そんなことを漏らしていた。
私が好きだと口にする度に、中で蠢いている彼の欲望は膨張しているように感じた。
ユーリも私と同じで、言葉に反応してくれていることが嬉しかった。
だから何度もそんな言葉を口にしていたのかもしれない。
「本当に、セラは……、私を煽るのが上手いな」
「……ぁあっ……」
「お前の所為で、私もそろそろ限界だ……セラの中に出すから、全て受け止めてくれ……」
「……は、いっ……」
ユーリは表情を歪めて苦しそうに答えると、更に速度を上げて激しく奥を突き上げた。
何度も何度も、私の名前を呼んでくれた。
「セラ、……っ」
「……ぁあああっ!!」
最後に一際感情を込めたように名前を呼ばれると、奥に熱いものが注がれていることに気付いた。
彼の動きが止まり、私は視線を上げた。
そこには額に汗を滲ませ、荒い呼吸を繰り返しているユーリの姿が映し出されていた。
月明かりに照らされていると、更に艶っぽく見えて普段以上にドキドキしてしまう。
私が見惚れていると急に目が合い、ドキッと心臓が飛び跳ねた。
「どうした? まだ足りなかったか?」
「ち、違うっ……。なんか、今のユーリ、すごく綺麗で……ドキドキした」
私は恥ずかしそうに歯切れの悪い口調で答えた。
それを聞いていたユーリは一瞬驚いたような顔を見せたが、すぐに穏やかな表情へと変わっていく。
そして私の目元に溜まっていた涙を指で優しく拭ってくれた。
「綺麗なのはお前の方だ。じっくりとセラの顔でも見ていようか」
「……っ」
ユーリは悪戯っぽく笑っていた。
またからかわれたのでは無いかと思い少し悔しく思えたが、こうやって彼にからかわれることも本当は嫌いではなかった。
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